イギリス旅行記

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1日目(2001年7月23日)

成田出発

Departure from Narita


ホテル日航成田

よく晴れた朝となった。私は6時半ころ起床した。おととい長野の実家に子供をあずけ、昨日3連休最終日の渋滞の中松本から成田まで乗り込んできた。しかしながら体調は万全である。奥さんはまだよく寝ている。私はまずはひげそりと洗面を済また。7時5分前ほどになったら窓のカーテンをオープン。奥さんも強制起床させた。食事は前の日セブンイレブンで購入しておいたおにぎりだ。しゃけ2個、こんぶ1個、菓子パン1個で二人分である。ホテルのモーニングサービス場合は2、800円だそうだ。8時15分より「ちゅらさん」を見る。8時30分にはチェックアウトして空港行きリムジンを待った。リムジンには日本人より外国人が多い。このホテル日航はJALのツアーの宿として利用されているようだ。帰国前に泊まった人たちのか?わからない。
 

SEASONSだ!

空港についた。何と言っても関心は座席の予約である。列が長くなかなか進まずいらいら。で予約された席種はなんと「シーズンズ」!ビジネスクラスである。エコノミーが一杯になっているため切り替えとなったとのこと。ウエルカムである。JALのツアーにしておいた強みなのか?それとも偶然か?
チケットを受け取る前の話であるが、サッカーの「水島」を見た。JALのカウンター前の通路にて何かの手続きを取っている人を待っているようだ。最初はサングラスをしてなかったが奥さんに教えた時サングラスをしてしまった。でも奥さんも見たことがある言っていたから「水島」も大したものである。灰色がかった紺のジャケットを着ており、ちゃらちゃらした感じは受けなかった。どこへ行こうと言うのか?
待ち時間は写真を撮ったり、おみあげを買ったりして過ごした。水曜日には会社の知人である木下家の訪問がある。「とらや」のようかんと博多の生ラーメンにした。ラーメンは「受け」ねらいである。
 
JAL SEASONS 半券

機内食 food

出国手続きで入出国カードが廃止されて初めての旅だ。出国審査がスムーズに行われる。仕事での出張の時もそうだが、出国審査場は北側(向かって左のセキュリティーチェックから入る)が必ず空いている。日本の航空会社のカウンターが南寄りにあるため人はどうしても南寄りに流れてしまい、南側の出国審査場は込み合う傾向がある。
いよいよ搭乗。31A,Cなので前方である。あとでわかったことだが、ビジネスシートの真ん中には空席が散見された。まだ夏休みに入ったばかりでピークではないようだ。 夏休みの早めは多少空いているという意味で旅のタイミングとしてはねらい目のようだ。


             和食                    洋食(ただしライスを選択、ゆかりごはん)

機内食は私は和食を選び、奥さんは洋食を選んだ。基本的には私は機内の食事は洋食にしているが、奥さんが洋食を選んだので和食にした。和洋比較しあうのも旅の楽しみの一つである。洋食のメインディッシュは牛フィレ、和食は「あいなめ」という白身魚のあんかけであった。メインディッシュはともかくご飯のおいしいこと。隠し味が付いているように感じる。グルタミン酸入りか? おひつを開けた瞬間はちょっとべたついた感じだったが、機内の乾燥のせいか一気に歯ごたえのよいご飯に変化していった。そこまで計算されているとすればJALのシェフはえらい。デザートはなんとワゴンで運ばれてきた。奥さんがえらんだのはパイナップルケーキ、私は和菓子である。飲み物はケーキの奥さんが日本茶、私がコーヒーと普通の逆でフライトアテンダントを混乱させていた。
4時前後はアルコールのせいで眠くなり眠りに入った。ビジネスクラスならではの特典にあのJALヌードルを食べられることがある。いままで日航系のホテルに泊まったことがあるが、部屋に置いてあるJALヌードルは有料で決して箸を付けなかった経緯がある。
日本時間でいう夕方6時ころの軽食の時間が来た。おにぎりなどはやめてそばヌードルを食べた。味は「どんべい」のほうがおいしいかも知れないが希少価値はあったと思う。
 

