イヌ
○判定
▼不明度:0
衝撃度:0(群れの場合は1)▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:イヌ/犬/ドッグ
認識:一般動物/家畜/友好(野犬の場合は注意)
利用:主に愛玩犬、番犬など。狩猟犬や牧羊犬として飼い慣らしたり、救助犬や軍用犬として利用されることもあります。▼生息地域:全域、ペルソニア/森林、草原、町中など幅広い場所に生息
活動期:通年/昼夜行性(野犬は主に夜行性)
遭遇頻度:多い
出現数:単独〜十数体
反応:不定(主に中立)▼外見:
長く尖った口先を持つ四足動物で、体格、毛質、模様などは個体や品種によって異なり、さまざまな特徴を持ちます。森林や草原で暮らしているヤマイヌの場合は、オオカミに似た姿をしています。▼概要:
古くから家畜として親しまれている最も身近な動物の1つで、飼い主に忠実な生き物として知られています。多くは愛玩犬あるいは番犬として飼われていますが、狩猟犬、牧羊犬、軍用犬などの用途で訓練されることもあります。人間と交わりのない野犬の場合は、群れをつくって森林や草原で狩りをして暮らしています。まれに人や家畜に危害を加えることもあるため、野犬狩りが行なわれることも珍しくはありません。
非常に嗅覚に優れた動物で、匂いで食べ物を判別したり、敵味方や縄張りの区別を行ったりします。この能力は獲物を追跡するのに非常に役立っています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/イヌ類
○データ(専門:+2)
以下は中型〜やや大型のイヌのデータとなります。
▼能力値
導引: ― 体力: 6 敏捷:10 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:12 霊力: 6▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 6 精神値:12
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 6 生命値:10〜12▼行動力:16
▼移動力:22
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/嗅覚(強化+6)/聴覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(牙:1/爪:―)
組打ち 6(牙:1/爪:―)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避:10
防御値: 1(体皮)
○バリエーション(専門:+4)
・黒の猟犬と呼ばれる、体長2mほどもある大きな犬が存在します。この怪物は炎を自由に操るといわれており、非常に危険な動物として恐れられています。
・馬ほどの大きさがある、三つ首の犬の怪物が存在するといいます。
先頭へ
オオカミ
○判定
▼不明度:1
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:オオカミ/狼/ウルフ
認識:一般動物/危険
利用:毛皮など。まれに飼い慣らして狩りのパートナーとして利用することもあります。▼生息地域:全域/森林、草原など幅広い場所に生息
活動期:通年/夜行性
遭遇頻度:そこそこ/ただし、近年では少しずつ減少している
出現数:単独〜十数体/単独の場合は若いオスが殆ど
反応:中立〜敵対的▼外見:
がっしりとした体格のイヌ科の動物です。頭胴部は90〜150cm、尾は30〜50cm、体高はだいたい70cmほどになります。成長した個体は体重50kgほどになり、大きなものでは60kgを超えるものも存在します。多くはふさふさした灰色の毛に覆われていますが、白、赤、茶、黒などさまざまな体色があります。▼概要:
イヌの仲間の肉食動物で、群れをつくって森や草原で生活しています。群れはなわばりをもっており、その中で鹿などの大型動物やウサギなどの小動物を狩ります。遠吠えなどをして他の群れに自分たちの存在を知らせます。
オオカミが家畜を狙って、人里近くまで降りてくることもあります。しかし、よほどのことがなければ人間を攻撃することはありませんし、火や空砲なども威嚇効果があります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/イヌ類
▼詳細情報:
イヌの仲間の肉食動物で、数匹から十数匹のグループをつくって生活をしています。場合によっては30頭ほどの非常に大きな群れをつくることもあるようです。群れはなわばりをもっており、マーキング、遠吠え、パトロールなどを組み合わせることで、他の群れのなわばりへの侵入を防ぎます。侵入者の数が多くなければ、追いかけて攻撃を仕掛けます。
