トビトカゲ
○判定
▼不明度:4
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:トビトカゲ
認識:変異動物/注意
利用:なし▼生息地域:全域、ペルソニア/水辺、湿地など
活動期:春〜秋(冬期は冬眠)/昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
頭胴長100〜140cmほどのトカゲで、尾は80cm以上あります。鋭角的なシルエットをもち、体は青銅色に鈍く輝いています。特徴となるのは背中に竜のような翼があることです。普段は閉じて体にぴったりと張りついた状態になっていますが、滑空したり威嚇を行なう時に大きくこれを広げます。なお、羽ばたくことは出来ないため、竜族ではなくトカゲの変異体として考えられています。▼概要:
背中の翼で滑空する能力を持つ肉食性の大型トカゲで、普段は湿地の魚や蛙などを襲います。多くの場合は樹上から水面にダイビングして餌を取りますが、水底でじっとして獲物が通るのを待ち構えることもあるようです。自分より大きい生物に攻撃することはほとんどありませんが、繁殖期に近づいて来た者には相手を選ばずに攻撃を仕掛けます。また、水場に訪れる水鳥やシカを水中に引きずり込むこともあるというので、冬眠前や空腹の時は注意が必要となります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/爬虫類/トカゲ類
▼詳細情報:
このトカゲは金属を体内に取り込み、それを鱗の構成材料としています。主な供給源は水中に含まれる金属のようですが、唾液で固形金属を腐蝕させて吸収することも可能です。取り込んだ金属は体表面を覆う鱗に集まり、そのため体は鎧なみにかたくなっています。これは外敵から身を守るためだけでなく、青銅色の鱗によって樹上で姿を目立たなくするためや、水中に獲物を引きずり込む時に体を支える重りになるという説があります。
背中の翼に見える器官は骨で支えられているわけではなく、骨芯のように太く変型した鱗の間を皮膜が覆っているものです。この皮膜は普段は閉じられていて、体にぴったりと張り付いているのですが、鱗の基部を支える盛り上がった筋肉を動かすことで、大きく広げることが出来ます。ただし、翼のように細かく羽ばたくことは不可能で、威嚇や滑空のために用いるだけとなります。
このような構造を持つ生物であるため、その特徴的な能力を維持するためには定期的な金属の摂取が不可欠です。そのため、一般的にはあまり知られておりませんが、もともとの分布は鉱山の下流に集中しており、山師などは鉱脈を探り当てる手がかりとして、彼らの生活の痕跡を探すことがあります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷:10 器用: ―
記憶: 3 判断: 4 感応: 7 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 4 自我値:11
生命抵抗: 8 生命値:12▼行動力:11
▼移動力:地上10/滑空16
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 9(牙:1)
特殊攻撃:突進攻撃 7(体当たり:0+)/滑空時に限定▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 7
防御値: 5(鱗)▼戦闘方法:
人間などの大型の動物を襲うことは殆どありませんが、繁殖期に近づいて来た者は相手を選ばずに攻撃を仕掛けます。また、水中に潜んで通りかかった獲物を襲うこともあるようで、この狩り方をする場合は相手の大きさを確認せずに足に噛み付き、見た目よりも重い体を活かして水中に引きずり込みます。
基本的にはひたすら相手に嚼みつくだけですが、彼らの唾液は金属を溶かす能力があるため、場合によっては装備品をだいなしにされる可能性があります。また、連係して狩りを行なう意図はありませんが、数体が競って1つの獲物に群がることもあるため、水中に引きずり込もうとしている時は特に用心が必要です。
○特殊能力(専門:+2)
▼滑空飛行(自動発動)
樹上などからジャンプして、目的地まで滑空して移動することが出来ます。▼金属腐蝕(能動発動)
距離:接触 時間:永久 範囲:―
効果:金属を腐蝕させて体内に取り込む能力で、唾液によって反応が進行します。吸収した金属は鱗に集まるため、体表面は鎧なみにかたくなっています。
○バリエーション(専門:+4)
・翼を閉じる時の水流の勢いを利用して、飛ぶように水中を泳ぐ亜種が存在するようです。
・数mにも及ぶ大型の個体が目撃された例があります。こういった個体は自重に耐えられなくなるせいか、陸上生活を捨て水中での生活に適応しているようで、水底を回遊しながら獲物を探す様子がまれに見られます。
・樹上生活に適応した亜種も存在しますが、このような種は金属の取り込み能力が衰え、金属腐食の特殊能力も持っていないようです。また、体長も50cm以下になっており、一般的には単に滑空するトカゲの一種として認識されています。
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海トカゲ
○判定
▼不明度:5
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:海トカゲ/シー・リザード
認識:一般動物/危険
利用:なし▼生息地域:全域(主に中部〜南部)、ペルソニア/沿岸海域、浅瀬、岩礁など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
