ルワール大公国/地図


 



 


 
 01:レイフォン地方
 02:ダーリッシュ地方
 03:ローレンシア地方
 04:ウェストリーネ地方
 05:パディカース地方
 06:アランフェルト地方


<1>レイフォン地方

 ペトラーシャ、カイテイン、エリスファリアと接する地域で、マイリール人が多く住んでいます。西部にシューロス連峰をのぞみ、山麓では鉛など数種類の鉱産資源が採掘されています。古くから戦いに巻き込まれることの多い土地で、カイテインの侵攻があれば戦いの最前線となります。現在は住民の不安が募っており、この地を離れてゆく者も少なくありません。


▼サスティナ砦
 
カイテインの南方政策への備えのために建設された城塞で、現在も兵員の増強が行われています。


<2>ダーリッシュ地方

 西をペトラーシャに接する地域で、北部から南部に向かって傾斜しています。北部は森林と高原が広がっており、斜面では牧羊が行われています。


▼シザリオン市
 繊維産業をはじめとする軽工業で発達した都市です。また、北部から運ばれる木材の加工品貿易も行っています。

▼ガラスの小庭
 小石ぐらいの大きさの丸くなったガラスが落ちている場所で、シザリオン市の郊外にあります。付近の人々はこれを磨いて装飾品として売り出しています。


<3>ローレンシア地方

 ほぼ全域に草原や耕作地帯が広がっており、小麦などの耕作が盛んです。中部には湖沼地帯があり、湖畔ではアイリス・レモンと呼ばれる、レモンのような香りを放つアヤメが咲き乱れます。初夏にはこの花を目当てに訪れる観光客で賑わいます。


▼アルマーナ市
 古くはエクセリール王朝の首都があった場所で、当時の建物も残っています。中央教会である『氷の聖アルマ』教会があり、宗教都市として発展しました。市の西にあるロザン湖は、雪解け水と地下の伏流から湧き出す水でいつも冷たい状態にあります。

▼ルーデンス市
 ガラス工芸でエルモア中に知られる都市で、有名な職人のほとんどがここで生まれています。また、ポプリや香水の生産も行われており、街並みも全体に上品で洗練された雰囲気を漂わせています。


<4>ウェストリーネ地方

 古くは交通の要衝として栄えた地域で、中央部にはルワール公国が存在します。西部には標高2000mほどのマルロー山地があり、南部のシュルツ山麓では鉱工業が栄えています。北部山地の麓には、ごく一部だけに特殊な乾燥地帯が広がっており、地表が砂漠に近い状態になっています。ここでは古くから硝石が産出されており、今も肥料や火薬の原料として利用されております。


▼イアリス市
 ルワール公国の州都で、かつては首都としても機能しておりました。市の大通りには古い建物が立ち並んでおり、情緒溢れるたたずまいを見せています。マルロー山地から流れる澄んだ水は、魔法の水と呼ばれるほど美味しいことで知られています。

▼獣人郷
 東部の亜人地域の近くにある獣人の隠れ里です。亜人たちとは意見が合わないため、交流はありません。


<5>パディカース地方

 大公国で最も栄えている地域で、古くは軽工業と交易で栄えておりましたが、現在は豊富な水流と南北から集まる鉱産資源を活かした重工業で発展しております。東部はジグラットとの間に、2500m以下の山々が連なるベルゼフ山地が存在しております。南部は平野が広がる耕作地帯で、トウモロコシや豆類の他に水田もつくられています。


▼首都ルディナ市
 約100年ほど前に遷都された比較的新しい都で、通りが垂直に交わる整然とした街並みに設計されています。観光用のガラス博物館があり、各地の名品や珍品が並べられています。

▼メイア市
 果樹の栽培で発展しました。黄人反乱組織の勢力が及んでいる土地で、政治に対する妨害活動が激しくなっています。

▼ロブラン市
 メイア市の北に位置する町で、ジグラットとの間に起きた戦争で東部がルワールに割譲されております。ここの住民は民族系統が違っており、ひそかに黄人の反乱運動に荷担しています。北のネーズ山(ベルゼフ山地西域)では銀が産出されるため、銀細工の生産でも知られています。

▼レーン湖沼地帯
 ルディナ市の北に広がる湖沼地帯で、大小9つの湖が集まっています。このうち4つは大きな湖で水深も深く、淡水魚の漁獲が行われています。


<6>アランフェルト地方

 南をアリアナ海に接する地域で、古くから海上貿易で発達しておりました。メルリィナ継承戦争では一時的に西部をメルリィナ王国に占領されましたが、和平条約によりこの地を取り返しております。現在は黄人の反乱の中心地となっており、全域が非常に混乱した状態にあります。


▼シャルトル市
 貿易港として発展した街で、港は国外からの商船で溢れています。市の東部には古くから軍港が置かれており、軍船が舳先を連ねています。

▼シャルトル市
 東部のセモール山の麓にある町で、漁港として栄えておりました。反乱勢力の本拠地であり、現在では住民のほとんどが黄人です。


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