この乙女座には有名な神話が二つあります。
一つはアストレイア(正義の女神)が天に昇ったとされる説です。
昔、人々が黄金の時代と呼ばれていた頃、神々もまた人間と共に地上で暮らしていました。
しかし人間が欲に駆られて悪事を働くようになり、神々は天上に帰っていきました。
しかし、それでもこの人間を最後まで信じて地上に残っていたのがアストレイアでした。
しかし、人間が互いに争いを止めないので慈悲深い女神も嫌気がさしてついに天上に帰ってし
まいました。(天秤座を参照してください)
これが乙女座の姿だとされています。
余談ですが隣の天秤座はアストレイアが手にしていた天秤だとされています。
もう一つの神話は
乙女座の一等星スピカをたわわに実った麦の穂に見立てて、豊穣の女神セレスあるいは
ペルセフォーネと見る神話です。
ペルセフォーネはデメテル(大神ゼウスの妹でシチリア島に住み、穀物・野菜・果実など大地
からのびでるモノ、湧く泉まで全てを支配していました)の娘です。
ある日ペルセフォーネが草原で花摘みをしていると大地が大きく口をあけて、そこから四馬の
黒馬が金色の車を引いて現れ、その馬車に乗っていた青く陰気な顔の王が彼女をさらって再び
大地へと姿を消しました。
この王は冥界の王ハデスで、彼女を自分の妻にしようと冥界の宮殿にさらっていったのです。
最愛の娘を失って母親デメテルは世界中を探し回りさまよい続けました。このために世界中の
草花は枯れ、木々は美をつけなくなりました。
大神ゼウスはデメテルの心を和らげないと全てが死んでしまうと恐れ弟ハデスにペルセフォー
ネを母親に返すように説得しました。
しかたなく娘をかえす事にしたハデスはザクロの実をペルセフォーネに渡しました。
彼女はその実を四粒食べ地上に戻りました。
母親は喜び心が解け大地はみるみる緑を取り戻しました。しかし娘がザクロ(死者の国の食べ
物)を口にした事を知って再び心を凍らせてしまいました。
冥界の食べ物を一旦、口にしたら冥界から出られないという掟があるのです。
ゼウスはハデスとデメテルの仲に入りペルセフォーネの食べた実の数(四粒)、つまり四ヶ月
だけ冥界で暮らすことで決着をつけました。
この娘のいない四ヶ月間母親デメテルは心を閉ざし冬となり、娘が戻ってくると心を開き春と
なり草木は芽が芽をだすようになりました。
この神話から豊穣の女神デメテルが左手に麦の穂をもつ姿だとされています。
☆
<<性格>>
乙女(汚れを知らない女性)
ラテン語では(Virgines)
そうです処女という事です。
現代社会での処女のイメージは異性との肉体の交わりに関わるイメージが強いですが、
古代社会では「男性に依存しない女性」という意味だったのです。
古代のギリシア、ローマに「神殿娼婦」という制度がありました。
これは神殿に仕える女性が崇拝にきた男性に女神の代理人として身体を開くという崇高なもので社会的地
位がかなり高かったようです
乙女座のもつ完全主義、潔癖主義は崇高な力から来ており、過去を殺し常に新しい自分を発見するという
いつも純真無垢な乙女(処女)でありたいという考えをするようです。
☆
<<愛の形態>>
常に自分を見つめている乙女はしっかりとした絆を築き上げることが苦手なようです。
周囲の人たちからは誠実そうなイメージ、異性から期待されるような女性の役割を演じられるパートナー
と見られがちです。
でも実際にお付き合いが始まるとどうしても自分の殻に閉じこもりがちになってしまい外部からの侵略者
におびえを感じてしまいます。
これは頭で考えすぎてしまう事が多いからなのです。新しいモノを求めようとして、たまには本能の赴く
ままに身を任せてみるのもいいのではないでしょうか?
☆
<<本当の私>>
どうして乙女座の人は頭で考えすぎる傾向にあるのでしょうか?
昔心理学の世界で頭(心)と肉体を分けて考えていました。
何となく頭が痛い・・すると本当に頭痛がしてくるような気がする・・
頭で考えるから身体が辛くなる・・
一見別々の様に思えますが最近では心と肉体は同じものの一つの表れだと解釈されています。
乙女座の人はとくにこの関係に注目しており自覚しています。
色々な事を考えすぎて結果肉体に支障をきたしています。
心と身体の両方の安らぎを求めるあまり殻に閉じこもりがちになる乙女座の人・・
本当のことが言えずに苦しむのなら、自分で勇気をだしてこの殻をうち破ってみてはいかがでしょうか?
☆
<<ラッキーアイテム>>
金属は水銀(守護星水星に支配されている)
数字は「5」
宝石はオニキス
方角は西南西
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