私の水彩スケッチ技法例(2)



山高神代桜

2009.4.3 ボールペン+透明水彩
F4 マルマン・オールドマスターズ水彩紙・ラフ
山梨県北杜市実相寺、春、午後3時


 樹齢2000年で日本最古。一部台風で折れて丈は低いですが、地面からた立ち上がる幹の造形に圧倒されました。
 土壌を換え、道路も迂回させ4年かけて再生させた地元の方々の情熱も伝わってきます。


 地面近くから描き始め枝先へと1.6mmの太いボールペンで幹をぐいぐいと進めました。


花はもっと細く軽い線で描きたいので、ボールペンを寝かせ気味、筆圧を軽く、素速く動かしました。
 彩色は幹の暗部以外は淡い色を一回で塗り、重ね塗りしていません。
 幹の彩色がこの絵のポイントで、部分によって色が微妙に異なり、青っぽい灰色、赤紫っぽい焦げ茶色、肌色っぽい灰色など、多様に塗り分けました。


 陰で暗い部分には思い切り濃い重ね塗りをして明暗のコントラストを強め、力強さと複雑な立体感を表現しています。
 背景のピンクは神代桜の向こうに咲いていた色の濃い桜、黄色は植えられていた菜の花。いずれも、主役の引き立て役として濃さを控えめに塗りました。 

 武川町山高の実相寺境内にあり、野生のエドヒガンザクラで、推定樹齢は1800年 とも2000年とも言われます。

 
 


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