■変わらないこと


読むという行為は人類が文字を作り始めた時から変わらない。

人類が何かを叩き始めて以来、カセットもLPもCDも廃れたけど「聴く」という楽しみはいつまでも変わらない。

映像だってベータカムとか8ミリとかあってそれは取って代わられたけど、観て感じるという行為は絵画を見てそれを自分なりに咀嚼して愉しむという変換行為はどこまで行っても続いていく。

ただ、どれも手段が変化し媒体が置き換わっていく。ゲームだって、百人一首やボードゲームやら任天堂の花札から専用端末そして汎用端末化して、またその次がどこかで出てくるだろうけれども、その楽しむというジャンルはどこまで行っても続いていく。

ビジネスを考える上で、基本的な欲求がなんなのかを捉えて時代に合わせて変化していく力と先見性が無いと廃れていく。結果的に廃れないような攻め筋を選ぶのは今何で儲けるか以上に大切なんでしょう。


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