変異動物/虫類

ドウクツアリストロングスピアセグロモリカマキリナイト・パピヨン巨大蜘蛛
転がり蜘蛛大ムカデハサミナガムシサンド・ボーラーデザート・クラウン


 

ドウクツアリ


○判定

▼不明度:3
 衝撃度:1

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:ドウクツアリ/洞窟蟻
 認識:一般動物/危険
 利用:なし

▼生息地域:全域/洞窟、岩場、山地など
  活動期:通年/昼夜行性
 遭遇頻度:まれ
  出現数:数体〜多数
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長は90〜120cmほどもある、紫がかった黒色をした大アリです。全体的な形状は通常のアリと殆どかわりませんが、大きく突き出たアゴと、それを支えるための非常に巨大な頭を持っています。

▼概要
 その名の通り洞窟をすみかとしている蟻で、岩場や山地に生息しています。動物を襲うこともあり、人間が犠牲になることもあるといいます。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/節足動物/昆虫類/アリ類

▼詳細情報
 山地や岩場の洞窟に巣をつくる大型のアリです。この蟻は非常に強い顎をもっており、口器が顔から大きく突き出ています。この顎で岩石を掘り進み、縦横に伸びる大きな巣をつくります。群れの規模によっては、数百m四方にも及ぶ巣をつくりあげます。
 雑食性であり植物の葉や芽、果実なども食べますが、肉食が主となります。殆どの生物が捕食対象となり、昆虫やトカゲなどの爬虫類、あるいは哺乳類なども襲って食料とします。小型の動物であれば、単独〜数匹で捕らえることが出来ますし、十体以上であればシカなどの大型の草食動物も獲物とします。
 このアリは、いかなる生物にも働く誘導物質を出すことができるようで、相手を催眠状態に陥れて獲物を巣まで誘い込みます。そして、中に入ったところで集団で襲いかかり、餌として平らげてしまうのです。種類によっては獲物に卵を産みつけ、成虫になるまでの養分とすることもあります。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:10  敏捷: 8  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応: 7  霊力: 6

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 6  精神値:12
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:10  生命値:14

▼行動力:15

▼移動力:12

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃 9(牙:3)
      組打ち 10(牙:3)

▼回避
 戦闘防御
: 6
 反射回避: 7
  防御値: 2(甲殻)

▼戦闘方法
 自身より小型の生物であれば、単独でも襲いかかります。また、大型の生物でも、相手を覆うことが出来るだけの数がいれば、取り囲んで噛み付きます。集団で狩りをする場合でも、特にこれといった工夫をすることはなく、相手に取り付いて獲物を噛み殺そうとします。


○特殊能力(専門:+2)

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼誘導物質(能動発動)
 能力:―       作用:難易度3    対抗:生命抵抗
 距離:0       時間:1時間     範囲:半径5m
 効果:いかなる生物にも働く誘導物質を出すことができ、難易度3の生命抵抗の判定に失敗すると、仲間だと思って巣までついていってしまいます。この間は催眠状態となっており、自発的に行動することはもちろん、周囲の状況を正しく判断することも出来ません。しかし、痛みや大きな音などの刺激があれば、再び同じ条件で生命抵抗を試みることが可能となります。


○バリエーション(専門:+4)

・これよりも小型、あるいは大型の亜種もまれに発見されます。

・クワガタムシのように大きく強力なアゴを持った種類も存在します。

・酸、毒、刺激物質などを吐き出して生物を攻撃する種類もいるようです。なお、強酸を持つアリの中には、これを巣穴を広げるために用いる種類のものが確認されています。

・腹部末端に針を持ち、麻痺毒やダメージ毒を獲物に注入する種類も存在します。

・巣を持たずに移動しながら生活する亜種も発見されています。これらの多くはペルソニア大陸に生息しているようです。


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ストロングスピア


○判定

▼不明度:4
 衝撃度:1

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:ストロングスピア/角槍カブトムシ/ジュエル・ビートル
 認識:変異動物/危険
 利用:装飾品

▼生息地域:全域、ペルソニア/山地、森林、洞窟など
  活動期:通年/不定
 遭遇頻度:非常にまれ
  出現数:単独
   反応:中立

▼外見
 このカブトムシの最大の特徴は、外殻がキチン質ではなくオパールでできていることで、個体ごとに色や模様の違う翅を背負っています。体長は180〜220cmほどになりますが、そのうちの半分は角の長さです。角は槍のように先端が尖っており、外敵に対しての武器になります。
 なお、メスはオスよりも小型で、体長は150cm程度しかありません。また、外殻も通常のキチン質で出来ており、角も持たず丸い頭をしています。

