トチノキ 4冬芽
F0 鉛筆+透明水彩 2010.3.12
トチノキ科[Aesculus turbinata] 団地

 団地の樹木剪定で大量に切り落とされたトチノキの枝の先に、この冬芽がついていて、 職人さんたちに断って切り取らせて貰いました。

 個展の会場に一本持っていき、お客様が見えるまでの待ち時間に描きました。

 トチノキの冬芽は油で覆われていて、それが不凍液として冬の寒さから芽を守ることが、 特徴です。その油でキラリと光るのを描くつもりでしたが、いざ描き始めてみると、油 が少ししか残っていません。冬が過ぎて春になったからだと気づきました。でも、そ のまま描いておきました。

←前へ  次へ→




タ行の目次へ   私家版植物図鑑の目次へ   Homeへ