〜21歳の結婚〜


第二話




テーマ『21歳の結婚』 作:ともみ 絵:ちーさん
主人公・・・剛・18歳・ダンスを習っている(森田剛)
カリスマ女子高生・・・健子・17歳(三宅健)
剛の親友兼健子の兄・・・岡田or准x2・18歳・ピアノを習っている(岡田准一)
友情出演(?)・・・だぜ(!!)
剛のダンスの先生・・・井ノ原先生(井ノ原)
ギャル男2人組・・・架空人物


〔准から剛へ電話中〕
⊂准⊃「・・。なぁ、ほんまにごめん!・・・ごうくん・・?」
⊂剛⊃「(怒)。ま、別にいーけど。どーせ俺はたらしだし。」
⊂准⊃「いや、そーゆーつもりで言ったんじゃないって!ただ、健子のやつさ〜よくストーカーとかにも狙われた事あるし、まぁかわいいやん!俺の妹やし、だからこれ以上変な虫がつかんようにって・・・。」
⊂剛⊃「変な虫!?あっそう。俺は虫けらってことか?(怒)」
⊂准⊃「だっ違うって。剛くんは違うけど、けど・・(汗)」
⊂剛⊃「
はぁ。わーったよ。おまえの親友は虫けらって事で。」
⊂准⊃「ごうくん、ぜんぜん分かってないやん!(困惑)ん〜〜、そうや!剛くん俺またゲーム買ったんよ。F1の。また、やりに来ない?健子が家にいる時に剛くん呼ぶようにするから・・。」(准くんやさしいね。(^^;)
⊂剛⊃「まじ!?っしゃ!それなら許すよ〜vvvv」
⊂准⊃「手ぇだすなよ?(心配)」
⊂剛⊃「おまえ・・・俺の事信用しろって。」
⊂准⊃「分かった。じゃあ、多分今週は健子早く帰ってくると思うで。明日来る?」
⊂剛⊃「っあー、明日オレ無理だ。部活あるしそのあとで、ダンスの井ノ原先生のとこ行かなきゃなんねーから。あさっては?」
⊂准⊃「んー。たぶんおるんちゃう?あさってにしようか。」
⊂剛⊃「ん、分かった。じゃあな。」
⊂准⊃「うん。じゃあな。」


電話終了。それからいっきにとんで、次の日の放課後になりました。

***************部活終了後*************


⊂剛⊃「じゃーな!」
⊂だぜ⊃「おう!明日の朝練遅れてくんなよ!(笑顔で)」(だ、だぜ!?!?)

****************ダンス教室到着***************


⊂剛⊃「井ノ原先生〜。」
⊂井ノ原先生⊃「おぅ!剛か?」
⊂剛⊃「何ですか?話って・・。」
⊂井ノ原先生⊃「あぁ。まだ、検討中なんだがおまえも最近ますます伸びて来てるんだ。才能があると思ってる。そこで、毎年2月にニューヨークに留学生を4人出してるのは知ってるだろう?その合否は1月の初めに行われる、ある舞台で決まるんだ。俺としては森田を推薦したいと思っている。どうだ?サッカーをやめて本格的にダンスに打ち込んでみないか?」(おお!すごいよ、剛くん!)
⊂剛⊃「ありがとうございます。でも、俺まだサッカーもやりたいし、まったくそうゆうこと考えていなかったので・・。」
⊂井ノ原⊃「・・・そうか、まあまだ時間はある。考えておけ。」
⊂剛⊃「はい。それじゃ、失礼しました。」


実は剛はこの前まで、サッカーをやめてダンスに打ち込もうかと考えていた。でも今は何かがそれを引き止めていた。それがなんなのか、剛自身まだ分かっていなかった。そのことについて、考えながら剛は歩いていた。次の曲がり角を曲がった時、一人の女子高生がギャル男2人組に囲まれていた。

**************剛帰宅中***************


⊂剛⊃「さっみぃ・・。やべえ風邪ひくかも。」
⊂女の声⊃「だから、いやだって言ってるでしょう!!」
⊂剛⊃「・・・?あの声どっかで・・?」
⊂ギャル男1⊃「いーじゃーん♪キミってさ〜この辺によくいる子でしょう?すっごい評判だよvvv前にプリクラ見たことあんだけど、あれよりもさらにかわいいよねvv」
⊂ギャル男2⊃「だよな、まじびびったんだけど。ねぇ、どっかいこうよ!好きなとこでいいからさ!」
⊂健子⊃「嫌だったら!くっつかないでよ!」
⊂剛⊃「健子ちゃんだ!!」


なんとギャル男に囲まれていた女の子は健子だった!剛くんどうする!?