▼概要
 オパール質の外殻を持つ極めて特異な生物で、オパールを食べて生活しているといわれています。それほど攻撃的な生物ではありませんが、外敵に対しては勇敢に戦います。というのは、その特徴的な翅には飛行能力がないようで、飛んで逃げる術を持たない代わりに、鋭い角を使って敵を追い払うのです。なお、メスの場合は飛行能力を持ちますが、長い距離を飛ぶのは苦手のようです。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:変異動物/節足動物/昆虫類/甲虫類

▼詳細情報
 樹液ではなく腐葉土を糧とする珍しいカブトムシですが、最も特徴的なのは食べた鉱物を体の構成物質とする点です。そのため餌場となる森林と、山地や洞窟などを定期的に行き来しています。
 外殻は角とともに繁殖期の求愛行動に用いられるものと考えられており、メスは長い角と光り輝く背中の鞘翅の模様で、パートナーとなるオスを選びます。オパ−ルは体内に取り込んだ鉱物から精製されるようで、不純物が少ないものほど求愛行動に有利であるという説がありますが、研究例が少ないため定かではありません。
 このような性質を持つため、鉱脈を探すための指標として用いられることもありますが、より直接的にこの翅を目当てに捕獲を目論む者もいます。そのため、現在では特にオスが数を減らしており、絶滅を危惧する研究者もいるほどです。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:14  敏捷: 8  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応: 8  霊力: 6

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 6  精神値:12
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:14  生命値:20

▼行動力:16

▼移動力:10

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃11(角:4) 
 特殊攻撃
:突進攻撃 9(角:4+) 

▼回避
 戦闘防御
: 8
 反射回避: 6
  防御値: 4(甲殻)

▼戦闘方法
 角を振り回して敵に打撃を加えたり、突進攻撃を繰り出したりします。基本的には大人しい生物で、逃げる敵を追い回すことはしませんし、危険な状態になれば逃走します。


○特殊能力(専門:+2)

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。


○バリエーション(専門:+4)

・地域によって角の数の多い個体や、大きく彎曲した形の角を持つものが発見される場合があります。

・まれに別種の鉱物を取り込む個体が発見されることがあります。

・飛行可能な亜種も存在するようですが、この場合はオパールの翅を持っておらず、単なる大型のカブトムシでしかないようです。そのため、全く別の種ではないかという説もあります。


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セグロモリカマキリ


○判定

▼不明度:6
 衝撃度:2

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:セグロモリカマキリ
 認識:一般動物/危険
 利用:なし

▼生息地域:全域(主に中部〜南部)/森林、草原など
  活動期:春〜秋/昼行性
  出現数:単独
 遭遇頻度:非常にまれ
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長2〜3mほどにもなるカマキリで、基本的な形状は通常の大きさのものと違いはありません。全身は鮮やかな緑色をしていますが、背中の翅だけはつややかな黒色をしています。

▼概要
 森林やその周辺の草原に生息する巨大カマキリです。大型の草食動物なども捕食する危険な生物で、まれにですが人間が襲われることもあります。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:変異動物/節足動物/昆虫類/カマキリ類

▼詳細情報
 その名の通り森林で生活するカマキリで、特定の巣はつくらず単独で生活します。基本的に昼行性で、昼に森林や周辺の草原などで狩りを行ない、夜間は茂みや岩陰、あるいは洞窟の入り口などに隠れてじっとしています。
 肉食性で、トカゲ、ネズミ、ウサギ、鳥などの小型の動物を主食としますが、シカなどの大型の草食動物を狩ることもあります。基本的に待ち伏せ型の狩りを行ない、茂みや草原でじっとして獲物を待ち、近づいてきたところで急に襲い掛かります。獲物が逃げても、長く相手を追い掛けることはしません。あまり日射しを好まないため、基本的には日陰の多い森を縄張りとします。草原に出る時は草丈の長い場所か、木陰で待ち伏せることが多いようです。
 背中の翅で短い時間の飛行を行いますが、これは咄嗟の場合や高い場所に避難するために用いるためのもので、長い距離を移動することは出来ません。この翅は威嚇や獲物を幻惑するためにも用いられ、内側には目玉のような黒い模様がついています。翅を特定のリズムで開いたり閉じたりすることで幻惑効果を生み、短時間ですが獲物の動きを止めることが出来ます。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:15  敏捷: 9  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応: 9  霊力: 8

