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ファルコムが自ら作った最初で最後のイース。 DirectX使用で、Windows95/98用。NTでは動作しない。
まず最初に全体としては非常に満足しているという事を特に挙げておきます。 昔やったイースというゲームの魅力を現代に蘇らせてくれたという点では非常に 有意義なものでした。
ただ、改めて見直してみると、 とにかくオリジナルにこだわってる部分は分かるし、 新しい要素も入れようと頑張っているのも分かるのですが、 どちらも中途半端に終わっている気がします。 特にオリジナルな要素と新しい要素がバッティングしている部分に すごく矛盾を感じました。 (例:ミネアの街の酒場で、オリジナルにあるキャラの時だけ拡大画面になり、 他の人は新しい英雄伝説風の会話になる点) どちらにもこだわりたいのであれば、 サターン版のようにオリジナルモードとアレンジモードを別々に持った方が良かった 気がします。(サターン版はあれはあれで賛否両論ありますけど)
次に、新しい表現機能？を使い切れてない点。 雲の影に入ると暗くなる、廃坑だけでなく神殿やダームの塔でも自分の周囲だけ 明るくなる点など画面エフェクトに凝っていますが、 これが完全では無いのでかえって不自然に感じてしまいました。 例えば雲の影の所では、アドルの全身が一気に暗くなるので、 雲の切れ目や端にいると非常に高速に点滅してしまいます。 また、自分の周囲が明るくなるなら、モンスター(特に炎系モンスター)の周囲も 明るくなければ説明がつかないですが、これが完全に出来てません。 例えば神殿の中のルーターの周囲は明るくなってますが、 廃坑の中のフェニックスの周囲は明るくなっていません。