体長が2m前後もある大トカゲで、岩場に住んでいるためか黒灰色の地味な体色をしています。顔は全体に尖った印象で、頭部から尾にかけて並んだ棘状の鱗が特徴的です。縦に扁平になった長い尾は、横に動かして水を掻くのに適しています。▼概要:
比較的浅い沿岸域に住む大型トカゲで、尾を横にくねらせて海中を泳ぎ、鋭い爪と水掻きのついた四肢で器用に体勢を変えます。基本的には魚介類を捕食して生活しますが、餌が不足している時は陸上の動物を襲うこともあるようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/爬虫類/トカゲ類
▼詳細情報:
潜水が得意であり、通常は数分程度しか潜ることはしませんが、実際は無呼吸で1時間近くも水の中にいることが可能なようです。なお、海中に入るためには十分に体を温める必要があり、岩場に張り付いて日光浴をする姿が見られます。逆に、体温が上がり過ぎるのも苦手なようで、夏場などは岩影や木陰へと避難することもあります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:13 敏捷: 8 器用: ―
記憶: 3 判断: 4 感応: 8 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:12
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:13 生命値:23▼行動力:12
▼移動力:8/水中8
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃11(爪:2/牙:1)
組打ち 13(爪:2/牙:1)
特殊攻撃:押し倒し 9(―/転倒+捕縛)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 2(鱗)▼戦闘方法:
水中では背後から近づいて獲物を襲います。陸上の場合、あまり足は速くないためか、相手の足に噛み付いて少しずつ呑み込もうとしたり、水中に引きずり込んで窒息死させようとします。
○バリエーション(専門:+4)
・通常のものより大きな頭を持ち、口を広げて泳ぎながら餌を捕食する亜種がいます。このタイプのものは、顎の横に魚のエラのようなスリットが開いていて、そこから海水を輩出しています。
・湖沼などで生活する、淡水に適した亜種の存在が確認されています。
・寒冷地に適応した亜種も存在します。このような亜種は体が大きく、通常よりも厚い皮膚と鱗に覆われているため、一般には竜族の一種と勘違いされているようです。
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ツノリクガメ
○判定
▼不明度:3
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ツノリクガメ/角陸ガメ/棘ガメ/パイル・トータス
認識:一般生物/注意
利用:甲羅の加工。一部では食用▼生息地域:全域、ペルソニア/草原、荒野、岩場など
活動期:通年
遭遇頻度:まれ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
体長120cm〜150cmほどの大型のリクガメで、最大のものは250cmほどの個体が発見された例があります。頭上部を覆う鎧のような鱗と、そこから上に向かって伸びる20cmほどの尖った角、そして盛り上がった背甲を覆う鋭い突起が特徴で、鋭い爪と相まって非常に攻撃的なフォルムをしています。カメの仲間としてはスマートな体をしており、甲羅を上から見ると細長い楕円を描いています。黄褐色〜茶褐色の甲羅には独特の星状模様が無数に入っており、装飾品の材料として取り引きされています。▼概要:
頭部の角と特徴的な甲羅で知られるリクガメの1種です。基本的には雑食ですが、主に食べるのは植物の葉や茎で、昆虫や死肉はあれば食べるという程度です。星状模様が入った甲羅は高値で取り引きされており、このカメを専門に狩る者も存在します。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/爬虫類/カメ類
▼詳細情報:
陸棲種のカメとしては非常に大型の種で、細身の体とゴツゴツした甲羅、そして上方に向かって伸びる角といった姿から、古くは竜族の仲間と考えられていたこともあります。カメとしては素早い動きも例外的で、大型動物を威嚇しながら追い回すこともあります。
基本的には植物を食べながらのんびりと暮らしていますが、自分に向かって来るものに対しては非常に攻撃的な対応を取ります。甲羅の鋭い突起は防御用のものですが、頭部の角は攻撃のために用いられ、突進して相手の体に突き立てることがあります。また、鋸状の突起がある嘴は非常に硬く、植物の茎を噛みちぎるのはもちろんのこと、木の皮を剥がしたり動物の骨を砕くこともあるそうです。この強い顎で噛み付かれた動物は、肉を抉り取られてしまう可能性があります。
角は繁殖期の争いに使われるため、全体にオスの個体の方が長く伸びています。また、土を掘り返したり岩をどかしたりするのにも用いられており、鋭い爪も同時に使って低温や乾燥から身を守るための穴を掘ったり、産卵のための塚をつくるために使われます。なお、気候環境が厳しい場所では、深く掘った巣穴で休眠することもあるようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 9 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 7 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗: 9 生命値:15▼行動力:10
