日本では「死亡遊戯」というタイトルで公開されたブルースリーの映画。 はっきり言って、この映画面白くもなんとも有りません。 しかし、この映画はブルースリーファンなら必ず知っているし、必ず見たことのある映画なのだ。 この映画は、ブルースリーの死後に、それまでの映画、未編集のフィルム、 そっくりさんを使った新しいカット、そして、 同名タイトルの映画として既に撮影の終わっていた部分を つぎはぎして造った映画なのです。 というよりも、既に撮影が終了していた死亡遊戯の格闘シーンに 命を吹き込むために作られた映画なのである。 だから、ストーリーも変だし、声も吹き替えで映画としての完成度は低いのである。 しかし、ブルースリーが死んだ1972年は燃えよドラゴンが全米公開され、 香港でも日本でもブルースリーの人気が最高潮に達した年である。 ハリウッドでは、白人でないスターが生まれそうな雰囲気に戦々恐々としていたのである。 誰もがブルースリーの死を悼んだ。ハリウッドでは皆が胸を撫で下ろしたという話もある。 そして、あの切れのある格闘シーンが二度と見れないことを心から悲しんだのである。 しかし、そこに既に撮影された未公開の格闘シーンがあったのですよ。 なんと１２分もあったのですよ。 映画そのもののできなんか別にいいじゃないですか。 ということでブルースリーの死後６年経ってGame of Deathは作成されたという訳です。 その格闘シーンから３つほどピックアップしました。 一番大きい上のシーンはブルースリー最後のハイキック。 左の絵の青い服の人はKareem Abdul Jabberという当時のNBAの選手で、身長2mを超す巨漢です。 右の絵はブルースリー最後のヌンチャク。