図書室




テーマ『21歳の結婚』 作:ともみ 絵:ちーさん
主人公・・・剛・18歳・ダンスを習っている(森田剛)
カリスマ女子高生・・・健子・17歳(三宅健)
剛の親友兼健子の兄・・・岡田or准x2・18歳・ピアノを習っている(岡田准一)
剛の彼女の一人・・・ゆかり・18歳・ギャル(架空人物)



〜21歳の結婚〜


第一話

〔伊東私立高校〕
⊂准⊃「あ。おはようごうくん。っていうか今昼やろ!?何しとん!」
⊂剛⊃「別に。オレ地理の講師好きじゃねんだよ。なんか、威張りくさってて。やたら俺のピアスについてうるせーし。」


そういいながら席に座る。席は剛は教室の一番後ろ・窓側でその前の席が准x2の席である。

⊂准⊃「あー。4時間目地理やったもんなぁ。だったら、その時間だけ保健室で寝てればいーやん。」
⊂剛⊃「あ?あぁ・・。」(雑誌「HOT DOG PRESS」を読んでいる)


剛は雑誌を読み始めているので、岡田の話しは聞き流している。そこへギャルが登場!!

⊂准⊃「(ちょっと笑って)なあ、聞いとるん!?・・・まぁええわ。(溜め息)それより・・・。」
⊂ゆりか⊃「あー!剛〜。やーっと来たぁ〜。ねぇー今日一緒に帰ってくれるでしょう?」(おもいっきりギャル(^^;)
⊂剛⊃「あぁ?・・ん・・。」(相変わらず雑誌に熱中)
⊂ゆりか⊃「もう!剛〜。約束したじゃん!!」


剛の返事が聞こえなかったため、ゆりかが教室に入ってきた。剛にはこのゆりか以外にも彼女がいるが最近一番よく一緒にいるのはゆりかだった。

⊂ゆりか⊃「ねぇ!聞いてるの!?」

⊂剛⊃「はぁ。
(溜め息)わーったよ。(分かったよ)帰る。帰る。」
⊂ゆりか⊃「何それぇー?もう!まあ剛なら許してあげる。じゃあ6時間目終わったら、正門のとこでね!」


剛は雑誌を見ながら4回軽くうなずいただけだった。

⊂准⊃「6時間目って・・・。HRは?またでぇへんの?」
⊂剛⊃「ったりめーじゃん!そんなの。」
⊂准⊃「それにしても、すごいよなあ。今の子また新しい子じゃない?」
⊂剛⊃「んだよ、そんな目で見んなよ。」(ちょいキレ目)
⊂准⊃「そんなん、別に普通に見てただけやで。っていうか剛くん今、彼女何人おるん?」(ちょいビビリ目)
⊂剛⊃「・・・・。12・・・。」
⊂准⊃「
12人!?!?
⊂剛⊃「っるせーな。びびらせんなよ。おまえ食堂にでも行ってろよ。」
⊂准⊃「・・・・。(反省)」


剛は「女性不信」なところがあるのだ。その訳は昔、剛が幼い頃に母親が剛を連れて海に入り、共に心中しようとした事があったのだ。剛の中でこのことはずっと根深く心の奥底にあり、今でもときどきその時の夢を見るぐらいなのだ。剛は「女は裏で何を考えているんだか分からない。」と思うようになった。しかし、どういう訳か「かわいい子を見ると手に入れたくなる」という気持は普通の男子高校生並みなのである。親友の岡田准一はこの事を全て知っている。でも、准一以外の男子は知らない。剛をどう思っているのか、ちょっと聞いてみると・・・。


⊂男子A⊃「剛の女性関係!?派手x2!んもーとにかく派手!」
⊂男子B⊃「来るものこばまず、去るもの追わず!!とっかえひっかえ手当たり次第ッ」
⊂男子C⊃「俺が必死の思いでくどいた彼女をとられたんだぁッ!しかもすぐに捨てやがったー。」(それは気の毒に。(^^;)
⊂男子D⊃「剛許すまじ!」 ⊂男子全員⊃「あいつばかりがなぜモテる!?」(男のひがみ)


うぅ〜ん。(^^;)剛はかなり恨まれてますねぇ・・・。それもしかたない。ただでさえ共学校なのに近隣の女子高生にまで手を出しているんですから・・。

⊂准⊃「あ!そおや!さっき言おうと思ったんやけど今日うちに来るゆうてたやん!!俺が買った「嵐を育てるゲーム」やろおゆうたやんかー。」(だだっこみたい・・。)
⊂剛⊃「っあー。あのマネージャーになれるっていう・・・。」
⊂准⊃「そおやで!マネージャーになれるんやで!?嵐やで!!」(いまどきこんな男子高校生いないよ。(^^;)
⊂剛⊃「(笑)やっべぇ。忘れてた。行くよ、今日。」
⊂准⊃「ほんま!?
(うれしい)でも、さっきの子は?」
⊂剛⊃「裏門から行きゃへーきだよ。」
⊂准⊃「・・・・そか。・・・。
(うれしい)

****************6時間目終了******************


正門では・・・
⊂ゆりか⊃「剛、やっぱまじでかっこいいんだけど。一緒に歩いてるだけでも自慢できるんだよねー。今日どこ連れてってもらおっかなー?きゃ〜*」(はいはい(‐‐;)
裏門では・・・
⊂准⊃「なぁ。やっぱHRでぇへん?」(ちょっと弱気)
⊂剛⊃「・・・・。(無)」(要するにシカトね!)

