<アクション/行動パート>


 各キャラクターは行動パートの間に1回ずつの行動機会が与えられます。キャラクターが試みることが出来る能動行動には、フルアクションとマルチアクション(小行動+本行動)の2種類があります。自分の順番が来た時に、いずれかを選択して下さい。


○フルアクション
 1ラウンドを通じて、1種類の行動に従事する場合に選択します。数ラウンドにわたって行動を継続して行うこともあります。

・複雑な作業/高度な思考:複雑な作業や高度な思考など
・移動封鎖:離脱可能な対象を封鎖状態に置き、移動を妨害する。
・治療:出血を止めたり人工呼吸を行うなど、時間のかかる治療行為。
・術法:術法の発動および精神集中の維持。
・特殊行動:戦闘時に選択できる特殊な行動。
・その他:その他の時間や手間のかかる全ての行動。


○マルチアクション
 1回の行動機会につき、小行動と本行動をそれぞれ1回ずつ行うことが出来ます。自分の行動順番が来た時に、2種類のアクションを連続して行って下さい。小行動と本行動は、どちらを先に行っても構いません。


▼小行動
 小行動とは判定を必要としない簡単な行動のことで、以下のような行動を1つ選んで試みることが出来ます。これはきわめて短い時間で達成できる行動に限られ、他人に影響を与えるような行為は含まれません。

・通常移動:[移動力]mの距離を移動。
・周辺状況の確認:周辺を見渡し、状況を詳しく確認するための行動。
・姿勢変更:転倒状態から起き上がる、座った状態から立ち上がる、しゃがみ込む、匍匐姿勢を取るなど。
・潜伏/解除:近くにある遮蔽物に身を隠す、あるいは潜伏状態の解除。潜伏状態には部分遮蔽と完全遮蔽の2種類がある。
・射撃専念/投擲専念:安定姿勢を確保することで、中距離以上の射程距離にいる相手にも攻撃を可能とする。
・準備作業:能動行動の準備を行うための作業。


▼本行動
 メインとなる行動処理で、攻撃など他者に影響を与える行動を取ることが可能です。

・能動行動:武器による攻撃など、あまり複雑な作業を必要としない行動。
・全力移動:[移動力×2]mの距離を移動。
・移動行動:影響範囲からの離脱や封鎖状態を突破するなどの行動。移動距離は[移動力]m。
・体勢回復:動けない状態から抜け出す場合など、姿勢の回復に時間がかかる場合。他者の救助にも適用。
・気付け:気絶した者を揺り動かして目覚めさせるといった行動。
・長い会話/指示:長い会話、具体的な指示など
・小行動:小行動に含まれる全ての行動。


○補助行動
 特にルール上で制限されていない場合、以下の3種類の行動は、フルアクションやマルチアクションと合わせて試みることが出来ます。

補助移動:個人の影響範囲内(半径3m程度)での移動を、他の行動を試みる前に行なうことが出来る。
短い会話/単語:短い指示を送る、単語を発するなど。
瞬間行動:手に持っている物を投げ捨てるなど、無意識に試みることが出来る瞬間的な行動。