オオカミを発見するには遠吠えや足跡、それから獲物の食べ残し(骨など)を手がかりとすることができます。また、夏冬で毛が生え替わるので、狩人などはそれを目印とすることもあるようです。
オオカミが家畜を狙って、人里近くまで下りてくる場合もあります。牧場など囲いがある場所で楽に獲物をとることを覚えたオオカミは、繰り返し訪れて牧場に被害を与えます。そのため古くから害獣として認識され、積極的にこれを駆除しようとしている地域もあります。このような理由から確実に個体数を減らし、生息域も徐々に狭くなっているのが現状です。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 8 敏捷:12 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:12 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 8 生命値:12〜16▼行動力:16
▼移動力:26
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/嗅覚(強化+6)/聴覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(牙:2/爪:―)
組打ち 8(牙:2/爪:―)▼回避
戦闘防御:10
反射回避:10
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
一般には群れで狩りを行いますので、戦いとなる場合は数頭以上が相手となることが多いでしょう。鋭い爪や牙も気をつけなければなりませんが、何よりも恐ろしいのはその脚力です。オオカミは非常に持久力に優れた動物で、獲物を追って数kmもの距離を走ることができます。人間が走ってこれから逃れることはまず不可能ですので、襲われた時は火など動物がおそれるもので威嚇するか、木の上に逃げるのが賢明といえます。獲物の移動力を奪うために脚を噛んで引きずり倒したりするので、それにも気をつけた方がよいでしょう。
○バリエーション(専門:+4)
・変異の影響で異常に巨大化した個体が出現したことがあります。
・金色の毛皮を持つ個体が存在するという噂があります。
・吸血鬼化したり、変異の影響で翼を持つようになった種も存在します。
・不死者と化したオオカミが発見されたという報告もあります。
先頭へ
ウマ
○判定
▼不明度:0
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ウマ/馬/ホース
認識:一般動物/家畜/友好
利用:家畜。乗用、運搬、農耕、食用などに利用▼生息地域:全域/草原など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:頻繁
出現数:単独〜数体
反応:中立▼外見:
独特の細長い頭を持つ動物で、顔の両側に目が位置しているため広い視野を持ちます。長い首の後ろから頭部にかけて鬣が生えているのが特徴ですが、それ以外の箇所は短毛で覆われており、白毛、栗毛、黒鹿毛など、さまざまな体色の個体がいます。
長い四肢の先には発達した蹄があり、土を蹴って走るのに適しています。品種改良も盛んに行われており、荷役用のものは足が太くがっしりした体つきをしており、競争馬は速く走るのに適した体型になっています。▼概要:
大型の草食動物で、走るのが非常に速い生き物です。普段は草原などで暮らしており、気候の変化や餌の状態によって別の土地へと移動します。社会性の強い動物で、単独で生活している場合もありますが、特に野生では群れをつくる傾向があります。
人間によって家畜化された動物の1つで、訓練を重ねれば人間の指示に従って働いてくれるため、古くから乗用、運搬、農耕などに利用されてきました。機械式の乗用機関が開発された現在においても陸上交通の要は馬車であり、農村に限らず町中でも頻繁に目にする動物です。
基本的に非常に臆病な動物で、大きな物音を聞いたりすると驚いて逃げ出してしまいます。しかし、特別に訓練された軍用馬は、血の匂いや銃声などにも臆することなく、主人を背に乗せて戦場を疾駆します。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ウマ類
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:13 敏捷:10 器用: ―
記憶: 4 判断: 5 感応:12 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 5 自我値:11
生命抵抗:13 生命値:19〜23▼行動力:17
▼移動力:26
