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【記事番号:892】 AVフェスタ2005で最新の製品を見てきました。


投稿日時: 05/09/25 19:16:28

AVフェスタ2005で最新の製品を見てきました。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050921/avf01.htm

感想などを少し。

三洋
省スペース化した55/45型リアプロTV「GRAFINA」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050916/sanyo.htm
暗い。視野角が狭い。1世代前のリアプロジェクタという感じでした。安さで勝負だそうですが、向かいにあった、EPSONの3LCDのリアプロの方が安くて明るい・・・。こりゃ駄目ですね・・。株をホールドしているだけに期待したのですが、新製品でこんなものが出てくるようだと・・なにか、会社がおかしくなってしまっているんでしょう。困りました。

松下 フルハイビジョン画素65インチPDP
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050825/pana1.htm
この展示会へ出掛けた理由は、フルHDのPDPパネルの画質と、ソニーのフルHD液晶TVを見て画質を判断するのが目的でした。実機で確かめたかったのは、PDPならではの高いコントラストがフルHDのプラズマにもたらされた場合、それはブラウン管モニタを見ているような感じで圧倒的なインパクトがあるのか?ないのか。その点でした。

しかし、予想に反して第一印象は、意外に良くないものでした。デモで流されているのは、假屋崎省吾のアレンジした花の素材映像(ブルーレイ)なんですが、映像にコントラストがなく、平坦な感じでした。また、65インチプラズマですが、冷静に観察すると明るさは他のインチのプラズマとまったく同じなのですが、面積が広くなった分、明らかに「暗い」印象でした。照明に工夫してあり、周囲はうまく暗くしてあるのですが、それでも暗いです。間接光照明の洋風のリビングで使うなら十分いいんですが、私達が考えているように会社で運んであちこちの部屋でデモ等で使うならば、これは暗すぎるでしょう。また、花の映像はパンをした時にフロージャーのDCDiみたいな後引き残像が15センチ以上出る状態で(これはパネルでなくてソースかIP変換の問題かもしれない)キレが良くない感じでした。中間調の色がグラデーション状になるシーンでは、他のインチのパネルに出ていないモアレみたいな干渉ノイズも盛んに出ていました。また、地上デジタルTV映像などを出してもらって見てみましたが、出演者の目の周りにモスキートノイズが出ており、うーん、これはTVとしてもどうだろう・・・と思いました。VIERAというと、優れたIP変換が売りですが、なんかHD画素用に最適設計されたものがまだできていなくて、前のやつを無理やり画素だけUP対応させたので、随所にパワー不足が出てしまっている・・・・という感じがしました。99万円ですからねぇ・・・。文句いいがたい部分はあると思いますが。

ただ、女の子を使った別のデモコーナーにも65パネルがあり、そこで65インチPDPで映画を再生するシーンが一瞬あるのですが、これは非常にきれいに出ていました。同じパネルなんですが・・・やっぱりソースが違うと印象が違います。

リアルHD画素の液晶TVが増えた昨今、65インチハイビジョンPDPに期待している人って、その液晶を上回る圧倒的な明るさとコントラストに期待してくるわけですから、次のCEATECでは、それを体感できるような別の展示ソースを用意して欲しいです。假屋崎省吾の花の映像は中間調の鑑賞にはいいですが、動きがなく、コントラストが低すぎて、PDPならではのパネルの良さがよくわからんです。

ソニー
フルHD対応モデルなど液晶「ブラビア」3シリーズ
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050914/sony2.htm

KDL-46X1000 1,920×1,080ドット
46インチしかありませんでしたが、画質は・・いいですね。HVXシリーズと同じブラウン管に似せた画質で、良いバランスです。周囲は明るいのですが、バックライトも明るい。眩しいくらいです。視野角も妙に広くて、真横から見ても特に問題ない感じです。色域も他社と異なり、かなり広い感じでした。ソースはD5じゃなくて、ブルーレイでしたが、十分きれいに見えました。ただ、PCとの接続性がよくわかりませんでした。あと重い・・・。さすがソニーってところですね。これで値段半分ぐらいにして貰えるとうれしいです。それから、オーディオのセンタースピーカが前にデーンとあったのは困りました。他のスピーカとのグレードマッチの問題はあると思いますが、センタスピーカなんて音場だけなので、本体に内臓して欲しいです。TVの前に何か箱があるのはデザイン的によろしくないです。