******************岡田家着*******************





⊂准⊃「ただいまー。」
⊂剛⊃「ただいまー。」(自分の家かのように)
⊂准⊃「何でやねん!ここはオレのうちやで!」
⊂剛⊃「(笑)。ってか誰もいなくねぇ?」
⊂准⊃「あ〜。そういえば、今日おかん『町内ラップコンテスト』にでてるんやった。」
⊂剛⊃「はぁ?元気いーなー。おまえのかあちゃん。(笑)」







***************ゲームスタート!************


⊂剛⊃「うぉ〜!!」(←? 対戦ゲームじゃないよ?)
⊂准⊃「かわえぇ〜なぁ〜。」(←!あぶないよ、准x2!)

******************ゲーム熱中*****************


⊂剛⊃「やべぇ!桜井疲れてんじゃん!」
⊂准⊃「お゛ぁぅ!!かわいそうや、はよ休ませんと!」(じゅ、准x2・・?)


・・・まあそんなこんなで。(笑)どうやらはまりまくっている二人。と、そんな時!

⊂健子⊃「ただいまー。」
⊂准⊃「おかえり!今それどころじゃない!」
⊂剛⊃「は?誰?」(女の声にピクピク)
⊂准⊃「んぁ?あー妹。」
⊂剛⊃「は、おまえ妹なんていたっけ?」
⊂准⊃「あぁ!松潤もこんなに疲れてる!」
⊂剛⊃「(笑)おい、聞けよ!」
⊂准⊃「あ?あぁ。前に話したやん。剛くんそん時も俺の話あんま聞いてなかったよ。」
⊂剛⊃「・・・。
(思い出せない。)っていうかさぁ、かわいい?妹・・。」
⊂准⊃「手出すなよ。」(即答!(^^;)
⊂剛⊃「(笑)。わーってるよ!何にもしないって。・・・隣の部屋に居るの?」
⊂准⊃「あかん!ぜっったいにあかん!今の剛くんには渡せへん!出直してきな。」(いつになく厳しい)
⊂剛⊃「んでだよぉ。紹介してよ、手出さねーってば!准ちゃん!」
⊂准⊃「気持ち悪い・・・。」


ゲームに熱中しながらも怒る准x2とすでにゲームなんてどうでもいい剛。!!突然准一の部屋のドアが開いた・・・!?

⊂健子⊃「お兄ちゃん、電話ー。バイトの坂本さんから。」
⊂准⊃「なにぃ!?やべー、もうこの前サボった事ばれたんかー。」

と、いいながら准x2は慌ただしく階段を降りていく。部屋に残されたのは、剛と健子の二人だけ。しばし沈黙。下で准x2が必死に謝っているのが聞こえる。

⊂健子⊃「・・・・森田剛君?・・。」(上目使い)
⊂剛⊃「え、あぁうん。え?なんで知ってんの?」
([剛の心の中]ちょーっとちょっと声もかわいいんじゃないのぉ〜?やべぇ。もうはまりそう。(笑))
⊂健子⊃「・・・。お兄ちゃんがよくはなしてるから、なんとなくそう思ったの。」
⊂剛⊃「え?岡田なんて言ってた?」(ちょっと期待)
⊂健子⊃「
(ちょっと笑いながら)女たらしだってー。」(いいながら部屋を出て、健子は自分の部屋へ)
⊂剛⊃「・・・・まじ?」


剛は始めは何がなんだか分からずにいたが、その不安定な気持ちはだんだん怒りになっていったのである・・・。そこへ准x2が勢いよく階段を駆け上って来た・・・・。あぶないよ〜。(^^;)

ダ!!「バタン!」
⊂准⊃「剛くん!健・・あれ?健子は?」(息きれぎれ)
⊂剛⊃「・・・・(怒)。」
⊂准⊃「あぁ、もう部屋戻ったんかー。良かったー。てっきり剛くんに襲われてるかと思って急いで来たんよ。あー、それにしても坂本さん話長いわー。」

(剛の様子が違うのに気づく)


⊂准⊃「どうしたん?すんごい顔してるで。こわいよ、兄さん。(笑)おーい。」(准x2、あぶない逃げて!(笑))
⊂剛⊃「岡田君・・・・。
(少し引きつった笑い) きみはいいやつだよ・・・。本当に・・。」(爆発カウント!5・4・3)
⊂准⊃「(?) ・・そう?やっぱり?」(2・1・・)

**************プツリ(←剛がキレタ音!)*************

⊂剛⊃「
ふざけんな〜!!(激怒)」
⊂准⊃「う゛ぉ!何すんねん!あ痛い!!イテッ!ぐぉ〜!?いきなりなんや〜!」(あぁ、准x2さよなら(;−;)


どーでしたか?ちーさんの絵は感動的にかわいいですよね!?とも作の本文は・・・。あの、何かリクエストとかあれば掲示板にでも書いて下さい。あっ、感想も・・・。健子はほんのちょっぴりでしたねぇ。(^^;)これからの展開もみなさんのリクエストとかも参考にしていきたいと思ってるのでお楽しみに!!\(^0^)/


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