お巡りさんを前にしゃべり始めたうささぎたち
タケシ 「ほら、こいつらしゃべるでしょ。お巡りさん。」
警官 「腹話術でごまかすんじゃない。」
うささぎ「こうやって、うささぎがお巡りさんの後ろに回り込んで話すと。。。。
声が後ろから聞こえるでしょ。」
クロクロ「だから腹話術じゃない。腹話術なら前から声が聞こえるはずさ。」
警官 「リモコンだな。」
うささぎ「リモコンでもないよ。
うささぎのおなかをさわってごらん。
電池なんかはいっていないさ。」
警官 「まったく。うるさいなこいつら。」
クロクロ「お巡りさん、お巡りさんの家の金魚の空中ブランコ、
是非とも見せてください。」
警官 「金魚が空中ブランコするわけないだろ。」
うささぎ「えっー、お巡りさんはさっき”うちの金魚は空中ブランコする”
って言った。」
クロクロ「まさか、お巡りさんウソついたわけじゃあ。。。。」
うささぎ「わーい、うそつき警官だあー。」
警官 「おい、こら」
うささぎ「ホラ吹き警官だあー。」
警官 「ときにキミ、さっき２７００円出せ、とか言っていたのは
ぬいぐるみたちだと言っていたよなあ。」
タケシ 「はい、このぬいぐるみたちです。」
警官 「そこのぬいぐるみ、２７００円出さないと人質の命がない、
と言ったのはおまえか？」
クロクロ「そうだよクロクロだよ。」
警官 「よし、お前らぬいぐるみを人質篭城事件の犯人として逮捕する。」
うささぎ「ひょえっ」
つづく