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/嗅覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
軍用馬の場合は全ての判定値を+1して下さい。
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(歯*気絶武器:0/蹄:1)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 1(体皮)▼戦闘方法:
基本的に臆病な動物であるため、戦闘時には殆どの馬は逃げ出そうと試みるでしょう。しかし、気性の荒い馬の場合は、噛み付いたり後ろ足で蹴りつけることがありますし、そのように特別に訓練された軍馬も存在します。
○バリエーション(専門:+4)
・通常よりも脚の数が多い変異体が存在します。
・民間につたわる伝承ですが、3本の角を持つ神の使いとされる馬の存在が知られています。彼らは傷病を癒す力を持ち、死者をも蘇らせることが出来るそうです。
・水面を走って移動する馬が存在するという話も古くから伝わっています。
先頭へ
ウシ
○判定
▼不明度:0
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ウシ/牛
認識:一般動物/家畜/友好(野生の場合は注意)
利用:家畜。食用(肉牛、乳牛)、農耕、運搬、皮革などに利用▼生息地域:全域、ペルソニア/草原、平原、高原、水辺など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:そこそこ
出現数:単独〜数十体
反応:中立▼外見:
がっしりとした体格の大型動物で、頭部に生える湾曲した角、2つに割れた蹄、幅の広い顎などが目立った特徴となります。種によっても外見は異なり、角の形状や体毛などに違いがあります。▼概要:
古くから家畜として馴染み深い草食動物で、エルモア地方のほぼ全域で飼育されています。あまり機敏ではありませんが非常に力の強い動物で、荷役や農耕に利用されます。また、乳用や肉用の家畜としても有用で、品種改良も行なわれています。
野性のものは草原や水辺などにおり、多くは群れを形成しています。大きい集団になると、数十頭もが集まって生活します。基本的には臆病で穏やかな性格の動物ですが、オス同士の争いでは激しく角を突き合わせることがあります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ウシ類
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:15 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:10 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:15 生命値:23〜27▼行動力:14
▼移動力:11〜15
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 7(角:2/蹄:1)
特殊攻撃:転倒攻撃11(体当たり:―)
突進攻撃 9(角:2+)▼回避
戦闘防御: 5
反射回避: 4
防御値: 2(体皮)▼戦闘方法:
攻撃時は角をかざして相手に突進したり、倒れた敵を激しく踏みつけたりします。
○バリエーション(専門:+4)
・高地に住む小型で俊敏な亜種が存在するようですが、報告されたのはかなり以前のことなので、現在も生息しているかどうかはわかりません。
・まっすぐに横に伸びた巨大な角を持つ亜種が、ペルソニア大陸には存在するそうです。
先頭へ
イノシシ
○判定
▼不明度:0
衝撃度:1▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:イノシシ/猪
認識:一般動物/注意
利用:食用▼生息地域:全域/森林、林縁部、草原など
活動期:通年/昼行性(場合によっては夜間行動)
遭遇頻度:そこそこ
出現数:単独〜数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
寸胴でがっしりした体躯を持つ足の短い動物で、全身は茶褐色から黒褐色の硬く長い毛で覆われています。多くは体長100〜180cm、体重は80〜200kg程度となりますが、まれに2mを超える個体が現れることもあります。幼少時は黄褐色の毛に包まれ、背中側には特徴的な濃色の縦縞模様が見られます。これは保護色として機能するものですが、生後数ヶ月もすれば消えてしまします。
下顎から牙状の犬歯が湾曲して生えており、オスの場合は特に長くなっています。先が扁平になった突き出た鼻も目立った特徴の1つで、丈夫な鼻で地面を掘り返したり、重い石を引っくり返したりします。▼概要:
