2005年3月13日(日)  曇り

いるいる

またサボってしまった。日記なんぞ毎日書けるもんでもないのだ。

さて、Blogのネタなぞは毎日の出来事でよいものなのだが、ちょっと仕事で忙しい日が続くとそれ以外であまり集中力をかけたくないもので、こうして更新するにもやはり「よし、やるぞ」と重い腰を上げないとできないもので。

いるいる

そこで、この前撮った写真をほじくり返して、いるいる君の話にしよう。この「いるいる」君は何てことない陶器でできた物体で、絵に描くと丸いドーナツの先っちょに取っ手がついた形になる。何なのか?その本性はコーヒーを自宅で焙煎できる便利な器具なのだ。

このいるいる君はYahoo!ショッピングの購買履歴で「2001/05/01」の日付が付いているものだから、もう使って4年にもなる。ちなみに買ったのはガリバーワールドさん。

コーヒーと言えば、ネスカフェゴールドブレンド程度しかイマジネーションが沸かない人にはちょっと難しいかもしれませんが、日々コーヒーメーカーで淹れている人やもうワンランクアップしてドリップしている人には、さらにもう一分張りして試してみて欲しい代物である。

これは持論だが、世の中で一番美味しいコーヒーは炒りたて、挽きたて、淹れたてのコーヒーだと思っている。(もっと通にはとれたてってのもあるのかもしれないが。)あまりわかっていない方のために説明を加えると、コーヒーとは、コーヒーの木になる実をとって果肉などを省いた生豆が原材料です。生豆は緑がかった茶色のほんとに「豆」で、香りも大豆やその他の豆っぽい中途半端なにおいがします。

これを焙煎(炒る)ことで光沢のある濃い褐色のコーヒー豆になるのです。詳しくはこちらに書かれています。ご覧あれ。

さて、このいるいる君至って簡単。生豆を買ってきて、いるいる君の天辺の穴から半分埋まるくらいに入れる。それをコンロで中火にかけて後はひたすら横に振り続ける。振り続ける。慣れないと腕が痛くなってくるかもしれないけど、振り続ける。鼻がかゆくなってもトイレに行きたくなっても、ひたすら振り続ける。放っておくと生豆はすぐこげちゃうのです。そして一部の豆だけが焦げてしまって均等に焙煎できません。そして、5分ぐらいするとポツポツと音がしてきます。ちょうどゴマを炒る時のようにはじけ始める。とはいっても、安心してください。飛び散ったりはしません。その後もひたすら振り続ける。するとそろそろ火災報知機が鳴るんじゃないか?というくらいの勢いで煙が出てきます。本当に鳴りそうだったら火を弱めてください。換気扇と窓を開けておけば多分大丈夫です。そのうち豆がいい感じで色づいてきて、次第に褐色を帯びてきます。少し火加減を弱めつつ振り続ける。軽い感じのコーヒーが飲みたい方はこげ茶色ぐらいまで、エスプレッソ風なのが好きな方は豆から油がにじみ出ててかりが出てくるくらいまで褐色になるまで振り続けましょう。

いるいるで焙煎

もういいだろうってところで火を止めてざるとか皿にあける。本来は取っ手の一番手元のところに穴があってここから出すようにと取扱説明書には書いてありましたが、もっぱらいるいる君をひっくり返して天辺の穴から取り出します。しばらく豆を冷ましたらできあがり。冷ました炒りたての豆をコーヒーミルで挽く。エスプレッソなら細かく、普通にドリップで浅くなら粗めに。ミルはやっぱり手動がいいです。電動は摩擦熱で香りが逃げてしまうとか。

そして、ドリップにフィルターをつけて挽いた粉を入れ、やかんに沸いたお湯を注ぐ。一気にじゃなくて、最初はそっと濡らしてあげる。そして20秒。待つ。豆を蒸らすことで香りが引き立ちます。蒸らしたらそこから少しずつお湯を入れていって欲しい分だけコーヒーを淹れる。やっぱり自分の手で炒って、挽いて、淹れたコーヒーが一番。ぜひお試しあれ。


今度コーヒーのページをちゃん更新しよう。


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