○両生類
▼雪サンショウウオ
体長70〜80cmほどの白いサンショウウオで、北部の雪の多い地方に生息しています。雪サンショウウオは産卵の際に涙を流すことで有名です。これは氷の結晶の形をとって固形化するのですが、周囲の空間を摂氏0度に保つ力を持ちます。富豪たちはこれを冷蔵や冷房に用いており、非常に高値で取り引きされます。冷却効果は1年ほど保たれますが、氷の大きさは少しずつ小さくなってゆき、やがて完全に無くなってしまいます。・不明度:6
・生息地:北部/渓流、湖沼
○軟体動物
▼シビレドクイカ
特徴的な縞模様を持つ体長30cm程度のイカで、毒を含んだスミを吐くことで知られています。このスミに粘膜などが触れた場合は、体が麻痺して動きが鈍ってしまいます。ただし、外敵があらわれた時はその場で旋回するように泳ぎ、体を様々な色に変えて明確な警戒のサインを発するため、近づきさえしなければ被害にあうことはないでしょう。・不明度:4
・生息地:全域/海洋
▼ヌメリウミウシ
体長2〜3mほどもあるウミウシで、淡い紫色の地に赤い小さな斑模様があります。口の近くに無数の触手が生えており、そこから粘液を出すことが出来ます。この液体は殆どの物質を溶解することができ、これで岩石に穴を掘って住処としています。また、触手で動物を捕らえ、粘液で溶かして養分とします。主にイソギンチャクなどの定着性の生物を餌としており、人間などの大型の動物を襲うことはないのですが、攻撃された時に逃げきれなければ触手と粘液を使って、外敵に立ち向かいます。・不明度:4
・生息地:西海/沿岸部(岩礁、砂浜など)
○魚類
▼黄金魚
ユークレイの凍湖に住む非常に特殊な魚で、その鱗は金属で構成されています。一般には黄金魚と呼ばれていますが、実際には鉄や銅など様々な金属を取り込むことが可能です。この魚が発見された付近には鉱床が存在しており、利用できる国土の狭いユークレイを発展に導いています。しかし咋今では乱獲がたたり、その数は減少の一途をたどっています。・不明度:2
・生息地:ユークレイ/凍湖
▼シビレアンコウ
体長70〜80cmのアンコウで、沿岸部の海底に潜んでいます。非常に臆病な魚で、敵に襲われると砂の中に隠れようとします。それでも相手が諦めない場合には、額にある第3の目から雷光を発して敵を威嚇します。本来は強い光で敵を脅かすのが目的のようですが、半径1m程度の範囲にいる者を電撃で痺れさせる効果もあります。
この能力は額の目に宿っており、地面に落下させるなど一定以上の衝撃を加えることで、死後もその効果を発揮することができます。この目は硬いガラス状の物質で、ライトニング・スターという名の宝石として取り引きされています。・不明度:7
・生息地:全域/沿岸部
▼凍魚
北方の湖沼に生息する大型魚で、体長100〜120cmほどあります。体型はシーラカンスに似ており、氷のように透き通った青銅色の鱗をもちます。彼らは周囲の温度を下げたり、氷をつくり出す特殊能力を持つため、冷蔵や冷房の目的でこれを飼う者もいます。しかし、口から氷の塊を飛ばして攻撃を行なうことがあるので、刺激しないよう注意を払う必要があります。・不明度:4
・生息地:北部/湖沼
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