射手座は全天の星座の中で最も古い起源をもつ星座です。
弓を引き絞る姿は紀元前12世紀頃の石碑にその姿を見ることができます。
でもそこに描かれている姿では下半身を馬ではなくサソリとして描かれています。
サソリと射手の関係は深いものがあって、その矢は 蠍座の心臓にあたる
アンタレスにむけられています。
馬人ケイローンは大神ゼウスの父である
時の神クロノスとニンフ(妖精)フィリラとの間に生まれた子供です。
幼少より音楽の神アポロンと月の女神アルテミスから、音楽・医術・狩り・予言などを学びました。
この馬人はギリシア神話ではケンタウロスと呼ばれ、山の洞窟に住み、その多くは善良で人間と親しく
交流をもっていました。
そしてこのケイローンは怪力ヘラクレスに戦いの技を教え、アポロンの息子アスクレピウスを
名医に育てあげました。
アルゴー船遠征隊を率いて金色の羊皮を取り返しに行った話しは有名です。
ケイローンはヘラクレスが馬人族と戦っていた時に、誤ってヒドラの猛毒を塗った矢で膝を射られてし
まいます。
しかし神の子であるがゆえに不死身であったために苦しむばかりでした。
それを見かねたヘラクレスは大神ゼウスに祈りケイローンの不死身を解いてもらい、ケイローンは安ら
かに死出の旅路に旅立ちました。
その死を悼んだ大神ゼウスが天にあげ射手座となったと云われています。
秀でている癒しの技をもつケーローンでしたが自らの傷を癒すことだけはできなかったようです。
☆
<<性格>>
放たれた矢が目標に向かって邁進するように、束縛から自由になって目標に向かって探求の旅を始めます。
希望に満ち未来の可能性に自分の全てを賭け冒険の旅へと旅立つことができるのです。
射手座の人が旅・自由を愛しあまり束縛されたくないと考えるのは放たれた矢の本質なのかもしれません。
勿論精神面においても同じです。
哲学、思想に触れて知性・心の世界を旅する事が好きなようです。
ただ邁進しすぎてこの熱意・情熱から現実の判断を見誤る事で理想の世界に生きてしまう危険性もあります。
狂信的な宗教・信念が持つ危険性なども考慮しておいたほうが良いのかもしれません。
ケイローンが自分が傷を負いこの苦痛から逃れるために自ら「死」を選んだ事を忘れないようにしてください。
このケイローンは今カイロンという名の彗星として太陽系を廻っています。
自由を愛する射手座は肉体・精神両面から制約をあたえる現代社会が、実は内面的苦痛を与えている事を
暗示しているようにも思えます。
希望・理想には限界がある事を承知の上で何かを求めて旅にでる、これが射手座の本質なのでしょうか。
☆
<<愛の形態>>
支配性木星・神ゼウス、そして妻ヘラ
この関係から推測されるように結婚生活は決して褒められたものではないようです。
神々の王として君臨していたゼウスは欲しいモノは全て手に入れようとしました。女性・男性美しいものは手に入れる
浮気者でしょうか。
妻ヘラは結婚制度そのものの女神で、大変嫉妬深い女神でした。このためゼウスが浮気するたびに激怒し相手の女性、
子供に次々と神罰を与えていきました。
自由であまり束縛されたくない愛を望み新しい出会い、憧れを求めますが、自分を束縛されそうになると、また新しい
出会いを求めていくようです。
浮気者と見られそうですが、探求心旺盛なので自らを高めるような事案・恋愛を求めて旅に出るという本質からきてい
るようです。
☆
<<本当の私>>
上半身は人・神、下半身は動物
二面性という事を暗示しています。
古代ギリシアにおいてギャップ・葛藤・トラウマを「セーマ・ソーマ」と言いました。
意味は肉体は牢獄という意味です。
精神・霊というものが肉体という現実に閉じこめられている、だから解放を求めて旅に出る。
ケイローンの受けた傷は実はこの束縛・不自由さを表しているのではないでしょうか。
肉体と精神の融合に魂が必要だと最近の心理学・哲学では考えています。
ゆっくりとこの相反する二面性を自覚しておいたらいかがでしょうか?
理想を求めてばかりいては実存している肉体に支障をきたしてしまいます。
☆
<<ラッキーアイテム>>
色はスカイブルー(木星のラッキーカラー)
宝石はサファイア
方位は北西北(射手座にゆかりの深い方角)
数字・・・「3」
金属・・「スズ」木星に支配されている金属
飲み物・・「ワイン」射手座に支配されている
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