谷川岳情報



2006.12.16 一ノ倉沢 西川@新潟山岳会です 16日(土曜日)中央稜登ってきました 一ノ倉沢は貸切でした 指導センターは閉じていて、中に入れません 登山届の箱は外に設置してあります ゲートは閉じていますが林道に雪はありませんでした 雪渓はまだ残っていますが、ひょんぐりの滝は右岸を高巻く必要があります 下降ポイントから降りたところの雪渓は崩壊しています 崩壊した雪渓を越えてテールリッジへの取り付きは容易です 下部はほとんど雪がありませんでしたが、上部は膝下くらいのラッセルです 中央稜を登った後 そのまま烏帽子尾根を行って、五ルンゼの頭で一ノ倉尾根と合流して一ノ倉岳へ その途中でビバークをして今日(日曜日)国境稜線、西黒尾根で下山予定でしたが 衝立の頭着が予定より遅れたのと、烏帽子尾根を少し行ってみたところ予想外に時間がかかりそうに思えたので 中央稜をそのまま懸垂で下山してきました
2006.09.24 幽ノ沢 埼玉県の黒田です。 昨日23日に幽ノ沢 左俣の滝沢大滝に行ってきました。 幽ノ沢の雪渓状態について投稿します。 現状、二俣下の大滝にスノーブリッジが残っています。 はじめ、スノーブリッジを右手から取り付き、左壁に降り 滝下へ行こうとしましたが、シュルントが広く取り付けませんでした。 結局、ブリッジの下をくぐり取り付きましたが、 末端はかなり薄くなってきていて そろそろ崩落しそうな感じでした。 右股側の雪渓は確認しませんでしたが、 左俣は、滝沢大滝直下に残るだけで 比較的容易に取り付けました。 こちらの雪渓は、スノーブリッジ出口が崩落していたため、 右手、中央ルンゼン側の尾根に出て巻きました。 下降は、堅炭岩のβルンゼから降りました。 こちらは、林道まで雪渓は有りませんでした。 帰路、林道でセンターの方にお会いして 聞いたところでは、 今年は、芝倉沢のかなり下部まで雪渓が残り 崩落が始まったところだと、聞きました。 βルンゼの下降は正解だったようです。
2006.09.24 衝立前沢 こんにちは 西川@新潟山岳会です 本日(日曜日)会の新人を連れて谷川に行ってきました 下降路に北稜、略奪点、衝立前沢と降りてきました 行く前に聞いた情報(有持さんのHP→私は見ていない)で 衝立前沢の最後 雪渓が見えたところで 懸垂をするのではなく 左岸を巻くのです 左に大石があり その上に目印のケルン(平たい石が5枚くらいのお供え状)があり そこから薄い踏み跡をたどると 楽々でひょんぐりの滝の下部のところに出て来れます 最後に酷い倒木(根っこごと)があって ヤブコギを少し強いられますが 特に問題もありません 懸垂も怖い雪渓歩きも必要ないので 今後下降路として一般的になるのでは?
2006.09.10 変形チムニー 須藤@新潟稜友会です。 9月10日、一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁・変形チムニーに行ってきました。 煌々とした月明りの中、片貝の四尺玉花火を横目で見ながら車を走らせていたのです がトンネルを抜けると霧雨が降っているではないか。谷川の天気は本当にわからな い。 朝には止んでいましたが壁はびしょ濡れ、チムニーまでは沢登り状態でした。 下降も南稜テラス辺りから雨が降り出し、またびしょ濡れでした。 <アプローチの状態> ヒョングリの滝はまだぶ厚い雪渓下でした。テールリッジ取り付きのシュルンドも問 題なし、今シーズン中は雪渓が使えそうです。 テールリッジまでは今のところ雪渓伝いで行けます でもひょんぐりの滝のところの雪渓はだいぶ怖い状態です 10月中旬では切れているかもしれませんね それでもさほど巻かなくても雪渓に戻れるのでは?と思いますが テールリッジへはシュルンドの狭いところにフィックスされたロープが張られています テールリッジ上で一部岩が崩壊しているところがあり そこの通過が核心かもしれません ご安全をお祈りいたします
2006.06.03 幽ノ沢 尾崎徹@クライミング 上だクラブ 憬稜登高会です。 幽ノ沢中央壁の情報として左フェース Zピッチのハン グ崩壊部の画像です。 もう1枚はおまけですが、右俣カールボーデンの雪渓 状況の画像です。 ★ カールボーデン末端壁/シュルンド付近 ★ 崩壊部分
2005.09.03 幽ノ沢 こんにちは遠峰山岳会の稲葉です。 9/3に谷川へ行ってきました。 以前から行きたかった中央壁左フェースへ。カールボーデンを 登ると既にT1下に別パーティーがいました。しかしよくよく 見るとZピッチ左側が白く崩壊しており、ひよった我々はV字 右へ転戦しました。結果的に、これが幸いし帰路の雷雨は堅炭 尾根でやり過ごせた。T1に居た左方ルンゼパーティーは大丈 夫だったでしょうか? V字右ルートはビレイ点にぺツルハンガーが追加されており安 心して登れました。雪崩で取れないことを祈ります。 下山を開始してすぐ13:00頃からゴロゴロと来て降り出し対岸 のスラブには多くの滝が出現。本流は濁流と化し渡れるまで1 時間待ちでした。途中、左岸に雪渓が残り嫌な巻きを強いられ ました。  仲間の一ノ倉パーティーもテールリッジ上で立ち往生してい たらしく、たいへんだったそうです。本谷は雪渓が多く懸垂で 降りた上部に、たっぷりあるらしく、これから割れると厄介で すね。翌日は榛名黒岩へ移動してフリーでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 菊池@神田山の会です。 恐れ入りますがもう一つ教えてください。 取り付きまでは雪渓がありますでしょうか。 軽アイゼンなしでもOKでしょうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こんにちは、稲葉@遠峰です。 > 取り付きまでは雪渓がありますでしょうか。 > 軽アイゼンなしでもOKでしょうか。 ★出合いから右俣には雪渓はまったくありません。アイゼンな しでOKです。V字右終了点から遠望したところ左俣カールボ ーデン入り口にブロックがあったのが見えただけです。 ★カールボーデンまでのアプローチではFIXがありましたの で時間短縮になると思います。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 稲葉さん、こんにちは. 清野@沼田山岳会です. 4日、私も左フェースを登りに行きました. > Zピッチ左側が白く崩壊しており カールボーデンから崩壊の跡がよく解りました. 地震の影響ですかネ?? 以前から脆くていやらしいピッチだし、春に凹状ルートに突っ込み、恐い思いをした ので、即、右フェースに転進. ところが、こちらも水が流れている状態なので、再転進. 結局、V字右を登って来ました. > T1に居た左方ルンゼパーティーは大丈夫だったでしょうか? カールボーデン、堅炭尾根には何も残っていませんでしたら、大丈夫だったのでしょ う!!!? 相方が、次回はピトンを揃えて、ルート整備すると張り切っていました. 年内に行ければ報告いたします.
