カンヒザクラ
  F3 鉛筆、コピー+透明水彩 2003.1.30
バラ科[Prunus cerasoides var. campanulata]

 桜好きの妻の発案で、沖縄の寒緋桜を見に行ってきました。

 世界遺産に指定された今帰仁城跡の入口に至る道と、城跡のなかにも咲いていましたが、 今年は台風で葉がやられたりして例年ほどではないとのことでした。
 植物画を描くために一枝を妻が入手してくれたのを大切に宿に持ち帰り、5,6時間 かけて描いたものです。ホテルの室内の照明はあまり明るくなくて、そんななかで描いた ものですから肩も首もすっかり凝ってしまいました。
 ソメイヨシノなどと比較すると花の赤い色が格段に濃いこと、密が多いために花が下を 向いて咲くこと、散るときには椿のように花ごとまとまって落ちることなどが大きく違い ます。描きながらよく見たので、おしべが花びらにしっかりと着いているのがわかりました。

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