北アルプス情報


2008.08.22穂高屏風岩 カルパッチョの羽矢です。 この土曜(2006.08.05)に、穂高屏風の蒼稜ルートへ行ってきました。 水情報です。 T4尾根取り付き付近の雪渓は大きく残っています。T4尾根取り付き点左近傍で雪渓 は開いており、水が勢い良く流れていて、具合良く汲める状態です。 残雪量から推し量って、来週の盆休みは余裕で、9月に入ってもしっかり残っている だろうと思えるだけの残雪量と見て取れました。 なお、一昨日はとても気温が高く、それ故、流れが生じていたわけですが、曇天等に 伴う低温時に流れが形成されるかどうかは不明です(T4取り付きに向かって上がって いく時、雪渓末端では認められなかった流水が、下山時には流れを形成していた事を 考えると、気温が低く、融雪が顕著でない場合は、もしかするとT4尾根取り付き横の 流れは覆水してしまうかもしれません)。 なお、横尾谷の渡渉は、自分の経験の中で一番楽でした。 また、T4尾根を下降してくる知人に会いましたが、彼らは横尾山荘から少しのとこ ろで右岸に渡った事、この際、流木が使え、濡れずに渡れたという事、を聞きまし た。以上、参考になれば幸いです。
2008.08.22錫杖岳 皆さんこんにちは。 岐阜の石際です。 横山勝丘さんから、錫杖の既成ルート「注文の多い料理店」 「北沢フェース」「右ジェードル」の残置支点の整理 について情報提供があり、下記HPに掲載しましたので お知らせします。 ★ 
2008.08.22黒部 ACC−Jの名雪と申します、初めての投稿です、8月20日、真砂沢からハシゴ段乗越 〜内蔵助平〜黒四ダムで、剣から帰りました、 内蔵助谷出合から黒部川に出て日電歩道を10分ほど行った丸山沢出合は40メートルほど のがけ上で、ここに大きな雪渓が残っています、黒四側半分が立方向に崩壊していて、 渡れません、手前にクレモナロープ(10〜12ミリぐらい)が2本壁の下までセットされて います、これを降りてください、もう少しでこの雪渓は崩壊しそうです、近寄らないほ うが賢明です。 尚ここには何の標識も案内もありません、黒四からハシゴ段乗越へ向かう方、はこのロ ープを登るしかありません。 尚今年は内蔵助出合から丸山東壁辺りは崩壊が激しく、目印は付けていただいてありま すが、かなり慎重なルートファインディングを強いられます。 ダム下の橋は立派な橋が架かりました。 以上です。
2008.07.23奥鐘山と黒部丸山 木下@練馬です。 はじめてメールいたします。いつもたいへんお世話になっています。 27日、「北アルプス奥鐘山西壁中央ルンゼルート&京都ルート」を目指していた 当会中村芳之氏より 「奥鐘は黒部川増水のため近づくことすら出来ません。 これから信濃大町にむかい、丸東に転進します。」 というメールが入りました。 「黒部丸山東壁南東壁塚田=小暮ルート」をめざしたのですが、また、 今日、28日次のようなメールが届きました。 「黒四ダム下の木橋は大激流に呑まれてなくなっていました。 丸東には行けません。たぶん架け替えられるまで当分ダメでしょう。 これから新宿に帰ります。」 お知らせまで。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 都てつじん山の会の伊藤です。 木下さん、情報ありがとうございます。 黒四ダム下の橋が流されて丸山東壁に行けないということですが、 この橋の下流200mほどのところに、川底がコンクリートで固められて 水平になっている場所があります。そこは川幅一杯が均一な水深に なっています。 ある程度減水していれば、ここを渡渉して左岸の登山道に上がることが 可能です。段差になっていて、足をすくわれると立て直す余地がないので、 2、3人で肩を組んで渡った方がいいと思います。 まあ、橋が流されるようなときには入山しない方が無難ですが、晴天の ときに橋がないというだけで敗退するのはしゃくなので、私はそこから 渡渉して大タテガビンに行ったことがあります。 あー、それから、奥鐘山周辺の黒部川の水位は、雨さえ止めば結構 急速に下がります。西壁の下まで行けなくて、諦めて左方ルンゼに 取り付いて、1時間ほど登ってから下を見たら、何の問題もなく渡渉できる 水位になっていて悔しい思いをしたことがあります。 ここの水位は仙人ダムの状況次第なので、情報を得てから入山した方が よさそうです。
2005.07.23上高地までの道路 山本です。 上高地の通行の続きです。 158号 長野県の24時間現場中継を1週間見ていました。 ホントに24時間工事してた。 その結果、すでに仮、復旧道路は繋がっていて、 現在、崩れ箇所から道路を守る、遮蔽板の設置をしてます。 もうじきですね。
2005.07.13上高地までの道路 山本です。 上高地の通行の続きです。 復旧は7月末目標で24時間体制だそうです、 以下国道事務所にききました。 上高地行きのシャトルバスは松本方面からは、乗鞍高原スキー場の鈴蘭無料駐車場 (250台)を 利用しここに臨時バス停を設けて、上高地までのシャトルバスを運行しています。こ こから先の 高山方面へ行く方は 通行出来ますが、道路が狭く落石の危険も多い為、交通量を出来るだけ減らす為に も、 上高地行きの方は鈴蘭までにして下さい。 崩壊地の画像など貼り付けました。バス料金なども記載しました。 ★ http://www33.ocn.ne.jp/~taijia/ 長野県道路維持課 ★ http://www.pref.nagano.jp/doboku/iji/158ukai.htm
2005.07.07上高地までの道路 増田@YCCです。 158号線(上高地線)は7月1日に沢渡の手前で土砂崩れがあり、現在通行止めです。沢渡までも行けません。 詳しくはここ見て下さい。 http://www.alpico.co.jp/access/route_k/index.html 新島々からは乗鞍高原ー白骨温泉経由で上高地へ行くバスを出していますが、マイカーの場合は平湯まで迂回 してこちらからのシャトルバスかタクシーってことになってます。 復旧の予定は未定とか。 山本ですが。 沢渡で通行止めと言う事は、マイカーの場合は、白骨から林道で。トンネル通り平湯 ですね。 林道が降雨で通行止めになったら、木曾福島経由で帰るか、下呂で帰るか。 錫杖も行くのが大変て事ですね。 ううう、これを乗り越えれば、山は空いてるてっ事ですかね? そんなに、甘く無いか? いずれにせよ、日帰りは無理ですね。 屋根の猫こと、松本に住む内海(無所属)です。 折角の投稿ですからきちんと読んでくださいね♪ > 沢渡で通行止めと言う事は、マイカーの場合は、白骨から林道で。トンネル通り平湯 > ですね。 ★ http://www.pref.nagano.jp/xdoboku/matuken/ukairo.pdf 今のところ白骨経由で沢渡へ抜けられます。 バス便も乗鞍経由ですが(同じルート)抜けられます。 > いずれにせよ、日帰りは無理ですね。 錫丈でしたら場所によって可能と思われます・・・? 観光県長野にとって上高地は生命線ですから担当の「松本建設事務所」も 必死ですし・・・煽りを食らってガードマンさん達も徹夜の警備です。 ★ http://www.pref.nagano.jp/xdoboku/matuken/taihoon.htm 「開通未定」となっていますが、  個人的には「夏休みまでには何とかなりそう・・?」と思っております。 安房峠への「スーパー林道C区間」は通行止めです。 白骨から158号(沢渡方面)への道路は「林道」と表記されていますが 舗装ないし一部簡易舗装の道路です。 乗鞍〜白骨は道幅も広いんですが距離があります。 白骨〜158号(沢渡方面)は道幅は狭いんですが距離は短いんですよ。 ただし問題は離合しにくいと言う点と落石が多いと言う点です。 雨の後はパラパラ落ちてきます。 ではでは!
2003.09.10剣岳 遠峰山岳会の稲葉です。 今年のお盆は天気に恵まれて良かったですね。 ★夏合宿前半は7〜10日で剣に行きました。 Cフェース剣稜会ルート〜八ッ峰上半縦走とチンネ中央チムニー〜bクラックを登り ました。 左稜線はいつも大盛況ですが中央チムニーは我々だけで静かな登攀が出来ました。 「V級」というグレードに山靴で行けると思ったら、とんでもなく2ポイントA0が 入ってしまいました。 チンネのV級は辛いと痛感しました。なんとかGWに登りたいと思っています。 ★剣沢キャンプ場には7月の豪雨の爪痕が残っており1mくらい溝が出来ていまし た。 雪渓を下り始めてからもモレーンの様に土砂が堆積しています。 長次郎出合からちょっと入ったところにも大きな岩が溜まっていました。どこから転 がって来たのか? 途中雪渓が切れていましたが池ノ谷乗越まで切れ切れですが雪渓がありました。 ★後半は12〜14日で岳沢に行きました。 南稜の頭では、あまりの暑さに雷鳥親子が喉を震わせて夏バテしてました。 コブ尾根も挑戦しましたがコブ沢の雪渓が少なすぎて取り付く事が出来ず諦めて早々 下山しました。