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 8  精神値:14
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:15  生命値:25

▼行動力:18

▼移動力:13/空中9

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃12(鎌:4)
     
 組打ち 13(口器:2/絞め:2)
 特殊攻撃:空間切断

▼回避
 戦闘防御
: 9
 反射回避: 9
  防御値: 2(体皮)

▼戦闘方法
 小型の動物の場合は、棘の並んだ前脚の鎌で押え付けて、そのまま肉を噛み千切って食べます。大型の動物を狩る場合は、空間切断の能力で遠隔攻撃を行なったり、翅による催眠術をかけてから接近して攻撃を仕掛けます。


○特殊能力(専門:+2)

▼飛行(自動発動)
 空中を浮遊し、自由に移動することができます。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼空間切断(能動発動)
 能力:―       作用:―       対抗:精神抵抗
 距離:0       時間:一瞬      範囲:直線10m
 効果:前脚の鎌には遠距離の空間を切断する能力があります。通常の打撃攻撃による威力を、直線上にいる全ての相手に適用することが出来ます。10mまでの距離にいる相手ならば、普通に鎌を振るったのと同じように切り裂くことが可能です。

▼催眠/翅(能動発動)
 能力:―       作用:難易度6    対抗:自我抵抗
 距離:0       時間:6ラウンド   範囲:半径5m(前面180度)
 効果:翅の目玉模様を特定のパターンに従って動かすことによって、見たものを催眠状態に陥れることが出来ます。この間は意識が朦朧とした状態に置かれ、抵抗判定を除く行動は不能となり、周囲の状況を正しく判断することも出来なくなります。ただし、抵抗に失敗した場合でも、毎ラウンドの準備パートに再び自我抵抗を試みることが可能で、これに成功すれば意識を取り戻すことが出来ます。また、痛みや大きな音などの刺激を受ければ、判定なしで自動的に覚醒します。


○バリエーション(専門:+4)

・空間切断の能力を、長距離あるいは広範囲に適用できる種類のものもいるようです。

・地中に身を隠して獲物を待つ、翅を持たない種類が発見されたことがあります。


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ナイト・パピヨン


○判定

▼不明度:9
 衝撃度:0

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:ナイト・パピヨン
 認識:変異動物/注意/忌避・好感
 利用:なし

▼生息地域:不明
  活動期:不明
 遭遇頻度:きわめてまれ
  出現数:単独
   反応:不明

▼外見
 黒色の地に紫色の模様の、シジミチョウのような形の翅をもった蝶で、翅を含めると30cmほどの大きさになります。翅の中央には目の形をした模様があり、これで他の虫や鳥を威嚇することが出来ます。

▼概要
 催眠の能力を持つ蝶だといいますが、殆ど民話や伝承の中の存在として知られています。

▼伝承・噂
 人々を幻想の世界へと誘う存在で、冥界からの使いという伝承もあれば、未来の夢を叶えてくれる幸運の使者という話もあります。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:変異動物/節足動物/昆虫類/チョウ類

▼詳細情報
 その名の通りに夜に活動する蝶で、淡い美しい輝きを放つため暗闇でも見失うことはありません。これを幸運の導き手としている民族もありますが、伝承を集めてみると良い結果をもたらすよりも、どちらかといえば教訓的な寓話に登場することが多いようです。


○データ(不明)

▼能力値
 導引
: ―  体力: 3  敏捷: 8  器用: ―
 記憶: 6  判断: 6  感応:14  霊力:12

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
:12  精神値:20
 自我抵抗: 6  自我値:12
 生命抵抗: 3  生命値: 5

▼行動力:20

▼移動力:空中14

▼状態変化:通常
   知能:動物なみ
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:霊的感覚


○戦闘(不明)

▼攻撃
 通常攻撃
:なし

▼回避
 戦闘防御
: 8
 反射回避:14
  防御値:なし

▼戦闘方法
 夢系術法を用いたり、特殊能力を用いて相手を眠りに就かせたりします。


○特殊能力(不明)

