カンヒザクラ 2
  F3 鉛筆+透明水彩 2009.3.4 clndr14
バラ科[Prunus cerasoides var. campanulata]

 東京ではこの絵のように開くことは少ないですが沖縄では平開します。
 沖縄の寒緋桜を見る旅の2度目(2009年1月29日〜2月3日)、写真をたくさん撮り、帰宅してから描いた絵です。

 春の個展は、昨年から「桜−風景と植物画」としてお花見シーズンに先がけて開くことにしており、 この1年に描いた絵を展示します。今年は、沖縄のカンヒザクラ風景と昨年春の京都奈良の旅の風景 が多くなりました。
 それにひきかえ植物画は3枚と少なかったので、搬入の前日にこの絵を追加制作したというわけです。
 いままでになく、鉛筆スケッチは細かく描き込んでみました。ただ、脇役である右の枝については、 ごく大まかな描写にとどめ、彩色も下地塗りと重ね塗り一回だけで止めています。従来枝の色が濃すぎ る傾向があったのでやや控えめに加減しています。

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