2003.08.29 北穂高岳/滝谷 マーモット木村です。 8月16日に北穂滝谷ドーム西壁に行って来ました。雲表ルートを登る予定でしたが、 1P目のクラックが崩壊しており取り付けない状態になっています。 出口部分の5〜6mを残し取り付きまで完全に崩壊してなくなっています。取り付きの テラスには崩壊した岩が大量に乗っており非常に危険な状態です。崩壊した跡にもクラ ックができており、一見するとトポ通りに見えるので注意してください。 東海山岳会ルートを登り、雲表ルート2P目に入りましたが、上部4P目のクラックも 昔に比べて幅が広がっている気がします。尚、四尾根のDカンテも崩壊が進み、悪くな っていることが同日確認できました。 滝谷を計画されている方は充分注意してください。また現在殆どのパーティが無届けで 登っているようですが、北穂の小屋にノートがありますので必ず届けを出して登ってく ださい。

2003.04.30 剣岳/雪渓情報 遠峰山岳会の稲葉です。 ★7/31〜8/2でチンネ左稜線に行って来ました。 残雪が多く雪渓のアプローチはピッケル・アイゼン(12本歯 )が無いと怖いです。 ※剱沢雪渓は剱沢小屋下からつながっています。 ※長次郎雪渓も池ノ谷乗越までびっちりです。 ※蔵ノ助出合〜黒部ダム間が雪渓崩壊で通行不可となってまし た 多分、1、2ルンゼの雪渓でしょうか?

2003.04.30 鹿島槍ヶ岳/天狗尾根 やまね@磐田ケルンともうします。ACMLメンバーです。 メールアドレスが変わりまして、ACMLの登録アドレスも変えないと いけないのですが、まだやっていませんのでこちらにメールいたします。 GW後半出撃の方々に参考になれば。 4/26-28に鹿島槍の天狗尾根に行って来ましたので、概況報告します。 全日程良好な天気に恵まれました。 4/26の8時に大谷原から入山。荒沢にはスノーブリッジが架かっていたので 渡渉せずに天狗尾根に取り付けた。このブリッジは崩壊が近いと思われる。 尾根上に出ると積雪が豊富だが、雪が腐っており登高に時間がかかった。 尾根がやせてくるとシュルントが多い。 結局17時に第二クーロワールの手前小ピークで幕営。天狗の鼻まで届かず。 4/27 6時発。相変わらず雪が腐っているが、快適に登高。上部岩壁はチムニー 状での一手に少々てこずる程度。バガブーNo6を一本使用。1ピッチ半。 荒沢奥壁や鹿島槍北壁のあたりでブロック雪崩が時折起きていた。 荒沢の頭に12時到着。あとは稜線散歩。冷池15:45到着。 4/28 赤岩尾根を下山。上部は雪少ない。下部は雪多く急で悪い。 2001年のGWに鹿島槍の東尾根に行った(ARIの鈴木さんに会いました)ときに 比べると、今年の鹿島槍は標高の低い箇所では残雪が多く、高い稜線では 少ないと感じました。 同時に入山していた登高会「〓」の方々は鹿島槍北壁主稜を狙っていたようで すが、着雪が少なくて転進したようです。 荒沢尾根もキノコ雪が点々と着いているだけでした。

2003.04.28 鹿島槍ヶ岳/天狗尾根アプローチ&鹿島槍北壁、荒沢奥壁 山下@横浜蝸牛山岳会さん、秋田@彷徨倶楽部さんおはようございます. 清野@沼田山岳会、北大山の会です. 27〜28日で心のパインに逢いに鹿島槍北壁に行って来ました. アプローチは大川沢右岸の林道を辿り吊り橋の手前で高巻き、 ルンゼを下降してピッタリ荒沢の渡渉点.右岸が正解です. 今回は荒沢天狗側稜〜北壁とヘナチョコ継続を目指したので 天狗尾根には上がらず、荒沢を遡行. 荒沢は二俣上部大滝も埋まって快適そのもの、しかし壁、尾根 共雪は全くなし、右俣をつめて天狗のコルへ. 北壁も荒沢同様、雪は全くなく上部は緑のカーペットを敷き詰め た様.キレット側の尾根も巨大なキノコが不安定に付いてほとん ど絶望的.僕の心のパインはイザナミ命の様に変わり果てた姿に なっていました.洞窟尾根に奥の雪渓から繋がったルンゼを発見し、 イザナギ命よろしくカクネ里からの脱出に成功しました. 1)天狗尾根のアプローチは大川沢右岸の林道からが正解. 2)荒沢の遡行は残雪のこの時期天狗のコルまでの最短ルートとして   非常に有効. 3)今シーズンは荒沢奥壁、北壁ともX.(但し、草付き藪漕ぎ大好   きな篤志家クライマーは別.)   以上 鹿島槍ヶ岳天狗尾根アプローチ&鹿島槍北壁、荒沢奥壁情報. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 島田さんこんにちは、清野です. >5月10日に鹿島槍へ行く予定ですが、天狗尾根、東尾根とも残雪はないです >か? >または取り付きからだいだい何メートル地点までやぶこぎ覚悟でしょうか。  非常に少ないです. 5月10日頃だと1,800m位まで藪を漕ぐ覚悟がいると思います.  サンナビキの梶山さんが東尾根から三の沢を下降し「一ヶ所だけ水流が でていた.」と言っていましたので東尾根であればこちらの方が快適かと 思います.  天狗尾根は今回僕らの辿った荒沢右俣がお勧めです. 山下@横浜蝸牛山岳会の情報の通り、大川沢右岸の林道を辿って吊り橋の 手前で東尾根の枝尾根を巻けば全く渡渉無しで荒沢に着けます. 荒沢の雪渓がどこからつながっているかがポイントになりますが・・・・ 幸運を祈っています.

2003.04.20 鹿島槍ヶ岳/天狗尾根 山下@横浜蝸牛山岳会です。 19・20日と鹿島槍ヶ岳天狗尾根に行って来ました。 我々は雨で20日まで粘りましたが、途中敗退しました。 (有持さんは速攻で白馬主稜をやっつけていますがさすがですね) 5月の連休に入山する人もいると思いますので、アプローチ状況を報告します。 【1】大谷原の橋から100mほど東尾根アプローチ側に入った所で右に出ている 林道は、尾根まではほとんど雪が解けています。 尾根を回り込んだ大川沢側は山側からの雪で埋まっている部分もありますが踏み 跡もそこそこ有り通ることができます。 でも、山側からの落石や落木(枯れた丸太は落ちてくる)が多いようなので気を付 けて下さい。 【2】大川側左岸の夏道はまだ埋まっているところも多く、上流側の吊り橋に行 く前に徒渉しなければならなくなります。 【3】急に暖かくなったので雪代が多くなり、大川沢は大分増水しています。 (今回は結構雨が降ったので、撤退時は川の中を岩が転がる「ゴン!ゴン!」と 言う音がしていました) 【4】取水口の上は徒渉が必要です。 19日朝で膝上。 20日昼で腰位(20日は流れが速く危険なので、徒渉せずに高巻きました) 【5】荒沢は何とかスノーブリッジがつながっていましたが、5月の連休となる と難しそうで、出合から50m位の所が落ちてしまいそうです。 右岸の岩場から巻けそうですが・・・。 屈曲部でも右岸側に枝沢(浅いルンゼ)が入ってくるところは切れかかっていまし た。 【6】荒沢からの急登は、最初の200m位が大分雪が消えて藪コギになっていま す。あめで雪がどんどん消えて行っています。 尾根上で積雪1〜2m位でした。 木に巻いてある赤テープが雪面上3m位の所にあります。 【7】撤退時には大川沢が増水していて徒渉が出来なかったので、荒沢出合の大 川側から高巻きました。 高度差120m位の高巻きでしたが、荒沢出合側は雪がべったり付いて安定してい たし大川沢下流側はほとんど雪のないブナ林の疎林の浅い谷なので歩きやすく、30 分弱で取水堰下流の傾きかけた夏道の吊り橋より50mほど下流にでました。 入山時にも取水口の上での徒渉をさけるためにこの高巻きは使えそうなので下流 側の入り口に赤テープを付けてきました。 アプローチ時 大川沢右岸を行くと河原が無くなり斜面をへつるようになる。 100mも行くと前方に傾きかけた吊り橋が見えてくる。 その50m程前の浅い谷(入り口の木の枝に赤テープあり)を120mほど登ると右手 に直径2m程の太いクロベの木が見えるのでそちらに向かってトラバースする。 クロベの木を回り込み五葉松の間を降りて行くと下に荒沢の出合が見える。 ※さらにトラバースして尾根の北側に降りると天狗尾根に登る急登の取り付きあ たりに出ることも可能だろうが、実際はどうか不明。 勝算はあると思われる。 以上、報告まで

