真照寺の観音まつり

去年、大好評だった灯火によるライトアップに引き続き、今年はえり先生の発案で、子ども達が楽しめる出店をやろうということになりました。
ちょうど日曜日で、幼稚園もお休みでしたが、先生方も集合して、準備OK!
みんな来てくれるかな?

「せんせ〜い、来てー!カマキリが卵を産んでるよー!」
寺庭から子どもたちの元気な声が聞こえてきました。
午後4時すぎ、そろそろみんなが集まってきました。

わぁー、これは何?
えり先生特製の「金太郎キャッチャー」です。
園長先生の愛犬、金ちゃんの足で景品をつかむんだよ。
こっちは、お菓子の釣り堀。
こちらは、光るアヒルとヨーヨー釣り。

金谷先生の紙芝居のはじまりはじまり〜
題名は「やまでらのかんのんさま」です。

お店は大繁盛です。
ひとしきり楽しんだら、本堂に集まって・・・
そろそろ時間です。
近隣のお寺のお坊さんもお迎えして、いよいよ、観音まつりの法要の始まりです。

百草の地で、昔から多くの人々の信仰を集めてきた観音様に、安産・子育て祈願、子ども達の幸せ、そして震災で失われたたくさんの方々の魂のご冥福をお祈りしました。

真照寺のお檀家のご婦人方による「御詠歌」の奉詠。

外に出てみると、すっかり日が落ちて、参道に置かれた灯火の光が、暗闇に浮かびあがってなんと美しいこと。

寺庭には、本堂に入りきれない、こんなにたくさんのお友達が集まってくれました。

さあ、観音堂では副住職の清水先生による「お護摩」のご修行がはじまりました。
みんな観音堂の方へ向かいます。
炎が勢いよく燃え上がりました。
護摩木をくべたあと、その炎でそれぞれのご祈願の護摩札を、お加持します。
病気をしないで元気に大きくなれますように。
ケガをしないで、毎日楽しく幼稚園に通えますように。
ぼくも、弟のことお願いしたよ!

わかくさ幼稚園のある真照寺では、毎年10月16日に「観音まつり」が行われます。
お檀家さんが集まって"御詠歌"をお唱えしたり、副住職である清水先生が、観音堂で「お護摩」を焚いて、身体安全、子育祈願、園児安全等をご祈願致します。
真照寺の観音様は、古くは平安時代から安産、子育観音として世に広く信仰され、各地から多くの人々が参詣しています。
園長先生がわかくさ幼稚園をつくったのも、この観音様のお導きによるものです。

法要が終わったあとも、真照寺の境内はしばらく、元気な子ども達の姿で、にぎわっていました。