2005年11月6日(日)  雨

同窓会と井の頭公園

週末は大学時の友達と同窓会。一時、スペイン語文化研究会なるサークルに入っていた。巷の「語学サークル」なるものに入っている人たちの御多分にもれず片言しか話せないし、その程度しか勉強しなかった。語学はもっとやっておきたかったなあとは今でも思う。ライフワークにしないと中々できなさそうだが。

宴会 15年の月日が流れた同窓メンバーはそれぞれの仕事と家族と生活があり、各々の時間の流れがあったはず。いまだに自分が何代目だとか話したり、先輩後輩があったりするが、結局年を聞いてみればみんな33〜41までに収まっていた。みんな「年寄り」じゃないか。学校に通ってる時の学年は1年も違えば相当扱いが違うのだが、社会に出ればなんてことはない。でも、こういう会では不思議とその時の「立ち位置」がまま再現される。ただし、みんな老けての上だが。

同年代近くの人たちが大抵それぞれ肩書きを持っていたりした。そういう年齢なんだなと感じながらも、一方で女性は子供を連れてきたり、あるいは家から出られなかったり。各々それが幸せな生活ならばそれもよし。15年も経てば自分の人生を見極めてそれぞれに歩いている。迷い道もしながらも。


土曜の午前中は紅葉はまだか?と井の頭公園へ散歩。

井の頭公園駅で降り、ゆっくりとデジカメを片手に歩く。普段は急ぎ足で駅へ向かう程度しか足を使わないのだが、こうやってゆっくりと歩いてみると、凝り固まっていた体が少しほぐされるような気がした。東京の真ん中の決してきれいな池ではないけれど、木々の下で深呼吸をすると森の香りが少しして、おいしい。紅葉にはまだまだのようだったが、一部の木はその色を黄色から茶色に変えて落ちようとしていた。寒さが足りないせいなのだろうか。

いつもなら真ん中の橋を渡ってそのまま駅の方へ上がっていくところだけども、ちょっと足を伸ばして裏手の方まで行ってみた。ベンチはすべてカップルか家族連れで、思い思いに手作り弁当を広げたり、コンビニやファーストフードで買ってきたのをパクつく人たちもいれば、ところどころにある茶屋で食事をする人たちで賑わっていた。外で虫に刺されず寒さに凍えずのんびりするにはこの日が最高だったのかもしれない。

歩いていくと程なくジブリ美術館への道しるべがあった。その右手には動物園もある。この二つは今度行くことにして引き返す。

105円 駅の南口丸井の裏手あたりは、ちょうど昼過ぎでレストランはどこも賑わっていた。ふと、看板を見かけた。この看板に魅かれ入ってみる。こざっぱりとした店内とそれなりにかわいく並べられた雑貨。一つ一つ見ていく。見ていくにつれ、
  ん?
  これってもしかして100円ショップの品じゃない?

と気づく。
キッチン雑貨で105円と聞けば何となく安いな、と感じてしまう。けれども100円(税抜き)で売れるような品も集めれば確かに一つ店ができそうだ。でも、どれをとっても今ひとつな感じが否めない。看板にはやられたけど、購買となると話は別。結局使いそうな土に返る苗用ポットと体を洗うへちまの計210円(税込み)を買って出てきた。

昼ご飯は丸井の横の花仙堂で好きなカレーを食べた。日本で食べるカレーには2種類あると思っている。一つは黄色いターメリックたっぷりの味気ないカレー。胸やけしやすいタイプ。ここのは黄色じゃなくて、茶色いカレー。たまねぎと肉の旨みが十分出ているカレーでおいしい。食後はモンブランとコーヒーをいただいた。ここのケーキはどれもきれいな形をしている。もちろん味もいい。吉祥寺は雰囲気のいいカフェが多い。ここもその一つ。分煙していないようなのが気になるけれど、結構ゆっくりと時間を過ごせる雰囲気ではある。