▼飛行(自動発動)
 空中を浮遊し、自由に移動することができます。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼通常攻撃の最少化/飛び道具(自動発動)
 飛び道具による攻撃では、1度に1ポイントしかダメージを与えることが出来ません。また、武器に魔力を付与したとしても、付与した魔力+1ポイントのダメージとなります。

▼誘眠/鱗粉(能動発動)
 能力:―       作用:難易度5    対抗:精神抵抗
 距離:0       時間:一瞬      範囲:半径5m
 効果:鱗粉には催眠の力があり、精神抵抗に失敗した場合は眠りについてしまいます。これは普通の睡眠と同じで、起こされれば目覚めることができます。

▼夢界の門(能動発動)
 能力:―       作用:難易度10   対抗:精神抵抗
 距離:0       時間:一瞬      範囲:半径5m
 効果:夢界との門を開く力があり、精神抵抗の判定に勝利しなければ、夢界に送られることになります。

▼夢系術法/6レベル(能動発動)
 能力:霊力      作用:        対抗:精神抵抗
 術法:夢系データ


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巨大蜘蛛


○判定

▼不明度:3
 衝撃度:2

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:巨大蜘蛛/ジャイアント・スパイダー
 認識:一般動物/危険
 利用:なし。ごく一部の地域では食用。

▼生息地域:全域、ペルソニア/森林、草原、山地など
  活動期:通年/昼夜行性
  出現数:単独
 遭遇頻度:まれ
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 基本的には通常のクモと同じ姿ですが、体長は160〜220cmほどの大きさになります。体色や形状などについても、普通の小型の蜘蛛と同じように様々な種類があります。

▼概要
 人間サイズの巨大な体を持つクモです。基本的な性質については、普通のクモと変わることはなく、森林などに住み動物を捕食して生活しています。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:変異動物/節足動物/クモ類

▼詳細情報
 通常のクモが変異の影響で巨大になったものと考えられています。基本的な生態については、小型のクモと全く変わることはありません。既存のクモと同様に様々な種類が存在し、殆どの場合は対応する小型種が存在します。
 最もよく見られるタイプのものは、森林や山地に生息するものです。肉食性で、昆虫、ネズミ、ウサギ、鳥類といったものから、ヤギやシカなどの大型の動物も捕食します。だいたい、自身と同じ程度の大きさの動物であれば、狩りの対象とするようです。そのため、人間が獲物として選ばれることもあり、狩人たちに恐れられています。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:13  敏捷:10  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応:10  霊力: 6  

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 6  精神値:12
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:13  生命値:21

▼行動力:20

▼移動力:14

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目/視覚(強化+4)


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃11(牙:3/爪:2)
     
 組打ち 13(牙:3/爪:2)

▼回避
 戦闘防御
:10
 反射回避:10
  防御値: 2(体皮)

▼戦闘方法
 糸で獲物を絡め取り、動けなくしてから消化液をその体内に注入して、液体にして吸い出して栄養とします。糸の使い方は種類によって様々で、木々の間や地中に網を張って獲物を待ち構えることもあれば、直接相手に絡み付ける場合もあります。


○特殊能力(専門:+2)

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼糸つくり(能動発動)
 腹部後端から丈夫な糸を出すことが出来ます。これは移動のためにも用いることが出来ますし、獲物を捕らえて動けなくするためにも用います。多くのクモは、卵を守る時もこの糸を利用しています。


 糸の使い方には、様々な種類があります。以下にその例を記述しておきますので、GMは必要に応じて選択してお使い下さい。この他、必要に応じて違う利用法を自由に設定して構いません。
 
▼糸捕縛(能動発動)
 能力:―       作用:難易度6    対抗:剛力
 距離:接触      時間:永久      範囲:1対象
 効果:糸で相手を巻き付けて動けなくしてしまいます。糸から完全に逃れるまでは、その場を移動することは出来なくなります。また、この間は運動に関する判定に−2修正がかかり、何度も巻かれて合計で−6修正に達した時は、全く身動きが出来なくなります。この糸を引き剥がすには《剛力》の判定に成功するか、刃物や炎などで糸にダメージを与えなければなりません。

▼糸投げ(能動発動)
 能力:―       作用:難易度6    対抗:反射回避
 距離:10m     時間:永久      範囲:1対象
 効果:糸を相手に飛ばして捕縛することが出来ます。