▼移動力: 5
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:通常/嗅覚(強化:+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(嘴:2)
特殊攻撃:押し倒し 9(―/転倒+捕縛)
突進攻撃 6(角:2+)▼回避
戦闘防御: 5
反射回避: 5
防御値: 4(甲羅)▼戦闘方法:
自分に向かって来る者に対しては敵対的で、相手に噛み付いたり突進して角を突き立てたりします。
○バリエーション(専門:+4)
・水辺や湿地で生活する亜種もいます。そのような個体は泥に身を隠しているため、全体に暗い色の甲羅をしています。
・短剣のように鋭利な角を持つ個体や、角が2本生えているものなど、異なる形をした角が見られる地域もあります。
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トビトゲガメ
○判定
▼不明度:3
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:トビトゲガメ/跳棘亀
認識:一般動物/注意
利用:なし。一部では食用。▼生息地域:全域(主に中部〜南部)、ペルソニア/草原、森林、湿地、湖沼など
活動期:通年/主に昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:単独〜数体
反応:敵対的▼外見:
甲羅の表面にごつごつした突起を持つ大型の陸ガメで、体長は80〜120cmほどあります。黄褐色から茶褐色の甲羅を持ち、顔は竜に似ています。カメとしては足が長く、特に後ろ足は太く丈夫です。▼概要:
凶暴で攻撃的なカメで、ジャンプして体当たりをすることで知られています。また、噛みつく力も非常に強く、カメの甲羅を砕いて食べることも出来ます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/爬虫類/カメ類
▼詳細情報:
肉食性の強い雑食の陸ガメで、普段は虫類、トカゲ、カエル、魚などを食べていますが、場合によっては小型の哺乳類なども捕食することがあります。カメとして驚くほど俊敏に動くことができ、カエルのように跳ねて獲物に襲い掛かります。
攻撃的な性質を持ち、大型の生き物が接近した場合は口を大きく開けて威嚇したり、すぐにジャンプできる姿勢で体を上下に揺らします。背中の甲羅についた尖った突起は、外敵を追い払うために用いるもので、飛び跳ねて相手に体当たりします。湿地や湖沼で暮らしているものは、水中に身を潜めて獲物を待ち構えるため、不意に攻撃を受けることもあります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 7 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 4 判断: 5 感応: 6 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:10
自我抵抗: 5 自我値: 9
生命抵抗: 7 生命値:11▼行動力:11
▼移動力: 7
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:通常/嗅覚(強化:+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 7(嘴:3/体当たり*気絶武器:2)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 6
防御値: 4(甲羅)▼戦闘方法:
大型の敵との戦いになる場合は、ジャンプして甲羅の突起をぶつけて攻撃したり、足に噛み付いてダメージを与えます。
○バリエーション(専門:+4)
・大型の肉食動物が多い地域には、甲羅の突起が極端に尖った亜種が存在します。
・地面にすり鉢状の穴を掘って獲物を待ち構え、突然ジャンプして攻撃する個体もいるようです。
・甲羅が金属で出来た個体が発見されたことがありますが、これは変異体に分類されています。
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ナガアシヘビ
○判定
▼不明度:6
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ナガアシヘビ/ロングレッグ・スネーク
認識:変異体/危険
利用:なし。まれに皮革▼生息地域:南部、ペルソニア/荒野、乾燥地帯、砂漠など
活動期:通年/夜行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独
反応:中立〜敵対的▼外見:
体長140〜160cmほどの大型のヘビで、扁平な胴体を持ちます。基本となる体色は黄褐色から赤褐色で、背中側には5本の縦縞があります。全体の形状は普通のヘビと違いはないのですが、胸の部分から3対の節のある足を出し入れすることができます。この足は非常に細く、先端が鋭い鉤爪になっています。▼概要:
普段は岩の隙間や土の下などに潜んでおり、獲物が近づくと飛びかかります。この時、足の先端を相手に突き刺し、逃げられないようにしてから毒牙で噛み付きます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/爬虫類/ヘビ類