低山の森林やその周辺部の草原などに生息する雑食性の動物で、ブタはこれが家畜化されたものです。活動は主に昼間ですが、人里に下りてきて農作物を荒らす場合は、夜間に姿を現すことも珍しくはありません。
大型の肉食動物の捕食対象であり、古くから人間の狩猟対象でもあったせいか、非常に警戒心の強い動物です。警戒中のイノシシは非常に危険であり、猛烈な勢いで敵に向かって突進したり、反り返った牙を突き立てたりします。短い足や寸胴な体からは想像できないほど足が速いため、こちらに向かってくる素振りを見せている時は、すぐに逃げ出すのが賢明な対処法でしょう。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/イノシシ類
▼詳細情報:
イノシシは日中に山野を徘徊しています。そして、鋭い嗅覚で地中の食物を探し出し、丈夫な鼻で地面を掘り起こして食べます。雑食性で昆虫やミミズなども餌としますが、殆どの場合は植物食であり、山林に生えている植物の地下茎や球根、果実などが主食となります。
オスは基本的に単独生活を送っており、メスは親子で群れを形成しています。通常は春から初夏にかけて、だいたい4〜5頭ほどの子を産みます。巣は浅く窪みを付けた地面に落ち葉や枯れ草を敷いたもので、出産前や冬期には枯れ枝などでドーム状の屋根をつくります。
水場の近くを好み、寄生虫を落としたり体温調整を行うために、水浴や泥浴を行うことが知られています。また、その後に体を木に擦り付ける習性もあるため、探し出す場合にはこれを手がかりにできます。それから、猟師によれば移動時によく使われる道があるようで、糞や足跡からこれを特定することも可能でしょう。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:10 敏捷:10 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:11 霊力: 7▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 7 精神値:13
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:10 生命値:16〜20▼行動力:15
▼移動力:22
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/嗅覚(強化:+6)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 8(突牙:2/歯*気絶武器:1)
特殊攻撃:突進攻撃 8(突牙:2+/体当たり:―)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 9
防御値: 2(体皮)▼戦闘方法:
全力で頭から突進してきたり、牙で突いたり噛み付くことで敵を攻撃します。
○バリエーション(専門:+4)
・3m以上もの巨体の、長く鋭い牙を持つ個体が発見されたことがあります。
・カイテインには群れをつくって生活する小型の亜種が存在します。
・通常よりも長い鼻を持ち、その先端で器用に物を掴むことができる亜種もいるようです。
・ペルソニア大陸には形態の違う亜種が何種か存在しています。
先頭へ
グリズリー
○判定
▼不明度:1
衝撃度:2▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:グリズリー/ヒグマ/灰色熊
認識:一般動物/危険
利用:主に毛皮。肉を食べる地域もあるが、くさみが強いので一般にはあまり好まれない。▼生息地域:全域/森林、山地、草原など
活動期:春〜秋/昼夜行性
遭遇頻度:そこそこ
出現数:単独〜数体/複数でいる場合は母子連れが多い
反応:中立〜敵対的▼外見:
ずんぐりとした体型の大型動物です。大きさは地域によって異なりますが、オスの場合は体長250〜300cmほどにもなり、まれに400cmにも及ぶ個体が発見されることもあります。
通常は四足歩行ですが、餌をとったり戦ったりする場合には、後ろ足で立ち上がることもあります。灰色、黒、赤褐色など、さまざまな毛色をもちます。▼概要:
雑食性の大型獣で、母子を除けば普段は単独で行動しています。冬期には洞穴などにこもって冬眠をするので、秋には大量の食事をとって眠りに備えます。サケ、マス類が遡上する川では、これを狙って捕食します。
飢餓状態にある時は人里近くまでおりてきて、農作物を荒らすこともあります。小熊を連れた母熊は特に凶暴で、子供を守ろうとして襲いかかってきます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/クマ類
▼詳細情報:
