概略
○解説 冒険者とはその職業に就いている人々が名乗る呼称であり、正式な職業名ではありません。大きくは探索者と呼ばれる者と、何でも屋と呼ばれる不定労働者、それから戦いを生業とする戦士の3つに分けることができます。しかし正確な区別は難しく、一緒くたにされているのが普通です。共通するのは、どの職業にもそれなりの危険がつきまとうことでしょう。 ▼種類 ◇何でも屋 ◇探索者 ◇戦士 ○条件冒険者になるためには、特にこれといって必要な条件はありません。普通はベテランと一緒に仕事をしながら、技術やしきたりといったものを覚えてゆきます。 ○コネクション冒険者は組織として活動しているわけではありません。彼らの仕事内容は依頼によって変わりますし、住む場所も1つところに住み着いていたり、あるいは各地をふらふらと放浪していたりとバラバラです。ですが、彼らには彼らなりの緩い結束があり、冒険者組合というネットワークを持っています。これには特定の斡旋人や宿屋、彼らがたむろする酒場なども含まれます。また、情報屋や乞食組合などとも繋がりを持っているようです。 先頭へ
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何でも屋
○解説 依頼があれば何でも引き受けるタイプの冒険者です。それぞれ何らかの得意分野を持っているのが普通ですが、彼らは仕事を選べる立場ではないことから、よほど不得意なことでなければ何でも引き受けます。多くの場合は拠点とする町で仕事を探しますが、仕事をする場所は野外だったり、遠方に出かけたりすることもあります。 ○注意点何でも屋は変異現象が起こったり、まだまだ不安定な社会であるからこそ成り立つ、エルモア地方特有の職業といえるでしょう。どのような事件にでも首を突っ込むことができる便利な職業ですので、このゲームを遊ぶための入門職としては、最適といえるでしょう。 ○コネクション事件や騒動に絡みやすい仕事であることから、警察の人間と顔見知りである可能性があります。また、仕事のタイプが似ているため、探偵に知り合いがいてもおかしくありません。それから、情報収集を行うために、記者や情報屋といった専門職はもとより、裏社会の人間や乞食組合などと繋がりがある者もいるでしょう。 先頭へ
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探険家
○解説 探検家は未踏地へと赴き、その地の調査を行う者です。交通機関が発達して人々がその生息域を広げたといっても、まだまだ人の手が触れていない土地はたくさんあります。自然現象や危険な獣たちは人々の侵入を固く拒み、そして何より変異という現象がその地を不可侵のものとしています。探検家はそういった場所に強く憧れ、その神秘を解きあかしたいと強く願っています。そして様々な危険も省みず、探索の旅へと赴くのです。 ▼冒険商人 ▼鉱石屋 ○注意点探険には多額の資金が必要です。探検家はそのための費用援助を、貴族や国家に願い出ることがあります。新しい航路や大陸、そして鉱脈などを夢見るのは探検家ばかりではありません。それは誰もが求める夢であり、何より貴族や国家が欲するものでもあります。しかし、いきなり貴族を訪ねていったりしても、ほとんどの探検家は詐欺師のような目で見られて追い返されてしまうものです。協力者を得られるかどうかについては、まずは人脈であり、そしてどれだけの知識と実力を持っているかということを、いかにして示すかにかかっているのです。 先頭へ
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遺跡荒らし
○解説 遺跡の探索を行うプロの発掘屋が遺跡荒らしという職業です。発掘調査隊に同行してその技術を活かすこともありますが、その多くは財宝を目的として盗掘を行う、ただの盗人でしかありません。特に科学魔道時代の遺跡からの発掘品は非常に高額で取り引きされるので、それを専門に狙う者も存在します。しかし、中には学術的な好奇心から新たな発見を目指す者もおり、学者にも匹敵する高度な専門知識を蓄えていることもあります。 ○注意点科学魔道時代の遺跡と大変異現象以後の文明の遺跡とは、その仕組みはまったくの別物です。普通はどちらかを専門にしており、両方を狙うということはほとんどありません。ただし、予測がはずれて専門外の遺跡にでくわすということはあるでしょう。そのような場合でも、普通はみすみす得物を逃すことはしないものです。専門家を雇って遺跡へと同行しようとするでしょう。 ○コネクション 遺跡の発掘を行うためには、まず何よりも情報が必要です。そのために、情報屋や案内人、それから考古学者や翻訳家などの専門家と繋がりを持っているのが普通ですし、地域の住民と仲良くしておくのも1つの手でしょう。それから、発掘した物品を売りさばく先も確保していなければなりません。骨董商や宝石商はもとより、違法な発掘を行っている場合は裏のルートに商品を流す必要があるでしょう。また、金に糸目をつけない好事家を得意先としている可能性もあります。 先頭へ
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地図屋
○解説 正確な地図を作製することを仕事とします。政府や貴族の依頼で未踏地の探索に同行することもありますし、探検家と一緒に旅にでることもあります。彼らは地図を作製するだけでなく、地図から現在位置を割り出す観測の専門家でもあります。ですから、地学や天文学などの専門知識を身につけているものもおりますし、種々の観測器具を使いこなすこともできます。冒険には必須のナビゲーターといえるでしょう。 先頭へ
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冒険案内人
○解説 遺跡や野外での危険な冒険に同行し、案内する職業です。通常はどこか特定の地域をフィールドとしており、それ以外の場所に出向くことはありません。ペルソニア大陸のように比較的需要のある地域でなければ存在しないか、あるいは猟師や観光ガイドなどの仕事を兼ねているのが普通です。ですから、冒険案内人は一般に話術が巧みで、植民都市の地理や店などにも詳しいものです。ペルソニア大陸で活動している場合は地域の歴史や伝統に詳しく、当然のことながら黒人の言葉も話すことができます。 先頭へ
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傭兵
○解説 金銭で雇われて戦うのが傭兵の仕事です。傭兵部隊の一員として戦争に参加することもあれば、貴族の私兵として護衛につくこともあります。また、場合によっては裏稼業に近い荒事を引き受けたりと、さまざまな依頼があるでしょう。 先頭へ
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獣狩り
○解説 人間に対して危害を及ぼす生物を倒したり、捕獲することを生業としています。彼らは害獣専門の戦士であり、非常に特殊な存在といえます。変異体が出たらまず獣狩りに相談するというのは、この地方では誰もが考える常識です。 ▼野外 ▼都市 ○コネクション 野外で活動することが主であるため、狩猟生活者と顔馴染みであることもあります。特定地域をフィールドとしている場合は、軍隊や警察、あるいは教会組織と協力して狩りを行った経験があるかもしれません。当然のことながら、仕事を見つけるために斡旋人との繋がりは欠かせません。それから、狩った獣の毛皮などを売ることもありますので、業者にも何人か知り合いがいることでしょう。 ○その他彼らの多くは、自分もしくはチームの名を上げようと目論んでいます。そのため、アンデッドや魔族に遭遇した場合でも、教会などの助けを借りずに退治しようとする場合があります。ただし、これによって被害が拡大することも多いので、一般的にはあまり歓迎される行動ではありません。自分たちにとっても、その地域での活動の場を失うことにもなりかねませんので、経験ある獣狩りはなるべく慎重な対処法を選択します。なお、こういった独断行動については、宗教機関の勢力の強い国家ほど叩かれやすくなります。 先頭へ
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