2002.12.15 遠見尾根 こんにちは、ぶなの会の英明です。 ところで、この土日で遠見尾根から五竜に行きました、強烈な ラッセルに阻まれ、白岳で時間切れ敗退となりました。北アの 雪の量は、例年の1月の中旬の様相でした。 佐藤英明
2002.11.04 黒部 みなさん、こんばんは静岡の松永です。 先週の連休に同じ会の会員が、立山中央山稜を登りに行きました。結果は大量 の雪にはばまれて内蔵助平までもたどり着けませんでした。 アルペンルートはまだ動いてますから、当然車道は除雪されてますが。 状況を簡単にお知らせしておきます。 ・積雪状況 11/2 入山日 扇沢で20センチ程 黒部ダムを出ると70〜80センチ程度の積雪 内蔵助平出合までは当然夏道は使えず河原通しとなる。残雪期ではないので当 然歩きにくい。 11/3 ラッセルがひどくワカンをつけても腰まで潜る。途中より引き返しダム下まで 戻る。 11/4 駅までの登り返しに約4時間を費やす。 3日間とも雪は降っていたようで、扇沢に戻ると駐車場に止めてあったランク ルが完全に埋まっていた。 ちょっと想像がつきませんが、今年は例年とはずいぶん状況が違うようです。 週末からまた冬型が強まりますので、このまま冬に突入でしょうか。 追伸 今冬の関電トンネルの状況ですが、確認をしたところ今年もテロ対策とかで登 山者の通行は出来ないようです。シャッターを完全に下ろすと言っていたよう です。 Shizuoka Alpine Club 松永英治
2002.09.29 穂高/奥又白 中野@名古屋山岳会です。 連休中、穂高・奥又白に行ってきました。 土日は20ぐらい、日月は10ぐらいのテントがありましたが、そのすべてが 壁に取り付いているようでは無かったです。 登攀ルートは大した所ではないので報告は省略しますが、他と比べて情報の 少ないところなので、ベース・アプローチなどの情報を報告します。 中畑新道・テント場等は特に問題ありません。 水はこれまでと同じ所で採取できます。 奥又白本谷は、上部をトラバースする方が奥又尾根を登る分楽そうですが、 ガラガラです。(下から行っても同じくガラガラ) 雪渓はほとんど残っていないので、アイゼン・ピッケルの必要はありません。 前穂経由で下降する場合ですが、A沢入口には小さなケルンと赤テープが あります。50mぐらい降りると懸垂用の支点があります。特に急傾斜では ないので使わなくても降りられますが、沢がぼろいので使った方が楽です。 A沢を合計で200mぐらい降りると、踏替点です。中又白のガラガラの沢を しばらく降りれば、奥又尾根の上部に出ます。 ところで、須藤@新潟稜友会さんのダイレクトカンテの報告メールにも書いて ありましたが、北条=新村ルートの4・5ピッチにも残置のスリングが何本も ありました。しっかり自分もつかんではいますが、この手の物は無い方が 登っていておもしろいですよね。
2002.09.29 奥鐘山/西壁のアプローチ 園田です。  ところで、奥鐘山西壁へのアプローチ(川通しの)についてお知らせします。 まず、一番大事な黒部川の水量ですが、上流での豪雨・仙人ダムの取水設備等のメンテナンスで 仙人ダムから下流へ放水が有った場合、ご存じの方も居られると思いますが、まず、遡行・登渉は不可能です。 黒四からの観光放水は、仙人ダムで取水されますので、特に、仙人ダムから下流の水量に 影響を与えません。 通常であれば、仙人ダムから欅平にある新黒三発電所までの区間は、水量の7割くらいが餓鬼谷からのものです。 では、気になる仙人ダムからの放水を事前に確認するにはどうしたら良いのか?・・・ですが、 最近では、関西電力のHPにある新愛本S/Sに確認しているようです。(僕も確認しました。) 当然、出発直前に確認するのが良いでしょう。その際、ハッキリと欅平から黒部川に降り・・・奥鐘山の壁で ロッククライミングする旨、伝えましょう。できれば簡潔に分かりやすく・・。 HPでも確認できますが、新愛本S/Sの電話番号を載せときます。(0765−62−1560:要確認) あと、駅構内から黒部川への下降ですが、駅長の許可が必要です。駅長さんに黒部川へ入る旨、伝えますと 許可を頂けます。山側に有る冬季歩道を奥のトンネル中間付近まで行き安全確認してトンネル2つ横断します。 ガイドブックですと、トンネルを奥へ抜け発電所に下るんですが、重荷だと結構大変です。 平成5年くらいからだと思うのですが、川側トンネル入り口の20M程上手に工事用につけた川へ下れる仮設道路 がついてます。中間の平坦地には、帰りの着替え等デポ出来ますしテントも張れます。、なにより楽です。 僕は、このアプローチ、50回以上は利用しています。 これは、特に注意してほしいのですが、勝手に線路を横断しないで下さい。駅構内であり、事故等発生した場合は 管理者の責任が問われます。また、鉄道関係者とのトラブルは、横断禁止措置等にも発展しかねませんので 駅長の許可を得て入って下さい。 また、前述した川の増水(放水)ですが、僕は、過去に2度、奥鐘〜欅平の間で”不測の放水”につかまった事があります。 1度は、仙人ダムの取水設備の故障、1度は上流での集中豪雨でした。もちろん、待避し減水するまで待ちました。 暑い夏が終わると、奥鐘もクライミングシーズンに入ります。 ちょっとした事ですが、ルールを守って楽しいクライミングにしましょう。 ではでは。
2002.08.19 穂高周辺 みなさん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 ●上高地マイカー規制について 今更書くまでもないことだが、上高地はマイカー乗り入れ全面禁止である。しかしな がら世の中「裏」はあるようで、タクシーの運転手さんに聞いた耳よりな話では… 「白ナンバーでも、11人乗り以上なら通しますよ」 …貴方の会に大型免許を持っている人がいるならば、一考に値する情報ではないか? レンタカーでも良いわけだから…でも、涸沢、クライマー少なかったなあ… ●沢渡の駐車場は 沢渡大橋の先、向かって右側の「村営駐車場」が広くて、トイレも水も売店(昼間の み?)もあり快適。出るとき左折なので混雑時は断然有利。 ●諸物価(酒)など 缶ビール(350ml)は横尾で既に500円。涸沢でもほぼ同価格。 涸沢のパノラマ売店では生ビールが飲める。一杯800円だが、都会の下手な飲み屋の 大ジョッキクラスの量があり、量的には一番お得。カレーライスやラーメン(共 に800円くらいだった)も結構遅くまでやってくれるようだ。一杯飲んだ後に良いか も…(笑; ●貸しテント・食事について… 晩飯を作るのが面倒な場合は小屋の受付へ「夕食」と頼めば1800円で小屋泊まりと同 様の食事が食べられる。無論、ご飯はお代わりし放題、考えようによっては、しけた ファミレスの定食メニューよりもお得かも(笑) 貸しテントは4000円、シュラフが2000円、銀マットが500円。 食事は朝夕食で3000円だから、二人で行けば一人当たり8000円〜9000円。ちなみに、 二食付き小屋泊まりは8500円なので、ぎゅうぎゅう詰めの小屋に寝るよりはこっちの 方が快適という考え方もある。 …以上、偉大なる先人(←特に腹が)の教え「一万円札は最強にして最軽量の装備」 という言葉が、ここ涸沢では見事に当てはまる。といわけで、これから涸沢に入られ る方は参考にしてください。 黒澤さん、こんちは 杉@韮崎です。(お盆なのでおとなしく暇してます。) > ●沢渡の駐車場は > 沢渡大橋の先、向かって右側の「村営駐車場」が広くて、トイレも水も売店(昼間 の > み?)もあり快適。出るとき左折なので混雑時は断然有利。 トンネルの開通で飛騨も近くなったので、穂高なら無料の新穂高温泉 駐車場からアプローチが便利ですが、屏風や前穂は沢渡ですね。 ここが混雑してるときでも、最終の右側のタクシー駐車場の奥が 案外停められますよ。坂の下の橋の脇に空いてるスペースがあって、 個人のおじいさんが管理しています。 (密かに使ってる人、ばらしてしまって、ゴメンなさい。) おじいさんがタクシーも呼んでくれるのでならばなくてもすみます。 (バスは最初、タクシーは最後というのが沢渡駐車場を選ぶコツかな。) 杉さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > 杉@韮崎です。(お盆なのでおとなしく暇してます。) あれっ?家族サービスですか?昨今、毎週、別件のアルバイトで「石和」までは行っ てるんですけど…あまりの暑さに太刀岡まで足が伸びません。韮崎はどうですか? > トンネルの開通で飛騨も近くなったので、穂高なら無料の新穂高温泉 > 駐車場からアプローチが便利ですが、屏風や前穂は沢渡ですね。 そっかそっか、滝谷はこっちから行った方が楽かも… (^^) >> でも、涸沢、クライマー少なかったなあ… > > やはりそうでしたか。小川山が大盛況とのことですね。暑い時期、 > クライミング自体を楽しむなら小川山でしょうか。 屏風は岩小舎の対岸に一張りだけでした。涸沢の天場は…学生パーティーがちらほら で…ヘルメット持ってる連中は殆ど無く、宴会も盛り上がりに欠けていたような…夜 よく眠れましたから(笑) あと、ボルダーに何人かいたなあ…僕らより「ちょい上」の世代が… 北尾根は、僕を含めてガイドとお客ばっかり…って言うか、全部併せて4〜5パーティー でしたから…仮にも穂高に憧れてクライミングを始めた者としては寂しい限りです。
2002.04.30 鹿島槍ヶ岳/北壁/積雪情報 (JAC青年部)木下 ★山行記録参照

