クモガエル
○判定
▼不明度:6
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:クモガエル
認識:変異動物/危険/嫌悪
利用:なし▼生息地域:全域(主に北西部)/河川、湖沼、湿地など
活動期:通年/昼夜行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独
反応:中立▼外見:
その名の通り8本の足をもつ蛙です。足ばかりではなく、頭部以外の器官の全てについて普通の倍の数があります。大きさは2mほどもあり、全体的な印象はイボガエルに似ています。口の中に歯のような硬い突起が無数に並んでいるのも特徴で、これで獲物の肉を噛み千切ります。▼概要:
奇怪な姿を持つ大型のカエルで、魚類、大型の虫、ザリガニ、鳥類などを主食としており、手当たり次第に丸飲みにしようとします。水場に近づいて来た草食動物なども捕食対象としますが、相手が大きい場合は8本の足でしがみついて攻撃します。
口から粘性のある唾液を放つことができ、これで相手を足止めすることもあります。また、肉食獣などから身を守る際には、鼻が曲がるほどの悪臭を放つことが知られています。このような性質を持つため人々からは嫌われており、遭遇した場合はすぐに逃げるのが一般的な対応です。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:未分類(変異動物/両生類/八肢動物/カエル類)
非常に特殊な骨格構造を持ち、分類上は独自のカテゴリーに位置付けられています。▼詳細情報:
湿地や浅い水辺にすり鉢上の穴を掘り、じっと姿を隠しながら獲物が通りかかるのを待ちます。1日の殆どをそうして過ごすため、実際に動く姿を見た者はあまりおりません。このような生活形態を取ることと、その独特な骨格から長い距離を移動するのは苦手らしいのですが、苦手なのは陸上での運動に限られ、水中ではその足を存分に活かして俊敏に動き回ります。また、8本の足で非常に高く跳躍することが可能で、水場に近づいた獲物には飛びかかって襲い掛かります。
大型の動物を狩る時には、全ての足を使って抱え込むようにして押え付けます。これは獲物に対してだけでなく、繁殖期にメスを捕まえる時にも見られる行動です。しかし、あまり目がよくないためか、初夏から夏にかけての繁殖期には、ある程度以上の大きさの動くものならば見境なく飛びつき、水中へと引きずり込もうとするようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:11 敏捷: 9 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 5 霊力:6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:12
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗:11 生命値:19▼行動力: 8
▼移動力: 7/水中7
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃10(歯:1)
組打ち 10(歯:1)
特殊攻撃:押し倒し13(―/転倒+捕縛)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 5
防御値:なし▼戦闘方法:
大型の動物を襲う場合は、押し倒して捕縛状態に置いてから、噛み付きによる組伏打撃を行なおうとします。
○特殊能力(専門:+2)
▼粘着/唾液(能動発動)
能力:― 作用:難易度6 対抗:反射回避
距離:5m 時間:1時間 範囲:1対象
効果:粘性のある唾液を飛ばして、相手の動きを封じることが出来ます。この攻撃が1回命中する度に、運動に関する判定に−2修正が与えられます。この修正値は累積するもので、−6まで達した時はその場所から移動することが出来なくなります。なお、熱をかけると粘性が失われるため、お湯をかけるなどして剥がすのが一般的です。▼悪臭(能動発動)
能力:― 作用:難易度4 対抗:生命抵抗
距離:0 時間:10分 範囲:半径5m
効果:背中の臭腺から悪臭を放つことが出来ます。この化学物質は目、鼻、舌などに刺激を与え、数分は痛みに襲われることになります。抵抗判定に失敗した場合、視覚にたよった行動には−2修正を受けることになる上、匂いを判断することが出来なくなってしまいます。
○バリエーション(専門:+4)
・頭が2つある個体も存在します。2つ目の頭は後ろを向いているため、背後や上方の様子も認識することが出来ます。このタイプの個体は、ジャンプして上空を飛ぶ鳥を捕らえることが知られています。
・獲物を丸飲みして捕らえるのではなく、後ろ足で蹴ってダメージを与えて、弱ったところを捕食する個体の観察記録があります。ただし、これがこの個体だけの特徴なのかはよく分かっておりません。
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鎧ガエル
○判定
▼不明度:5
