立ち読みTRASH
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 私が本屋で手にとって、ぱらぱらめくってみて、「買う価値無し」と判断したその「判断」 のごみ捨て場です。あくまでも主観的判断、「『私にとって』買う価値無し」ですが、 一応、よほど「これはひどい」と感じた本にしか言及しません。

 なお、日付は、必ずしも読んだ日とは限りません。

29.Mar.1997 (Sat)
未知科学の扉を開く 平野勝巳・著/河出書房新社/ISBN4309501184/\660
キチ科学の扉を開く、といっておこう。人間の知性がついに到達した極北の地平

前書きのご立派な宣言と中身の壊滅的貧弱さの乖離があまりにも無惨。 泣けてくる。

これくらい滅茶苦茶だとむしろ買っても良いかな、と思わせる。

生きがいの創造 飯田史彦・著/PHP研究所/ISBN4569552080/\1,456
死後の世界・生まれ変わりを信じることによって著者が人生に意義を見出した、 というのなら、「よかったですね」としかいいようがない

ただ、それを信じない人は人生に意義を見出し得ないに違いない、 という勘違いはどうにかしてほしい。

死後の世界を肯定する説は否定説に比べて2つの決定的に優位な点があるのだそうだ。 勝手にしてくれ。

それでもアインシュタインは間違っている フィリップ・M.カナレフ・著/徳間書店/ISBN4198606331/\1,748
相対論に替わる新理論を創ったと称する科学者が受けた弾圧を きわめて主観的につづった本。肝心の新理論についての具体的説明は一切なし

ただの愚痴を金を出してまで読むほど暇ではない。

ふたりの右脳活性術 春山茂雄・竹村健一・共著/太陽企画出版/ISBN4884662741/\1,456
ホーキング博士はビッグバンを否定して、 「ワーム理論」とか言うのを創ったのだそうだ。宇宙の始まりについては、 もう一つ、「スーパーストリング理論」というのがあるそうだ。

よく知らないのなら書かなきゃいいのに。>春山茂男

ホーキングやアインシュタインの業績について一般解説書に載っている程度の知識もない人間が、

「彼らは右脳を上手に使う術を心得ていたに違いない」

と書いても説得力皆無。

大体、

「右脳=先祖脳(先祖の知恵を受け継いだ脳)」

っていう妄想はいったいどこから受信したの?