2002.04.27 剣岳周辺 有持です。 4月27日に日帰りで剣に行ってきました。報告 は後日に投稿しますが、とりあえず情報提供です。 <情報> ★ 小窓尾根方面へは、膝上のとしょう1回。池の 谷出会の手前で微妙なへつり1回。このへつりは ザックが重いと難しい。その場合は、としょうを もう1回。しかし、かなり深そうだった。 ★ 池の谷ゴルジュは雪が豊富で楽に通過できる。 ★ 小窓尾根、赤谷尾根は稜線にでるまでは雪がな いので薮こぎをしなければならない。 ★ 池の谷から三の窓までは、両サイドの尾根の不 安定な雪はほとんど落ちきっているので雪崩の危 険は感じられなかった。 ★ 剣尾根はルート自体には雪が全くなく、夏と同 じ状態。ドームから上部の雪もかなり少ない。 ★ R4は上部に氷が少しあるだけで、下部はほと んど氷がない。登るなら、かなり悪そうなミック スとなりそうである。 ★ チンネも全く雪がないので、クライミングシュ ーズの方が快適。チンネの頭には雪がある。 ★ 八ツ峰も雪が少ない。 ★ 剣岳北壁の取り付きには大きなクレバスがある。 ★ 早月尾根には雪が豊富にある。 ★ 剣岳山頂のほこらは半分出ている。 以上は27日現在の状況です。連休後半までの天 候によって状況は変わってきますので、天候にはご 注意下さい。
2002.04.20 鹿島槍ヶ岳/東尾根 こんにちわ、藪内@埼玉県坂戸市です。 こちらは4月20日に鹿島槍東尾根を登り、21日に西沢を下降しました。 佐野さんたちは大谷原を06:00過ぎに出られた二人パーティーですね、 こちらは橋を渡った所でちょうど準備中だった二人組です。 ずっとお姿は見えていました、トレースありがとうございました。 北俣本谷を下降するトレースは日曜日に確認しました、 北峰以降全くお二人を見かけず不思議に思っていましたが得心しました。 佐野さんが詳細に書いておられるので、余り追加することはないのですが: <東尾根全般> 全体的にもなか雪で、アイゼン団子が酷く、結構怖い思いをしました。 特に第二岩峰を抜けたところのナイフリッジは悪くコンテで抜けました。 <北峰直下で幕> 抜けたのが16:00を回っていたのと、ぼくがへろへろだったので、 北峰直下に幕を張りました、整地してブロックも積んであります、 なかなかいいところですので、皆さまどうぞお使いくださいまし(^^) <南峰から冷池> 布引山を越えてさらに冷池小屋の少し前までずっと夏道です。 <西沢> 赤岩尾根の下降点から西沢へ入りました。 雪庇はほとんど落ちていますし、クラックも上部にいくつかある程度です。 デブリは面倒でしたが、特に危険は感じませんでした。 相棒はスキーでエントリーしたのですが、雪質が悪いのとデブリのために、 途中でつぼ足に切換え、再び中間点辺りから快調に飛ばして下ったました。 何となく悔しい...
2002.04.20 鹿島槍ヶ岳/東尾根 佐野@松本市です。 先日、4月20日の土曜日に日帰りで鹿島槍東尾根から北俣本谷を下降しましたので、 状況を簡単にご報告します。 <大谷原からの大冷沢沿いの林道> 雪は少ないです。東尾根取り付きを過ぎて上流にしばらく行ったところで、崖崩れが あり大木が道をふさいでいます。通過は木を乗り越えることになります。 東尾根取り付きは完全に土手です。藪こぎとなります。雪は上の方しかありません。 <一の沢の頭まで> 去年に比べると雪が少ないです。結構締まっていましたが踏み抜きもありました。 <二の沢の頭まで> 雪は安定していました。ただ、結構割れてきています。ギャップを越える個所の雪が 遅い時間だと不安定になるかもしれません。 <第一岩峰まで> 途中の岩峰を左から巻くところに大きなシュルンドが開いています。岩を一部登る (これももう少しすると間が開いてきつくなるかもしれません)か、左から超えるこ とになります。 もっと手前から左手の斜面を登ったほうが苦労が無いようです。 <第二岩峰まで> 第一岩峰の取り付きの雪はかなり少なく、フェースが露出しています。去年に比べる といやらしいです。最初の出だしは3級の上くらいありました。支点は豊富なピトン が使えます。 上部の雪はほとんどありません。途中はブッシュを登ることになります。 第二岩峰までの雪稜は、結構早い時間にもかかわらずグサグサで少しいやらしかった です。 <北峰頂上まで> 第二岩峰には雪は殆ど付いていません。下部とチムニー核心部に雪が詰まっていまし たが問題にはならないです。なお、チムニー核心部の真中に打ってあるピトンですが 浮いています。 中間支点としても、また前進手段としても使用に耐えないと思います。お気をつけく ださい。 落ちれません。。。 抜けてからの一ピッチのナイフリッジは雪の状態が悪く少し緊張しました。 ほか頂上までは問題ありません。 <下降> 稜線上の雪も少ないです。殆ど地面が露出しています。北股本谷は北峰南峰の最低コ ルからドロップインしましたが、傾斜は思ったより無く快適に下降できました。 上部のブロックはほとんど落ちきっています。ルンゼ内の雪も落ちきっています。但 し、クラックがかなり走っていました。 下部の猛烈なデブリ帯がめんどうでしたが、早いです。あと落石には注意したほうが いいと思います。しょっちゅう落ちていました。 昨日くらいに雪崩れたと思われるデブリもありましたが、危険は感じませんでした。 東尾根はいつも日帰りで結構キツイですが、今回は下降が快適でした。。。 佐野
2002.03.18 鹿島槍ヶ岳/北壁 はじめまして。 ぶなの会の酒井といいます。 3/16,17,18で鹿島槍北壁主稜へ行ってきました。 3/18現在、車はスキー場へ行く道からほんの少し入った所までです。 天狗尾根はトレースばっちり。 クーロアールはスッテプが刻まれています。 北壁へのアプローチ、私たちははじめてだったのでカクネ里にいったん降りてから取 り付きましたがトラバースして取り付いている人もいました。 日差しが当たり始めると雪はかなりぐずぐずになり苦労しました。 簡単ですがこんな感じでした。 北壁全景はこちら↓ http://members.tripod.co.jp/mt23/kasimayari1.jpg