3LCD採用のリアプロテレビ低価格モデル
3LCDは初めて実機を見ましたが、インパクトあります。これは明るさとコントラストが圧倒的でした(EPSONもそうですが)。視野角も広いし、リアプロって感じはしません。ただ、置いてあった50インチのやつは、約1.5M離れたソファーの上でも、もう肉眼で画素が見えてしまって疲れてしまい、僕は嫌でした。このインチだとHD画素じゃないと辛いです。あとは・・FOCUSズラしてマイルドにする接近モードを追加するすとか(笑)。光学駆動のリアプロならできそうです。ビクターのD_ILAのリアプロもきれいでしたが、値段差がありますから、これはこれで結構売れそうですね。

ビクター
良かったです。D-ILA−HDは良いです。HD画素のドライブも良好です。
明るい部分で白飛びがあり、白い部分の色が薄くなってしまう昔からのD-ILA特有の独特の絵ではありましたが、全体としては良い絵だと思いました。これはリアプロという分類ではなくて、液晶、PDPとならぶひとつの別分類って感じでした。映像はブルーレイでしたが、それでも良かったです。値段は61インチで実売65万前後になるので、一番安い点が良いですね。消費電力の点でも優れています。なお、70インチ版は120万ですが、リアプロのクセにインチで値段上げるには汚いですね。70インチ版はまた暗いので絵の印象が良くないです。70インチ版は2灯にする必要があるでしょう。また、70インチ版を90万ぐらいで出せば、きっとブッチ切りで売れると思うのですが、そういう戦略はできないですかねぇ・・・。インチアップで追加コストがかからないD_ILAならではのメリットをもっと生かして一気に普及を図るのが良いと思います。

シャープ
57インチフルHDのやつを見たかったのですが、これはCEATECで展示するとのこと。展示していたのは従来品でしたが、よくお店でも見かける液晶61インチの画面の迫力は圧倒的でした。ただ、これって・・MPEGの絵じゃないよな・・・と思って聞いてみると、後ろにD5のデッキがあり、それで再生しているとのこと。そうだったのか・・・そりゃズルイなぁ・・・。

で、その61インチですが、圧倒的なインパクトがあるのですが、よく見ると、シャープ特有の問題が見えていますね。画面はディザリングっぽいノイズが常にチラチラ移動しており、特にヨーロッパの大聖堂をパンしたときなどは、ギラギラザラザラが大移動してまったく耐えられない状況です。150万円するわけですから、24ビットのフルカラー液晶にはできないのでしょうかね?。パネルの明るさ、コントラストは最高ですが、色の表現はかなり不満です。4波長バックライトとかそういう細かい問題でなくて、基本的な色の表示スペックに致命的な?弱点がある感じです。これはドライバの色の処理のビットが足りないのか、液晶パネルが24ビットでなくて擬似フルカラーで動いているのかだと思いますが、どうなんでしょうか。SDからのIP変換も駄目だし・・・うーん。このパネルに、VIERAのIP変換、ソニーの画質監修があれば、最高のものができるのだろうけど・・なかなかいいものはできないです。

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050920/sharp.htm
シャープ、フルHD対応AQUOSに57/37V型モデル

この記事見ると、階調表現を改善したやつが出ると書いてあるから、これに期待なんですかね。この61インチはまだ買い時でない感じです。



総括
総括すると、あまりバランスのいいものはなかったです。PDP65インチは80Kgもあるので、従来PDPみたいに高い車輪付きスタンドで自走させて会議室へ運ぶのも・・・難しいでしょう。液晶61インチも階調表現に問題あり。リアプロはいいものが出てきましたが、リアプロなんですから、差が出やすいところを狙って、もっと安く売らないと駄目ですね。

多分・・・シャープのLC-57GE2を見てみて、これが良くて、PCでドットバイドットで駆動できることがわかれば買うかも。あとはソニーの46インチ、あとはビクターのHD画素プロジェクター61インチ、この辺が候補って感じになりそうです。


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