出合いまでは安定した雪の上に木曜に降った新雪が４０ｃｍぐらいありました。出 合いでは深いところで膝くらいのラッセル（先行パーテー）。 一ノ沢にはいると比較的安定しており、足首から深いところでもすねくらい。上部は さらに締まっていた。

　左方ルンゼ出合いまで小一時間。ルンゼの氷瀑は十分に発達している。４Ｐ（途中コ ンテ）でＦ４上まで。氷質は良く、非常に快適。最高グレードは５ー程度。２ライン ぐらい引けます。

Ｆ４上部のルンゼは少し不安定。Ｆ５チムニーは左から越えるが氷が少なく難しい。 Ｆ５上部はスラブに雪が悪くのっている。さらに２Ｐ行くが雪壁の状態が良くなさそ うなので中間リッジに抜けることをあきらめ下降する。クライムダウンを含めて懸垂 ６回（ブッシュ＋ボルト、立木、ハーケン）です。

　 　我々４人（２パーテー）と後続の方がいましたが、上までぬけずＦ４から懸垂下降す る人も多いようです。半分ゲレンデ的。

　一ノ沢をつめて東尾根に行ったパーテーはたくさんいましたが、全員第一岩峰直下で 状態が悪く引き返して来たようです。一ノ沢自身は比較的安定してます。帰路は高速 道路になってました。