2001.11.25 関電トンネル冬季完全閉鎖  みよし@秀峰登高会と申します。いつも読ませていただくばかりで、初めて の投稿ではないかと思います。  関電トンネルは、今シーズン、冬季完全閉鎖になったそうです(3日付富山 県警HP)。当パーティは元々ダムを使わないで入山予定でしたが。。。 みよしさん、こんにちは。 三浦@ぶなです。 そうですかやっぱり本当だったんですね。 今年の4月初めに扇沢に行ったとき、「おまえらどこいくのか?」と関電の人に聞か れ、トンネルはダメだよと強く言われました。これからはもうとうさないよと。その ときは針の木雪渓をつめたので関係なかったのですが・・・。 これで剣の東面は遠くなってしまいました。 ちょっと残念ですが、本来の姿に帰ったと思うべきでしょうか。 田中裕之@ぶなの会です 関電トンネルが通れないという話が出ていましたが、やっぱりダメだそうです。この 冬は、なんと「テロ対策」のために施錠しちゃうということです。富山県の自然保護 課からのお返事でした。ひえーです。
2001.11.25 剣岳、立山の積雪 「立山・剣岳の富山より」の石坂です。 11/11 今日、新雪の立山・剣岳の写真を撮影してきました。 立山は現在40cm、スキーには、ちょっと早いようです。 でも、一部滑走可能なので、あちこちで滑っていました。 ・・・立山の雄山の頂上へのアクセスは、まだ、比較的簡単なようです。 別山へのアクセスは、少し雪があります。 夏道をたどらず室堂乗越側の方から登り、途中トラバースするルートになっていました 。 稜線上は、さすがに寒くて、防寒具は冬山の装備の方が安全です。 とりあえず、480万画素のデジタルで、トップページに掲載しましたので、覗いてくだ さい。 明日には、冬山情報1号を掲載します。・・・・ **************************************************************** ◇ 「富山陸協広報部のホームページ」      URL http://homepage2.nifty.com/T-R-K/index.html  ◆ マイホームページ「立山・剣岳の富山より」 ・・・・〔最新情報〕      URL   http://homepage2.nifty.com/golf50/index.html  ☆ マイホームページ別館「仙人池ヒュッテだより」・・・〔剣岳の写真館〕      URL http://homepage2.nifty.com/U-chicago/index.html ****************************************************************
2001.09.28 剣岳、立山の積雪 「立山・剣岳の富山より」の石坂です。 ・・・・立山・剣岳に雪が降りました。 もう立山は完全に白くなっています。 お出かけの時は、それなりに行動してください。
2001.09.25 穂高/屏風岩/蒼稜ルート 小口(JECC)です。 蒼稜ルートに行きました。 T4で蒼稜ルートはボルトが抜けていて 登れないと何人かの方々が教えてくれましたが、 特に抜けているようなことはありませんでしたので、 ご報告まで。
2001.09.17 剣岳/源次郎尾根/T峰中谷ルート 約1ヶ月前の情報で古すぎるかもしれませんが・・・ ルートの真下の雪渓に落石した石がごろごろ転がっていました。 4p目終了地点近くの乗っ越すところで25x35x25位の石が動き始めたので必死に止め ました。そのままになっております。 もう落ちてしまったかもしれませんが、登られる方は ご注意ください。
2001.09.09 剣岳/長次郎雪渓の状態 御世話になっております、京都雪稜クラブ・中川です。 9月9日から、黒部ダムからハシゴ谷乗越・真砂沢経由で、チンネ・Y峰Cフェース を登攀してきました。 長次郎雪渓の状態について報告いたします。 八ツ峰のU・V峰間ルンゼ付近で雪渓は大きく寸断されて、大きく滝が出現して いるので、右岸沿いに巻きました。 左俣は、熊ノ岩付近まで雪渓はあります。それより上部は側壁沿いに少しあるのみ です。 右俣は、熊ノ岩上部まであります。池ノ谷乗越までは、ガレガレの斜面を落石 に注意しながら登りました。 Y峰フェースの基部ですが、Dフェースの基部に少し残っているだけでした。 降雨後の為、結構自然落石がありました。 特に、八ツ峰のT・U峰間ルンゼからは多いようでした。 この山行で、台風の影響の為に10・11日と二日間停滞しました。9日に丸東を登 攀予定でしたが、扇沢に着いたら雨が降ってきたので、丸東を諦めてハシゴ谷乗越で 真砂沢まで入山しました。 9日に雨の中、内蔵助出合付近でお会いしたのは、須藤さんと設楽さんだった んですね。こちらは重荷と雨の為の、失礼な御挨拶を御許し下さい。 今回は、9日から入山して晴れたのは、12・13日だけでした。 14日も剣沢経由で、雨の下山となりました。 台風の影響を、まともに受けなかったのは幸いでしたが、入山前の天候判断 の重要性を認識しました。 紅葉は、少しづつですが始まってきています。 それでは、失礼します。
2001.08.19 剣岳 名古屋山岳会の中野です。 11日から19日までの予定で、真砂沢をベースに夏合宿中で、 私は14日まで入山してました。 八ツ峰Y峰の各フェースには、Dフェースを含めて問題なく 取り付けます。ただし基部に多少の雪は残ってます。 X・Yのコルから長治郎谷までには雪は残ってません。 長治郎谷は、右俣・左俣とも上部で一部雪がなくなってますが、 通過は可能のようです。(右俣を登下降している人はいました) 13日の時点では、源治郎・チンネ方面へは、まだ登攀パーティが 出ていないので、情報はありません。
2001.07.30 剣岳/八ツ峰/VI峰 ところで7月30日に八つ峰6峰へ行ったので状況を少し: 雪は多めですが、長次郎谷そのものはまったく問題ありません。 ABCフェースの基部は出ています。Cフェースの右側(RCCルート基部)は雪に埋 まってました。DフェースはCフェース側から見ると約10mの雪壁になっており、 取り付けません。ダブルアックスでもないと登れないと思います。ブリッジを越 えることはかなり危険そう。  Hideo Shigekawa
2001.06.10 薬師岳 「立山・剣岳の富山より」の石坂です。 有峰林道が開通しましたので。久しぶりに薬師岳へ行きました。 この梅雨のような天気の時は、あまり山へ登らない人が多いかと思いますが、 実は、薬師岳の周辺は、この季節がベストの条件になるときがあるのです。 下界は完璧に曇でも、高気圧が張り出していれば、山の稜線は快晴です。 北アルプスでもっともパノラマがよいとされる、薬師岳の景色を是非見て下さい。
2001.05.13 大日岳へ行く 最新情報13〔大日岳へ行く〕をお知らせします。 ・大日岳へのルート、称名滝の遊歩道が5/27に一般開放になりました。  現在、通行は7時からです。6月1日からは6時になります。 ・薬師岳への有峰林道は一部時間通行となっています。  6月1日からは全面通行となります。 ・大日岳へはやや残雪はあるものの、簡単に行ける状態にあります。  大日平から、頂上までは直登で一気に行くことができました。 このシーズンにここは始めてですが、でぶりもなく、スキーにも快適な雪渓です。 スキーヤーのみなさんも是非、この雪渓〔途中、途切れるることなく、大日岳頂上から の大滑降が楽しめます。〕を狙ってはどうでしょうか・・・・ ・なんと頂上は晴れ、雷鳥と遊ぶことができました。  ひなが散歩しているので、親は長時間、ひなを見守りながら頂上付近にじっとしてい ました。おかげで始めて雷鳥の写真を、間近にしっかり撮ることチャンスにめぐまれま した。  今回で、春山情報の、僧ヶ岳から毛勝山、剣岳、大日岳と、立山連峰を線で結ぶこと ができました。後は、薬師岳ですね。・・・  かってな情報をお送りしていますが、是非、暇な折に見て下さい。  今後ともよろしくお願いします。  石坂慎司
2001.05.11 白馬岳の二股のゲート 佐野@松本市です。 白馬岳の二股のゲートが今月18日までクローズされています。 車での通行は不可能とのことです。 ゲートから数百メートル上部で、道路工事を行っているらしいです。 白馬に行かれる方はご注意ください。 ご参考まで。
2001.04.18 鹿島槍ヶ岳周辺  廣川@JECCです。 1、鹿島槍   先週14〜15日で北壁狙いで鹿島に行ったのですが、14日夜が悪天で   北壁は取り止め、天狗尾根を登って来ました。    ⇒実際には14日夜の強風で雪は吹きだまるような場所にしか最終的に     はついていなくて、北壁も取りつけた。降り始めはつもっていたが、     夜半、風が強くなり、収まった状態のときにテントの外を確認すべき     でありました・・・。  天狗尾根の状態   雪は非常に多いですが、その分、今のところ天狗尾根はとても易しい。   アプローチは大谷原から林道、河原にからんでずっと右岸を行き、取水口   で対岸に、ここで左岸から右岸に戻るところで一回渡渉しただけでした。   荒沢に入ってからも今のところ雪はつながっていますが、天狗尾根への   取りつき近辺は中途半端な状態でやや手前から斜めに取りつき。   第一、第二クーロワールとも、雪はたっぷり、安定してます。  下降   北峰を越えてから北股本谷を下降。新雪も乗っているが、雪が腐り気味。   次に雨が降ったら雪崩れます=今晩以降の雨で大きな雪崩れがでるでしょう   が、その後、また安定するかと。 2、上高地  今年は20日(金)から、中の湯〜上高地、営業車両通行可能になるとのこと。  週末土日天気が悪そうなので、久々にお休みをいただき、金〜土で明神東稜〜  U〜X峰に行こうかと思っています。  連休前、静かでいいかも。
2001.04.05 北アルプス方面  有持真人@ARIです。  先週末の寒気の影響で、北アルプス方面はかなりの積雪となっているようです。  特にルンゼ登攀をする場合などには、雪崩にお気をつけください。
2001.03.19 鹿島槍ヶ岳/荒沢奥壁 宗像@日本山岳会青年部です。 翌日、荒沢奥壁に向かいましたが、 雪の状態は極めて悪く、 稜にのぼることすら出来ず、パートナーが落っこちて、 足を捻挫し敗退しました。 荒沢はデブリだらけで、僕らが通った10分後にも きのこが崩壊し、大規模な雪崩が発生していました。 まるで5月の陽気でした。 以上報告致します。
2000.12.01(信州大学山岳会/花谷) 唐沢岳/幕岩 先週幕岩に行ってきました。状態はというと、正面壁は黒々としていてクライミング シューズでも登れそうでした。(ちょっと大袈裟でした) われわれは、大凹角ルートに取り付きましたがベルグラはほとんどなく、かえって悪 く感じました。 今年は全体的に雪がないですね。 年末にかけても冬型が長続きせず雪が少なくて暖かいとのこと。 世紀末だからですかね。
2000.12.01(やまね@やまびとノマド) 穂高岳周辺/積雪情報 先日、前穂北尾根周辺のルート状況について情報提供いただき ありがとうございました。 残念ながら、私(リーダー)が風邪を引いてしまい、残りのメ ンツで5.6のコルまで偵察山行で終わってしまいました。 これだけでは何ですから、お礼かたがた先週末の積雪最新情報。 北ア槍ヶ岳に行った当会パーティーの報告です。(11/26現在) -------------------------------------------------- 無事、槍ガ岳から帰還。ほぼ、予定通り。 北アは先週雪が降った模様、が、例年に比べ雪少なし。 2500位から雪、クラストは2800以上。 笠〜双六の稜線は雪、槍〜前穂も雪、燕〜蝶は雪無し。 -------------------------------------------------- 以上です。参考まで。
2000.12.01(佐野@松本市)< 剣岳積雪情報 11/24から11/26の予定で剣岳早月尾根に取付きましたが 足の筋を痛めてしまい、初日に早月小屋前で敗退してし ました。 快晴だったのに残念です。 先行パーティーと思われる車が4台ほど停まっており、ト レースもありました。 早月尾根の積雪情報ですが.... 馬場島:全く雪は無し。 1000メートル付近:全く雪は無し。 1200メートル付近:ちらほらと申し訳程度。 1600メートル付近:日陰には5cm程度の積雪。 1900メートル程度:10cm程度の積雪。 2100メートル程度:15cm程度の積雪。 2300メートル程度:20cm程度あるところもあり、完全          に雪道となっている。 といった感じです。 早月小屋付近では充分に水は作れる状況です。 ただし、気温が高くどんどん雪は解けているようです。 剣岳上部は結構積雪があるように見えました。 ちなみに11/22の時点で室堂の積雪は60cmだそうです。
2000.12.01(上坂@京都比良山岳会) 積雪情報 上坂@京都比良山岳会です。 気温が高く、積雪は後退しているようですね。 24日御嶽山からの遠望です。 (日陰などには一部積雪があるかもしれません。) 北アルプス南部(南面) 乗鞍:頂上付近のみ、申し訳程度。 穂高:標高2900m以上。 笠ヶ岳:頂上付近のみ。 蝶、常念:雪は全く見えません。 大天井周辺:ちらほら。 信州の中南部には全く雪は見えません。 *黒沢口八合目で出会った、おんたけスキー場(王滝村)に勤めている人の話 では、11/26オープン予定が延期になったとのこと。 *19日には野麦峠スキー場の上部に人工雪があったが、24日にはほとんど消え ていた。 *好天続きで、さらに積雪は後退するのではないでしょうか。 *高層天気図では、かなり前から太平洋に高気圧が居座っています。これが原 因でしょうか。
2000.11.20(ARIアルパインクラブ/有持真人)
積雪情報

