ミャンマー2004 勝三郎 60年後のビルマ
2004/12/26

白い道
↑ ポパを離れる日、「全軍、夜の闇にまぎれ山を下る。キャクバダンへの街道を途中から左折し、目にもぼんやり浮かびあがって見える白い道へと入った。これは乾期には道であるが、雨季には川底となるのである」
↑ チャッパダウンからポパへ向かう途中、いきなり白い砂の道が道路を横切る。今、その上を荷物と客を満載したバスが渡っていくところだ。左側には水道管を渡す橋が見える。砂の道の向こうの道路はポパへ続く。勝三郎達は向こう側から来て向かって右方面へ入っていったと思われる。
↑ 進んでいった方向。さっき訪ねたサンズへ続いているのだろう。その時は道路もチャッパダウンの町も相手方に占領されてしまい、通ることはできなかったのである。
↑ ただ歩くのではない。何トンもある火砲をひいて行くのである。車軸に水筒の水をたらして音を消し、夜明けが近づくと敵機の偵察にそなえて車輪の跡を竹の枝で消しながら進んだ。
 あとになって聞いたことだが、英国軍は近くで見ていたそうだ。攻撃しなかったのはこちらの火砲を警戒したからだとか。攻撃されても応戦できる状態ではなかったのだが。

2004/12/26のトップへ |  12/27へ  | 12/26の「チェーズーティンパーデェ! 」へ