0. 千代島先生のプロフィール(?)
0. 千代島先生のプロフィール(?)

 千代島氏の専門は、おそらく科学哲学、に分類されるのだと思います。その主張の一端をここで読む事が出来ます (リンクが古くなっていたので貼りかえました)。

 また、残念なことにすでにアクセスできなくなっていますが、都立科学技術大学の学生さんのページで、 千代島氏のことを

さらば さらばタイムマシン
時空の探求 反論すれば不可になる

と歌っているのを見たことがあります(「さらばタイムマシン」「時空の探求」は千代島氏のだいぶ前の著書の題名です)。 学生さんも苦労しているのですね。

 まあ、科技大や青山学院の学生さんたちは、千代島氏に惑わされず、 しっかり自分の頭で考えてくれるでしょうから、あまり心配はしていませんが (こういう人には適当に話を合わせて、納得したふりをすればいいのです。 こんなのをまともに相手にして、不可を食らうなど馬鹿馬鹿しい)。

 千代島氏の著作の大きな特徴はその独得の罵詈雑言にあります。その一端を味わっていただくため、 また氏の主張を列挙するためにも「世界を欺いた科学10大理論」の目次を全文引用してみましょう。これだけでも結構笑えます。

「世界を欺いた科学10大理論」目次全文 (長いので別ページにしました)

 「世界を欺き続けた迷信」「支離滅裂な計算」「破廉恥な欺瞞」…(全て原文のまま) いいですねぇ (笑)。もし千代島氏の主張自体が「浅薄な思考の産物」 でなければこれらの罵詈雑言はむしろ爽快に響いた事でしょうけど。

 千代島氏自身、前書きの中で

....私は本文中において、 一部の物理学者を刺激するような無遠慮な表現もあえて多用させていただく事にした。 沈滞した物理学界を活性化するためには、少々礼を失した刺激も必要ではないかと思ったからである。

と書いているので、自分の表現が罵詈雑言に類するものである事はわきまえておられるようです。 その一方で、

単なる中傷合戦ではなく、真に生産的な論争であれば、積極的な意味を持つのである。

とも書いています。千代島氏の主張が「生産的な論争」に値するものであれば良かったのですが。 こういう人の相手は私のような物好きに任せて、プロの物理学者の方はぜひ生産的な仕事に専念していただきたいものです。

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