エルモア地方のほぼ全域で見られる大型のクマで、地域によって特徴が異なります。多くの亜種が存在しますが、いずれも雑食性で、草や木の実、魚、昆虫、草食動物など、様々な種類の餌を採取します。基本的には植物質の餌が主となるものの、その他の種類のクマと比べると肉食の傾向が強く、まれにシカやトナカイを襲ったり死肉を採食したりします。また、秋には遡上するサケなどを狙って頻繁に川を訪れ、冬眠に備えてこれらを補食します。
クマは木に爪痕を残して、自分のなわばりを主張します。また、樹液をなめるために樹皮を傷つけることもあるようです。体も大きく体重も重いので、他の動物よりも移動の痕跡は発見しやすい傾向にあります。
冬期は木の洞、土穴、岩穴などで冬眠しており、だいたい4〜5か月の間眠りにつきます。冬眠とはいっても眠りは浅く、あまりに騒がしい場合は目を覚ますこともあります。冬眠から覚めるのは4月頃で、この頃のクマは空腹であるため、凶暴になることが多いようです。また、出産は1〜2月ぐらいに冬眠穴で行うため、子供を連れた母熊にも注意しなければなりません。なお、狩りを行う場合は成熟したオスを狙うのが狩人のルールで、わざと母熊を狙った場合は土地を追い出されることもあるようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:15 敏捷: 8 器用: ―
記憶: 4 判断: 5 感応:10 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: 5 自我値:11
生命抵抗:15 生命値:23〜29▼行動力:15
▼移動力:22
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃12(牙:3/爪:2)
組打ち 15(牙:3/爪:2)
特殊攻撃:押し倒し12(―/転倒+捕縛)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 6
防御値: 2(体皮)▼戦闘方法:
強力な動物ですが、よほどの飢餓状態でなければ、人間を捕食する目的で襲うことはありません。大きな音を立ててこちらの存在を知らせてやれば、わざわざ近寄ってくることはないでしょう。
野外で偶然出会った時は体を大きく見せて威嚇したり、時には攻撃をしかけてくることがあります。この時、目をそらしたり慌てて逃げたりといった、クマを刺激する行動をとった場合は、襲いかかってくることが多いようです。
木登りは苦手なようなので、素早く樹上の高い場所まで逃げることが出来れば、助かる可能性もあるでしょう。しかし、泳ぎは上手いため、水に飛び込んだりしても効果はありません。また、死肉でも食べることから、死んだフリをしても無駄となります。
○バリエーション(専門:+4)
・イヌぐらいの大きさの非常に小型な種が、ファイン=ファウンドで捕獲されていました。群れをつくる希少な種ですが、ペットとして乱獲されてしまったため、現在では確認されておりません。絶滅したという説もあるようです。
・白い複雑な模様のある個体を発見したという報告もありますが、今のところ確認されておりません。
・竜の性質を持つ個体もおり、熊竜と呼ばれています。しかし、種としての分類は明かではなく、詳しい研究もなされておりません。
先頭へ
トラ
○判定
▼不明度:1
衝撃度:2▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:トラ/虎/タイガー
認識:一般動物/危険
利用:主に毛皮。まれにペットとして飼う者もいるようですが、人間にはあまりなつきません。じゃれついているつもりで、人間に怪我をさせることも少なくないようです。▼生息地域:全域、ペルソニア大陸/森林、草原など
活動期:通年/昼夜行性。人間の生息域近くでは夜行性が多い
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜数体/複数でいる場合は、殆どが母子連れ
反応:中立〜敵対的▼外見::
巨体の肉食獣で、体つきはがっしりとしています。黄色地に黒の縦縞があり、保護色として機能しています。北方に住むものは体が特に大きく、オスで270〜330cm、メスは240〜280cmほどにもなります。南方では比較的小型の種が多く、200〜300cmほどのものが多いようです。▼概要:
主に森林に住む大型の肉食動物で、通常は単独で行動しています。狩りも単体で行ない、シカやウシの仲間、あるいはイノシシなどを襲います。餌が少ない地域では、なわばりに入り込んだ人間を襲うこともありますが、自ら人間の生活圏に来ることは殆どないようです。人間が彼らに近づくのは、害獣として退治するか毛皮が目的となります。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ネコ類
