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789年12月22日 |
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◆古弦堂 | |
白銀通りにある、弦のない弓矢が看板代わりの、古びたアンティークショップ。もともとは古道具屋兼質屋だったが、前の店主の趣味が高じて、今ではオープンカフェもやっているという一風変わった店。それが古弦堂である。 | |
◆店主:ランド=ペネトレフト/白人/男/28歳 | |
古弦堂の二代目店主。長身痩躯、それなりに整った顔立ち、濃い茶色の髪。 陽気で、お節介焼き。お調子者でもあり、安請け合いする癖がある。 紅茶やコーヒーを入れるのが物凄く下手で、ミーシャが雇われてからはすっかりウェイターになっている。 |
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◆店員:ミーシャ=ドルカン/白人/女/22歳 | |
古弦堂のウェイトレス。女性にしては背が高く、グラマー。少し野暮ったいが、好感が持てる顔立ち。腰まである黒い髪。 鷹揚で楽観的な性格。学は無いが、人を見る目はある。いつもニコニコしているが、怒るとかなり怖いとの噂。 紅茶をいれるのが上手なだけでなく、菓子づくりも上手。セットのケーキだけを目当てにする客もいるくらい。今ではすっかり、古弦堂オープンカフェのマスターとなっている。 |
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789年12月22日 AM10:00 |
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◆チェリル=ディフェレート/白人/女/19歳 | |
聖母教会の神官。悪魔払いになるべく、日夜修行を積んでいる。全体的に清楚な雰囲気で、整った顔立ち。髪は金色で、肩まで伸びたストレート。 実際の年齢よりも若く見られることが多い。口調はこどもっぽく、変な擬音語を連発する癖がある。慌て者で、しっかりしているように見えて実はかなり抜けたところがありそう。 「霧雨亭」に現れた悪霊をはらうために、アヤメ広場にある「風の聖カタナ教会」から派遣されてきた。 |
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789年12月23日 PM5:00 |
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現在の霧雨亭所有者は、サーディベル地域開発。それ以前、霧雨亭を営業していたのは、旅亭業を営むゴードン=ウィルベルグと言う男。そして、霧雨亭になる前は、グレイグマン子爵家の邸宅だった。 |
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789年12月23日 PM 6:00 |
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◆白銀通りにある小物屋の話 | |
霧雨亭が潰れた理由は、従業員のサービスが悪いため、と言うことになっている。しかし、夜になると館の中に霧が立ちこめ、お化けまで現れたということが根本的な原因らしい。そのため、従業員の退職率が高く、結果的にサービスが低下したようだ。 | |
[メモ] ・グレイグマン子爵家邸宅の頃に、霧が立ちこめたという話は聞いたことがない。 ・霧雨亭営業中に、事件があったという話も聞いたことがない。 |
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789年12月24日 AM 0:00 |
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◆居酒屋「お気楽亭」常連客の話 | |
グレイグマン子爵家邸宅がゴードン=ウィルベルグに売却されたときの当主は、スコット=グレイグマン(当時55歳)。グレイグマン子爵家は、王政が敷かれていた頃から続く由緒正しい家柄だったが、時代の波に飲まれて没落。資産を売り払い、手にした金で事業をはじめるも失敗。多額の借金を抱えることになる。それに起因してか、スコットが急死。借金を返す当てもなくなったため、屋敷を売り払う。家族は、旧市街の方へ引っ越した。 |
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789年12月24日 AM11:00 |
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◆曇天亭副支配人(元霧雨亭支配人)バートの話 | |
霧雨亭が廃業になった一番の理由は、客足が思わしくなく、赤字経営だったから。しかし、その根本的な原因は、やはり赤い霧の怪物に起因する従業員の退職率の高さにあるようだ。霧雨亭の営業を開始して3〜4年経った頃から、霧の怪物の噂が流れはじめたという。 | |
[メモ] ・怪物の噂が流れる半年ほど前、大きな地震があり被害を受けている。それに伴い、客室の改装工事を行っている。 ・スコット=グレイグマンが当主を務めている時期に、屋敷で事件があったと言う話は聞いたことがない。 |
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789年12月24日 |
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789年12月24日 PM4:00 |
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◆屋敷について | |
・彼女が屋敷にいた頃に、赤い霧の怪物が出たことはない。 ・屋敷は、約200年前に建てられた。 ・彼女が嫁いできてから、内装を工事したことはない。 ・近くに地下上水道が流れている(らしい?) ・家具や調度品は、屋敷売却の際に古弦堂に売り払った。 ・売却後の屋敷の様子に関しては、なにも聞いていない。 |
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◆スコットについて | |
・失敗した事業を立て直す手段を持っていたようだ。 ・家宝とされる財宝をどこかに隠していたようだ。 ・死の間際、「刃の頭(edge head)」といううわごとを繰り返しつぶやいていた。 ・屋敷の二階にあった寝室のベッドで亡くなった。 ・遺体はアヤメ広場にある「風の聖カナタ教会」に埋葬された。 |
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◆家紋について | |
・盾の前で、剣が二本、交差している。 ・盾は、チェスボードのように白と黒が交互に並んだ図柄。 |