氷系


説明  雪や氷、あるいは冷気を操ることが可能となります。氷雪地や極暑条件下での生活を助けるために利用されることが多く、使い手も南北に偏っているのが特徴です。継承されている術も土地によって大きく異なる傾向があります。
能力値  霊力
認識  一般術法
使い手  氷使い、氷雪士
行使制限  なし
習得方法  一般:聖母教会△/マイエル教△/術法協会△
 異端:民間×
スタイル  自由選択:スタイルは人によって異なります。
 ○雪の吐息○冷却○氷の矢○氷の守り○氷の腕○氷の場○氷雪歩行○氷の宿り○解凍○冷凍△氷球△氷変化△雪の家△防寒△氷の槍△寒冷空間△氷雪使い△氷のとばり△雪やみ△雪よせ△氷柱×氷雨×瞬間冷凍×氷の嵐×氷窟


○雪の吐息

 レベル:1  タイプ:通常
 距離:0  持続時間:12時間  効果範囲:半径10m
 効果範囲内に冷たい風を吹かせることができます。風の強さは自由に指定することが可能です。効果範囲内の空気が他の術法によって影響を受けている場合には、対抗判定に勝利しなければなりません。

○冷却

 レベル:1  タイプ:通常
 距離:影響範囲  持続時間:1日  効果範囲:1対象
 物体の温度を下げることができます。凍るまでには至りませんが、腐りやすいものを保存しておくことが可能です。術法によって温度が指定されているものにかける場合は、対抗判定で勝利しなければなりません。

○氷の矢

 レベル:1  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:一瞬  効果範囲:1対象
 氷の矢を飛ばし、目標に成功値+1ポイントのダメージを与えます。

○氷の守り

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:1時間  効果範囲:1対象
 氷の薄膜を身にまとって、熱によるダメージを2ポイント軽減します。術法が持続している間は、自然の熱による影響も受けずにすみます。

○氷の腕

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:6ラウンド  効果範囲:1対象
 氷によって目標の下半身を束縛します。運動に関する行動に対して−2の修正を受け、その場から移動することもできなくなります。精神抵抗は毎ラウンド行うことが可能で、抵抗に成功した時点で抜け出すことができます。

○氷の場

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:10分  効果範囲:半径5m
 効果範囲内の地面を薄い氷で包み込み、滑りやすくさせます。これによって移動力は2下がり、移動や運動を行うには判定に−2の修正を受けることになります。

○氷雪歩行

 レベル:2  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:1時間  効果範囲:1対象
 雪や氷の上を、沈んだり滑ったりせず自由に歩くことができます。術法の影響下にある雪や氷に対しては、相手の達成値を目標とした対抗判定をしなければなりません。

○氷の宿り

 レベル:2  タイプ:魔力付与
 距離:10m  持続時間:12ラウンド  効果範囲:1対象
 氷で物体を包み込みます。対象そのものは何の影響も受けませんが、外部には冷気が放出され、触れたものは強度2のダメージを受けることになります。武器にかけた場合は、打撃値が2ポイント上昇します。また、通常武器でダメージを与えられない相手にも、ダメージを与えることができるようになります。

○解凍

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:影響範囲  持続時間:永久  効果範囲:1立方m
 冷凍されているものを、一瞬にして解凍することができます。術法によって冷凍されているものの場合は、対抗判定で勝利しなければなりません。

○冷凍

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:影響範囲  持続時間:永久  効果範囲:1立方m
 効果範囲内にある生物以外の物体を冷凍した状態にします。他の術法によって温度が指定されている場合には、対抗判定で勝利しなければなりません。

△氷球

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:一瞬  効果範囲:半径3m
 指定した1点で氷の球体を爆発させ、範囲内の目標に成功値ポイントのダメージを与えることができます。

△氷変化

 レベル:3  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:1立方m
 効果範囲内にある氷の形状を、術者の自由に変化させることができます。この時、不安定な形状であっても、外部から余分な力が加わらなければ、倒れたり崩れたりすることはありません。

△雪の家

 レベル:4  タイプ:通常
 距離:0  持続時間:12時間  効果範囲:半径3m
 雪のドームをつくりだし、避難所を設けることができます。内部は寒さを完全に防ぐことができます。術法による影響を防ぐ場合は、対抗判定をして勝利しなければなりません。抵抗に失敗した場合、術法は普通に効果をあらわします。