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:鎧ガエル
認識:一般動物/危険
利用:なし▼生息地域:全域、ペルソニア/湖沼、河川、湿地など
活動期:春〜秋/昼夜行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独
反応:中立▼外見:
体長100〜130cmほどの大きなカエルで、目立たない草色をしています。この生物の珍しい特徴は、体の上面(頭部および背中)に灰白色の厚い外殻を備えていることで、まるで鎧を着込んでいるように見えます。1m近くも伸びる非常に長い舌を持つのも特徴で、これをカメレオンのように使って獲物をとらえます。▼概要:
淡水域に住む巨大なカエルで、白い鎧状の殻を持つ非常に珍しい姿をしています。人間を狙って襲うことはありませんが、動くものに反射的に舌をのばす性質があります。舌は強力な消化液で包まれており、触れると酸によって皮膚を焼かれてしまうので、なるべく近づかない方がよいでしょう。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/両生類/カエル類
▼詳細情報:
河川、湖沼、湿地などに生息する巨大なカエルです。濁った水域を好み、河岸の草の生えた土手や茂みの中でじっとして、獲物を待ち構えています。あまり陸上での移動は得意ではないようで、狩りの時を除けば殆どを動かずに過ごしています。背中には炭酸カルシウムとキチン質で出来た灰白色の厚い殻を持ち、実を縮めて動かずにいる時は岩石のように見えます。
肉食性であり、獲物は水辺の鳥や魚、あるいは昆虫類などが多いようですが、ウサギやネズミなどを食べる場合もあるようです。外殻の形成に用いられるカルシウム分は、獲物の骨から摂取していると考えられています。
動くものに反射的に舌をのばす習性があり、獲物に舌を絡みつかせて強酸の唾液でダメージを与えます。大型の生物は捕食対象としておらず、人間の姿を見て飛びかかることはありませんが、手や足だけが見えた瞬間、反射的に襲いかかる場合があるそうです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 7 敏捷:11 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 5 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗: 7 生命値:11▼行動力: 8
▼移動力: 7/水中7
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:接触 11(―)
特殊攻撃:強酸の唾液(強度3)▼回避
戦闘防御: 9
反射回避: 5
防御値: 5(外殻)▼戦闘方法:
獲物には舌をのばして接触し、強酸の唾液でダメージを与えます。動くものに反射的に攻撃する性質がありますが、相手が大型動物の場合や飲み込むのに失敗した時は、あっさりと諦めて少し離れた場所へと移動し、再び茂みなどに隠れて身を丸めます。
○特殊能力(専門:+2)
▼強酸/唾液(自動発動)
能力:― 作用:強度3 対抗:―
効果:唾液には強酸が含まれており、これに接触した場合は生命値に3ポイントのダメージを受けることになります。これは防具で減点することは出来ず、戦闘防御の判定で接触を回避するしかありません。
○バリエーション(専門:+4)
・体長3mをこえる巨大な個体が捕獲された記録があります。
・酸の唾液を一斉に周囲にまき散らす個体も存在するようです。
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マダラドクガエル
○判定
▼不明度:5
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:マダラドクガエル
認識:一般動物/危険
利用:なし▼生息地域:全域(主に東部〜南部)、ペルソニア/湖沼、河川、湿地など
活動期:通年/昼夜行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独
反応:敵対的▼外見:
その名の通り、体の上面を覆う茶褐色の皮膚には特徴的な斑模様があります。全体的にはずんぐりとしたフォルムの生き物で、成体の体長は1mほどに達するため、陸上にいる時は土の地面と見間違える場合があります。▼概要:
毒を放つことで知られている大型のカエルで、近づいたものに無差別に食い付く性質があることから、危険視されている生物です。通常は水中や泥の中に身を埋めて、獲物が来るのをじっと待ち構えているため、水に入らなければ襲われることはありません。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/両生類/カエル類
▼詳細情報:
皮膚と呼気から毒を発するカエルで、水中に毒を放って魚などを弱らせ、それを捕食して生活しています。また、唾液には非常に強い酸が含まれており、獲物を丸飲みして骨ごと消化してしまいます。これらの能力は身を守るためにも発揮され、敵を弱らせたりダメージを与えて、その隙に水底へと逃走します。