▼糸移動(能動発動)
 糸を鞭のように使って木や岩などに絡め、それに掴まって自由に移動することが出来ます。


○バリエーション(専門:+4)

・牙から毒を注入したり、消化液を吐いて攻撃する亜種が存在します。

・ワイヤーのような硬い糸をつくり、それを振り回して攻撃する亜種もいます。これをボールのように丸めて糸の先端につけ、振り回して獲物にぶつける個体の発見例もあるようです。

・前脚の爪が槍の穂先のように尖っていて、それを獲物に突き立てて攻撃する亜種も発見されています。


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転がり蜘蛛


○判定

▼不明度:7
 衝撃度:1

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:転がり蜘蛛/ロ−リング・スパイダ−
 認識:一般動物/危険
 利用:なし

▼生息地域:ペルソニア/砂漠、乾燥地帯など
  活動期:通年/昼夜行性
 遭遇頻度:非常にまれ
  出現数:単独
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長は90〜100cmほどもある大蜘蛛で、体は砂地に近い薄い黄褐色をしています。

▼概要
 その名前の通り、砂の上を回転しながら移動する蜘蛛です。肉食性でトカゲや昆虫などを捕食して暮らしています。この蜘蛛は糸を投げ縄のように扱うことでも知られており、これで獲物を絡め取ります。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/節足動物/クモ類

▼詳細情報
 砂漠地帯を中心に分布している大型の蜘蛛で、砂の上を回転しながら移動します。転がる時は足を体にピッタリとくっつけて、崩れやすい砂地でも車輪のようにスムーズに進んでゆきます。斜面はもちろんのこと、平坦な場所でも足で砂を蹴って移動することができます。
 この蜘蛛は糸を投げ縄のように扱うことができ、離れた場所にいる獲物も標的とします。また、砂の上に足場となる網を張っており、その上を歩くことで砂に脚を取られずに行動することが出来ます。普段はトカゲや虫を食べて暮らしておりますが、糸で相手を絡め取ることが出来れば、自分よりも大きな獲物も標的とします。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力: 8  敏捷:12  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応:10  霊力: 7 

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 7  精神値:11
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗: 8  生命値:12

▼行動力:22

▼移動力:12/回転移動18

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
: 8(牙:2/爪:1)

▼回避
 戦闘防御
:12
 反射回避:10
  防御値: 1(体皮)

▼戦闘方法
 敵を粘着力のある網で絡め取り、身動きできない状態にしてからゆっくりと消化します。


○特殊能力(専門:+2)

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼糸つくり(能動発動)
 腹部後端から丈夫な糸を出すことが出来ます。これは移動のための足場としても用いることが出来ますし、獲物を捕らえて動けなくするためにも用います。

▼糸投げ(能動発動)
 能力:―       作用:難易度8    対抗:反射回避
 距離:10m     時間:永久      範囲:1対象
 効果:糸を相手に飛ばして捕縛することが出来ます。この糸に絡め取られた場合は、運動に関する判定に−3修正がかかります。この糸を引き剥がすには《剛力》の判定に成功するか、刃物や炎などで糸にダメージを与えなければなりません。

▼目くらまし(能動発動)
 能力:―       作用:難易度4    対抗:反射回避
 距離:0       時間:6ラウンド   範囲:影響範囲
 効果:砂を巻き上げて目つぶしをすることで、周囲にいる者の視覚に−2修正を与えます。


○バリエーション(専門:+4)

・大きく成長した個体の中には、斜面を転がり下りて敵に体当たりを仕掛けたり、獲物に噛み付いたまま回転して肉を食いちぎるなど、特殊な攻撃手段を用いるものがいます。

・砂の下に潜ったまま糸の網を準備して待ち構え、上を獲物を通った時に飛び出して捕獲する個体も存在します。


先頭へ

 

大ムカデ


○判定

▼不明度:2
 衝撃度:2

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:大ムカデ/ジャイアント・センチピード
 認識:一般動物/危険/嫌悪
 利用:なし

▼生息地域:全域、ペルソニア/森林、林縁部、山地、洞窟など
  活動期:通年/昼夜行性
 遭遇頻度:まれ
  出現数:単独
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長が2m以上もある巨大なムカデで、胴体部には対になった脚が複数連なっています。亜種によってやや形状には違いがあります。

