2006年3月21日(火)  晴れ

土おこし

ここ数日吹いていた風が止んで、春が本格的にくるなと思える晴れ間が今日はやってきた。春分の日でお休みだし、どうやら巷ではWBCの決勝戦でみんなきっと自宅でテレビ見てる人がほとんどなんじゃないだろうか。そんな中、前々からタイミングを見計らっていた土おこしに興じた。

汚れても良い格好で自分の家のベランダに大きな鉢をいくつも置いてあって、毎年春になると土いじりをして種を蒔く。でもこんな育て方なので、蒔いた後は水をやるくらいでほとんど放ったらかし。それでも結構収穫はあるもので、夏から秋にかけては微々たるものではあるけど、獲れたてのものを口に入れるのが楽しみ。

どうも土と相性が良いらしく、土をいじっていると何か贅沢な気分を感じている自分がいる。今日などは枯れ草だらけになった鉢を全部ひっくり返して土をてんこ盛りにして天日に少しあてた。山盛りになった土を起こしてひっくり返して。なんだか黄金をざっくざっくと指の間をくぐらせて楽しんでいる海賊になったような気になる。自分にとっての黄金なのかもしれない。

土がいっぱい硬くなった枝を折ったり食べた後そのまま放ってあったプラムの種などは割ったりして砕いていく。枯れた蔓はちぎったりはさみで切ったり。土は細かくするほど空気が入っていい土になる。微生物にも酸素が必要なんでしょう。1年の重みでカチコチになった土をひっくり返して指で塊をつぶしていく。細かくなっていく土はこれから一年かけて植える野菜なんかを栄養たっぷりに育ててくれるだろうか。肥料などは買わずに生ゴミ処理したものと去年の枯れ草だけが栄養分。それでも触って「良い土だな」と思えるものができるのです。この時間が春恒例の楽しみの一つ。なんだか自分って変な人だろうか。

さて、最初はこんな感じだったベランダですが、

土おこし前

↓ ↓ ↓ 最終的にはこんな感じできれいになりました。

土おこし後

あんまり変わんないかな。

まあ、鉢の色も色気ないし、何しろ育てるのが野菜だったりするので底の深いものや面の広いものやでまちまちだし、何しろまだ種を植えたところ。見た目勝負ではない。とりあえず、いろんなものを植えてみた。すでに植わっている
  ・セロリ
  ・ねぎ
  ・ワイルドストロベリー
に加えて、
  ・ヒソップ
  ・万願寺唐辛子
  ・ベルガモット
  ・コモンタイム
  ・加茂茄子
  ・明日葉
  ・パセリ
  ・野沢菜
といった買ってきてあった種を蒔いた。さらに去年らでぃっしゅぼーやで買った苗からできたどでかく育ったオクラの実から獲れた種と同じくラディッシュの苗からできたしし唐の種も蒔いた。さてさて、どれがでてくるかな。買ってきた種は結構前のやつなのでもしかしたら芽生えないかもしれない。パセリと野沢菜は雑草よろしく生えてくるのは確実だろうが。

ワイルドストロベリー セロリ、わさっ セロリ

そういえば、二輪だけ水仙の花が咲いていた。桜の季節ももうそこまで来てるし、鮮やかな色のいろんな花が沢山咲き始めるな。

水仙