2005.07.23 こんにちは。ウエノ@横浜です。 7/23(土)〜24(日)で谷川岳へ行ってきました。 いつも情報いただいてばかりなので、たまには提供しようかと ・・・^^;) ○一ノ倉沢 1 アプローチ 出合から右岸の巻道に入り、15分ほど行って雪渓に降りられま す。ヒョングリの滝は雪の下でそのまま雪渓伝いにテールリッ ジ下端まで。 アイゼン・ピッケル等、特に不要ですが、テールリッジとの間 のシュルンドは開きつつあります。 2 ルート 今回は変形チムニーを行きました。 ・土曜日は南稜、中央稜ともガイドさんを含む団体さん等で大 渋滞。烏帽子奥壁は我々だけで貸切でした。 ・変形チムニー・ルートは支点豊富で浮石もそれほどなく、ル ート自体は不安材料なし。 ・ガイドブックではピッチをこまめに切ってますが、50m目一 杯伸ばして終了点まで9ピッチでした。 ・チムニー後のピッチは正面ルンゼを行きました。浮石多いと 言われていますがそれほどでもなく支点もあり安定してます。 ・中央カンテ核心下のピナクルは残置スリングが汚くたくさん ブラ下がっている2m垂壁でなく、一段上がった左手のフレー クからフリーで越えました。 ボルダリングのグレードで5級ぐらい。残置はなし。フレンズ#1.5 があると保険になります。そこを越えてから右へのトラバース も微妙で面白いです。 3 下降路 ・懸垂岩から六ルンゼ〜南稜へ懸垂しましたが、うまく回収で きず四回も登り返しました。(泣) 結び目のコブが引っかかったわけでなくロープの流れが悪いの で、特に後続いなければ面倒でも50m一杯降りず、短めに切っ た方がいいと思います。 4 その他 ・23日(土)に地震がありましたが、特に自然落石等はなし。 ただ滝沢方面でブロックの大きな崩壊音が聞こえました。 烏帽子奥壁への取付は問題なしですが、滝沢方面ヘのアプロー チは不明です。 ・この時期、虫除けスプレーは必携。暑くてもできれば長袖シ ャツで登った方がいいでしょう。刺された後、膿の残るタイプ のヤツ(ヌカ蚊?)で全治一週間となること必至。 無防備だった私の腕は今ゾンビのようです(涙) ○幽ノ沢 24(日)は幽ノ沢へ行きました。 ・沢沿いにナメ滝を2〜3越えると前方に大きな雪のトンネル 。層は薄くなっており、下を潜るのも上に乗るのも自殺行為。 手前に豪邸一軒分の大きなブロックが転がっているが、これは23 (土)夕方に雪渓が崩壊したもの。 ・展望台経由で近づいた他パーティーの話ではこちらも雪の状 態悪くカールボーデンに降りられない状況とか。 出合から見ると上部は雪渓がしっかりしているように見えます が、各ルートへの取付へはシュルンドが開きつつあり、少なく とも今夏の幽ノ沢は厳しいかもしれません。 大した情報でなくて恐縮ですが、何らかのお役に立てば。では。
2005.07.18 こんにちわ、藪内@宇都宮です。 18日(土)の夜出で中央稜に入っていました。 北稜を下降しました、略奪点までは雪はありませんが、 衝立前沢源頭では雪渓のトラバースとなります。 ビブラム底、4本爪とバイルを用意したので特に問題はありませんでしたが、 メンバーの一人は運動靴に徒手空拳だったので結構怖い思いをしたようです。 その後少し急な雪渓を下るとそのうち雪は消え、懸垂地点までは雪はなし。 懸垂後にずたずたの雪渓が現れるます。 右岸側は雪渓の下に大きな空洞が空いているので、 左岸側からそぉっと乗って慎重に下り、真ん中に寄らないように、 端にも寄らないように、慎重に慎重に、っと思ったら踏み抜きました。 幸いにして足一本分しか穴が開かず人間は雪渓の上に無事に残ったのですが、 恐る恐る立ち上がって穴を覗き込むと、水流がかなり下に微かに光り、 万が一落ちていたら両足複雑骨折かな、という深さでした、皆さん気をつけて。 余談 今年は例年以上にぶよが多いように思います。 メンバー一人一人に雲霞の如くぶよがたかっていました、もちろんぼくにも。 ちくっちくっとするのでがんがん撃墜したのですが、 それでもかなりの箇所を刺されたようで、今日になっても痒い痒い痒い、 腕に10箇所以上のふくらみがあります、う〜ったまらん...
2005.05.31 尾崎徹@クライミング 上だクラブ 憬稜登高会です。 28日 土曜日に 幽ノ沢V字左に行って来ました。 旧道出合いから雪渓に載り、途中大きな割れも無く右俣 カールボーデンに接するシュルンドも安定してました。 ルート自体も不安定な浮石や崩壊の跡も見られず、快適 な登攀でした。 他にパーティーも居らず、一ノ倉のブロック雪崩の轟きが 数度響いた他は、昼過ぎ堅炭尾根に上がるまで幽ノ沢は 静かでした。 何年か前と同じように、堅炭尾根の登山道の途中で仲間 の一人が熊の足跡を見つけました。 芝倉沢へ降り立つ直ぐ上、芝倉沢左岸の枝沢から車大の ブロックが数度落ちて来ましたが、陽の当る午後の芝倉沢 ものんびりは出来ません。 旧道出合いの堰堤が未だ雪で埋まっていたので、虹芝寮 近くまで沢通しに下山する事が出来ました。 アイゼン・アイスバイル携帯。
2005.05.30 一ノ倉沢 鹿野です 皆さんから情報を貰って29日に一の倉に行ってきましたので、何かの参考になれば と思い私からも報告します。 長文ですがご興味ある方お読みください。 1. 雪の情報 ここも最近にしては雪は多いです。 出合からはるか下まで雪で埋まっています。 まだブロック崩壊が続いています。  特に二の沢上部からのものが多いです。 まだ各ルンゼとも危険のようです。 コップは不安定なブロックが多くあります。 29日の多分午後1時ごろかな、前々沢で結構大きな崩壊がありました、と言うより 雪崩と言った方がいいくらいの規模でした。  本谷の雪渓上を40mほども埋めて いましたしそのデブリは人間の背丈の倍もあるようなものもあり、本谷を誰かが登っ ていたら生き埋めものです。  埋まってないと思うけど。 北稜はバッチリ下降可能ですが略奪点へのトラバースが雪が深い分広いのでかなり怖 いと思う。  バイルとは言わないけれどせめてギザギサ付きのロックハンマーくら い欲しいでしょう、ギザギザ付ですよ。 滝沢スラブ、三ルンゼ上部あたりもいつ落ちてもおかしくない感じ。 雪が多いだけにアプローチは非常に楽。 