Sep.1998  最新 過去 「世界ひしゃげ発見」に戻る

6.Sep.1998 (Sun.)
 メインマシンを改造した。今回の作業は、
  1. マザーボードの交換
  2. PCI サウンドカード (Sound Blaster Live!) の導入
  3. Windows98 のインストールに再挑戦

 今まで、Epox の EP51MVP3E を使っていたのだが、Windows98 のインストールに失敗したことからもわかるように、 このマザーに載っている VIA MVP3 チップセットはどうもいろいろ問題が多いようで、 今回は、ALI の AladdinV チップセットの載った ASUS P5A を使ってみた。

 このボード、AGPx1、PCIx5、ISAx2 (内1つは PCI との共用) というスロット構成で、 実は、PCI スロットが足りなくなった、というのも交換した理由の一つである。

 交換作業はきわめて簡単に終わった。が、Windows98 をインストールしようとすると、 なぜか FD からブートしない。というより、そもそも FD が読めないようだ。

 配線をチェックしたり、BIOS 設定をいじったりすること数分、今度は無事ブートした。 そして Windows98 のインストールも順調に進んだ。とはいえ、 前回もインストール自体はきわめて順調だったのだから、油断はできない。

 案の定、SB Live! のドライバーを入れると SCSI が動作しなくなった。 SB Live! と SCSI が IRQ を共有しており、SB Live! の SB16 エミュレーションドライバが共有をサポートしていないらしい。

 そこで、BIOS 設定で IRQ をマニュアル設定しようとして気がついたのだが、 このマザーでは、PCI スロットの 4本目と 5本目は同じ IRQ が割り当てられるらしい。 SCSI と SB Live! はまさにその 4、5本目に挿さっていたので、配置を変えることにする。

 Monster3D2 は IRQ を必要としないので、2枚の Monster3D2 のうち一枚を 4本目 のスロットに挿すのが合理的であろう。

 こうして無事、Windows98 が動くようになった。

 が、FD が読めないという症状がまだ直っていないのに気がついた。ブートできたことからわかるように、 読めるときもあるのが不思議で、読めたり読めなかったりする。

 いろいろいじってみたのだが、結局マザーの FDC がおかしいのか、BIOS がおかしいのか、 とにかく状況は改善できなかった。

 いまではフロッピーを使うことは滅多になくなっているが、かといってこのままにしておくわけにもいかない。 大昔のマルチ I/O カードを引っ張り出してきた。

 このカード、BOCA というメーカーの製品だが、ごくありきたりの FDC/IDE/COMx2/LPTx1 で、 シリアルに 16550 を使っているわけでも、EIDE に対応しているわけでもない、 ごく地味なカードであるが、すべての I/O を個別に細かく設定できるという他にない機能を備えている。 そのため、もう使うことはないだろうと思いつつも捨てないでおいてあったのだった。 今回それが幸いしたわけである。

 FDC を残して、他の機能をすべて Disable にし (普通の I/O カードでこんなことはできないのだ)、 一方、マザーの BIOS 設定で FDC を Disable にする。そして I/O カードを唯一残った ISA バスに挿して FDD ケーブルを繋ぎ、起動する。これで無事、FD が読めるようになった。

 しかし、これで全スロットが埋まってしまい、SB Live! の SPDIF 端子が使えなくなってしまった、 まあどうせ SPDIF なんてしばらくは使わないから、このままでもいいかもしれない。

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