概略
○解説 教師や学生など、いわゆる学問分野に携わる職業です。現在の先進国家の多くでは、初等学校の授業料は無償となっています。しかし、それ以降の中等学校、高等学校、大学校などで学ぶにはそれなりのお金がかかりますので、貴族や資本家、あるいは大店の子供など、比較的裕福な家庭の者しか入ることができません。裕福でない家庭に生まれた場合、奨学生となる以外に高等教育を受けることができないのです。なお、各種の専門学校で学ぶ場合、卒業後に特定機関に就職するという条件つきで授業料が免除されたり、あるいは食費や居住費などの生活費さえ助成してくれる場合があります。 先頭へ
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学者
○解説 ある専門分野で最先端の研究を行うのが学者という職業です。特定の学会の会員であり、業績や論文が認められたことで博士号を与えられています。通常は大学院を卒業しており、そこでの論文審査に合格して博士号を得ることになります。教授や助教授として大学校で働いていたり、あるいはその他の学術機関や研究所に勤務しているのが普通ですが、まれに研究に専念するために隠遁生活を送ったり、旅に出るものもいます。 ○条件 学者になるためには、非常に高度で専門的な教育を受ける必要があります。 ・経歴 ○コネクション 学者は同じ分野の研究をする者であれば、たいていは面識があったり、1度くらいは噂を聞いたり論文に目を通したことがあるでしょう。あるいは共同で研究を行っていることもあるかもしれません。学会に属する研究者や近隣の研究機関に務める者とも、多かれ少なかれ何らかの交流があるはずです。同じ研究室に所属していた人間に便宜をはかってもらうこともあるでしょう。 先頭へ
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助手
○解説 大学の研究室や学術機関で学者の下につき、その研究を手伝ったりその他の雑務を行いながら、自分の研究をしています。既に大学を卒業している者だけでなく、大学院の学生がこれを兼ねている場合もあります。 ○条件助手となるには、最低でも大学校を卒業している必要があります。 ・経歴 ○コネクション学者とだいたい同じで、学会の研究者などに顔見知りがいるでしょう。その他にも、同じ研究棟の人間や学生たちとも知り合いです。 先頭へ
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教師
○解説 教員として学校で教鞭を取り、生徒に知識や技術を教える職業です。大きくは一般学校と専門学校の教師に分かれ、それぞれに見合った知識が必要とされます。 ▼一般教師 ▼専門学校教師 ○条件 普通学校の教師になるには、通常は中等学校以上を卒業していなければなりません。国家によっては師範学校が存在しており、そこで師範教育を受けた教員が教職に就いている場合もあります。ただし、小さな村の小学校や分教場などでは、資格のない人間が代行していることも珍しくはありません。 先頭へ
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学生
○解説 初等学校から大学校までの一般学校、それから各種専門学校など、何らかの教育機関で教育を受けている者です。学生といっても立場は様々で、貴族の子弟や資本家の令嬢など親の資産をあてにできる気楽な身分の者もいれば、奨学金とアルバイトによってどうにか教育を受けられる苦学生もいます。また、初等学校は義務となっていますが、親の手伝いで学校に通っていない者もたくさんいるのです。 ○注意点 普通学校の学生の身分は、だいたい親の身分に準ずると考えて下さい。良家の子女はそれなりの扱いを受けますし、下層階級の子供は下層階級として扱われます。専門学校の場合は、その職種の身分と考えて下さい。 先頭へ
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家庭教師
○解説 よその家庭に赴き、その家の子供に個人指導を行うのが家庭教師の仕事です。普通は貴族や裕福な家庭に雇われるもので、ある程度の礼儀作法をわきまえているのが普通です。場合によっては、高名な知識人を招いて、子供に一流の教育を受けさせようとする貴族もいます。また、子供が小さい場合には、世話係や遊び相手としての役目も負わなければなりません。 ○条件家庭教師として雇われるには、通常は最低でも初等学校(上級学年)で優秀な成績を修めているか、中等学校に入学している必要があります。 先頭へ
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