時間は測りませんでしたが中央稜基部ま で、あれ、っというほど短時間で着けます。 旧道ですが雪がまったくないにもかかわらず通行止めです。  道路整備も綺麗にさ れていました。 開通は6月3日だそうです。 出合いのトイレの整備がまだなので通行止めにしてあ るとかでした。 2. 落石 これは先々週の情報を頂いた通り29日も結構多かった。 銀座と言われる中央稜から南稜間のゴールデントライアングルで普通に登れるのは南 稜と中央稜だけではないかと思う。 凹状と中央カンテは先行者があった場合は絶対やめたほうがいい。  昨日も両ルートに 各1パーティ入っていたが中央カンテは早々に敗退。  凹状は例の崩落地点に到達 し、清野さんがランナウトで抜けた右壁を避け、崩壊して白くなった部分に直接突っ 込んでいきました。 だいぶハーケンを打ったりして苦戦していましたが結局その場 から敗退していきました。 なかなか素晴らしい根性でした。 中央カンテパーティは懸垂下降中上部からの落石にかなり悩まされていたようです。   中央カンテは先行者がいなくても凹状に先行者があった場合は断念するのが無難 だと思う。 変チに3名取り付いていましたが、と言うよりチムニーに入らず左壁の直上を試みて いたから当初からディレッテッシマをたどっていたのかもしれない彼らもチムニー下 の付近から懸垂していった。 と言うわけでこれらのルートは結構落石が多く1パーティ取り付いたら満杯と言う感 じで結局はあぶれた人たちのほとんどが南稜か中央稜か温泉に流れるわけでその2 ルートは行列状態になるわけだ。 またこの2ルートは上記理由に加え新人の登竜門として慣れない人も多く入るし、ガ イドさんのルートにもなっておりその混雑は想像以上だった。  中央稜はガイドさ んチームやなれないパーテイなどが結構多く取り付き、最後の4〜5パーテイは全員 2〜3P登ったとことから敗退していたようです。 人が固まりすぎるのも危険です ねえ。 衝立はダイレクトカンテに2名入っていたがそのスピードが異常なほど遅かったので 殆どの支点を自身で作っていると思われます。 ですから見た目よりは荒れているの だろうか? 昔の銃撃事件と同じような条件かもしれない。 浮石は全体に多くあり、ちょっと触れただけで落ちていくようなものも随所に見られ たが、毎週あれだけの人が入るのだから日一日と少なくなってくるのだろう。  し かしまだ落石は各所で確かに多いし肝を冷やす場面も多いが幸いなことに昨日も誰に も石は当たらなかった様だ。  人為的落石以外に自然落石も結構多いので要注意。 3. 凹状崩落現場 昨年の地震の後に写された写真と見比べると崩壊場所が大きくなっている感じがしま すね。  昨日崩壊箇所を途中まで登っていた方の感想を聞いて見たい気もします。 4. 写真 何枚か写真を撮ってきましたので近々にアップしたいと思いますからご興味のある方 はご覧下さい。
2005.05.23 一ノ倉沢 木下@チーム84です。 ・雪が非常に多い(出合から雪です)。なので、テールリッジ取り付くのはものすごく楽。 ・フランケダイレクトは、2ピッチ目の木が折れてしまっており、たぶん2ピッチ目の出だ しで、チョンボ棒持っていかないと相当に苦労すると思う。(人工か?) あと、どういう わけか、1ピッチ目に残置スリング4+各々にビナがついている。取り付きは雪渓から。 ・凹状のピナクル上のピッチの崩壊(地震で生じたもの)が拡大してしまい、ここを登るの は大変かも。当日、のぼっているパーティーがいたが、右側から結構ランナウトして登って いる。(すごいものを見せてもらいました) ・滝沢リッジも一部崩壊してます。たぶんルート上。 ・烏帽子奥壁下のトラバースは、あんなにザレていたか?と思うくらい、砂利が乗ってる。 (夏に一ノ倉登るのは3年ぶりくらいなので、前が思い出せません) ・6ルンゼには雪が残っていて、日曜日に大規模崩壊があった。  ブロックの破片が飛び跳ねて一部が南稜テラスを襲ってました。 木下君、今晩は。清野@沼田山岳会です。 >右側から結構ランナウトして登っている。(すごいものを見せてもらいました) ↑ それは私です。(笑)  >烏帽子奥壁下のトラバースは、あんなにザレていたか?と思うくらい、 ↑ シーズン初めとは云え、あんなに凄い事は有りません。 凹状6P目の崩壊に伴う砕石の散乱が原因だと思います。 >凹状のピナクル上のピッチの崩壊 ↑ 状況の報告をしておきます。 6P目が25?30M崩壊して、ルートは消滅しました。 従来のルートから右のルンゼにトラバース、ルンゼを少し登って、右のカンテに抜け、 約25Mのランナウトで従来のルートにもどります。 カンテはフリクションも良くきき、ホールドも豊富ですがランニングが取れませんので、 行かれる方は慎重に登って下さい。 また、6Pより下部は、崩壊に伴った砕石が、ルート上に散乱していますし、 地震の影響なのか、ホールドが浮き気味で危険な個所が有ります。 鹿野です 清野さん、木下さんこんばんは、 今週末に本年初一の倉で中央カンテを予定しています。 地震での影響のいろいろなニュースが飛び交いちょっと いらついています。 中央カンテの状況はどうでしたか? 下部が要注意だと言う事は分かりましたが見た感じを 教えて下さい。 又カンテを登られた方がいらっしゃいましたら是非情報 をお寄せください。 ところで清野さんはどこを下降したの? 鹿野さん、こんばんは。清野@沼田山岳会です。 色々とすみません!まず謝っておきます。 > > 中央カンテの状況はどうでしたか? > 下部が要注意だと言う事は分かりましたが見た感じを > 教えて下さい。 凹状の崩壊が原因なので3p目以降は問題ないと思いますが.... 何とも言えません。 > ところで清野さんはどこを下降したの? 中央稜を下る予定でしたが、登攀しているPがいたので、 凹状を下降しました。落石が非常に怖いです。
2003/8.19 一ノ倉沢/雪渓情報 月稜会の塩崎です。 18日(月)〜20日(水)と一ノ倉、幽ノ沢を登る予定で、新人を連れて入山しました。 18,19日と雨で登れず、20日に期待しましたが、雪渓の状態が悪く、新人を連れ て登れる状態ではないと判断し、瑞がきに転進し、やっと一本登って帰ってきまし た。 19日に、雨の中、一ノ倉の雪渓の偵察をしてきたので、報告します。 まず、ひょんぐりの巻き道に入る手前の雪渓がまだかなり残っています。19日の朝の 時点では、まだつながっていて、雪渓の上を歩いて、巻き道に入れましたが右岸から の小滝が増水で雪渓を削っていて、ちょうど真ん中あたりが細くなりつつあります。 巻き道を登り、下降点から偵察したところ、雪渓の末端が、ちょうど下降の着地点あ たりで、先端がいつ落ちるかわからない、非常に不安定な状態です。 斜め懸垂で、雪渓の上に降りられないこともないですが、テールリッジに渡れるか不 明です。 あと、一週間程度待って、雪渓が後退してから、取り付いたほうが賢明です。 衝立前沢の雪渓も真ん中が開いており、歩けません。左岸の巻き道を使用するしかな いでしょう。巻き道は、一度歩いたことがありますが、外傾していて、濡れていると かなり悪いです。 以上簡単ですが、一ノ倉の雪渓情報です。 幽ノ沢も偵察に行ったのですが、水量が多く、F1で敗退しました。渓流シューズが 必要でした。