ショコラ

そろそろモスクワのわきをかすめているところだ。それまで見てい映画は「ショコラ」。主演:ジュリエット・ビノシュ 監督:ラッセ・ハレストレム 2000年作品。アメリカ映画で舞台はフランス。フランスの小さな村に母とその娘が引っ越してきてチョコレート屋を始めた。その不思議な魅力に次第に村人はこころを開いていく。この事態を嫌ったのは村長。神父を巧みにあやつり店から村人を遠ざけようとする。そこに現れた定住をしない若者たちを乗せた船。この船は村長の手下に燃やされてしまう。最後は戒律にきびしかった村長もチョコレート屋のショーウインドウに忍び込みチョコレートを食べてしまうことに。この出来事は店主と神父、そして本人の秘密となった。イースターの日、神父は村長の操りのない自らのことばで神の人間性を説いた。そしてそのチョコレートの店は皆に認められるものとなった。母娘は何度も繰り返して来た引っ越しは止めてここで定住をすることを決めた。
1900年代前半のチョコレートの魅力と宗教から来る戒律との攻防が母娘の人間ドラマとなって描かれた感動の1作品だった。中で描かれる娘のしぐさ、絵を書くのが好きな少年の純粋さもドラマを引き立てている。
 

 

和田アキコ

ヒースローについた。慣れた場所なので足早に入管を済ませた。やはり月曜の入国はスムーズだ。会社の出張だと会社から日曜日に移動(入国)を強制される。以前日曜日入国があったが1時間以上かかって閉口したことがある。バッゲージリクレームの所にいくとなんとゴッドねーちゃん「和田アキコ」がいた。結構小さい人だ。JALの関係者と共に荷物をピックアップしていた。
ポンドへの換金は私が8万円分、奥さんが2万円分行った。換金業者であるトラベレックスの場合バイバックという日本円に戻すとき手数料がかからないサービスがある。以前ここで換金したときこの説明がわからず苦労したことがある。今はご丁寧にはり紙があったり、パンフがあるようになった。日本円がきたので係の人がそのパンフを探し始めた。こっちは察しがついたので、バイバックはノーサンキューといってやった。ついでにこのサービスは日本では有名と言ってやったが、不審な顔をしていた。その割りには理解してない日本人が多く来てるぞというわけだろう。1ポンド190円の換金だった。
 
 

ロンドン市内に向けて

ホテルのチェックインまではJALのチャーターしたバスで移動だ。別ツアーの人(関空発など)も合流していてパラゴンホテルというところで一部は降りた。ほとんどが次の目的地があるらしく明日のみがロンドンの自由行動日と忙しい日程だ。夜6時を回ってしまって明日のウインザー城見学のオプションツアー申し込みができないとコンダクターともめている一幕もあった。セルフリッジホテルに泊まるのは3組で、我々以外は20代のカップル、20代後半のカップルと見えた。バスの移動中コンダクターにアフタヌーンティーの予約を入れてもらっていた。エレベータまで一緒になった一組みは3日目早朝にはロンドンを発ち、モナコに入るという。
 

ブリティッシュホテル

閉められない金庫
 ホテルの室内はイギリス調にはまとめられている。しかしながらホームページで見て思っていたとおり室内は狭かった。これはイギリス(もしくはヨーロッパ)の特徴という。日航成田のほうが広々としていた。
セーフティーボックスがうまく動かない(閉め方が分からない)ので後で人を呼ばなくてはいけないだろう。
 
 

 


 

ロンドンアイ

8時ころ時差ぼけ解消も目的でロンドン・アイに向かった。ボンドストリートからセントラルラインに乗り、オックスフォードサーカスで乗り換えウォータールーに向かった。あとでわかったことだが、ジュビリーラインなら乗り換えがいらない。このラインは最近開通したものだと思う。以前に観光した時はこのラインは無かったからだ。この時間帯は車内の混雑は気にならない程度である。ウォータールーからは歩いて4分程でロンドン・アイだ。チケットは専用の建物内で買う。今はピークシーズンということで9.5ポンドも掛かる。チケットを買うのに約20分、その後乗るまでにも約10分ほど掛かった。カプセルには25人ほどが入れられる。9時10分ころに乗ったが、ようやくそのころから外灯の明かりが点き始める。さまざまな建物と夕焼けがマッチングしている。半分回ると今度は視線の行き先が国会議事堂、ビックベンになる。オレンジ色にライティングされていてきれいだ。
外はすでに15度前後ではないだろうか?半袖では寒さを覚える。ジュビリーラインでホテルに急いだ。
 
 
ルームサービス

日本ではそろそろ明け方か? いつもそうであるがこの時間帯はお腹が減ってくる。ホテルで早速ルームサービスを取った。サンドイッチ(9.5ポンド)とハイネッケン(3ポンド)である。奥さんはもう一品取ろうと提案したが止めさせた。イギリスでのプレートの大きさ(多さ)を把握できていないからしかたがあるまい。量は十分だった。後で明細を見て気が付いたがTray Chargeというのが2ポンドついていた。何か不明。イギリスの知人に聞いてみるつもり。24時就寝。これで時差ぼけ解消可能か?
 
 
 
 
 

 

 
ルームサービス
 
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