毒物


 


○イワハダアカエイ

▼不明度 :6         ▼影響度 :6
▼開始時間:30分       ▼持続時間:1日(2〜3時間ごとに再判定)
▼方法  :注入        ▼応急処置:なし
▼判別  :不能
▼効果
 ・成功/なし
 ・失敗/ダメージ
▼説明
 イワハダアカエイの毒針から取れるダメージ毒です。体内の組織と接触するとその部分を破壊し、最終的には全身の皮下出血を起こして死亡します。影響度は効果値として扱い、2〜3時間ごとに生命抵抗の判定を行う必要があります。きつくしばったり吸い出したりするのは逆効果となり、その部分を切除しなければならない羽目に陥ります。傷口を洗浄する以外には具体的な対処法はなく、被害者の体力にまかせるしかありません。


○カナジソベニ

▼不明度 :5         ▼影響度 :7
▼開始時間:1時間       ▼持続時間:永久
▼方法  :服用        ▼応急処置:吐かせる
▼判別  :不能(無味無臭)
▼効果
 ・成功/なし
 ・失敗/後遺症
▼説明
 シソの近縁種であるカナジソの葉に含まれており、一般的には食紅として用いられています。体内に長く残留し、頭痛やめまいを引き起こすことがあります。これは胎児にも影響を及ぼし、かなり高い確率で奇形児を産むことになります。これは変異体とよく間違われ、一部では悲劇を巻き起こしているようです。このことは聖歴789年のエルモア地方ではまだ知られていない事実です。


○コヒメシオン

▼不明度 :7         ▼影響度 :4
▼開始時間:即効性       ▼持続時間:1時間
▼方法  :服用/接触     ▼応急処置:吐かせる、洗浄
▼判別  :味覚(難易度3)、触覚(難易度8)
▼効果
 ・成功/なし
 ・失敗/麻痺(運動−4)
 ・条件/行動不能(大量投与時)
▼説明
 山野に野生するコヒメシオン(小姫紫苑)の葉から取れる麻痺毒です。接触、服用のいずれでも作用し、全身に痺れが生じて運動機能が麻痺します。抵抗に失敗した場合、運動に関する判定に−4の修正を受けます。


○デス・デイジー

▼不明度 :3         ▼影響度 :5
▼開始時間:即効性       ▼持続時間:1ヶ月
▼方法  :服用        ▼応急処置:吐かせる
▼判別  :味覚(難易度2)
▼効果
 ・成功/痛み、吐き気、体調不良
 ・失敗/死亡
▼説明
 ドクヒナギク(毒雛菊)の葉に含まれる強力な致死毒です。経口摂取した場合は、少量でも作用します。即効性で、抵抗に成功しても胃や消化器系に痛みを覚えます。長く体内に残留し、1ヶ月近くは吐き気など体の不調に悩まされるでしょう。


○ドクギキョウ

▼不明度 :5         ▼影響度 :6
▼開始時間:即効性       ▼持続時間:30分
▼方法  :服用        ▼応急処置:吐かせる
▼判別  :味覚(難易度0)
▼効果
 ・成功/吐き気
 ・失敗/嘔吐
▼説明
 ドクギキョウ(毒桔梗)の葉から取れる毒で、口に含むと嘔吐感に見舞われます。しかし生命に影響はなく後遺症も一切ないため、一般には医療用として利用されています。


○フウセンイモ

▼不明度 :4         ▼影響度 :3
▼開始時間:1時間       ▼持続時間:1日
▼方法  :服用        ▼応急処置:吐かせる
▼判別  :味覚(難易度5)
▼効果
 ・成功/なし
 ・失敗/腹痛、下痢
▼説明
 フウセンイモ(風船芋)の葉に含まれる毒で、間違って口に含んだ場合は、強い腹痛とひどい下痢にみまわれることになります。大量に摂取しても、特に後遺症はありません。


○マダラドクガエル

▼不明度 :7         ▼影響度 :6
▼開始時間:即効性       ▼持続時間:6時間
▼方法  :吸入/注射     ▼応急処置:人工呼吸
▼判別  :嗅覚(難易度3)
▼効果
 ・成功/麻痺(全判定−6)
 ・失敗/全身麻酔
 ・条件/死亡(液状摂取時)
▼説明
 マダラドクガエルの口腔毒腺から摂取される神経毒で、全身の筋肉を弛緩させる作用を持ちます。本来は気化させて全身麻酔に用いられるものですが、精製・抽出されたものは非常に毒性が高く、液状のまま注射した場合は呼吸困難で苦しんだ後に死亡することになります。裏の世界では暗殺用として使われているようです。


○リングチェリー

▼不明度 :4         ▼影響度 :8
▼開始時間:10分       ▼持続時間:1日
▼方法  :服用/接触     ▼応急処置:吐かせる、洗浄、人工呼吸
▼判別  :味覚(難易度3)、嗅覚(難易度2)
▼効果
 ・成功/中毒(頭痛)、めまいなど
 ・失敗/死亡
▼説明
 リングチェリーの種から取れる猛毒で、昔は死刑に用いられていました。これは皮膚からも吸収されます。頭痛、めまい、昏睡、痙攣などの中毒症状を引き起こし、呼吸困難の後に死に至ります。応急処置として人工呼吸は有効です。強いアーモンド臭がするので、それで気づくことができます。


○ユーマ香

▼不明度 :6         ▼影響度 :4
▼開始時間:10分       ▼持続時間:1時間
▼方法  :吸入        ▼応急処置:なし
▼判別  :嗅覚(難易度1)
▼効果
 ・成功/意識朦朧(全判定−6)
 ・失敗/意識不明
▼説明
 ユーマの樹脂から取れる黒褐色の毒ですが、固形状態ではいっさいの毒性を持ちません。これは燃焼することで毒性を持ち、意識を朦朧とさせたり意識不明にさせる効果があります。独特の甘い香りがするので、香にまぜて使うことが多いようです。とりあえず煙を吸わないようにするしか回避する手だてはありません。


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