2003/5.29 一ノ倉沢/南稜 佐野@松本市です。 5/29に一ノ倉南稜に入りましたので、状況を簡単に。。。 テールリッジ下部まで問題なく雪渓が繋がっています。テールリッジ取付の シュルントもほぼありません。 南稜テラスへの横断バンドも、鎌形ハング崩壊によるザレは去年よりかなり 減りすっきりとしてきました。 南稜1P目のチムニーの中間部右側に大きな浮石があります。25cm?くらいのもの でグラグラです。ちょうどホールド/スタンスにしたい個所ですのでご注意ください。 最終ピッチの垂壁の核心部下のピトンの頭が割れています。落ちると確実に飛ぶ と思います。ご注意ください。
2002.05.24 幽ノ沢 須藤@新潟稜友会です。 堅炭尾根の降りの途中で熊に遭遇しました。 藪の中でガサガサと音がする。もしや!と立ち止まると右手5mの藪の中から小熊が ひょっこり顔を出しこちらを見ているではないか。近くに親熊がいたらやばいと思い 大声で「森の熊さん」を歌いながら降りた次第です。 数年前、矢筈岳で熊に威嚇攻撃を受けたことがあるのでヒヤヒヤものでした。その時 は1mまで接近されただけで事なきを得たのですが。 みなさん、熊には充分注意しましょう。バイルくらいじゃ太刀打ちできません。 一ノ倉出合で会った海老名君のパーティーの方は沼田山岳会の方でしたか。こちらこ そ挨拶もせず失礼しました。 近々、剱方面で大きな計画があると又聞きですが海老名君から聞いています。 うらやましいやら、健闘をお祈りしています。
2002.05.24 一ノ倉沢 皆さんこんにちは.清野@沼田山岳会、北大山の会です.    須藤@新潟稜友会さん、駐車場で岩遊の海老名君が挨拶をしていた方ですね?  「稜友会の人だ.」としか聞かなかったものですから挨拶もしないで‥‥.  改めて、はじめましてこれからもよろしく.      5/24(土)凹状に行ってきました.  晴天続きで岩は乾いていて快調.のんびりと凹状を登ってきました.  【情報】    二の沢〜五ルンゼまでの各ルンゼは上部にブロックが残っています.  登れるようになるまではもう少し時間が必要.  二ルンゼは本谷バンドに雪がないので無理をすれば取り付けます.  上部はC、Dルンゼが登れそうです.     烏帽子奥壁、衝立は問題なし.シーズンはじめで浮き石が多いので人為、  自然落石に注意してください.自分も後続Pに迷惑を掛けました.   北稜の下降は問題はないのですが衝立前沢に雪渓が有るため下降は苦労します.  アイゼンが有れば問題なし.但しα、βルンゼにブロックが引っ掛かっているため  注意が必要.北稜を下降中2回ほど崩壊、小さいブロックが略奪点あたりまで転がっ  てゆきました.
2002.09.15 一ノ倉沢 石田です。 谷川のマイカー規制の情報が入りました。 10月は11日−14日、18日−20日、25日 −27日にゲートが閉鎖されます。 開始日は17:00からで、終了日は17:00ま でとの事。
2002.07.07 一ノ倉沢  いま一ノ倉(変形チムニー〜一ノ倉〜厳剛新道)から帰ってきたところです。昨日 (日曜日)は大変込み合ったようですから、もうご存知の方は多いでしょうが、今年 は雪が少なかった割には解けるのが遅く、テールリッヂには雪渓通しにいけます。し かし、やはり梅雨のさなか、変形チムニーはべチャべチャでした。核心は烏帽子岩の下 の草つき。  2ルンゼに行った仲間の話ではザッテルを越えて、Aルンゼはまだ雪渓の下で、雪 解けの水流もひどく、敗退でした。   また別の仲間はマチガ沢東南稜に行きまし たが、ずたずたの雪渓で詰められず、厳剛を上り、下降して取り付いたそうです(そ こまでするか?)。 角屋 貴良
2002.05.25 一ノ倉沢 有持です。  日曜日はスクールの雪上訓練で一ノ倉沢に行って来ました。  ゲートはしっかりと閉まっていたので、マウンテンバイクを使いアプローチ しました。一ノ倉沢につくとすでにが自転車2台ありました。考える事は同じ ですね。(^o^)  雪はかなり少なく、一ノ倉沢出合からすぐ上の雪渓は切れていて夏道を 歩く事になります。その先は雪が少ないながらもテールリッジまではつな がっています。  雪上訓練は二ノ沢出合でやりましたが、雪が堅くてスノーバーをハンマー で叩いても刺さらない状態で、スタンディングアックスをやる時などは、あら かじめピッケルを入れる穴を掘っておかないとピッケルが刺さりませんでし た。  一ノ倉沢もゲートが閉まっている割には盛況で、かなりの人が取り付いて いましたね。観光客も歩いて一ノ倉沢出合まで来ていた人が結構いました。  帰りは、下りなのでマウンテンバイクで10分もかかりませんでした。  来週は、土日で一ノ倉沢に行く予定なので見かけた方は是非お声がけ下 さい。  ではでは。
2002.03.14 一ノ倉沢/滝沢スラブの氷結状況
秀峰登高会の柴田です。 3月14日(木曜日)に会のパートナーと二人で3スラを登ってきました。情報を頂 きましたぶなの三浦さんほかの皆様、有難うございました。 指導センターによると前日午後から天気は良かったと事で、雪質も安定していてこの 日はBルンゼ方面で小規模な雪崩が一度起きただけで静かなものでした。 3スラでもF4を登っている時に小規模なチリ雪崩が起きたのみでしたが、上部草付 帯の雪の状態が一部悪く、我々はここをスタカットで登ったので時間がかかってしま い、オキの耳に出た時には3時を回っていました。Aルンゼも安定していて雪崩れる ような感じはしなかったのですが、ドームからの懸垂着地点あたりに大きなシュルン ドがあいていてしかも表面が雪で覆われて見えなくなっていたので先に降りたパート ナーはあやうく落ちるところでした。幸い懸垂ロープを離す前だったので大丈夫でし たが。  この日の入山パーティは我々の知る限り3スラに単独の方と我々の2パーティ、幽の 沢ノコ沢、1・2の中間稜に各1パーティというところでした。今日午前中の雨でま た状態は変っている事と思いますが以上ご参考まで。
