12.Apr.1999 (Mon.)
先月28日の日記に、碧炎、 蒼炎に Linux を入れた話を書いたが、碧炎で NIC が使えなかった問題が解決した。 同様の症状が kernel 2.2.5 へのアップデートで解決したという事例を耳にして、それでは、と kernel 2.2.5 をインストールしたところ、問題無く VIA-Rhine の NIC が使えるようになった。 また、蒼炎の Banshee 用の X Server であるが、その後アップデート版が手に入ったので試してみたところ、 1600x1200、24bpp で快適に使えるようになった。ただ、Vine の標準の X Server と違い、X-TT (TrueType フォントを X で使えるようにする機能) が組み込まれていないため、ネットスケープなどであまり日本語の表示があまりきれいでない。 X Server のソースも入手しているので、いずれ X-TT のパッチを当ててビルドしたいと思っているのだが、 なかなか時間が取れないのだった。
石原慎太郎が都知事になった。私はこの人大嫌いなのだ。どれくらい嫌いかというと、武田鉄矢に次いで2番目に嫌い、 というくらい嫌いだ。 石原氏はよくタカ派だ、と言われるが、それは別にどうでもいい。いや、よくない。 私はいわゆるタカ派はあまり好きではない、というか嫌いだ。 だが、石原氏が嫌いなのはそれとは別の理由だ。 石原氏はかつて文藝春秋誌上で、 「アトランタオリンピックで活躍できなかった日本人選手は死ね」 と言い放った人間である。いやもちろん本当にそう言ったわけではないが、自殺したマラソン選手を見習え、とは言った。 石原氏によると、「負けることを恥と思わない人間が日本をダメにした」のだそうだ。 先の大戦で日本が負けたとき、日本人はそれを恥と思う心を失ってしまった、というのだ。 さて、石原氏は国会議員を引退するとき、何やら偉そうに政治批判をやってのけた。だが、 当人が長い間その政治を行ってきたのではなかったか。批判せねばならない状況に対して、 何をやってきたのだろうか。この人は。 何もしなかったのならそれは許しがたい怠慢であり、政治批判などする資格は無い。 それは論外である。 何もできなかったのなら、まさにそれこそ敗北以外の何物でもないだろう。 努力はしたのだ、とでも言うのか。だが努力ならオリンピック選手達もそれぞれに精一杯やったであろうよ。 自分なりに成果はあげたのだ、と言うのか。だがオリンピック選手達もそれぞれに彼らなりの成果はあげたはずである。 結果だけ見て金メダルが取れなかったから、と批判する人間に「努力した」だの「それなりの成果」 を口にする資格は無い。負けは負けなのだ。まして途中で戦いを放棄したとあってはなおさらだ。 負けることを恥と思わない人間はクズなのではなかったか。恥じているようには見えないぞ。 まあ、当選してしまったのだから仕方が無い。せいぜい、途中で都政を放り出したりしないように監視しようではないか。