△防寒

 レベル:4  タイプ:通常
 距離:影響範囲  持続時間:1時間  効果範囲:1対象
 寒さによる影響を完全に無視できるようになります。低温によってダメージを与える術法の場合は、対抗判定で勝利すれば完全に影響を無視することができます。

△氷の槍

 レベル:5  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:一瞬  効果範囲:1対象
 目標に氷の槍をぶつけて、成功値+5ポイントのダメージを与えます。

△寒冷空間

 レベル:5  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:10立方m
 効果範囲内の気温を、指定した温度まで低下させることができます。ただし、その土地において自然状態でありうる限りの温度までしか、低下させることはできません。

△氷雪使い

 レベル:6  タイプ:範囲
 距離:術者  持続時間:6ラウンド  効果範囲:半径5m
 効果範囲内にある雪や氷を、術者の自由に動かすことができます。ただし、1度に複数の効果を得ることは出来ませんし、新たな効果を得ようとする度に判定を行う必要があります。また、他の術法の影響下にある氷雪を操る場合には、対抗判定に勝利しなければなりません。
 この行動は1ラウンドに1回ずつ試みることが可能で、能動行動(フルアクション)として扱われます。ただし、術者自身の身を守るために用いる場合は、受動行動として判定を行なうことが可能となります。
 攻撃に使用する場合は相手の精神抵抗との対抗判定となり、これに勝利すれば成功値+3ポイントのダメージを与えることができます。相手を束縛したり目くらましなどに用いる時は、1ラウンドの間、関連する行動に−3修正を受けることになります。防御に使用する場合は、液体・高熱・物理ダメージなどによる影響を、達成値の分だけ軽減することができます。また、この判定に成功している時は、氷雪は防御値3点の防具(楯)として扱われます。

△氷のとばり

 レベル:6  タイプ:範囲
 距離:500m  持続時間:1時間  効果範囲:半径100m
 効果範囲内の水分をすべて凍結させてしまいます。水面などは、歩ける程度の硬さに凍りつきます。空気中の湿気も奪い取られてしまい、濃密なダイヤモンド・ダストが発生します。効果範囲内は視界が悪くなり、視力を必要とする全ての行動に−3の修正を受けることになります。ただし、生物に含まれる水分には効果がありません。

△雪やみ

 レベル:7  タイプ:範囲
 距離:0  持続時間:1時間  効果範囲:半径1km
 効果範囲内の雪をやませることができます。術法によって降らせる雪に対しては、対抗判定で勝利しなければなりません。

△雪よせ

 レベル:7  タイプ:範囲
 距離:0  持続時間:1時間  効果範囲:半径1km
 効果範囲内に雪を降らせることができます。術法によって降雪を防がれている場合は、対抗判定で勝利しなければなりません。

△氷柱

 レベル:7  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:10立方m
 氷の柱をつくりだし、効果範囲内にいるものを中に閉じこめてしまいます。目標は術法をかける直前の状態で保存されます。この氷の柱は通常の熱によって溶かされることはなく、物理的なダメージで壊すことも不可能です。術法によって解除する場合は、対抗判定で勝利しなければなりません。

×氷雨

 レベル:7  タイプ:範囲
 距離:500m  持続時間:3ラウンド  効果範囲:半径100m
 効果範囲内に効果値7±0の氷のつぶてを降らせることができます。精神抵抗に失敗した者は、冷気と打撃によるダメージを負うことになります。この氷は何かにぶつかった時点で溶けて水になってしまいます。

×瞬間冷凍

 レベル:8  タイプ:通常
 距離:10m  持続時間:永久  効果範囲:1対象
 目標を瞬間的に冷凍します。対象が生物であった場合は即死し、術を解除しても蘇生することがありません。物体は術がかかる直前の状態で保存されますが、壊れることもあります。生物を破損したままの状態で蘇生させた場合、傷を受けたままの状態で元に戻ることになります。

×氷の嵐

 レベル:8  タイプ:通常
 距離:20m  持続時間:一瞬  効果範囲:半径10m
 指定した1点を中心として氷の嵐をつくりだし、効果範囲内の目標に成功値+4ポイントのダメージを与えることができます。

×氷窟

 レベル:9  タイプ:範囲
 距離:20m  持続時間:永久  効果範囲:半径10m
 1つの氷から、術者が指定した部分を消滅させることが出来ます。これは普通に氷を削った場合と同じなので、不安定な形状の場合は崩れてしまいます。


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