winsorイギリス旅行記

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3日目(2001年7月25日) 

ウインザー城、木下家

Windsor Castle, Kinoshita's House


オックスフォードストリート

今日は最初の予定ではあのローマ風呂のあるバースまでいくつもりであったが、お互いの体調も考え無理のないウインザー城に切り替えた。ウインザーでは夜6時に木下氏と待ち合わせを予定しているので午後向かっても十分だ。そこで午前中はショッピングを行う事とした。ホテル前のオックスフォードストリートをオックスフォードストリート駅まで歩き、その後南へリージェントストリートを歩いた。見たのは子供服の店、スニーカーの店、カジュアルウエアの店、ウエッジウッドなどだ。さすがにセルフリッジホテルからウオーターフォードウエッジウッドまで歩くと限界で、帰りは疲れてお互いに機嫌を悪くして帰ってきた。この日は何も買わなかった。昼食はホテルの隣のデパート マークス&スペンサーで巻き寿司を買った。中国系のカップルもいろいろ悩んだあげくこれを買っていた。アジア人はサンドイッチを食べたくない時はやはりRice系になるのか?と思った。
 

パディントン駅へ

 
Windsor行きTicket
 1時台にウインザーを目指して国鉄(元国鉄が正解?)に乗れるようにタクシーでパディントン駅に向かった。パディントン駅の電光表示板は行き先表示は出ているもののプラットフォームが明快に分からずインフィメーションディスクで切符を見せて教えてもらう。ウインザー城はウインザー&イートンセントラル駅までいくが、途中スロー(Slough)駅で乗り換えとなる。乗り換えは嫌であるが、乗り換えなしにウインザーまでいけるのは10時台に1本あるだけなのでやむを得ない。案の定連携が悪く、着いた時には一つ前の列車が出たばかりで30分も待つこととなった。

 


 

ごみと国民性

待っている間に恐ろしいものを見てしまった。ひとつはウインザー&イートンセントラル行きの線路の汚さだ。スロー駅は始発であるため、プラットフォームは袋小路になっている。この線路には食べ物の包みや袋、缶、ペットボトル類が山ほど投げ捨てられて目を覆うものがあった。これはイギリス人の仕業か、旅行者の仕業かは正確には不明であるが、地下鉄内や町中でもごみを平気で捨てる西洋人を確認しているので、そのような人がやったことは間違いないだろう。イギリスの観光地や田園地帯、公園が美しく保たれているのは周辺の人の努力、掃除担当者の確実な配置といったことに支えられていることは間違いないはずだ。パリでは「こと」が済むとコンドームを窓から投げ捨てると聞いている。今度訪ねて見たいものだ。見たくはないか。
2番目に驚いたのはスロー駅を通過する列車の騒音だ。これは生きた心地がしない爆音である。ホームであるからといって速度は緩めているようには見えない。列車自体も騒音対策がされていないのだろう。鉄道発祥の国としての技術の誇りは感じられない。いやこの音こそが何の妥協もない伝統の誇りなのかもしれない。長距離を「赤字覚悟で」安い運賃で早く運んでくれるという恩恵は受けているので大きなことは言えない。
 

ウインザー城

ウインザー城はすでに2回訪れているが、奥さんには興味を引くものが多くあったようだ。まずはセント・ジョージチャペルだ。荘厳な作り、チャペル内に墓があることなどが興味を引く。ステートアパートメンツでは行きなり登場するメアリー王妃のドールハウスに釘付けになる。軍隊の道具の展示室はロンドン塔のそれと大きく変わらないので簡単に通り抜ける。広間のスケールの大きさや居間の調度品の豪華さには目を奪われた。一通り回って外に出るとやはり気になるのは円筒のとりで?ラウンドタワーだ。ここは一般公開されてはいないがどうなっているかは興味のあるところ。とりあえず写真の背景に入れておいた。6時になるまでは駅前のモールにあるカフェにて飲み物を取って時間を潰した。5時15分がウインザー城の閉城であるが、直前までも入場を求めて城に向かっていく人が見られる。6時ちょっと過ぎに木下氏とは連絡が取れた。実は私たちは木下氏が指定した場所から20メートルほど離れた場所のベンチに腰掛けていたので見つけてもらえられなかったらしい。で携帯にコールが入った。まあこういうことも想定しての購入だったので成果といえば成果である。

  
Winsor Casyle Round Tower と 入場券
 
 

イギリス家庭体験

 
の車にて約1時間かけて家に向かった。周囲はのどかな牧草地帯だらけである。彼の家は借家であるが1戸建てである。イギリスの他もそうであるように隣の家とはすき間無くつながっている。1階はリビング、トイレ、バス、キッチンである。壁はイギリス調だ。湿気が少ない国だからであろう。地面から1階床の上がりがほとんどない。裏には一面芝生だ。隣との境は2メートル以上の高さの板塀で覆われている。こちらが何をしていても見えない。ただし声は筒抜けである。レンガで造られたバーベキュー用の炉も作りつけになっていた。2階は寝室が3部屋あるという。食事をごちそうになった。行っていきなり、とっておきのワインを開けてくれた。テーブルに付くとサラダとブレットが登場、様々な話に盛り上がっているとポトフが登場。味は日本人好みにまとめていただいていておいしい。こちらは日本で留守番している娘二人の写真を見せた。木下家もお子さんはお嬢さんなので話が弾んだ。最後にサーモンスパゲッティーまで出していただき、おなかは更に一杯となった。木下氏は10月に帰国が決まっている。奥さんは3年イギリスに住んで英語が十分話せないので英会話の勉強を始めた矢先の帰国決定で残念がっていた。帰国までにイギリス国内や近隣の国を回っておくのだそうだ。芝生での語らいをすると時間の経つのを忘れてしまう。はたと気が付くと夜9時30分であった。このころようやく当たりは暗くなり始めていた。私たちはあわてて帰宅の意を告げ、お別れとなった。わざわざセルフリッジホテルまで送ってくれてありがたかった。奥さんは運転する木下氏の相手をしてくれたようだが、私は車の揺れに甘えて爆睡してしまった。  
木下家のDinning Roomを
庭から撮影

 

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