若葉



 ああ、これもかなり嫌な気がするので改行入れておきます。
OK
































 
 
 
 
 
 
 若葉にリリトを許す権利などあるのでしょうか?
 実際に被害にあったのは村の人たちです。被害者でもなんでもない若葉が「いい人です」という勝手な解釈のもとリリトを逃がして良いものでしょうか?
 キャラダンジョンその2で村の占領を招いたのはリリト言ったとおり若葉の甘さ・お気楽さです。(といって主人公の言うようにリリトにそんなことを言う資格はないんだけど) それを若葉はわかっているのでしょうか?
 被害者でもない人間が別に問題を解決するわけでもなく個人の心情で加害者を許すのは単なる自分一人の良心を納得させるための自己満足でしかない。犠牲者が出なかったから良かったようなものの、もしリリトの手によって誰かが命を落としていたら若葉はどう責任を取るつもりだったのでしょうか?

 最大級にマイナスの見方をすれば、紅若葉は他人のことを考えず、自分の勝手な価値観による『善行』を推し進めて満足している偽善者である。


 さて、フォロー入れます(笑)
 ロクサーヌのあずまやでとこなさんも書いていたように、横から批評するだけなら簡単ですね。「こりゃダメだ」と投げ出すのも簡単。実行するのは難しい。でも若葉は諦めなかったですね。(戦闘してるだろとかいう話はゲーム上の制約なので無視)
 若葉みたいな娘にリリトを切り捨てることができるわけないし、若葉以外の誰もリリトを救えなかった。(あ、リリトの過去については色々勝手に想像してるんで、リリトの評価かSSで書きます) その点において、彼女の行為を全否定するというのは、むしろ「何もしないこと」を肯定することになる。若葉の「友達になりましょう」以上の良い方法があるのかと聞かれたら少なくとも私にはないですから。
 ただ「でんじゃらす・がーる」での彼女はやはり無責任に過ぎると思うし、「若葉って優しいね」と手放しに賞賛はできません。といって彼女が結果に対しても無責任であるならこの評価もさらに厳しくなってたでしょうが、そちらの責任感は強く、もし自分のせいで村人の誰かが命を落としたりしたら多分彼女は自分の命をもって償おうとするんじゃないでしょうか。(それが償いになるかどうかは意見が分かれるとしても) その意味でいい子ではあるんだけど確かにかなり危険な部分持ってますね。

 こういう話してるとセーラームーンSラストの頃にわき起こった議論を思い出すなぁ…。ムーンは結局ほたるちゃんを救えませんでしたから正直あれはバッドエンド。しかしその2年後のセーラースターズ最終回では手を差し伸べ続けたムーンが相手の心を解いてハッピーエンド。私としては後者を大いに評価してます。

「人間なんて一生かけて人ひとり救えるか救えないかの、その程度のものだ」
 といってもフィクションの世界に現実のシビアさは必ずしも必要ではないのでたまたまうまく運ぶのは別にいいんですが、個人的に安易な救いは大嫌いです。もっともこのボーダーも人によって違うでしょうから、私の思う話はそのうちSS書こうと思います。(って書く書くって言ってるけどいつになるかわからないんだけどさー(^^;)



# 純粋善意の話はときメモの方で虹野BDSS「Hoping Rainbow」という話を書いてますので興味ありましたらお読みください。
 そういえば善意といいちょっと抜けてるとこといい根性といい、若葉と沙希ちゃんてわりと似てるなぁ。(料理の腕はともかく)



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