通常は水中や泥中に身を潜め、目だけを出して周囲を観察しながら、じっと獲物を待ち構えています。感覚器官が弱いため獲物を判別しておらず、動く者には反射的に食い付く習性があります。また、攻撃性も非常に高く、近づくものには無差別に毒を放ったりします。
なお、あまり広く知られてはおりませんが、吐息から発せられる麻痺毒は、古くから未開の部族や薬師が麻酔薬として用いてきたものです。そのため毒腺を採取する目的で、危険を承知でこれを狩りの対象とする場合もあります。また、毒腺を取り除けば食用とすることも可能です。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 6 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 4 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗: 8 生命値:14▼行動力:7
▼移動力:6/水中6
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:接触 6(―)
特殊攻撃:強酸の唾液(強度2)
麻痺の吐息(影響度6)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 4
防御値:なし▼戦闘方法:
近づく者には積極的に攻撃を仕掛ける習性があります。通常、獲物には麻痺毒を吹きつけて動けなくしておいて、唾液の強酸で溶かして食べます。毒は水中に放たれることもあり、効果は半減しますが獲物を捕らえるためには非常に有効な手段となります。
○特殊能力(専門:+2)
毒を水に溶かして使う場合、難易度や効果値は通常の半分となります。
▼麻痺毒/吐息(能動発動)
能力:― 作用:影響度6 対抗:生命抵抗
距離:0 時間:10分 範囲:影響範囲
効果:生命抵抗の判定に失敗した場合は体が麻痺してしまい、全ての判定に−3修正を受けます。この修正値は累積するもので、−6まで到達した時は体が完全に麻痺し、身動きすることが出来なくなります。なお、この毒は痛覚を麻痺させる効果もあるため、影響を受けている時は怪我による気絶判定に、+3修正を得ることが出来ます。▼ダメージ毒/皮膚(能動発動)
能力:― 作用:効果値6±0 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:一瞬 範囲:1対象
効果:体表に接触した者が生命抵抗に失敗した時は、効果値6±0のダメージを受けます。▼強酸/唾液(能動発動)
能力:― 作用:強度2 対抗:―
効果:唾液には強酸が含まれており、これに接触した場合は生命値に2ポイントのダメージを受けることになります。これは防具で減点することは出来ず、戦闘防御の判定で接触を回避するしかありません。
○バリエーション(専門:+4)
・皮膚毒を周囲にまき散らすタイプの亜種も存在します。
・強酸の唾液を獲物に吹き付け、感覚器官にダメージを与えてから捕獲するものも目撃されています。
・水中から口に含んだ水を吹き出し、水辺の植物に止まった昆虫などを落として狩るものもいるようです。
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ハンマーヘッド
○判定
▼不明度:5
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ハンマーヘッド
認識:一般動物/危険
利用:なし▼生息地域:全域(主に北西部)/渓流など
活動期:春〜秋/昼行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独
反応:中立▼外見:
全長3m以上もあるイモリの仲間で、頭胴長は2m、尾の長さが1mにも及びます。頭の上にハンマーのような形のコブが突き出ているのが特徴です。体の色は暗褐色をしていますが、頭のコブの部分はやや赤みを帯びています。腹側はクリーム色をしており、濃褐色の斑点が全体にあります。▼概要:
3m近くにも及ぶ巨大なイモリで、奥深い渓流などに生息しています。頭にコブがあり、これで外敵を攻撃することで知られています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/両生類/イモリ類
▼詳細情報:
水の澄んだ渓流などに生息するイモリの仲間です。基本的には水中や岩の上におり、あまり身動きせずじっとしていますが、雨の日などは水中から出て活動することもあります。暑い場所は苦手ですが、体温の低下にも弱く、体が暖まるまでは動きは鈍いようです。また、冬季は川べりの土手などに穴を掘ったり、岩陰でじっとしたまま冬眠します。
肉食性で、魚類、カエル、昆虫、ミミズなどを主食としますが、水辺の鳥などを食べることもあります。水中で魚を捕らえたり、岩の下にいる昆虫を食べる時は、自分から動いて獲物を捕らえます。しかし、鳥を捕獲する場合は、水中にいて待ち伏せ型の狩りを行なうようです。狩りの時以外はあまり活動的ではありませんが、いざとなると非常に素早く動くことができます。
