サイバラの鉄道模型なページ
カプラー連結性表
各社各種カプラーの、異種同士の連結性についての一覧表です。ちょっと探してみたんですが、まとまった資料が見つからなかったので自分で作ってみました。
カプラーを取り付けるための方法(ボディマウント・カプラー台)がバラバラで
あまり互換性が無いことが、さらに話をややこしくしているようです。
ここでは、とりあえず純粋にカプラー部分の接続性についてのみ記します。
カプラー取り付けのための情報については、別ページに独立させてありますので参考にしてください。
カプラー名 | 形状 |
シンキョー |
MICRO 密連 |
MICRO 自連 |
KATO 密自 |
KATO 密連 |
Kカプ ラーN |
KATO マグネ |
KATO ナック |
密連形TN |
密自連TN |
アーノルド |
アーノルド カプラー | コ形 |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○*6 |
◎ |
TOMIX「密自連形」TNカプラー | 自連 |
!○ |
!× |
!× |
×*7 |
!× |
!△*8 |
× |
× |
× |
◎ |
− |
TOMIX「密連形」TNカプラー | 密連 |
!× |
!× |
!× |
× |
!× |
× |
× |
× |
◎ |
− |
− |
KATO「ナックル」カプラー*1 | 自連 |
!○ |
!× |
!× |
× |
× |
○ |
○ |
◎ |
− |
− |
− |
KATO「マグネマティック」カプラー*2
| 自連 |
!○ |
!× |
!○ |
× |
!× |
○ |
◎ |
− |
− |
− |
− |
KATO カプラー 「N」(含むNJP) | 自連 |
!○ |
!× |
!○*9 |
× |
!× |
◎ |
− |
− |
− |
− |
− |
KATO カプラー 「密連形」 | 密連
*5 |
!× |
!? |
!× |
!× |
◎ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
KATO カプラー 伸縮密着自連形*3 | 自連 |
!? |
!× |
!○ |
◎ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
MICROACEマイクロカプラー自連 | 自連 |
!? |
!× |
◎ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
MICROACEマイクロカプラー密連 | 密連 |
!× |
◎ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
SHINKYOシンキョーカプラー*4 | 自連 |
○ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
凡例
◎:確実にOK
○:とりあえず繋がる(注記無い場合は無加工でOK)
△:加工すれば繋がる?
×:全くダメ
?:不明
!:未確認のもの。(基本的にWebページ等のあいまいな情報を基にしており、私自身が直接確認していません。)
−:左上に同組み合わせが存在するため表記を省略しているもの
(*1) 当初アメリカにしか無かったらしいのですが、近年(2007年以降?)
のKATO製品に順次標準装備が広がっている模様。
私が確認したところでは、DF200やEF810で装備されていました。
説明書に「マグネマティック」及び「KATOカプラーN」
との連結が可能である旨記述がありました。
(*2) 過去に「ケーディーカプラー」と称されていたもの。
(*3) 正式名称は「KATOカプラー伸縮密着自連形PAT.P」で、
KATOでキハ80系の最近のロットで使用されているカプラー。
自連形だが、カプラーNよりはかなり小さい。
私はキハ80系でしか確認できていませんが、
最近のKATO製気動車に多用されている模様。
(*4) 台湾製SHINKYOカプラー、シンキョーカプラー、と呼ばれてるらしい。
KATOカプラーにもTNカプラーにも接続可能というウリらしい。
日本では滅多に見かけませんが、ようやくTAMTAMにて購入できたので、
評価した上で表に追加していきたいと思います。
構造的にはKATOカプラーNに近いです。アーノルドカプラーとの交換が前提の模様。
ネット上で見る限りではKATOカプラーとTNカプラーとの接続性は良いものの、意外とシンキョーカプラー同士の接続が悪い模様。
(*5) 見た目は密連だが密連の部分はハマり込むだけで、実際の連結は下にあるアーノルド状のツメによる。
(*6) TOMIXの分売パーツ「JC19」(カプラーアダプタ)を使用
(*7) 私自身がトライしたところ連結できませんでした。ですが、大きさや見た目がほぼ一緒のため、少し加工すればなんとか繋がりそうな気がします。
(*8)
このページの下1/3あたり、「TN密自連カプラー<->KATOカプラーN自連タイプ」の部分が該当?
(*9) KATOカプラーBタイプの場合、遊びが少ないため、
直線では連結可能だが曲線区間を走行すると外れるとのこと。
その他特記事項
- RM MODELS 143号(2007年7月号)の38ページに、今回のカプラーに関係する記事があるとの情報を頂き、早速ゲットしました。シンキョーカプラーが出始めたあたりの情報です。
- RM MODELS 177号(2010年5月号)にNゲージカプラーについての特集があります。
早速ゲットして見てみたのですが、一通り全てのカプラーについて言及している
ものの、メインはボディマウントTNカプラー、という趣です。
TNカプラーについて基本パーツだけでなく、
修理部品扱いのものを含めて一覧になってい
るので、このあたりを活用したい人に向いているかも。
その他の特殊カプラー
以下に挙げるものは完全に固有のものであり、他車両との連結性はほとんど無いものをここに列挙します。(除くダミーカプラー)
もっとも、連結するような状況自体、よっぽど特殊な状況でない限り無いと思われます。
- TOMIXの新幹線(灰色のOリング、下向き爪)(0系、100系、200系で確認。
400系、E1系、E2系以降はまた別の形態になっている様子)
- KATOの新幹線の最近の製品(幌と一体化した灰色の横向き爪)
私自身が確認したところでは700系。
- 連接式車両(TOMIXの小田急ロマンスカー、KATOのTGV各種)
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