▼詳細情報:
ヘビの変異体と考えられており、胸の部分に節のある3対の足を備えています。これは獲物を捕まえるための器官で、先端に針にように鋭い彎曲した爪がついており、これを相手に突き立てて振りほどかれないようにします。
乾燥地帯に適応したヘビで、ペルソニアの砂漠に住んでいる亜種もいます。岩の隙間に体を潜り込ませたり、地面の下に掘った穴の中で獲物を待ち構え、通りかかった動物に飛びつきます。振動を感知して反射的に襲い掛かるようで、全く姿が見えない状態からいきなり姿をあらわします。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷:10 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応:12 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:12
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗: 8 生命値:14▼行動力:15
▼移動力:16
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/温度感知
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃10(牙:1)
組打ち 8(牙:1)
特殊攻撃:牙の麻痺毒(影響度6)▼回避
戦闘防御:10
反射回避: 8
防御値: 1(鱗)▼戦闘方法:
基本的に待ち伏せ型の狩りをする生き物で、地面に掘った穴や岩影から突然飛び出し、敵に襲い掛かります。厄介なのは牙に麻痺毒を持っていることで、それで獲物の動きを止めてからゆっくりと捕食します。
○特殊能力(専門:+2)
▼麻痺毒/牙(能動発動)
能力:― 作用:影響度6 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:1時間 範囲:1対象
効果:噛まれた者は生命抵抗の判定を行ない、失敗した時は運動に関する判定に−3の修正を受けます。この修正値は累積するもので、合計で−6修正に達した場合は完全に身動きがとれなくなってしまいます。
○バリエーション(専門:+4)
・脚の鉤爪からも毒を出す亜種が存在します。
・砂の中を泳ぐように移動する個体に襲われた者がいます。これは個体の特性なのか亜種として存在するのかはわかっておりません。
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砂つむじ
○判定
▼不明度:7
衝撃度:2▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:砂つむじ/四顎蛇
認識:変異体/危険
利用:なし▼生息地域:ペルソニア/主に砂漠
活動期:通年/昼夜行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独
反応:中立〜敵対的▼外見:
体長2〜3mほどの黄褐色をした蛇で、所々に茶褐色の斑点があります。頭の部分はワニのように細長くなっており、中には小さな鋭い歯がびっしりと並んでいます。顎は左右に2つに分かれる仕組みになっており、花弁のように四方に大きく口を開いて獲物を丸飲みにします。▼概要:
独特の形状の顎を持つ蛇で、砂と風を操る特殊能力で敵を攻撃します。普段は砂の下に潜んでおり、獲物が近づくのをじっと待ち構えています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/爬虫類/ヘビ類
▼詳細情報:
砂と風を操る特殊能力持つ変異体で、砂煙を上げて敵の目をくらませたり、まるで砂の中を泳ぐように自由に移動することが出来ます。
主な捕食対象はトカゲや虫類ですが、大型の獲物も標的とします。普段は砂漠の下に身を潜め、敵が接近した時に襲い掛かります。場合によっては砂の中から攻撃を仕掛けることもあるようです。上下の顎は中央から2つに分かれる仕組みとなっており、限界まで口を開いて獲物を丸飲みにします。
砂つむじは胃の中に石を溜め込んでおり、それで丸飲みにした獲物をすり潰します。なお、まれに死体の胃の中から水晶のような石が出てくることがありますが、これはデザート・クリスタルと呼ばれる鉱物ではないかと考えられています。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:10 敏捷:12 器用: ―
記憶: 3 判断: 3 感応: 8 霊力:10▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:10 精神値:16
自我抵抗: 3 自我値: 9
生命抵抗:10 生命値:16▼行動力:11
▼移動力:12
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/温度感知
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃10(牙:2)
組打ち 10(絞め:―)
特殊攻撃:旋風(効果値8±0)
張り付き 8(牙:2)▼回避
戦闘防御:12
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
普段は砂漠の砂の下でとぐろを巻いて静かにしていますが、獲物が近くを通った時は砂ごと敵を丸飲みするように噛み付きます。
