豆炒り式
春を思わせるような、暖かな日曜日の朝の高幡不動です。
今日1月31日は、来る「節分」を前に、お不動様の「豆まき」の豆を炒る儀式、「豆炒り式」の日です。
わかくさ幼稚園のある真照寺は、高幡不動と同じ、真言宗智山派に属し、大変深いつながりがあります。
園長先生も若かりし頃、ここ、高幡山金剛寺(高幡不動)で修業してお坊さんになりました。
わかくさ幼稚園では、毎年この「豆炒り式」に参加させていただき、特別に一足早く、お不動様の前で「豆まき」をさせていただいてます。
御貫主の川澄祐勝様がおいでになりました。
あっ!手に鳩が!
な、なんと!この記事は2月1日の読売新聞全国版の朝刊一面に「鬼退治の準備できたよ」というタイトルで掲載されました!
「豆炒り式」の前に不動堂に入って「大護摩修行」に参加します。
「豆炒り式」に参加するのは、年長クラスのお友達です。
お母さん自身が、わかくさ幼稚園出身で、親子2代にわたり「豆炒り式」に参加ということになる数名のお母さんにもインタビュー。
今日は、お参りの人がたくさんいるので、わかくさのお友達は、特別に「内陣」に入れていただきました。
いつも礼拝で使うお数珠を持って、事故無く安全に、健康に幼稚園生活をおくれるようお祈りしました。
外に出て、いよいよ「豆炒り」の儀式が始まりました。
この大きなお鍋で「大豆」を炒るんだよ。
木桶に入った「お豆」が運ばれてきました。
大香炉に火が入ります。
つづいて、お鍋に「お豆」が入ります。
わぁー!すごい煙!
まずは御貫主様が豆を炒ります。
続いて園長先生が豆を炒ります。
いよいよみんなの番です。
お坊さんに抱っこしていただいて、豆を炒ります。
わぁー、大きなおしゃもじだね。
お鍋が熱くなっているから、気をつけてね。
一人残らず全員が豆を炒らせていただきました。
お坊さん、ありがとうございました。
日曜日にあたったのと、良い天気になったため、ものすごい人手になりました。
さぁ、節分用の「福豆」が炒りあがりましたよ!
園長先生の威勢の良い掛け声のもと・・・
誰よりも一番早く、炒りたての「福豆」をまかさせていただきました。
福は内!福は内!」

(※高幡不動では「鬼は外」とは言いません)

幼稚園での豆まきは、2日後です。
小林記者も写真撮影に大忙し。
(この時、撮っている写真が新聞に載ったようです)
卒園を前に、貴重な体験をすることができました。
みんな、忘れられない思い出になることでしょう。
毎年、色々なメディアの取材がはいりますが、今年は読売新聞本社から小林記者が取材にみえました。
毎月、幼稚園で礼拝に参加しているので、みんな、お行儀よく正座できましたね。
園長先生が「お不動様」についてお話をしました。

「この大きなお不動様は、こわーいお顔をなさっているけれど、みんなを助けてくれるんだよ」
「大護摩」を焚いて、わかくさ幼稚園の園児安全を御祈願していただきました。
川澄御貫主のたかれる大護摩を、こんなに間近に拝見できる機会は、めったにありません。