2002.02.20 一ノ倉沢各ルートの氷結状況 有持@ARIアルパインクラブです。 ・ 烏帽子大氷柱 核心部の氷りが崩壊しており登攀不可能。詳細は記録を参照。 ・ 第3スラブ  下部の氷瀑はほとんど埋まっています。その代わり右側          の氷瀑がかなり発達しています。3スラ上部の氷瀑もよく発          達しています。 ・ 3ルンゼ    核心部の氷瀑も完全氷結しているようです。 ・ 二の沢本谷 下部には大きなクレバスが開いています。氷瀑は遠望した          限りではかなり薄そうでした。 ・ 二の沢右壁 見事な氷瀑です。 ・ 衝立前沢  沢の出合の岩壁に10mほどの垂直な氷柱が二本かかって         います。時間があまったらここで遊ぶのも楽しいでしょう。 ・ 中央稜   1P目は2/3が雪に埋まっています。 ・ 衝立岩    各ルートに取り付くにはかなりの急雪壁を登らなければな          らない。
2001.09.20 一ノ倉沢の雪渓の状況 アニマル島田です。 19日に一の倉に入りました。問題の個所はまだスノーブリッジがひっかかていま すが、 アプローチには特に危険を感じませんでした。ときどき崩れている音が聞こえて いましたが。 わたしは中央カンテに行きましたが、非常に乾いていてグッドコンディションで した。 取り付きから3Pくらいまではビレイアンカーがペツルに打ちかえられて いました。他にも下降支点など誰かが整備しているようです。 しかしテールリッジのフィックスロープはなんとかなりませんかね。 初心者の 安全のためだと思いますが、設置したものは撤去して帰って欲しいですよね。わ たしには放置されたゴミにしか映りませんでした。
2001.08.26 一ノ倉沢の雪渓の状況 山崎@山登魂です。 8/26の日曜日に一ノ倉に行ってきました。 ひょんぐりの滝付近はほとんど割れていますが、右岸の 巻き道に入るには、残った雪渓に乗る必要があります。 テールリッジ末端の本谷横断も雪渓に乗りますが、横断 の際にかなり際の部分を歩くことになります。
2001.07.23 一ノ倉沢の雪渓の状況 尾崎徹@クライミング上だクラブ 野田憬稜登高会です。 この暑さ、少しでも水流際という事で 週末土曜日に 一ノ倉 二の沢本谷を予定しています。 取り付きまでの雪渓は今どんな状態でしょうか。 ------- 月稜会 角屋です。23日の雪渓の様子は、一の倉沢右岸のアプローチを少し登った ところから、雪渓に降りられます。上はばっちり埋まっています。二の沢は出会いか ら少しだけ雪渓がありますが、シュルンドが少し開いているように見えました。 (テールリッヂから) でも取り付くには問題なさそうでした。(私も二の沢右壁に行こうと思っているの で、ついでにちょっと眺めてきただけで、登ったわけではありません。)雪渓を登ら ずに、右岸の踏み跡をトラバースして二の沢に下りるのでしたら、例年通りでしょ う。 ------- ながしまです。(^^)/ ここんトコ行ってますが、  例年よりは多め。  安定していますが このところの暑さで端は崩壊していきます。  二ノ沢はいい感じに見えますよ。  雨に気をつけましょうね。 ------- 尾崎さん、ながしまさんこんにちは!   清野@沼田山岳会 北大山の会です.  滝沢ダイレクトルートの取り付きは崩壊したブロックで少々苦労します.雪渓をつ めるより南陵バルコニー経由の方が安全です. 二ノ沢は非常に安定しています.左岸から問題なく取り付けます.    三ツ俣の滝は左岸、水流のすぐ横にシッカリしたボルトが打って有ります.ボルト の是非は別にして、ここは吸い付くようなフリクションを楽しみながら気持ちの良い クライミングが楽しめます.これはお勧め!登らないと大滝の1Pしかザイルを出す ところが無くなってしまいます.  雨には十分気をつけて楽しんできてください.
2001.03.24 一ノ倉沢/入山禁止 名塚@山岳同人かしまの会です。 谷川登山規制について確かなすじからの情報なので転送します。 3月24日、幽ノ沢を予定していたのですが見合わせます。 皆さんもお気をつけ下さい。 > 群馬県山岳連盟事務局の女屋です。 > 谷川岳遭難防止条例による危険地区登山禁止が平成13年3月24日 > (土)から5月6日(日)までとなります。 > このところ気温の急激な上昇のため、雪崩が発生しやすい状態にある > ことのです。 > 昨日も一ノ倉沢滝沢リッチ下部で雪崩が起き、東京都杉並区の会社員、 > 2人が巻き込まれた事故も発生していることも早める原因の一つとの > こととのこと。 > 本日、群馬県観光物産課から連絡がありましたので、宜しくお願いし > ます。
2001.03.17 一ノ倉沢情報  雪稜登高会のなやです。こんにちは。 谷川の東尾根に行ってきました。 午後から崩れそうなので、速攻で行けるところにしたのですが、 10時くらいまでは抜群の快晴でした。 13時に駐車場に戻るまでも、まだ視界はありました。 全体を通して雪質はよく締まっていて、とても快適でした。
2001.03.03 一ノ倉沢情報 アニマル島田です。 永岡朋和 wrote: > ところで烏帽子の大氷柱は今年は凍っているので > しょうか?ソロの方は見事完登されたのでしょうか? 遠望した限りではつながっているようでした。 しかし伝え聞いたところではソ ロクライムしていた人は 変形チムニー付近で氷が薄くて危険を感じて降りたようです。 > > あと滝沢スラブなどはどんなあんばいでしょうか?? > お手数でなければご存知の範囲で御教えいただけれ > ば参考にさせて頂きたいのですが、、、 > 報告にも書きましたが、滝沢下部は埋まっているので楽に取り付けるでしょう。 しかしあちらの雪の状態まではわかりません。上部の雪壁帯を除いてはおそらく 締まっていると思われますが。 烏帽子付近は10cmから20cmくらいの新 雪の下は堅いザラメ雪でした。 有持です。 こんにちは。  先週の木曜日は、谷川の稜線まで雨が降っているの で、島田さんの報告のように、滝沢スラブの上部でも ザラメ雪の弱層ができている可能性が大きいですね。  特に、草つき帯や、Aルンゼなどは雪崩れる危険が あると思います。  今週も雪が降り続いているし、水木で低気圧が通過 して、また冬型になるので、今週末の谷川方面は、ま た条件が悪るそうですね。
2000.11.24 (清野@沼田山岳会 北大山の会)
谷川岳周辺/積雪状況
 昨日、仕事で天神平に行って来ました。  ロープウエイの終点で積雪20・程度、道路は慰霊碑の辺りから日陰に少々あるだけ です.谷川の積雪は、昨年より少し遅い様に想います。


