<1>フリュクティア地方 カルネアおよび流氷海域に接する地域です。土地の半分以上は平原が広がっており、トナカイやオオカミなどが棲息しています。降雪量はそれほどでもありませんが、北部は北風が吹きつけるため寒さが厳しく感じます。 <2>ソーティー地方 かつてペルドラッド王朝の圧制に対して反発した人々が逃げ込んだ地域で、南部は避難民たちの開拓によって発展しました。そのため、この地域の住民は反骨の気質を受け継いでおり、領主の圧制には積極的に立ち向かう傾向があります。北部には未だ開発が行われていない土地も多く、赤人の狩猟民族が住んでいる場所もあります。 <3>クーリィズ地方 ライラント山脈の北部に位置する地域で、豊かな自然と美しい景観をそなえています。西部はカルネアに接しており、かつてはウィルマー公国が存在しておりました。 ▼フリッシュローラ市 <4>メイシュマール地方ほぼ全域が湖沼地帯に属しており、水路が網の目のように張り巡らされています。夏のリゾート地として知られる町が多く、ボートや釣り、水泳などを楽しむ観光客がよく見られます。かつては湖賊と呼ばれる強盗集団が出没しておりましたが、現在では全て掃討されてしまっています。 ▼トレンブル市 <5>北レディック地方王国中央部に位置しており、東部にはレディック平野が広がっています。平野部ではジャガイモを中心とする農作物の栽培が盛んで、国家北中部の食料生産を支えています。中部はやや高台となっており、西へゆくに従って少しずつ傾斜してゆきます。西部は高原地帯が広がっており、一帯が灌木や草地で覆われています。この付近には大型の肉食獣はあまり住んでおらず、酪農に適しています。 ▼ソムレリア市 <6>ウィズリーア地方東北にナイセン山岳地帯をのぞむ地域で、鉱産資源の採掘と鉱工業が主要産業となっています。山地には鉱山夫の街がたくさんつくられており、山岳鉄道を通じて麓に鉱産物が運ばれてきます。古くはカイテインの侵攻に悩まされた土地で、山地には今でも当時の城砦が残っています。激戦区の砦跡地には、今でも人骨がよく転がっています。この地方はリビングデッドがよく出没する土地としても知られており、かつて不死者の掃討作戦が決行されたこともあります。 ▼レプレンティス市 ▼落ちた星の湖 <7>フィドリアーネ地方ライラント山脈の南西部に位置する地域で、王家の直轄領が存在します。山脈からは霊石や石炭など様々な鉱産物が採掘されており、南部一帯の工業を支えています。山脈西部の中腹には、かつて戦乱から逃れた人々がつくった街があり、岩山を掘ってつくられた住居が存在します。また、100年ほど前に発掘された渓谷劇場と呼ばれる円形劇場は、50年の歳月をかけて修復されており、観光資源として利用されています。 ▼クレイオール市(首都) <8>南レディック地方国家中南部に位置する穀倉地帯で、麦類やリンゴなどの栽培が行われています。交易の中心地として建国初期の頃から栄えた地域で、伝統ある文化が受け継がれています。南部には国内最大のラッフル湖があり、夏期には大型の遊覧汽船が定期運行されています。 ▼フルラット <9>アルヴァン地方国家南東部に位置し、カスティルーンと接しています。北部は森林地帯が広がっており、林業を主要な産業としています。古くはカスティルーンとの戦争を数多く経験した場所で、今でも砦などの防御施設が多く残っています。地理的要因から東部はあまり他の地域と交流がなく、閉鎖的でよそ者をあまり信用しない傾向があります。 <10>クラスコフ地方ブルム内海とライヒスデールに接しており、海洋貿易と農業で栄えた地域です。内陸部には王国最大のオラヴィ平野が広がっており、延々と牧歌的な景観が続いています。 ▼ラフランシア市 ▼パールビーチ <11>リュックヘルン地方カスティルーンと接する南部地方で、かつてヴェルナザ大公国が建国された地域でもあります。平野部に領土を置く諸侯は鉱産資源を持たないために、農業以外にも交易や工業に力を入れており、現在は人口も急増しています。宰相カルヴァーンの領土もこの地方にあり、何かと王家に対立することの多い諸侯が集まっています。 ▼セザック市 先頭へ |