Holy Place:後書き

 大みそか直前にメリークリスマスじゃねぇよって感じですな。あと1時間で帰省せねばならないので後書きは新年になってから書きます(^^;
 とりあえずこの話は「悠久幻想曲において冤罪事件がなかったパラレルワールド」にて書かれています。私の望む悠久世界はこんな形ですね。
 それではよいお年を〜。

(97/12/30)   



 なんて感じで年を越しましたがちょっと補足。
 悠久のテーマ(らしい)「仲間」。キャラや舞台もそのテーマを描くのにそれなりに適した素材だったにもかかわらず、実際のゲーム中ではエルの告白以外にはそれを思わせるようなシナリオが全くなかったのがもっとも不満の残るところであります。エンフィールドにあるSSでも「仲間」をテーマにしたものは数はあまりないようで。本当にそれがテーマだったなら失敗だったということでしょう。(単なるキャッチコピーなら別ですが)
 上に書いたように私が勝手に再構築した悠久世界は冤罪事件はナシ(最初に書いとけよ)。つぶれかけた店を建て直すため、知り合いみんなに手伝いを頼む主人公。それぞれできる範囲で手助けする仲間たち。普通の人たちの普通の話。そういうので書けたらいいですね〜。(いやまた悠久で何か書くかどうかはかなり怪しいんですが(^^;)

 今回初の悠久SSということで全員出してみました。←破綻が目に見えている(爆) 前半はともかく後半一個所に集めるとやっぱりゴチャゴチャするし、忘れ去られるキャラ((c)あ〜る)は出てくるし(汗)
 メロディ、ピートなどの割となにも考えてない系キャラはやっぱり話が作りにくいです。
 リサさんは姉貴って感じですかね。

エル──悠久メインキャラを光と影に分けるとしたら一人だけ影の方に属するキャラ(リサもテーマ別では影の感じだけど、普段は(^^;)。仲間をテーマとして見るならこの人が悠久の主人公では。ちょっと時間なくてあっさり改心(?)させてしまいましたが、年齢が高いだけにかえって意地になってる(仲間が欲しいなんてみっともない、と思ってる)印象もあります。マリアが子供、良く言えば純粋さを持つことを上手く作用できないだろうか。
 彼女の「居場所」探しと考えるならテーマ別4は引っかかるものがありますな。魔法が使えるようにならないと成功しない。結局「魔法の使えない」エルフに居場所はないってこと?

マリア──「単なる親の七光りではなく自分の力で自分の価値を示すため魔法にこだわる」という私的設定。レミット観引っ張ってきただけ(笑) エルにちょっかい出すのは 気 に し て ほ し い か ら !(爆) それに決定!(笑)
 どーも小説読んでつくづく思いましたがエンフィールドには彼女を甘やかしてダメにしようとする連中が多いですね。やはりトーヤ医師のような人が彼女には必要でしょう。マリアは「心の痛み」以外は考えないことにしたい…。(しかし「魔法の花言葉」はニフティでのイベント投票では2位だった。そういうもんですか)

シーラ──エルと同じ悩みを持つ…(ということに勝手にしてる)。この子はわりと素直なので手を差し伸べられれば喜んで来てくれるのがエルと対比できる部分でしょうか。ただ今回は書かなかったけど、嫌なことを嫌と言えない=仲間から嫌われるのが怖くて言いたいことが言えない、って展開もアリかも。(そんなの本当の仲間じゃないし) あとは親に反抗しないと(笑)

アレフ──ナンパ男は本命には意外と奥手だったりいい人を気取ったりしちゃうらしいですね(笑) そう考えるとCDや小説のアレフはシーラ本命じゃないんですがこの際無視(おいおい) 大好きな女の子がいて、彼女が悩んでて何とかしてあげたいんだけどどっちかというと嫌われてる。自分でも彼女に相応しいとは思えないし、回りくどい事しかできなくてーーって感じがロマンじゃないでしょうか。(ねぇよ)

パティ──天童あかね(らんま1/2)入ってます(^^; 意地っ張り、素直になれない、ついケンカしてしまう。その裏にある気持ちが透けて見えれば可愛いだろうけど、ゲーム中じゃ何も見えなかったのが問題でしょうな。本気で怒ってるようにしか見えないし、それをパティが後悔してるような描写もなし。勝手に解釈するしかないよなー。位置づけ的にはシーラとアレフ、パティと主人公がカップリングとしては好きなんですが。

主人公──昔考えたオリキャラ「紫円」になんとなく項羽の姓を取って「項紫円」としてます。なんか甲子園みたいなので中国語読み(←かなり怪しい)つけてますが頭の中では「しえん」と呼んでたり(^^; 中国服(拳法着?)着てる設定。

由羅さん──オトナのキャラにはそれなりの奥深さがなくちゃさぁ>悠久2 ドクターと結構いい組み合わせかも。

ローラ──親も兄弟もなくこの時代にたった一人の彼女には仲間以外頼るものがないし、人一倍孤独には敏感なのではと思うもので単なるエンフィールド一の健康美少女で通されないことを祈るばかりなり>悠久2


 話の構造としてよく使われる要素に「聖域」というものがあります。みんながいる大事な場所。例えば光画部やウィザーズアカデミーの部室だったり、きらめき高校だったり、緑林寮だったり、イゼルローン要塞だったり。話としてはそこに何がしかの黄金時代や雨宿り的なものがあり、加わったり守ったりそこから旅立ったりと色々ですが。ジョートショップは十分その資格は満たしてますね。悠久の場合他に「さくら亭」という場所もあるのがややこしいところですが、一本通ったストーリーを考えるならジョートショップが軸となるべきでしょう。こういう店がつぶれずに存続していること自体街の人たちの善意あってのことでしょう(ていうかそのように設定)。善意の塊のようなアリサさんをみんなが手伝っていくということはある種象徴であるし、そういう中でのそれぞれの話を考えてみたいものです。
# 但しアリサさんも偉大な女神さまではなく、あくまで普通の人として。


(98/01/05)   



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