2000.11.24 (大塚@群馬県安中市)
谷川岳周辺/積雪状況
 谷川周辺の積雪状況ですが、 今日の上毛新聞によれば、 「18日夜から19日明け方にかけて、天神平スキー場で積雪30cm(今冬一番の大雪)。」

 また読売新聞の地域面(群馬)では、 一の倉沢出合でも雪化粧というようなタイトルで、写真入り記事が出ていました。 車道の辺りも薄く積雪があったと思います。


2000.10.13 (豊嶋@ミソジ)
衝立岩/雲稜第1ルート
 先日、29日(金)に白峰会の小林氏と衝立岩雲稜ルートに行きました。 初めて登ったのですが、雲稜第2とはランクが2つ以上 違うような気がしました。前日に雨が降っていたらしく、 壁も濡れていて、結構いやらしかったです。

 ピトンも、途中2、3本テスティング時に抜きました。 大洞穴ハングの最初のピトンはぐらぐらで、抜けました。 というか、ハンマーで打ち直したら、ぐらぐらで、ナイフを打ちたしたら 岩が割れて、残置ピトンは跡形もなく落ちました。

 あと、ハング抜け口の上のピトンはぐらぐらですぐにも 抜けそうです。

 ルート中の浮き岩をかなり落としましたが、まーだまだたくさん浮き岩 があるので、お気をつけて。

 衝立の頭で、オコジョがうろうろしていて、かわいらしい動きでした。


2000.09.28 (月稜会/塩崎)
一ノ倉沢の雪渓の状態
 雪渓の状態は、本谷への下降点にはなし。それよりもかなり上、二ノ沢の出合で上下に二分されている。 ニノ沢へのアプローチは、テールリッジからトラバースすれば取り付ける。上部の雪渓の崩壊に注意。 滝沢下部の取り付きより下に雪渓が移動したので、3スラも安全に取り付けるようになった。


2000.09.05 (アニマル島田です。)
谷川方面の大雨
 9日10日で谷川岳に行きました。 が…

 金曜日の夜から出たのですが、関越自動車道、月夜野〜湯沢間が大雨のため通行 止め。

 一般道のほうも土砂崩れで通行止め。叩き付けるような豪雨の中八方塞で上毛高 原の駅で寝ました。駅舎のなかも土砂を含んだ水が浸水し川のようになっていま した。

 上越線のほうも上下線とも不通でした。

 翌朝少し小降りになったものの、登攀はあきらめました。 291号線がとおれ そうとの情報でしたが、あちこちで土砂崩れや冠水があり、なんとか湯桧曽まで いきました。旅館で風呂に入れてもらい時間をつぶす。日曜日は晴れましたが、 慰霊祭があったので結局ハイキングだけして、帰ってきました。 まあ久しぶり に大勢あつまって旅館に泊まったというだけでも楽しかったです。

 本谷の雪渓は上部が結構残っています。 ヒョングリの滝は出ていました。


2000.09.05 (服巻@神奈川) 
幽ノ沢情報
 先週末,土曜(9/2)に幽ノ沢中央壁正面フェースに行ってきました。 ルートについては恵川さんらから詳細なのが出てますので(参考に させていただきました,ありがとうございます。),サボらせていただ きますが,小ハング越え以降の後半は意外とピンがあるなと感じま した。

 前半は暑かったのですが,後半は雲がかかり涼しい登攀が 出来ました。最後堅炭尾根に抜ける直前に雨に捕まりましたが・・・

 さて,幽ノ沢は雪渓はひとかけらもありません。沢通しにつめれます。 芝倉沢は雪渓は若干残っていますが,登山道(踏み後)は完全に 出てて,雪渓に触らずに通過できます。


2000.09.05 (榎本@登高研) 
一ノ倉沢情報
 昨日、谷川へ行って来ました。 変チーを登ってきたのですが、一の倉全体が大変すいており基本的には 快適だったのですが、後続で湘南の某ガイドが客二人を連れて あおってきて大変不愉快でした。 あれだけすいているんだから他のルートに入ればいいものを・・・

 ところで、今週末あたり谷川へはいる人がいましたら、アプローチの注意事項です。 昨日現在でひょんぐりの高巻き懸垂下降で降りきったあたりまで 雪渓の崩壊が進んでいて、今週末は多分崩壊が進み雪渓の上には 降りられないと思います。、状況次第ですが沢底に降りるにしても、ブロックの 崩壊が非常に心配されます。行かれる人がいましたら、十分気をつけて行ってくださ い。


2000.08.04 (雪稜登高会/名屋)
一ノ倉沢情報
 8月1日に谷川の3ルンゼに行ってきました。 暑かったのですが、ルート全般ほぼ乾いていて 快適至極でした。その後の笹薮と下山には閉口 しましたが。

 F3以降のスラブに入ると、時々というか、ちょうど カムをかまそうと思っていると、その辺りに赤ペンキ が出てきて、これが例のやつか、と思ってました。 なんとなく、ルートが「それほど」間違ってないと思える ので、安心しちゃうのが情けないのですが。。。

 ペンキもだいぶ消えかかっていますが、あと2〜3年は 消えないかもしれないですね。


2000.07.25 (齋藤茂)
一ノ倉沢情報
7月21日(金)会社を休んで烏帽子沢奥壁南稜に行ってきました。 テールリッジまでのアプローチは雪渓がびっちりついていて楽でした。 去年の一ヶ月前と同じくらい残ってました。

