式根島探訪
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9/12/98 15:15

 今日は新島で一日を過ごした。新島村営の連絡船がオフシーズンは朝、昼、夕、一往復ずつ通っている。地形がそうであるように行政も式根島は新島村の一部なのだ。

 一日で島の南半分くらい見て廻れたんではなかろうか。レンタルサイクルのおかげである。一日1000円は良かったけど、夕方には空気が抜けきってた。ごめんね、レンタルサイクル屋のおばちゃん。

 一言でいうと、あまり興奮度の高いものはこの島では見られなかった。自転車で行ける範囲だったせいかもしれないけど、島が大きい分、整備されてしまっているし、要所にたどり着くまでに時間がかかる。

 若者がナンパしに来る島らしいが、9月のせいか大麻吸って日中過ごして夜はディスコに入り浸っているかのような輩を数多く見かけた。みんなこの島に来るサーファーたちとは相反して色白でレゲエィッシュな格好をしている。ジャマイカンカラーに壁を塗り直した街中の店のいくつかはこうした輩達に給仕することを宣言して魂を売っていた。せっかくサーフィンの世界選手権が行われるほどの波とビーチを持ちながら、マリファナとレゲエのスタイルに染めてしまうこともないのに、と思った。

 とりあえず自転車を借りて、喫茶店に入ると禁煙の店内でクローブのタバコを吸う、これまたグルービーな外国人男と日本人女のカップル。

 以外とこの島に外国人の旅行者と住人が多いのに驚いた。午後にガラスアートセンターに行って見たガラス工芸が、この島の一産業でもあることのせいだろう。あした葉で染められた緑色のガラスを使った工芸は海外アーチストを魅了しているようだった。この島南部と式根島に見られる白い砂は60%もの石英とガラス質をその中に含んでいるらしい。そんな砂の元になる岩石が沢山あるため、それがガラスの材料になるそうだ。

 もう一つよかったのは、露天の温泉ぐらいだろうか。展望台っぽく建てたやぐらの上から下まで温泉になっている。海岸沿いなので泳いだ後にすぐ入りに行けるのがいい。でもそれくらいかな...

 帰る連絡船から、去る新島に向かってbob marleyのrasta manのフレーズが僕の頭の中を巡り巡っていた。

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