▼概要
 大型のムカデで、丈夫な顎で小動物などを捕食します。顎には毒腺があり、噛まれると強い痛みと腫れが生じます。人里近くに出没することは少ないものの、亜種によっては非常に攻撃的なものがおり、野外で遭遇した人間に対して積極的に攻撃を仕掛ける場合があります。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/節足動物/ムカデ類

▼詳細情報
 地形に影響を受けない多脚で俊敏に走り回り、主にウサギ、カエル、トカゲ、ネズミといった小動物を捕食します。攻撃性の高い亜種が多く、大きな個体の場合は大型の草食動物を襲うこともありますし、攻撃を受けた場合は肉食動物や人間に向かってくることもあります。獲物が逃げるのを封じるために敵に絡み付くこともあり、相手の体に巻き付いたまま顎で噛み付いたりします。また、種によっては樹上を徘徊するものもおり、鳥、コウモリ、大型の蛾などを待ち伏せて捕食することもあります。


○データ(専門:+2)

 以下のデータは2mサイズのもので、それより巨大な個体はもっと強力になります。


▼能力値
 導引
: ―  体力: 9  敏捷: 8  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応: 7  霊力: 5

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 5  精神値:11
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗: 9  生命値:15

▼行動力:15

▼移動力:14

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃 9(口器:2)
     
 組打ち  9(口器:2/絞め:―)

▼回避
 戦闘防御
: 8
 反射回避: 7
  防御値: 2(外殻)

▼戦闘方法
 基本的な攻撃は噛み付きによるもので、鋭い顎で獲物の肉を食いちぎります。顎には毒が備わっており、強い痛みと腫れを引き起こします。


○特殊能力(専門:+2)

▼壁歩き(自動発動)
 足場が存在していれば、壁や天井でも自由に歩行することが可能です。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼毒/口器(能動発動)
 能力:―       作用:影響度5    対抗:生命抵抗
 距離:接触      時間:1日      範囲:1対象
 効果:噛み付いた相手に、強い痛みと腫れを生じる毒を注入します。生命抵抗に失敗した者は、痛みに影響される全ての行動に−1修正を受けます。


○バリエーション(専門:+4)

・ホタルのように発光する能力を持つ亜種が存在します。これは繁殖活動ではなく、獲物をおびき寄せるのに用いられているようです。

・一部の地域では、湿地や泥地を徘徊する脚の長い亜種が生息しています。

・地中にトンネルを掘って移動する個体も存在するようです。


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ハサミナガムシ


○判定

▼不明度:9
 衝撃度:3

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:ハサミナガムシ/シザーズ・ワーム
 認識:一般動物/危険
 利用:なし

▼生息地域:全域(主に東部〜南部)/平原など
  活動期:通年/昼夜行性
  出現数:単独
 遭遇頻度:きわめてまれ
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 黒い胴体とオレンジ色の頭をもつ、体長6〜8mほどもあるムカデのような虫です。頭部の先端に突き出した口器は刺がついたハサミ型になっており、クワガタムシによく似ています。ハサミの根元には黒く光る複眼があります。
 胸部には昆虫のように3対6本の脚があり、これとは別に腹部に25対50本の細い脚を持ちます。また、背中には半透明の鞘状の黒い翅が2枚と、その下にカゲロウのような透き通った翅が2枚ついています。

▼概要
 ムカデとクワガタムシを合わせたような姿の巨大な虫で、草原に住む動物などを襲って食料とします。彼らは金属音を嫌う性質があり、これを聞いた時は非常に凶暴になるようです。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/節足動物/ムカデ類

▼詳細情報
 ムカデの仲間に分類される節足動物で、特異な形態を持ちます。通常の節足動物では考えられないほど体は大きく、体長は6〜8mほどに達します。背中には翅があり、付け根の筋肉でこれを高速で動かし、自在に空を飛ぶことが可能です。
 主に平原や草原など見晴しのよい場所で発見されることが多いのですが、これは狩りのための縄張りであり、住処は狩り場からは離れた場所にある洞窟や、少し湿った地面に掘った穴を巣としています。肉食性で昆虫類、鳥類、爬虫類、両生類、哺乳類など、様々な種類のものを捕食します。彼らは宙を旋回するように飛びながら獲物を見定めると、そこから急降下して襲い掛かります。性格は攻撃的で、動くものに体しては手当たり次第に襲い掛かります。そのため、人間が狙われることも珍しくはありません。
 この虫は金属音や機械の作動音を嫌う性質があります。これらの音が近くで鳴った時は狂暴化し、その発生源を激しく攻撃し、積極的に排除しようと試みます。この性質のために、重機を用いていた遺跡の発掘隊が攻撃され、死者を出したという記録も残っています。また、ごくまれにですが、郊外の工場などが襲われることもあるようです。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:18  敏捷:10  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応:10  霊力: 7