▼生活:
寒冷地帯からペルソニア大陸まで、生息域は非常に広い地域に渡ります。主に目撃されるのは森林地帯や背の高い植物が繁茂する草地、あるいは水場となる沼地などの近くとなります。なお、エルモア地方の虎は森林に住むものが多いのですが、ペルソニアの虎は草原にいることが多いようです。
通常、トラは子連れの母親か繁殖期でない限り、単独で行動します。地上性ですが木に登ることもありますし、水に入るのが好きで泳ぎも達者のようです。主に餌とするのは、シカやウシの仲間などの草食動物、イノシシ、あるいはサル類などです。ただし、住む場所によっては鳥類、爬虫類、魚類などを食べたり、野牛、ヒョウ、クマ、ゾウやサイの幼獣といった動物を襲うことも知られています。
彼らは特定の水場を持っているので、発見には水のあるポイントを探ってみるのもよいでしょう。また、獲物は茂みに引きずり込んで食べるので、そこから痕跡が見つかる可能性もあります。個体間のコミュニケーションのためや、他の動物を威嚇するために吠えることもあります。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:15 敏捷:12 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:11 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:15 生命値:29▼行動力:15
▼移動力:26
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃14(牙:3/爪:2)
組打ち 15(牙:3/爪:2)
特殊攻撃:押し倒し12(―/転倒+捕縛)▼回避
戦闘防御:12
反射回避: 9
防御値: 2(体皮)▼戦闘方法:
単独で待ち伏せたり、音もなく忍び寄って獲物を狩ります。獲物を地面に倒して、首を咬んで殺すのが獲物の仕留め方です。トラは利用できる木、岩、茂みなどの全てを利用して獲物に接近し、背後から獲物に襲いかかります。毛皮は暑さや寒さを防ぐだけでなく、保護色として機能しており、草むらなどに隠れているトラを発見するのは容易ではありません。また、足音を立てずに歩くことも得意で、存在に気づいた時には手遅れであることも多いようです。
○バリエーション(専門:+4)
・変異の影響で異常に巨大化した個体が出現することもあるようです。
・白い毛皮を持つ個体が存在し、その毛皮は珍重されています。
・額に角を持つ亜種も存在します。
・人間だけを狙って狩る個体が存在した記録があります。
先頭へ
ライオン
○判定
▼不明度:2
衝撃度:2▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ライオン/獅子
認識:一般動物/危険
利用:なし。まれにペットとして飼う者もいるようですが、人間にはあまりなつきません。じゃれついているつもりで、人間に怪我をさせることも少なくないようです。▼生息地域:ペルソニア大陸/主に草原
活動期:通年/主に夜行性
遭遇頻度:まれ
出現数:数体〜十数体
反応:中立〜敵対的▼外見:
幅の広い顔を持ち、オスは頭部から首にかけて大きなたてがみに覆われます。毛皮は黄褐色や赤褐色で、尾の先端には暗褐色をした房状の毛が生えています。体長はオスが260〜330cm、メスは240〜270cmほどになり、脚は非常にがっしりしています。▼概要:
ペルソニアに住む大型の肉食獣で、草原の草食動物などを餌としています。群れで活動しており、狩りも集団で行ないます。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ネコ類
▼詳細情報:
ペルソニアの草原に住む大型の肉食獣で、1〜5頭程度のオスと10数頭ほどメスや幼獣の集団で生活しています。主に夜間に活動し、気温の高い昼間は休息を取ることが多いのですが、身を隠せる茂みがある場合は昼でも狩りを行ないます。
狩りは基本的にメスが行ない、オスは群れの仲間や縄張りを守るのが役目です。獲物は中型から大型の草食動物が多くを占めますが、小型の哺乳類や鳥類などを襲ったりもします。また、他の動物から獲物を奪い取ることもあるようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:13 敏捷:12 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:11 霊力: 8▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 8 精神値:14
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:13 生命値:27▼行動力:15