この動物が外敵と戦う時は、どうしても逃げられない場合か、春の産卵期に卵を守っている場合です。メスは寒天質に包まれた卵を、水の流れの少ない岩陰などに産み落としますが、これが無事に孵化するまでその場所を守るという習性を持ちます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:14 敏捷:12 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 6 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗:14 生命値:24▼行動力: 9
▼移動力:10/水中10
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃13(頭突き:3)
特殊攻撃:突進攻撃11(頭突き:3+)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 6
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
基本的に大人しい動物で、人間を襲うことはありません。外敵に遭遇した場合は水中に逃げ、じっと水底で相手がいなくなるのを待ちます。どうしても戦わなければならない時は、頭のコブで相手を攻撃します。基本的には威嚇を行ない、相手が立ち去るよう仕向けますが、追い詰められた時は頭から突進するなどして、硬いコブをぶつけて攻撃します。
○特殊能力(専門:+2)
▼再生(自動発動)
四肢や尾などが切断されても、いずれ元通りの状態に回復します。
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三つ目イモリ
○判定
▼不明度:5
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:三つ目イモリ
認識:変異動物/注意
利用:なし▼生息地域:南部/河川(渓流)、湖沼など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独
反応:中立▼外見:
体長が90〜120cmほどある大型のイモリで、頭頂部に第三の目を持つのが最大の特徴です。体色は黒から黒褐色ですが、腹の部分だけは毒々しい暗赤色をしています。▼概要:
3つの眼球を持つ特異な生物で、水のきれいな河川や湖沼で暮らしています。水辺の昆虫類、甲殻類、魚類、カエルなどを食べて暮らしており、休息時は岩の隙間に身を潜めてじっとしています。様々な奇怪な能力を操ることで知られており、人間を襲うことはないものの非常に警戒されている生き物です。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/両生類/イモリ類
▼詳細情報:
頭頂部の第3の目には魔力が秘められていることがわかっており、術法協会によれば瞳眼系と呼ばれる術法の一部を使いこなすようです。
成体は淀みの少ない淡水域で暮らすことが知られていますが、幼体のうちは水辺近くの森林や湿地を生活の場としています。幼体のうちは額の目は皮膚に覆われており、体色も全身が茶褐色をしているため、一般には別の種類のイモリと勘違いされています。幼体は5年ほどかけて大きくなりますが、3年が経過した頃には成体の特徴を備えはじめ、不完全ながら特殊能力も使いはじめます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 7 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 9 霊力: 9▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 9 精神値:17
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗: 7 生命値:11▼行動力:12
▼移動力: 7/水中 7
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:通常
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 9
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
自ら外敵に攻撃することはありませんが、どうしても身を守らねばならない時には、瞳眼系の術法を使用します。
○特殊能力(専門:+2)
▼吸魂の瞳(能動発動)
能力:― 作用:効果値4±0 対抗:精神抵抗
距離:10m 時間:永久 範囲:1対象
効果:第三の瞳と視線が合った者は、精神抵抗を行なわなければなりません。この抵抗に失敗した場合は精神値が減少し、その分だけ三つ目イモリの耐久値が回復します。▼瞳眼系術法/3レベル(能動発動)
能力:霊力 作用:― 対抗:精神抵抗
術法:瞳眼系データ
○バリエーション(専門:+4)
・ペルソニアの湿泥地に棲む亜種が存在します。
・石化の能力を持つ個体が存在したという記録があります。
