データは以下の形式で表記されています。それぞれの交通機関のデータは平均値であり、これより質の悪いものも存在します。しかし、機械工学の知識に通じていれば、改造によって市販のものよりも出力を上げることも可能です。なお、最低限の値段の品は中古や古い型式のものが殆どで、通常よりも壊れやすい場合があります。
▼名称
その移動手段の一般名称です。
▼乗員
適正な運行に必要な最低人数から、一度に乗ることができる最大人数が示されています。
▼価格
一般に流通されているものの価格です。括弧付けのものは普通は取り引きされていませんが、もし買うとしたらこれくらいかかるという目安になります。なお、動力機関を積んでいない船の場合は、価格は蒸気機関のものの半分以下となります。
▼速度
◇巡航速度
安全かつ最も効率良く移動する場合の標準速度です。( )の中に書かれているのは、【移動力】に換算した場合の数値です。移動力1は時速2kmほどになります。
データは路面などの条件が最良の時のものであり、実際にそれだけの速度が期待できるわけではありません。たとえば陸上交通機関の場合、きちんと舗装されていない野外を走行する場合は、急いでも平均で巡航速度くらいしか出せないでしょう。また、このような路面を長時間走った場合は、機械に何らかの不具合を生じる可能性があります。◇最高速度
巡航速度の2倍の値が乗用機関の最高速度であり、これ以上の速度で移動することは出来ません。◇慎重速度
巡航速度の半分の値が慎重速度で、きわめて安全に移動できる速度となります。
▼動力機関
搭載しているエンジンの種類です。
▼補給間隔
巡航速度で移動した場合に、1回の補給によって連続で運行できる時間です。高速で移動したり大量の荷物を運搬した時には、間隔はもっと短くなります。なお、これはあくまでも燃料だけの計算結果であり、蒸気機関では給水の必要があるので、もっと頻繁に補給を行わなければなりません。炭水車を牽引することで、補給間隔を短くすることも出来ますが、その場合は補給コストが割高になります。
▼補給コスト
巡航速度で運行した場合の燃料費です。補給間隔に書かれている時間が過ぎる度に、これだけの費用を払って燃料を補給しなければなりません。高速で移動したり大量の荷物を運搬した時には、もっとコストがかさむことになります。
▼操作性
操縦が必要な場合には、判定値にこの分の修正を受けることになります。砲弾からの回避においても同様です。
◇速度修正
乗用機関の場合は、速度に応じて操作性の値が変化します。データに示されている数値は巡航速度が基準となっており、これに以下の速度修正を加えた値が実際の修正値となります。
修正 速度 +2 〜慎重速度(=巡航速度×1/2) ±0 〜巡航速度 −2 〜最大速度(=巡航速度×2)
▼操縦技能
交通機関の操縦には、全て《操縦技術》の技能を用います。ここに書かれているのは判定の種類となり、単に一般と書かれている場合には一般分野で、名称が書かれている場合は専門分野を用いた判定を行うことになります。
▼防御値
機械などの外部の装甲です。この分だけ物理ダメージを減少させることが出来ます。
▼耐久値
どれくらいまでダメージに耐えるかを示す数値です。耐久値が0以下になった場合、以降は装甲による防御値をデータの半分として扱わなければなりません。さらに−耐久値まで減少した場合、機械は完全に壊れてしまいます。詳しいルールについては、「故障と修理」の項目をご覧下さい。
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