有持です。  11月に入ってから、輪島と神岡のアメダスデータと高層天気図を詳細に分析 して編集していますので、分かる範囲でお答えします。

 剣、立山、後立山方面は1800m以上で雪になっていますが まだ積雪量は 多くありません。

 先週、富山上空3000mから見たところ、小窓尾根の1800m付近から白くな っていました。後立山も稜線は真っ白です。

 八ヶ岳は、データから見ると2500m以上の稜線で少し積もっている程度。

 穂高方面で、今月に1500mで雪が降った日はありません。

 2500m以上での降雪は、1日〜2日、11日、15〜18日の7日間となっていま す。地上で38oの降雨量でしたから、単純計算で38pの積雪となります。この 降雪量はあくまで参考です。

 谷川は輪島から少し離れていますが、輪島のデータから見ると、1500m以 上で少し積もっている程度だと思われます。

 あくまでデータ分析をした物ですが、だいたいこの通りだと思います。

 参考まで。


2000.09.21(みんさん今日は。獨標の寺田です。)
穂高周辺情報(9月15〜16日)

 3連休を利用して2名で屏風に行ってきました。体調の不良と、天候がイマイチで、 結局雲稜のみの登攀に終わりました。周辺情報アップします。

 前穂東壁は徳沢から横尾の途中からの遠望ですが、取り付きには結構雪渓が残ってい ます。アプローチにはピッケルと軽アイゼンは必要でしょう。

 横尾谷の徒渉は往路(9月15日)は大雨の影響でズボンを脱いで腿まで水に浸かり ました。帰路(9月16日)は膝までの徒渉でした。1ルンゼ押し出し手前の河原に 幕を張りましたが、谷に流れ込む小沢の水場も水量は豊富でした。

 ルート自体は人気ルートだけに特にコメントは有りません。また谷川ほどでは有りま せんが、ブヨがいて不快です。耳たぶ、こめかみ、くるぶしを刺されました。防虫剤 は有った方がいいでしょう。

 登攀中にパラパラと降り出した雨は時折激しさを増し、最後の1ピッチを残し同ルー ト下降。上高地に向かう途中本降りに。16日の夜はバスターミナルの軒下でビバー クでした。


2000.08.20(チングルマ)
三ノ窓の状況

 8月6日に三ノ窓に入り、チンネ登攀しました。雪は例年になく多いと思われますが、 三ノ窓では、ツェルト問題なく張れます。また、岩小屋では2人までなら体を伸ばし て寝ることができます。ただし、かなり寒いです。羽毛服と雨具を着て、ザックに下 半身を入れてのビバークは、がたがた震えました。

 なお、1週間弱剱にいましたが、毎日午後は雨が降りました。日によって降り出す 時間はまちまちでしたが…。ご参考まで。


2000.08.20(ARIアルパインクラブ/福島猛)
滝谷の情報

 北穂の小屋に電話でC沢左マタの残雪状況について聞いてみました。

 今はもう、二股まで雪は無く、下降にはアイゼン、バイルは不要との ことです。

 また、ここのところの北穂の辺の天気の傾向としては、午前中が晴れ、 午後から(昨日はお昼前から)ガス、夕方からまた晴れといった感じ だそうです。


2000.07.24(ARIアルパインクラブ/福島猛)
北穂高岳周辺/積雪情報

 北穂の小屋に電話してみました。北穂の登りは雪は残ってるものの、よほど 雪に慣れてない人を除けば、通常の夏山装備で大丈夫なようです。

 しかし滝谷のC沢は上部まで雪が残ってるそうです。ダイヤモンドフェースの 位置よりはC沢はずっと上まで雪がびっちり残ってるそうで、C沢の下降には 今日現在ではアイゼンとバイルは必須のようです。


