2004年11月28日(日)  晴れ

小石川・駒込散策

本当は奥多摩に行こうと思ったが、時間も遅くなってしまったので小石川・駒込あたりを散策することになった。11時ごろ家を出て、おにぎりにお菓子を少々という荷物で向かった。

このあたりは緑が多く、歩いて回れるところを探した。まずは丸の内線で茗荷谷まで出て、小石川植物園、そこから東に向かい白山駅を通り過ぎて、高林寺、吉祥寺、さらに北に歩いて旧古河庭園をまわり、逆戻りして夜の六義園ライトアップを見て帰るというプランを立てた。

小石川植物園は、自分は勘違いしていたが、当たり前のことだが小石川後楽園とは違い、東大の大学院理学系研究科附属植物園なんだそうだ。研究目的とあってさまざまな木々が園内にあふれていた。紅葉はまだ中途半端だったが、天気のいい日曜の昼とあって、家族連れがお弁当を広げたり、昼寝したり、ボール遊びをしたりと各々の時間を過ごしていた。僕らも園の北側にあるイロハモミジ並木のところで、おにぎりを広げた。蛇足だが、おにぎりにはやっぱりパリパリ海苔でないといけない。梅やおかか、甘味噌と具はあってもやはりおにぎりは単調。そんなところにパリパリ海苔が巻かれて初めて香ばしく、味わいが深まるのだ。

植物園の東側にまわり昔は富士山が見えたという御殿坂を登り、白山駅方面へ。父親が眠る高林寺へ。ここは緒方洪庵が永眠しているお寺でもある。

そこから北に数百メートル歩くと、かなり大きな吉祥寺に着く。門をくぐると青銅の大仏様がお出迎えしてくれる。その手前には白地にほんのりピンクの冬桜が、ピンクに色づいた椿と一緒に咲いていた。ここは一度焼けてしまった吉祥寺が建て替えられたところで、その周りに住んでいた人たちが移り住んだのが武蔵野の吉祥寺という町になったそうな。こちらに説明が書かれています。

今日はかなりよく歩いた。吉祥寺からさらに歩くこと1キロほど。旧古河庭園は昔、お偉いさんの別邸だったと聞くから、歩いて見てこれが人ん家なのかあと思うほど広い。残念ながら4時ぐらいになり、すでに薄暗くなっていた。あまりよく見れなかったのでここと六義園はいずれリベンジしたいと思っている。建物は近代洋風建築で、バラ園や前庭などとの組み合わせと裏にある池や木々に茶屋といった和風との組み合わせが対照的なはずだが、それなりに融合していた

最後に紅葉をライトアップしてみようという六義園のイベントに行ってみた。今日が最後だったらしいが、まだ紅葉はまばらで、もう1ヶ月ぐらい延長しないと本当の真っ赤な風景は現れないだろうな。しかし、真っ暗な中ところどころにライトアップしている光の中を歩いている人の姿は、なんだか肝試しのような雰囲気だった。

とりあえず、いろいろ撮ってみたので、公開。

吉祥寺旧古河庭園高林寺小石川植物園六義園の写真。

Cybershot T1はあほだ。三脚をつける穴がないのだ。暗いところではまったく使い物にならない。ぶれぶれになってしまってまわりで三脚を立てて、ゆっくりと暗い中にぼんやり浮かぶ木々を撮っているのをみて恨めしく思った。それにズームも10倍は欲しい。次に買うデジカメは10倍ズーム、手振れ補正機能あり、三脚がつくやつを希望。