 アプローチに5.10のマウンテンマスターを履いていったのですが、これはいいです ね。テールリッジも安心のグリップでした。

 ルートは随所に赤ペンキの跡やら残置FIXやらありましてルートファインディングは 必要なしになってます。 終了点からは笹薮になるわけですが、まだ人が多く入ってないらしく結構濃かったっ すね。

 恐かったのは西黒尾根の下りで多くの登山者に磨かれてつるつるになった岩場でした ね。

 耳寄り情報:まだ頂上小屋近くに雪田が残っていて水が取れます。すげーうまかっ た。水切れでバテバテになっていたのが回復しました。なんせ夏は暑い。


2000.07.25 (山岳同人マーモット/中込竜男)
一ノ倉沢情報
★ 山行記録参照


2000.07.21 (月稜会/斉藤龍雄)
一ノ倉沢情報
<衝立岩/雲稜第1ルート>

 残置支点は大体全て効きが不安。 今回3カ所の支点を破損。 2ピッチ目に名屋氏の忘れ物のアブミ2台あり。 剥離箇所がいくつか有るが登攀には問題なし。 洞穴ハングの乗越し前のハーケンが折れ宙吊り。

<第3スラブ>

 登攀中に対岸の3スラ最上部から3回も岩雪崩。 大きく剥離し、茶色に変色している。 今年は3スラは登れない。


2000.06.21 (どんぐり/薄田俊治)
一ノ倉沢情報
 本日、水上の知り合いの所に行く用事が出来、出掛けてきました。

 一ノ倉の出合まで行き丁度下りてきたクライマーに雪渓の様子を聞いたところ、何 とかテールリッジまではつながっているそうです。

 いつものパターンですが、湯桧曽辺りまでは日が射して暑いのに一ノ倉上部1/3 は雲の中でした。又、新しいトイレを駐車場内に建設中。駐車場が半分くらい狭く なってしまいそうでした。


2000.06.21 (獨標登高会/寺田)
幽ノ沢情報
 6月17日に幽ノ沢左股中央ルンゼに行ってきたので、周辺状況を簡単に紹介します。

<一ノ倉出合いのトイレ状況>

駐車場から出合いを過ぎ、幽ノ沢方面すぐに大5、小3の簡易トイレが有ります。

<幽ノ沢雪渓状況>

 出合いから取り付きまでばっちり繋がっています。スニーカーでのアプローチは不安 定で時間がかかりました。簡易アイゼンくらいは持っていった方が良いでしょう。出 合いには雪崩に運ばれた杖になりそうな木がたくさん有りました。

<芝倉沢の下り>

 こちらも雪渓は出合いまで繋がっていました。中芝新道を下り芝倉沢の雪渓に降りる 手前の急な雪田が非常に悪かったです。

<その他>

 相変わらずこの季節は蚋が多く不快です。なるべく肌を出さない服装で、耳や首筋に は虫除けスプレーをお忘れなく!

 この日は右股には4人パーティ1パーティ、左股は我々2人だけの貸し切り状態。静か なクライミングを満喫できました。

 芝倉沢下山中(12時ちょうどくらい)に雨が降り出し、一ノ倉の出合いに戻る頃には 本降りになりました。梅雨のわずかな晴れ間に登れてラッキーでした。


2000.06.21 (ARI/福島)
一ノ倉沢出会いのトイレ工事
 ご存知かもしれんけど、一の倉沢の公衆トイレの建設工事のため、 センターから出会いまで交通規制があります。以下の期間、時間 は一般車両は通行禁止になります。

期間:2000年、6月13日〜11月30日
時間:7:00〜8:00、16:30〜19:00
 また、上記の期間中は一の倉沢の駐車スペースは半分になります。


2000.06.21 (四方立夫)
一ノ倉沢/2ルンゼ
 本谷バンドは雪渓が切れているので渡れるのですが、渡ったところから 上の雪渓の処理に苦労します。

 2ルンゼ自体には雪はないのですが、ジュクジュクベトベト濡れていました。 ザッテル先の広河原からAルンゼは雪でBCルンゼにも取り付けません。 Dルンゼを登ったのですが、雨のDルンゼは、かなり神経使いました。

   初めての谷川岳の岩登り、と楽しみにしていったのですが、散々でした。


2000.06.14 (雪稜登高会/名屋)
衝立岩/雲稜第1
 2週間程前に雲稜第一取り付いたんですが、5ピッチ目であろうことか コヨリが切れて落ちてしまいました。腐れハーケン2・3本ほどを折り ながら。で、その後厄介な同ルート下降を行いまして、回収に失敗 したアブミが2枚残ってしまったのです。 まだ残ってるとは思いませんでした。

 これから登られる方、申し訳無いが、そのアブミは煮るなり焼くなり、 なんなりとして下さい。自分も、なるべく近いうちに再挑戦しようかとは 思っているのですが。

 で、5ピッチ目の濡れ気味の凹角では、ハーケンなどが若干抜けて しまっていると思うので、ご注意下さい。


2000.06.14 (NCC/安藤)
一ノ倉沢情報
 テールリッジまでは特に問題なし。コップの大ハング下に不安定なブロック があって今にも落っこちてきそうでした(双眼鏡で見ただけですけれど)。北 稜を下った後は注意が必要ですね。本谷やその上部にはまだブロックが残って いて、頻繁に崩壊していました。まだしばらくは残りそうな感じでした。

 出合にはトイレ無し。駐車場も工事中なのか半分位しか使えません。


2000.06.14 (沼田山岳会・北大山の会/清野啓介)
一ノ倉沢情報
 今年は残雪多く、二ノ沢、滝沢、3ルンゼ、4ルンゼの上部でブロックが残っています.本谷バン ドの雪渓もズタズタで暫く、2〜4ルンゼに取り付くには決死の覚悟がいるでしょう.

 登攀中に滝沢3スラブ上部のブロックが2回ほど豪快に崩れました.3スラのブロックは問題なくな りましたが、取り付きのシュルンドの処理がたいへんそうです.


