秋のおさんぽ保育(牛見学)

運動会もすんで、ほっと一息の秋のある日、水筒を持ったお友達が、園庭に出て来ました。
みんな、なんだか楽しそう。
今日は、秋のお楽しみ、
「おさんぽ保育」の日です。

どこへ行くの?
山の上にある「百草ファーム」に牛見学に行くよ。
仔牛がたくさん生まれたんだって!

わーい!早く会いたいな。

春のおさんぽ保育」で行った時は、年中・長さんだけだったけど、今日は年少さんも一緒だよ。
エイ エイ オー!
いってきまーす!
園庭から、わかくさ山を登っていってもすぐですが、今日は違うコースから行きましょう。
川崎街道を聖蹟桜ヶ丘方面に少し行って、右に入ると、なだらかな山道が始まります。
これが、古道「百草の切り通し」に続く道です。

これは、山栗の"イガ"だね。

「せんせい、大きなどんぐり」

これは"くぬぎ"の実だよ。
あっ!
今度は、何を見つけたのかな?
ほら、"イガ"の中に栗が入ってるよ。

八百屋さんで売っている栗より小さいね。
そう、これは天然の山栗だからね。

道中、小さな秋を見つけながら歩いていくと、「百草ファーム」に到着です。

ここは、東京でも数少なくなった、乳牛を飼育する牧場です。
わかくさ幼稚園の第1期卒園生の大木 聡さんの牧場です。
今日はお父さんの國郎さんがみんなを案内して下さいます。

わぁ、かわいい!
この子はホルスタインの仔牛だよ。

この秋、「百草ファーム」はベビーラッシュ。
茶色の仔牛や、黒い仔牛も・・・
こんにちは!
仲良くしてね。
こっちは、おいしいミルクを出す、大人のホルスタイン。
うわっ、びっくりしたー!
こちらは濃いミルクを出す、ジャージー牛。
今日は、"とくべつ"に牛舎の内まで入れていただきました。

どうして"とくべつ"かっていうと・・・

なんと、先程また1頭、新しい命が・・・
生まれたばかりの仔牛です。
まだ、目も見えません。
蹄もピンク色でまだ柔らか。
こちらは、お母さん牛。
足下には、まだ胎盤、胎膜が・・・

この後、仔牛は自力で立ち上がり、初乳を飲むのだそうです。
数週間前に生まれたお兄さん仔牛が励ましています。
あっ、起き上がる!
がんばれー!
お母さん牛たちのおっぱいは、ミルクでパンパンです。
本当に貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。
幼稚園に帰ったら、この搾りたてミルクで作った、おいしいジェラートをいただきました。
牛さんありがとう。
いただきまーす!
かんぱーい!?
おいしーい!
今日一日、楽しかったね。