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雪サンショウウオ
○判定
▼不明度:6
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:雪サンショウウオ/涙イモリ
認識:変異動物/危険
利用:冷蔵、冷房など▼生息地域:北部/渓流、湖沼など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独(繁殖期は数体)
反応:中立▼外見:
体長70〜80cmほどのサンショウウオで、全体に扁平な体型をしています。滑らかな純白の皮膚をしており、全身は乾燥を防ぐための粘液で覆われています。朱赤色の目が顔の両側についており、背後の様子も把握することが出来ます。▼概要:
北部の雪の多い地方に住むサンショウウオで、寒さに強いため1年を通じて活動することが出来ます。口に入るものは何でも飲み込む習性があり、昆虫、魚、ザリガニなどを丸飲みにします。大型の動物に積極的に攻撃を仕掛けることはありませんが、非常に警戒心が強く、襲って来る者は特異な能力を用いて追い払います。
雪サンショウウオは産卵の際に涙を流すことで有名です。これは氷の結晶の形をとって固形化するのですが、周囲の空間を摂氏0度に保つ力を持ちます。富豪たちはこれを冷蔵や冷房に用いており、非常に高値で取り引きされます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/両生類/イモリ類
▼詳細情報:
凍気を自由に操る変異体として認識されており、口から吐く冷気で攻撃を行なったり、氷系らしき術法を用いることが知られています。しかし、最も特異な能力は産卵時にメスが涙を零すことで、これは周囲の水とともに直径10cm程度の氷玉を形成します。
繁殖行動は春に行なわれ、河川や湖沼に住み着いている個体が川の上流に集まって、一斉に産卵行動を開始します。この時につくられる氷玉は、周囲の空間を摂氏0度に保つことで知られています。彼らは暑さに弱いため、この涙は卵の温度が上がり過ぎるのを抑えるために用意されるものと考えられています。氷の涙の効果は1年ほど保たれますが、氷の大きさは少しずつ小さくなってゆき、やがて完全に無くなってしまいます。
この涙は冷蔵や冷房に用いられており、市場では高値で取り引きされています。また、氷の内部には独特の結晶模様が浮き出るため、身分の高い者たちの間では、これを美術品の1種として愛好する文化も存在します。
しかし、このことに関して幾人かの研究者は世間に警告を発しています。というのは、氷の涙はもともと卵を保護するためのものですから、人間がこれを持ち去ってしまうと、残された卵が死亡してしまう可能性が高いからです。実際、雪サンショウウオの目撃例は徐々に減少しており、いずれ絶滅してしまうだろうと予測されています。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷: 8 器用: ―
記憶: 3 判断: 4 感応: 8 霊力:10▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:10 精神値:18
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 8 生命値:14▼行動力:12
▼移動力: 8/水中8
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし
特殊攻撃:雪の吐息(効果値8±0)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
大型の動物に積極的に攻撃を仕掛けることはありませんが、非常に警戒心が強く、襲って来る者に対して雪の吐息の特殊能力や、氷系術法を駆使して対抗します。ただし、縄張りから姿を消せば、それ以上は追ってくることはありません。
○特殊能力(専門:+2)
▼雪の吐息(能動発動)
能力:― 作用:効果値8±0 対抗:生命抵抗
距離:0 時間:一瞬 範囲:半径5m(90度)
効果:半径5mの扇状の空間に、凍気を吹き付けて攻撃します。生命抵抗の判定に成功しなければ、生命値にダメージを受けることになります。▼氷の涙(能動発動)
距離:0 時間:1年 範囲:半径5m
効果:産卵の際に流す涙が周囲の水とともに凍り、だいたい直径10cmほどの氷玉となります。氷玉は周囲の空間を摂氏0度に保つ力がありますが、その効果はだいたい1年ほどしか保ちません。氷の大きさは少しずつ小さくなってゆき、やがて完全に無くなってしまいます。▼氷系術法/3レベル(能動発動)
能力:霊力 作用:― 対抗:精神抵抗
術法:氷系データ
○バリエーション(専門:+4)
・年月を経て巨大になった雪サンショウウオは、非常に大きな氷玉を生み出すことが知られています。このような氷玉は効果も長く持続し、10年ほど保持されていたという記録があります。
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