谷川岳/一ノ倉沢/滝沢第3スラブ

YCC/長岡(単独)


<山行日> 2000年4月2日(日)<記録> 長岡



 長岡です。

 先週の4/2 故吉尾 弘さんの追悼山行 ということもあって 谷川岳/一ノ倉沢/滝沢第3スラブに行ってきました。

 今年は谷川岳全般に雪が多く取り付きには 楽ですが(F1はほぼ埋まっている為)、 いやらしいシュルンドが隠れていて 要注意です。

 その後はいつもと同じパターンの氷壁、雪壁 の繰り返しです。

 私はドームの横須賀ルートの取り付きの所に 出たのですが、横須賀ルートの1ピッチ目の 3分の2ぐらいは雪で埋まっていて、非常に 不安定な状態でした。

 今年のドームの基部のトラバースは 傾斜がきつく今までで最悪の状態です。

 Aルンゼへの下降点も非常に不安定な中 1.5mぐらい掘らなければピンが見えません。

 その現場に立ち、黙祷をし 安らかに眠るように祈ってきましたが、 私も個人的にいろいろお世話になったので 残念でなりません。

<行動>

センター(05:30)――3スラ取付(07:00) ――ドーム基部(09:00/09:20) ――稜線(10:30)――センター(12:00)

 余談ですが 同行の生存者は先日足も手も切らずに 無事退院したそうです。


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