2000.06.08 (横山@/新潟稜友会/ARIです。)
一ノ倉沢情報

谷川岳/烏帽子奥壁/凹状へ行きました。

6/3(土)現在の状態

・一の倉沢の雪渓は林道〜テールリッジまでびっしり。
・凹状の終了点から北稜、中央稜への下降ポイントまでは残雪、崩壊等なし。
・テールリッジからみたところ北稜基部〜略奪点までは雪渓が切れていました。直接コップス
 ラブから雪渓に上がり下降するパーティも見受けられました。
・テールリッジのスラブ帯に新しいフィックスあり。
・出合の簡易トイレはない。

以上ご参考まで。

2000.05.25 (A. Kawahara
マチガ沢/積雪情報

 5月14日には出合いからずっとかなりの量の積雪がありました。下から見たかぎ りでは、雪渓はしっかりしている様子でしたが、ブロック雪崩のあとも見られまし た。

 かなり雪があるので、アプローチはとっても楽だと思います。東南稜の取り付き はわかりにくいので、ガスってしまったら、ただの雪渓登りになってしまう可能性大 です。東南稜はどちらかというと下部の沢登りが楽しいので、秋のほうがいいかもし れませんね。では、楽しんできて下さい。


2000.04.13 (ARIアルパインクラブ/有持真人)
積雪情報

 昨日のニュースでは、水上の積雪も無くなってしまった様です。

 谷川の危険区域は5月12日まで入山禁止になりました。積雪量はかなり多く、 山頂から西黒沢をショートスキーで滑降しましたが、ロープウェイ乗り場の駐車場 まで快適に滑る事ができました。


2000.04.06 (アニマル島田@霧峰山岳会)
積雪状況

 私も実は4月2日に一の倉に入っていました。 南稜を目指して荒れたテールリ ッジを登っていきました。

がっ!!! 中央稜の取り付きから本谷側はものすごいシュルンドでぜんぜん手がつ けられず。

 だいいち烏帽子スラブなんか途中から全層雪崩でスラブが露出しているし、上の ほうの雪渓も亀裂だらけでいつ崩れるかわからない。 このまま敗退するのもも ったいないので、中央稜を登っていると3スラに人影が二つ。

 われわれよりかなりあとに取り付いたはずなのに、もうF6を超えている。 早 い!! なるほど長岡さんだったのですね。 去年滝沢リッジで追い越されたときも「早いなー」と感心していました。   本当はわたしも3スラが第一目標だったのですが、ピッケルとバイルを忘れると いう大ポカをやりまして烏帽子に転進したのです。 でもそんなに悪いのだった ら行かないでよかった。


2000.04.06 (YCC/長岡)
滝沢/第3スラブ

 ★ 山行記録参照


2000.03.30 (長岡@YCC、@モンテA.C)
入山禁止期間

 谷川岳登山指導センター発表の今年の危険地域の入山禁止期間は 4月11日〜5月12日までの予定だそうです。

 私はというと先週は3スラを計画していたのですが天気が悪く出合い敗退です。

 でもちょうど群馬県連の雪山講習会をやっていましたので、その足で合流しお手伝いを してきました。

 その日は朝早くは降っていなかったのですがそのうちにものすごい豪雪になりあれよあ れよといううちに50cmぐらい積もってしまい、視界も無くなって最悪になりました。

 来週あたり天気がよければ谷川は混みそうですね。


2000.03.23 (薄田俊治@どんぐり) 
一ノ倉尾根

 さて、谷川ですが昨日「センター」に危険地域の閉鎖時期について聞いてみたとこ ろ、3/25.26位までは、大丈夫ではとのことでした。但し、自分の入山日直前 には確認をして下さいと言われました。又、現在も積雪が多く、状態は良くないとの ことでした。昨日の12:00くらいに聞いたのですが昨日も雪が降っているとのこ とでした。


2000.03.16 (静岡山岳会/松永) 
一ノ倉尾根

 ★ 山行記録参照


2000.03.16 (ぶなの会/三浦) 
一ノ沢/左方ルンゼ

 ★ 山行記録参照


2000.03.16 (アニマル島田@霧峰山岳会) 
谷川岳/積雪情報

 11日に谷川岳の天神平で雪崩講習会に参加してきました。そこで雪質を調べたりした ので、参考までに書きます。

場所: 天神平スキー場から尾根へ向かう途中の斜面。傾斜30度から35度
気温:確認していませんが、推定マイナス2度くらい。
積雪:565cm 新雪は80cmの発表。ラッセルは膝上から股下くらい。
シャベルで雪の層1メートル80cm程度を出して観察したところ、うえから

1.フカフカの新雪層が70cmから80cmくらい。
2.5mmくらいのザラメ層。(日射によるものと思われる)
3.こしまり雪10cm
4.ザラメ層15cmから20cmところどころ下のほうにしみ出したあとが有
り、降雨によるものと推定できる。
5.締まり雪(指が入らないくらい締まっている。)
 さらにシャベルテストで新雪層にいくつかの異なった層が発見されたが、ハンド テストではこの部分は切れなかった。 ハンドテストで切れたのは2のザラメ層 だった。(腕全体で抱え込んだ。)

 スキージャンプテスト1.5mX2mx1.8mの立方体に雪を切り、その上で スキーを履いてジャンプしてもらった。 4回から5回のジャンプで2の弱層から崩れた。

 スクラムジャンプテスト 8人くらいで横一列になり上記のブロックの上からつぼ 足でラッセルし、ジャンプしてみた。 2回から3回くらいのジャンプで崩れた。

 なおわれわれの講習している斜面をスノーボーダーが滑走していったが、雪面に 何も変化は起こらなかった。

 以上まとまりのない報告でスミマセンが、少しでも参考になれば。


2000.03.09 (ホゲホゲ) 
一ノ倉沢/積雪情報

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2000.03.02 (新潟稜友会/須藤正雄) 
一ノ倉沢/左方ルンゼ

 2月27日(日帰り)

 雪混じりの氷が多く、氷は比較的柔らかい。その分ピックは深く入り安心して登れま した。各滝は左右に寄りすぎると氷が薄くなるので要注意。

 F4はガイドブックでは5級以上と書いてあったけど今回は4級位でした。

 F5は雪が溜まって氷のルートにはならない様。見に行こうと思っていたら上部から 雪崩が頻繁に落ちてきたのでやめました。

 下りは50m×4回の懸垂。支点はブッシュと残置ハーケン。 アプローチは一ノ沢出合までスキー利用。前日一日晴れたのでラッセルはそれほどで もなかった。

 まだまだ雪崩には要注意。マチガ沢出合のマムシ岩の上の大木が何本も折れていまし た。

 金曜日までかなりの降雪でラッセルが予想されたのですが、土曜日が一日晴れ雪はか なりしまったようです。スキーで足首位まで。積雪量は林道で3m位ありました。

 幽ノ沢、一ノ倉沢に土曜日に入山しラッセルがひどく撤退したパーティーにすれちが いました。無理もないと思います。

 沢の中(一ノ倉沢、及び一ノ沢)は雪崩の影響でツボ足でも足首くらいしか潜りませ んでした。まだ底雪崩は起きていないようでデブリはほとんど無く、雪面はフラットでした。


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