2000.07.17(JECC/廣川健太郎)
北鎌尾根

★ 山行記録参照


2000.07.09(ARIアルパインクラブ/原岳広)
前穂高岳周辺/積雪情報

 5・6のコルの直下まで雪渓が残っており、前爪アイゼンがなければ涸沢から5・6まで 上がる事はできなかったので、結果的にこの選択は正解でした。しかし涸沢の雪はすごか った!例年のGWくらい雪が残っています。小屋がかろうじて雪から出ているという感じ 。ザイテングラードにも、北穂沢にも雪がべっとり。3・4or5・6のコルに上がるには 10or12本爪が必要だと思います。ちなみに、3・4のコルにはコル上に雪がありまし た。なんと前穂の頂上にも雪が残ってました。

 北尾根の下半は思いのほか悪かったです。地震の影響で崩壊したのか、7峰〜6峰までに 二ヶ所ザイルを出し、一ヶ所懸垂しました。あまりトレースされていないらしく、8峰の 藪漕ぎも激しかったです。


2000.05.25(月稜会/角屋)
錫杖岳/前衛フェース

 5月15日、錫杖岳前衛フェースに行って来ました。 私は1ルンゼを登り、別の3人は左方カンテを登りました。 左方カンテは快適だったそうです。

 1ルンゼは1ピッチ目の終了点近くまで雪にうもれていますが、その上には雪はあり ません。ただしルンゼ内はシャワークライムです。 出会いから取り付きまで雪渓なので、足拵えをしっかりしていけばアプローチはとて も楽です。


2000.05.11(香取@相模労山)
後立山/不帰

 GWは登山学校で不帰にいきましたが、雪の状態、及び雪庇の状態が 悪くV峰C尾根を途中敗退、その後d沢を詰めて稜線まで上がりました。

 T峰尾根や、A・B尾根の具合もキノコ雪や雪庇の状態が悪そうだった ので穂高岳沢に転進し、こぶ尾根を登ってきました。 こちらも20年振りの大雪とかで、マイナーピークからの下降等悪い状況 でした。(ここから引き返したパーティも結構ありました。)

                                                    


2000.05.11(カルパッチョ/羽矢)
丸山東壁/Appendix

 1ピッチ目はどこかしらネイリング,フッキングできます.2ピッチ目 も安定しています.岩は脆いと聞いていましたが,再登者が多い分,落 ちるものは落ちたのかなと感じました。

 でも核心は3ピッチ目.白いクラックに入るまではナイスなネイリング. 白いクラックそのものもカムの効きは非常に良好でした。しかし,クラ ックが消失してからの汚れたフェースは,フックポイントも探し出せず (つかめるほどのナイスなポイントだとおもって近づくと,このピナク ル状のブロックそのものが浮いていたりして,悲しかった),右上8m に見える大木までがとても遠く感じられました.それでも左気味になん とか超タイオフ3本の後,右方向にNBが半身決まるポイントが得られ, その後はビレー点直前のボルト(えっと,使ってはルール違反?)にラ ンナーをかけてこのピッチ,終了。

 雪解けでずるずるの最終ピッチは思いのほか悪く,それでもあったかい 陽のさす左岸稜に着いた時は,パートナーの碓井とやったねポーズ。

 総じて,アングルによるスカーの進みは想像以上で,がばがばの使えな いポケットホールドの連続となっています。

 その他,気付いたことをメモします。 黒,青,緑のエイリアンが有効でした.また,これらのハイブリッドに ついてはもう頬ずりしたくなるくらいばっちりものでした。 キャメロット3.5番,4番は持参しましたが,あったから(というか 重くて仕方ないから,無理無理)使っただけで,なくてもなんら支障は ないです。


2000.05.11(獨標登高会/寺田)
剣岳/R4

 GWは5月2日夜行〜6日帰京で、昨年敗退したR4に行ってきました。 メンバーは私と奈良の2名。剱尾根末端の二股にベースを張りました。 結果はリベンジを果たすことが出来ました。

 R4:5月5日登攀。コンディションが良く、昨年は敗退したパーティが多かったよう ですが、今年はこの日取り付いた6パーティ全て完登しました。氷は下まで繋がって います。核心の2ピッチ目も積雪が多いので雪の階段状態。気温は高めでしたが、雪 や氷の状態は安定していました。予想以上に斜度もなく、氷の表面も凸凹でどこでも 足が置ける感じです。殊の外簡単に登れてしまったので、拍子抜けでした。

 馬場島:昨年の同時期に比べ、残雪が異常に多かったです。

 タカノスワリ:昨年は埋まっていたのですが、今年はバックリ口を開けていました。 左岸側の踏み後を辿る。

 池の谷ゴルジュ:雪で埋まっています。帰路はデブリが増えていて、歩きづらかった。

 5月5日は快晴。小窓尾根や早月尾根、剱本峰も大盛況でした。


2000.05.11(三浦@ぶなの会)
滝谷/第4尾根

 4/28〜4/30で鎌尾根〜鹿島槍〜爺ヶ岳〜東尾根に行って来ました。 雪は非常に多いです。鎌尾根はラッセルが多いところで膝まで。比較的安定している が悪いシュルントもある。ナイフリッジでは馬乗りになった。

 北俣は雪崩れのあとは少しのみ。比較的落ち着いている。稜線はまだ雪がある。爺東 尾根もトレースがついたところ。冷池小屋は営業。ビールがのめる。赤岩尾根、鹿島 東尾根トレースあり。


2000.05.01(ARIアルパインクラブ/有持真人)
滝谷/第4尾根

 29日に滝谷/第4尾根を出会いから登りに行って来ました。

 新穂高に着いた時には雨が降っており、気温が2℃だったので山は 雪が降っている。

 濡れながら歩くのも嫌なので、雨が上がってから8時に出発。

 白出沢出会を過ぎた辺りから、新雪が積もっていて、滝谷出会では 10〜15p程度積もっている。ザラメ雪の上に積もっていて完璧に弱 層があり、軽く手で引っ張っただけで板状に雪が取れる。

 朝まであった上空の寒気も足早に抜けてしまったため、滝谷出会に 着いた頃には気温が20℃を越えていた。

 滝谷はというと、案の定新雪が雪崩れたデブリだらけで、見ている と更にあちこちから雪崩れてくる。

 これでは、とても入る気にもならず、出会で敗退と言うことになって しまった。/(;O;)\/(;O;)\/(;O;)\

 私は5月1日までしか休みが無いので、あきらめて下山する事にし たが、同行した2名は5月7日まで休みなので、涸沢岳西尾根から滝 谷に向かった。

 連休の初日と言うこともあり、かなりの入山者を予想していましたが 数名とあっただけで、新穂高の駐車場もガラガラでした。やはり、後半 の連休から入山するのでしょうね。

 滝谷は、まだ大きなデブリが出ていないし、雪が落ちきっていないの で、第4尾根を出会いから計画している方は十分にお気をつけ下さい。

 敗退記録ですが、参考までに書きました。

 では、皆さん、楽しい連休を。(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)


2000.03.23(野村@左京)
唐沢岳/幕岩/左方ルンゼ

 18日に鹿島の荒沢ダイレクトを目指しましたが、 アプローチの東尾根稜線上でも膝上のラッセル(前日にかなり新雪あり)、 二の沢頭で引き返して翌日唐幕左方ルンゼに行きました。

 車は七倉まで行けます。ただ、葛温泉から先は、東京電力の私道なので 十分に弁えて下さい。

 アプローチは岡村さんの報告にある通り、この時期にしては と〜っても深いです。(あれは岡村さんたちのトレースだったんですね) 七倉から左方ルンゼ取付まで5時間半!