▼移動力:26
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃13(牙:3/爪:2)
組打ち 13(牙:3/爪:2)
特殊攻撃:押し倒し11(―/転倒+捕縛)▼回避
戦闘防御:12
反射回避: 9
防御値: 2(体皮)▼戦闘方法:
狩りは集団で連携して行ないます。まず獲物を取り囲むように忍び寄り、次に追い立てる役目が飛び出して、待ち伏せている仲間の方に追い込んでゆきます。そして複数で獲物を追い回して、獲物を引きずり倒します。大型の獲物の場合は、口や喉笛に噛み付いて窒息死させます。
○バリエーション(専門:+4)
・非常に気温の高い地域では小型の種や、たてがみの短いオスが見られます。
・背中までたてがみが続く亜種も存在します。この種類はメスにもたてがみがあるようです。
・非常に長い牙を持つ亜種が存在します。このような牙を持つのはオスだけで、大きな口を開けて他の動物やオスを威嚇する習性があります。
・全身の毛皮が白い個体がまれに発見されたり、高地では漆黒の体を持つ個体が住むという報告もあります。
先頭へ
ゾウ
○判定
▼不明度:1
衝撃度:2▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ゾウ/象/エレファント
認識:一般動物/危険
利用:まれに運搬用に飼い馴らす場合があります。▼生息地域:ペルソニア大陸/草原、森林など
活動期:主に昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:数体〜十数体
反応:中立▼外見:
変異を受けていない陸上動物としては最大のもので、体長は6〜7m、体高は3〜4mほどにもなります。濃い灰色をした非常に分厚い皮膚を持ち、丸太のように太い脚でその巨体を支えています。大きな耳と長い鼻が特徴で、口からは反り返った2本の牙が伸びています。オスの牙は3m以上もの長さがあります。▼概要:
非常に大きな体を持つ草食動物で、群れで移動しながら植物を探し回ります。非常に長い鼻を持ち、これを器用に動かして物をつかんだり、木を倒したりすることが出来ます。ゾウの牙は細工物などに利用されるために乱獲されており、地域によっては数を大きく減らしているようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ゾウ類
▼詳細情報:
サバンナや森林に生息する大型の草食動物で、数頭から十数頭の群れをつくって生活しています。植物の葉、枝、果実などを食料としており、時には牙で樹皮を剥がして食べることもあります。その巨体を維持するために非常に多くの餌と水を必要とするため、食事には長い時間を費やします。
ゾウは暑さをしのいだり皮膚の乾燥を防ぐ目的で、頻繁に水浴びや泥浴びを行う習性があります。その際には鼻をうまく使って背中に水をかけたり、水場に転がって体に泥をこすりつけたりします。
ペルソニアにはゾウを操る部族がおり、戦闘や荷役に役立てています。しかし、それは比較的おとなしい亜種に限った話で、基本的には気性の荒い生き物ですので、近づくのは非常に危険です。また、発情期になるとオスが暴れることがあり、まれに人死にが出る場合もあるそうです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力:18 敏捷: 6 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応: 9 霊力: 9▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 9 精神値:15
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗:18 生命値:36▼行動力:13
▼移動力:18
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃12(牙:3/蹄:2/鼻:―)
組打ち 14(鼻:―)
特殊攻撃:突進攻撃10(体当たり:―/牙:3+)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 3
防御値: 3(体皮)▼戦闘方法:
基本的には近づかない限りは殆ど危険はありませんが、攻撃された場合は牙を相手に突き立てたり、脚で踏み付けたりして攻撃します。
○バリエーション(専門:+4)
・耳の丸い亜種は比較的おとなしい種類なので、人間によって使役されている場合があります。
・高地のごく一部には体長が2mくらいの小型の種類が存在します。
・かつては4本の牙を持つ大型の亜種が植民地近くの草原に住んでいたのですが、乱獲されてしまったために現在では奥地にしか生息しておりません。
先頭へ