ヤマザクラ 7
F3 鉛筆+透明水彩 2018.6.2

 新宿御苑の教室展に出品した「我が窓の山桜1」の空の筆むらを
克服する手法研究のために描きました。

 広い背景を斑無く塗るには、やはりマスキング液を筆で塗るしかな
いとの考えに到りました。

 背景の青空を、大きめの刷毛で塗り乾いた後、マスキングを剥が
しました。
 花びら以外の枝、葉、花柄、萼などはマスキングしなかったので、
リフトオフによって青空の色を薄めてから彩色しましたが、空色が残
った上に重ね塗りすることになるので、鮮やかな色にはなりません。
空以外は全てマスキングした方が良いようです。

 大きな刷毛で青空を塗るときに、少し斑ができてしまい、乾い
てから修正しようとしましたが、成功しませんでした。空の刷毛塗
りの前に全体を水で濡らしてから塗るべきでした。霧吹きで濡ら
すのも一法かと思います。

 水貼りはせずに、代わりにスケッチブックの表紙の厚紙にマス キングテープで貼付けただけでしたが、うまくいきました。


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