 前日のラッセルもあってか(その前3日間は仕事で徹夜だったのね) ようやく取付いたものの散々でした。 F2は垂直部10M、下部はスカートで緩くなることもなく ばっちり立ってました。もうビビっちゃって、テンションかけまくるは、 挙げ句は落ちるは、、、  いやんなって、そこでTRだけして帰りました。

 アプローチはもうちょっと雪が落ち着く必要がありそうです。 F2自身は、まだ暫く登れそうですよ。


2000.03.23(岳樺アルパインクラブ/横山めぐみ)
鹿島槍ヶ岳/東尾根/積雪状況

★ 山行記録参照


2000.03.23(大阪ぽっぽ会/大見則親)
鹿島槍ヶ岳/天狗尾根/積雪状況

 大阪労山の東尾根チームから、左京労山の人がいるとお聞きしていましたが、 野村さんだったんですね。結局は、東尾根チームは日曜の朝に引き返しております。 私は、同じく鹿島の天狗尾根に行っていましたが、大田原の橋で林道に行かず、 右に曲がったため、そこからラッセルを強いられ、結局1900mまでしか行けず、 撤退です。

 7年前の2月に東尾根に行ったときと比べて、3月なのに今年は雪は非常に多かった。 27年前の労山の事故と同じ状況だと、当時も行かれた方が言っていたのを聞いて、 まあ、引き返して良かったかな、と思っています。


2000.03.23(京都雪稜クラブ/岡村)
唐沢岳幕岩/積雪状況

 3月17日(金)時点の唐沢岳幕岩へのアプローチである唐沢の状態について報告させて頂 きます。

 我々パーティ2人は、冬の幕岩初挑戦で大凹角を目指して入山しました。コンディション は悪いだろうとは思っていたものの、取り合えず現地に行って見てから判断することに し京都を出発しました。

 3時30に葛温泉のゲートに到着。辺りは15〜20cmの新雪が積もっていました。早朝、除雪 車がやって来て、作業員の方に聞くと高瀬ダム下で前夜からの雪で50〜60cmの積雪があ るとのこと。

 雪の舞うなか7:30にゲートを出発、七倉の登山指導所でお茶を頂き、9時30に高瀬ダム下 に到着。ダムの洪水吐には10m程の氷柱がありました。我々は振り返っても 唐沢の出合いが見えなくなるぐらいのところまで進み(所要時間約2時間)、積雪の深さ はつぼ足で脛から股下ぐらいまでもぐるぐらいです。沢筋のラッセルが深くなったため 右岸を高巻き、行く手を眺めると深い雪が降り積もっており、アプローチ困難と判断し 引き返しました。

 帰りに遠望した正面壁は雪が舞っておりはっきりは見えませんでしたがスラブ帯には ベッタリと雪が付いていました。 なお、昼間は東京電力職員の及びトンネルの照明取り替え(点検か?)作業員の通行の ためでしょうが葛温泉のゲートは開放されていました。平日だったせいもあるのでしょ うが通常、クライマーはどこまで車を乗り入れているのでしょうか。我々は葛温泉の ゲート前に除雪作業員の了解を得て駐車しました。


2000.03.16(高嶋@京都雪稜クラブ)
丸山東壁/積雪状況

 3月10日から12日にかけて、丸山東壁の大チムニールートへ行ってきました。 トンネルの出口は雪で完全に埋まっており、脱出するのに30分ほどかかりました。と りつきまではおおむね膝くらいまでのラッセルで、所要時間は2人で約3時間半。4 ピッチ目の氷はぐさぐさでスクリューは結局1本(ビレイ点の5メートル手前)しか 打てませんでした。時間、体力の都合で4ピッチ目までとなりましたが、5ピッチ目 は、トポにあるようにチムニーを上がるのではなく、そのまま氷を登ってしまった方 が楽だし、早いように思いました。岩も氷も楽しめる良いルートです。


2000.03.16(廣川@JECC)
錫杖岳/積雪状況

 週末は、天気が今一つの予報だったので、 11日(土曜日)帰りで錫杖に行ってきました。 日帰りでスタートが遅かったので1ルンゼには行けません でしたが、一応上から下まで氷がつながってました。 3ルンゼの氷は薄めでしたが、このままの天候であれば、 来週の連休も登れるでしょう。

 錫杖では、旧雪のクラストの上に新雪が50センチほど乗 ってましたが、吹き付けられた雪なのか、安定していたの で谷筋をアプローチに取りましたが、鹿島あたりだと、も っと雪が降っているでしょうから、一旦雨が降るとか、移 動高で気温が緩むとかしないと、このままだと来週の連休 はちょっとしんどいかなあと予想しています。

    一応、氷のリボンを考えていますが、雪の状態に確信が持 てない場合は、甲斐駒の摩利支天前沢、赤石沢大滝あたり にいってみたいと・・・。

 大滝は赤石沢上部の雪、氷、岩、落ちてくるもの全てのジ ャンプ台、夏にここの下に行くといろんなものが落ちてま すので、これはこれで状態を見極めないととてもあぶない ですが。


2000.03.16(獨標/寺田)
鹿島槍ヶ岳/天狗尾根/積雪状況

 ★ 山行記録参照


2000.02.15(獨標/寺田)
錫杖岳前衛フェース

 2月11〜13日に3人で錫杖岳前衛フェース3ルンゼに行ったので、簡単に報告します。

2月11日(祝)晴れ

 午前中番所大滝と平湯大滝偵察。氷結状況は悪かったです。(登のは無理でしょう) 昼からアプローチ。積雪は結構有りましたが、踏み後があったので2時間で錫杖沢出 会い。そこからクリヤの岩舎へは踏み後が埋まっていて30分程かかりました。クリヤ の岩舎はツェルトとテント各1で満室状態。隣の岩陰に幕を張りました。夜半に結構 な量の降雪有り。

2月12日(土)晴れ

 前衛フェースの3ルンゼを目指す。途中まで1ルンゼに行く関西の2人組が、昨日偵 察に行った踏み後を先行してくれ助かる。取り付きからは腰以上のラッセル。ルンゼ 内は雪に埋まっており、急峻な雪壁をダブルアックスで登る。気が付くと3ピッチ目 の終了点。結局ロープを使ったのは4〜6ピッチの3ピッチのみ。各ピッチともチョ ックストーンの滝が核心で、それぞれ異なった越し方で面白い。最終7ピッチ目の草 付きII級はパスして同ルート下降。 ベースを撤収して下山するが、途中で真っ暗になり踏み後もデブリに埋もれ道をロス ト。急ぐわけでもなく食料も1日分の予備があるのでもう一泊した。

 2月の北アルプスとは思えない程の好天に恵まれ暑いくらいでした。冬の3ルンゼは 岩・氷・雪に人工・フリー・ダブルアックス・チムニー登りとバラエティに富んだ内 容で楽しめます。焼岳〜穂高連峰〜槍ヶ岳と景色も最高!何より前衛フェース自体か っこいい山で感動しました。1ルンゼの途中の氷柱は垂直で迫力があります。次回は 是非夏に来たいと思います。


2000.02.15(京都雪稜クラブ/高嶋)
屏風岩/2ルンゼ

 2月11日から13日の日程で、屏風岩二ルンゼに入りました。

 11日は、1日中降雪。新村橋を越えたあたりでトレースが消え、そこからしばらく ラッセル(膝上くらい)していきましたが、時すでに4時をまわっており、とてもそ の日のうちに本谷橋に入れないと判断して徳沢に引き返しました。トレースをあてに してたのが間違いでした。雲稜ルートを登りに来ていたパーティも同じ地点で引き返 しました。雲稜ルートを目指していたもう一パーティと、東壁ルンゼを目指していた パーティは日程が四日間ということで、横尾に向かいましたが、その後のことはわか りません。

 空いた一日を使って、黒部ダムに登攀具をデポしに行きました。丸山には誰も入って いませんでした。


2000.02.06(京都岳人倶楽部/山田良二)
錫杖岳/前衛フェース/1ルンゼ

★ 山行記録参照


2000.01.19(原岡@藤沢山岳会)
上高地/積雪情報

 上高地の積雪ですが、 河童橋周辺は、地肌が出てるくらい雪はありませんでした。 バスターミナル周辺の日陰の残雪も15cmほどでした。


1999.12.02(ARI/雨宮尚之)
剣岳/積雪情報

 下記アドレスで富山県警の冬山情報を見ることができます.

★ Ihttp://www.pref.toyama.jp/KENKEI/SANGAKU/99WINTER/SANGAKU30.HTM

 12月20日現在の積雪は,

 早月小屋(標高2200m)3.5m(昨年2.0m)
 馬場島(標高750m)1.0m(昨年5.0m)
 室堂平(標高2450m)5.0m(昨年3.6m)
 黒部ダム(標高1460m)2.0m(昨年0.8m)
 とのことです。

 また,登山届出状況では,小窓尾根入山Pは,
 25日 2P
 27日 1P
 29日以降 5P
 とのこと。


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