職場の風景 

月刊誌「新しい風」の表紙カット原画に淡彩をつけて
2001年分


[2001/1]本館12階からの富士山

 世紀も改まった年の最初には、やはり富士山しかありません。幸い仕事始めに見事な快晴、すぐにディジカメで撮影、パソコンに表示させてペンスケッチしました。  私も新しい挑戦への跳躍台となるべき年に年男の歳をむかえ、決意もあらたに、がんばりたいと思います。



[2001/6]3号館のデッキ

 通研に残る中島飛行機工場の建物2,3号館がいよいよ取り壊されるようで、現在使っている人々が撤去作業の準備に入っています。取り壊される前にスケッチしておきたいと、まず3号館のデッキを描いてみました。中島時代の工場に重量物を出し入れするための設備らしく、2号館との間に鉄骨が渡してあり、荷物受け降ろし用せり出し部分が見られます。外付けの階段は作業者が移動するためでしょうか。通研になってから利用したのかどうか知りませんが、私が入社して(1964年)以来、使われたのを見たことはありません。



[2001/7]3号館北側の地下スロープ

 取り壊しが迫る3号館の、私の一番の思い出は地下の北側にあった支部書記局です。室内の絵は描けませんから、窓の外を描いてみました。この地下へのスロープがあり、窓から重いものを出し入れしたことも懐かしく思い出します。それよりもっと以前、まだ通研の構内で自動車の運転練習ができたころには、ここが坂道発進の練習場所によく使われたそうです。



[2001/9]2号館南側入口

 2,3号館は近々取り壊される予定で、9月からは立入禁止になるとのことです。この絵のなかには手前から、たくさんの小さな花をいま咲かせているアベリア、未熟の緑色の実を房状につけているトウネズミモチ、幹を下から見ていくと横枝が出る位置が周期的な位置にまとまっているという特徴のあるミズキが見えます。以前にはナツグミの実もあり、ここは自然観察会の一つのポイントでした。


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