⊂剛⊃「っちくしょ、おい!テメェら何してんだよ、その子から離れな!」
⊂ギャル男1⊃「あぁんだと・・!?おまえ誰だよ?」
⊂ギャル男2⊃「 っあー、オレこいつ知ってる〜。あれだよ、伊東高のたらしの森田だよ。俺のダチがこいつに彼女とられたことあるんだよ。」
⊂ギャル男1⊃「まじ!?なんだよ、おめーもこの子がかわいいから欲しいだけなんだろ?取れるもんなら取ってみろよ!」
⊂剛⊃「あ?おまえらと一緒にするんじゃねーよ!!」
⊂健子⊃「剛くん!!待って!いいよ、いいからやめて!!」


剛は自分の事を呼び捨てにした、ギャル男2の方から殴りにかかった。(さすが剛様!)しかし、2対1では剛が不利なのが分かりきっている。剛はすぐにギャル男1に取り押さえられ、ギャル男2に何度も殴られた。健子は声も出せず、目を閉じたままその場に座り込んでいる。

⊂剛⊃「
ぐはッ、くそっ・・・。」
⊂ギャル男1⊃「はっ、なあんだよこんなもんか。くだらねえな。ま、たらしが俺らに勝てるわけねーけど。」


その、「たらし」と言うことばに剛はとてつもない怒りを感じた。それと同時に相手の足をつかんで下に引きずり倒し、もうひとりのお腹や足を蹴り飛ばした。そうしてやってやりかえしてを繰り返し、最終的にはわずかの差で剛が勝った。剛の鋭い目付きにびびり男2人は一人が「い、行くぞ!」と行ったかと思うと一目散に逃げていった。剛は息が完全に上がっている。もう、立つことも出来ずにその場に仰向けになって倒れている。体中あざだらけの状態だ。健子はすぐに側に駆け寄った。

⊂健子⊃「ご、剛くん大丈夫!?ヒックごめんね、あたしが早く助けを呼べばヒック・・・。今お兄ちゃん呼んだから、しっかりして!!」(号泣)
⊂剛⊃「はっ、今の2人たいしたことねーな。口だけじゃねーか。」
⊂健子⊃「ばか!!何言ってるの!?こんなにあざだらけで・・・。
ヒックこんな・・・」
⊂剛⊃「へーきだよ。・・・でもないな。イテっ、あいつら同じとこばっか殴りやがった・・。」
⊂健子⊃「だ、だめだよ!動かないで、お兄ちゃんが来るまで!」

*****************准一到着********************


⊂准⊃「剛くん!大丈夫か!?あぁ、めちゃくちゃにやられたなぁ。ほんまにそいつら許さへん!」

なんと准x2家からマッハ3分で来た!本当に剛が大好きなのである。

⊂健子⊃「お兄ちゃん!早く運んでぇ!!」(泣きじゃくり)
⊂准⊃「わ、分かってる!剛くん立てるか?
死ぬなよ〜!!!」(准x2も泣きじゃくり(^^;)
⊂剛⊃「(笑)おまえ、ばかじゃねーの?こんなんで死ぬ奴なんかいねーよ・・。」
⊂准⊃「
何いうとんねん!!あほお!剛くん死んだら俺も死ぬで!」(おぉ!熱い男准一!)
⊂剛⊃「はぁ?(笑)」(ちーっとも分かってくれない剛)
⊂健子⊃「病院行った方がいいんじゃないの?あたし呼ぶよ?」
⊂剛⊃「待った!!あっいやっ、えーっと・・俺は健子ちゃんちに行く方が一緒にいれるし、
じゃなくてあの、近いし楽だな〜なんて。」
⊂准⊃「まーた、剛くん。照れるなよぉ!俺んちだからやろ♪」(マジな准一)
⊂剛⊃「・・あぁー、そうだね。」(あきれる剛)

******************准一家到着******************



准一は気を使って自分の部屋にいた。でも、本当は剛のそばにいたくてしょうがない。

⊂准⊃「ご、剛くん、あんなにあざだらけで・・・。あぁもう!俺がその場にいたら相手をぼこしたるのに!!」

准一にとって剛は大切な大切な存在みたい。そのころ剛は健子と下の部屋にいた。健子は剛の傷の手当てをしていた。もちろん、ぜんぜん泣き止まなずに。

⊂健子⊃「っす、ヒック、ヒック、ほん・・とにごめんね。っす、ヒックあた、しのせいでこんなにヒドイ・・ヒック
⊂剛⊃「ほんとにへーきだって。健子ちゃんが手当てしてくれたからどこも痛くないし、それに・・・健子ちゃんにまた会えたからね。」(めちゃくちゃスマイルvv)
⊂健子⊃「
(少し赤くなって)ばかっ。そんなこと言わないでよ!・・たらしの言うことなんて信じられない!」(と言いながら下を向く)
⊂剛⊃「え!そ、ちょまってよ、そんなつもりで言ったんじゃなくて・・(汗)」(ショック)


恥ずかしいから口ではそんなことを言ってしまう健子も実は結構剛を信用してきている。そればかりか、体を張ってまで自分のことを守ってくれた剛に対して今までとは違う感情が芽生え始めた。当然、当の本人の剛はそんなことはまったく気づいていなかった。思ったよりも鈍感な剛なのであった。


今回はイノッチも登場していただきました〜★どーです?このちーさんのイノッチは!!(なぜかともが自慢してる)めちゃくちゃ傑作ですよね!?Tシャツの「男」最高。(笑)あと、「だぜ」にも来ていただきました〜。しかも一瞬。(^^;)それでは第3話をお楽しみに☆


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