刻印霊石/霊魂憑依

憑依現象幻影霊魂


 

憑依現象


 ペルソニアの仮面使いたちの間で古くから知られているのが、結晶仮面に生じる霊魂の憑依現象です。当然のことながらこの現象は、同じ刻印霊石である生成原石や合成霊石にも起こる可能性があります。


○基本

 刻印霊石は通常の霊子物質と異なり、霊魂が憑依しやすい性質を持ちます。このような霊石は、何か大きな問題を引き起こす可能性があります。


▼霊魂憑依
 心霊体などの霊魂が憑依した場合は、意思を持つ霊石が誕生するかもしれません。


▼情報転写
 変異現象などの影響によって、特定の精神パターンや概念が刻印霊石に焼き付いて、それがやがて霊魂として活動を開始する可能性があります。また、刻印霊石に接触した者の精神や、その一部を模倣した霊魂が誕生することも考えられます。
 
◇概念情報
 これは情報の複製であるため、変異現象と同様にいかなる存在でも誕生させてしまいます。たとえば、物語の主人公のような架空の存在や、誰かが心に描いた理想の自分といったものが、新たな霊魂として生み出されるかもしれません。

◇思念の影響
 誰かの霊魂を模倣する場合は、その時に抱いていた思考や感情に強く影響されることになります。たとえば、殺害された死者の霊魂であれば、自身を殺した相手への復讐心に満ちていたりすることで、非常に歪んだ精神を持つ霊魂が誕生するといった具合です。


○憑依霊石

 霊魂が憑依した刻印霊石のことを『憑依霊石』と呼びます。これらはいわば、刻印霊石を肉体とする不死者のような存在といえるでしょう。


▼自我
 全ての霊魂が自我を持つわけではありません。自らの意思で判断して動くのは自我を持つ霊魂だけで、そうでない霊魂は知能を持たない生物のように、特定のパターンに従って活動するのみとなります。


▼能力値/属性値

◇能力値
 通常の霊魂と同様に【霊力】の能力値を持ちます。また、自我を持つ霊魂の場合は、【記憶】や【判断】の数値も設定されます。

◇精神値
 霊魂が宿った憑依霊石は、ペルソニアの砂漠で発見されるデザート・クリスタルのように、【精神値】を持つことになります。霊的回路の発動もこれを消費して行います。

◇精神抵抗
 霊魂は【精神抵抗】の数値を持ち、霊的影響に対して抵抗判定を行なうことが出来ます。


▼破損
 憑依霊魂は刻印霊石と強く結びついているため、その肉体である刻印霊石が壊れてしまった場合は、生物が肉体を失うのと全く同じように、死を迎えることになります。


▼霊的回路
 霊魂が憑依した刻印霊石は、その霊魂が保持している霊的能力を行使することが出来ます。また、生成原石や結晶仮面の場合は、砂孔蟲の能力として吸魂能力も維持しております。
 
◇特殊能力
 もともと霊魂が特殊能力を保有していた場合、その霊的回路をそのまま継承している可能性が高くなります。また、既存の情報や精神パターンを転写した場合、複製元の霊魂の望みや空想上の存在が持つ能力が、新たに霊的回路として生み出されてしまうこともあります。

◇術法
 もともとの霊魂が術法を習得していた場合、精神集中のみで発動できるものであれば、以前と同じように効果を発揮することが出来ます。


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幻影霊魂


 刻印霊石や結晶仮面は、『シャドウ・ファントム』(幻影霊魂)と呼ばれる特殊な霊魂を宿す可能性があります。この怪物についての詳しい情報は「解説」および「データ」のページをご覧下さい。


○基本

▼肉体形成
 シャドウ・ファントムと呼ばれる霊魂は、霊子物質をその肉体として利用することが出来ます。このような性質を持つため、そのものが体として利用できる合成霊石や、周囲に霊石の外層を持つ生成霊石は、憑依媒体としてうってつけの素材ということになります。なお、物質の肉体を持つシャドウ・ファントムのことを『ファントム・ドール』と呼びます。
 
◇変化
 その霊魂が保持している情報が、そのまま外見に再現されます。これは生物の体と全く同様に機能するもので、外見から見分けることは不可能となります。


○吸魂

 内部に砂孔蟲の群体が存在する生成原石や結晶仮面は、自動的に霊子物質や生物から霊子を吸収する特殊能力を持つことになります。霊子物質で肉体が形成されている場合は、【精神値】だけでなく【生命値】も回復することが出来ます。


▼選択
 1度の吸魂においては【精神値】か【生命値】のいずれかしか回復できません。どちらを選択するかはシャドウ・ファントムの意思によります。

▼処理
 砂孔蟲と同様に、吸魂能力を発動するために1ラウンド以上の接触が必要となります。【精神抵抗】の難易度は減少している分の耐久値となります。


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