自由都市連合
○経済会議
自由都市連合は経済同盟であり、同盟に加盟する自治体による経済会議で、関税率や輸入品の取り扱い法などが制定されます。
▼議員
議員は各自治体の代表者3名ずつで構成されています。しかし、カーカバート市に限っては市の代表者を13名出すことが出来ます。これはカーカバートが同盟の中軸を為すことと、衛星市の代表もカーカバート代表に含まれているためです。
○調停会議
各自治体間での問題の調停や、同盟規約に違反した自治体への制裁条項を審議する機関です。議員は全自治体の代表者1名から構成されています。これにはカーカバート市も1名しか代表を出す権限はありませんが、盟主として議長を務めることが可能です。
○地域行政
各自治体の政治制度は、その地域に完全に任されており、自由都市連合が内政に干渉することはありません。加盟自治体の殆どは議会を持ち、民主主義による議会政治が行われています。市長などの自治体長も一般選挙によって選出されています。
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カーカバート市
カーカバート市では13人委員会と呼ばれる評議委員会が政府全体を統括しています。カーカバート市は幾つかの衛星市を含んでおりますが、これらの市も政治的権限においては町村と同じ扱いを受けており、カーカバート市政府の統轄下で活動を行います。なお、一般にこれらの衛星市は、小市(区)という行政単位で区分けされています。
◆カーカバート市/制度
13人委員会──┬──準備委員会─┬──政策委員会
| ├──立法委員会
| └──経済委員会
|
├──評定委員会
|
├──行政局───┬──総務部
| ├──市民部
| ├──経理部
| ├──税務部
| ├──民生部
| ├──商務部
| ├──教育部
| ├──通信運輸部
| ├──施設管理部
| └──都市開発部
|
├──警務局───┬──警務部
| ├──消防部
| └──治安部
|
└──法務局───┬──査察部
├──検察部
├──法廷部
└──入管部
○13人委員会(評議委員会)
選挙によって選出された13名の評議員からなる、合議制の執行機関です。カーカバートにおける全政府機関を指揮・統轄する存在であり、非常に強い権限を持っています。
▼評議委員選挙
5年に1度行われるもので、18歳以上の全成人市民に選挙権が与えられます。被選挙権は一定額以上の税を納めている25歳以上の成人という制限があります。また、評議委員の活動そのものは無報酬であり、その活動にかかる諸経費は全て自費で支払う必要があるため、財産を持っていることが立候補の条件となります。そのため、財力と都市に対する忠誠を示す意味で、立候補者は選挙準備金として都市に一定額を納めなければなりません。選挙にかかる市の諸経費は、全てこの準備金から支払われます。なお、商業都市の特色として、評議委員には有力商人が選ばれることが多く、当然のことながら選挙には様々な利権が絡みます。
▼委員長
委員長は評議委員の互選によって選ばれます。これはいわば市長に相当する存在で、会議における議事進行役も務めます。ただし、委員長はあくまでも委員会を代表して発言や外交交渉を行う立場というだけであり、他の委員と政治的権限について大きな違いはありません。
▼評議会
評議会による決定は全会一致が原則となります。ただし、各議題には期限が設けられており、それまでに合意に至らなかった場合は、多数決による票決が行われます。
▼準備委員会
13人委員会の諮問および、政策や法案の下地となる草案を作成する機関です。政策委員会、立法委員会、経済委員会の3つがあり、各委員は選挙によって選出されます。
○行政局
全10部からなる組織で、市政における各行政行務を担当します。
▼行政会議
行政会議に相当するものは13人委員会で行われます。ただし、それ以前に基本方針について政策委員会で討議されており、13人委員会はその報告書に従って政策を決定します。
○評定委員会
評定委員は各地域の代表者(町長など)と各産業会の代表で構成されています。
▼法案の認可
カーカバートにおける立法発議権は、13人の評議員と立法委員会にあります。第一次審議は13人委員会で行われることになりますが、その後に評定委員会による審議なしの採決を行い、1/4以上の支持を得なければ廃案となります。また、過半数を得なかった法案については13人委員会へと差し戻され、立法委員会との協議の元で法案の修正が行われます。評定委員会で最終的に過半数以上の票を得た場合、市民の認可を受けた正式法案として13人委員会によって発布されることになります。
○警察組織
警務局警務部に属する組織で、部長は13人委員会によって指名されます。警察組織そのものは通常の形態で、警察署の中にいくつかの部署があり、刑事や警察官が業務を担当します。これらの警察組織に務める場合は、警察学校で訓練を受けなければなりません。
○軍事
カーカバートには対外侵略を行う組織は存在せず、自警組織としての武装組織が設置されるのみとなります。
▼治安部
内部の争乱を鎮圧するための機関としては、警務局治安部というものが設置されています。これは治安警察軍と呼べる存在で、反乱や暴動を鎮圧することを主な目的としていますが、国外からの侵略があった場合は、一般の軍隊と同じように領土防備のために活動することになります。基本的には最低限の武装しか有しておらず、現在の部隊員は戦争経験はありません。
▼自警組織
自警組織としての武装集団も存在しており、評議委員の私的な財産や市民の寄付金で運営されています。また、評議委員の多くは自分の身を守るために、私設の護衛(傭兵など)を雇い入れております。
○司法
司法組織としては法務局が設置されており、下部機関には検察部、査察部(行政査察)、法廷部(裁判所)、入管部(出入管理)が整備されています。
▼法廷部
下級法廷(地方裁判所)と上級法廷(最高裁判所)が存在します。地域法廷での判決に不服があれば、上級法廷への上訴を行うことが出来ます。
▼入管部
国外からの入国管理や税関行務を行います。
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