1度に飲み込めないほどの大きさの獲物でも、彼らは躊躇せずに襲い掛かります。しかし、その時は少し狩りの方法を変え、まずは砂煙で周囲を見えなくしてから、渦を巻くように敵を囲みながら少しずつ接近します。そして、砂中に潜んだまま脚などの体の末端に噛み付き、砂の中に引きずり込もうとします。また、時には獲物の頭や口に噛み付いて窒息させようとしたり、ワニのように回転しながら敵の肉を食い千切ろうとすることもあるようです。
○特殊能力(専門:+2)
▼砂中移動(自動発動)
砂の中を自由に移動することが出来ます。▼砂煙(能動発動)
能力:― 作用:難易度4 対抗:反射回避
距離:0 時間:3ラウンド 範囲:影響範囲
効果:周囲に砂煙をたたせて、目をくらませることが出来ます。難易度4の反射回避の判定に失敗した場合は、視覚を必要とする行為に−2修正を受けることになります。▼砂旋風(能動発動)
能力:― 作用:効果値8±0 対抗:反射回避
距離:0 時間:一瞬 範囲:影響範囲
効果:高速の旋風とそれで巻き上げられた砂をぶつけて、周囲にいる者に攻撃を仕掛けることが出来ます。
○バリエーション(専門:+4)
・長いヒレのような器官を持ち、それで砂の海を飛ぶように移動する個体が発見されたことがあります。
・岩場に住み、石つぶてをぶつけて攻撃する亜種も存在します。
・かつて複数の頭を持つ変異体が見つかったことがあります。
先頭へ
大翼蛇
○判定
▼不明度:6
衝撃度:4▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:大翼蛇/飛翼蛇/ウイング・スネーク
認識:変異動物/脅威
利用:なし▼生息地域:全域/森林、山地、岩場、峡谷、荒地、洞穴など
活動期:通年/不定
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独
反応:中立〜敵対的▼外見:
背中に2枚の鋭角の翼をもつ、体長8〜10mにもおよぶ大蛇です。体は金属色の光沢を放ち、頑強な鱗をもちます。通常の蛇よりも胴体が太く、蛇というよりは竜のように見えます。▼概要:
竜と見まがうほどの立派な体躯を持つ蛇で、大型の草食動物を捕食して生活していると考えられています。主な目撃例は山岳地帯が中心で、人里離れた森林、峡谷、洞穴など、湿った土地を好んで生活しているようです。非常に脅威的な存在であり、過去には山を越えようとした軍の一部隊を壊滅させたという話も残っています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/爬虫類/ヘビ類
▼詳細情報:
きわめて個体数の少ない種であり、その目撃例やまとまった研究報告も殆どありません。現存するのかさえ定かではなく、専門的な研究も行なわれていないようです。
○データ
▼能力値
導引: ― 体力:20 敏捷:12 器用: ―
記憶: 3 判断: 4 感応:10 霊力:10▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:10 精神値:18
自我抵抗: 4 自我値:12
生命抵抗:20 生命値:40▼行動力:14
▼移動力:20/飛行12
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般
○戦闘
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃16(牙:5/尾:3)
組打ち 18(牙:5/絞め:0)
特殊攻撃:振り回し14(尾:3)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 4
防御値: 6(鱗)▼戦闘方法:
満腹のうちは湿った洞穴でじっとしており、空腹になる外に出てきて捕食活動を行ないます。大型の草食動物が主な獲物ですが、肉食動物や人間を襲う場合もあります。基本的には相手に噛み付いて丸飲みにしようとしますが、それが出来ない場合は尾で薙ぎ払ってダメージを与えたり、大型の動物の場合はしめ付けて攻撃しようとします。なお、牙と鱗にはダメージ毒をもっており、噛まれたり巻き付かれたりした場合には、生命抵抗の判定を行わなければなりません。
○特殊能力
▼飛行(自動発動)
空中を浮遊し、自由に移動することができます。▼ダメージ毒/牙・鱗(自動発動)
能力:― 作用:効果値5±0 対抗:生命抵抗
距離:接触 時間:永久 範囲:1対象
効果:牙と鱗には強力なダメージ毒があり、生命抵抗の判定に成功しなければ生命値にダメージを受けてしまいます。▼風翼(能動発動)
能力:― 作用:難易度5 対抗:バランス
距離:0 時間:一瞬 範囲:半径5m
効果:翼で大きな風を巻き起こし、周囲の存在の体勢を崩すことが出来ます。バランス(一般:感応+軽業)の判定に失敗した者は、転倒してしまうことになります。▼恐怖の視線(能動発動)
能力:― 作用:難易度3 対抗:自我抵抗
距離:0 時間:6ラウンド 範囲:半径10m(90度)
効果:その鋭い瞳に睨まれたものは、難易度3の自我抵抗の判定に成功しなければ、体が硬直してうまく動けなくなってしまいます。この間は能動行動を試みることが出来ませんし、影響範囲外への移動も不可能となります。抵抗は毎ラウンド行なうことが可能で、判定に成功した時点で自由に動けるようになります。また、激しい痛みなどの刺激を感じた時は、自動的に効果は失われてしまいます。
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