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 7  精神値:13
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:18  生命値:34

▼行動力:20

▼移動力:18/空中18

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:金属音、機械の作動音(興奮)
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目/視覚(強化+6)


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃12(ハサミ:5)
      組打ち 16(ハサミ:5)
 特殊攻撃:押し倒し12(―/転倒+捕縛)
      強酸の消化液(効果値6+2)

▼回避
 戦闘防御
: 8
 反射回避: 6
  防御値: 3(外殻)

▼戦闘方法
 空腹時は非常に凶暴で、縄張りの中で動くものに対しては、手当たりしだいに襲いかかります。通常は狩り場を持ち、空から獲物に飛びかかります。地面に巣穴を掘って暮らす個体の中には、獲物が入り口近くを通るのを待ち構え、巣穴に引きずり込んで攻撃するものもいるようです。


○特殊能力(専門:+2)

▼飛行(自動発動)
 空中を浮遊し、自由に移動することができます。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼強酸の消火液(能動発動)
 能力:―       作用:効果値6+2  対抗:反射回避
 距離:0       時間:一瞬      範囲:半径5m(90度)
 効果:口器からは強酸を吐いて攻撃することが出来ます。反射回避の判定に成功しなければ、生命値にダメージを負うことになります。


○バリエーション(専門:+4)

・強酸のかわりに蜘蛛のように粘着質の糸を出し、獲物を捕らえる種類も存在するようです。

・小型の種類が存在するという報告もありますが、成長途中にある個体だと考えられています。

・口器だけではなく、ハサミムシのように腹部端にハサミを持つ個体の発見例もあります。


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サンド・ボーラー


○判定

▼不明度:4
 衝撃度:1

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:サンド・ボーラー/砂掘虫
 認識:一般動物/危険
 利用:なし。一部では穴掘りに利用します。

▼生息地域:ペルソニア/砂漠、乾燥地帯など
  活動期:通年/主に夜行性
 遭遇頻度:非常にまれ
  出現数:単独〜数体
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長1〜2mほどになる黄褐色の虫で、全体は芋虫のようなフォルムをしています。体は多くの体節に分かれ、それぞれから2対ずつ足が出ています。体節ごとに分かれた鎧のような殻に守られており、その外側には茶褐色の大きな斑点模様があります。その斑点の部分だけは浅いくぼみになっており、表面に細かい毛が密生しています。

▼概要
 砂漠の下に穴を掘って移動する大型の虫で、肉食性の危険な存在であることが知られています。ペルソニアの現地部族の中には、これを飼い馴らしてトンネルを掘るのに利用している人たちがいます。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/節足動物/多足虫類

▼詳細情報
 砂漠を移動しながら生活する大型の虫です。肉食性で、主にトカゲ、節足動物、小型哺乳類などを餌としています。獲物に近づく時は砂の中から忍びより、不意に飛び出して襲いかかります。基本的に夜行性ですが、日中の暑い時間帯は砂の中で休眠していますが、振動を感知すると昼でも活動を開始します。
 この虫は口から柔らかい糸を吐き出すのですが、これは空気に触れると硬化する性質があります。この糸は硬くしなやかであると同時に、表面に細かい突起が無数に飛び出ており、これを高速で動かして敵を攻撃します。なお、この糸はそのままノコギリのように使うことが出来るため、サンド・ボーラーが落としていった糸で木材の加工を行なう砂漠の部族もおります。
 甲殻を擦り合わせた時に出る音を個体間のコミュニケーションに用いているらしく、繁殖期に1つの場所に集まったり、密集しないように縄張りを主張したり、危険が迫った時に仲間に助けを求めるといった信号を送ります。これを利用して、特定の音で行動を制御する砂漠の部族がおり、砂笛と呼ばれる笛でこの怪物を操ります。
 甲殻の斑点部分にあるくぼみには、細かい毛が密集して生えています。これは感覚器官の1つのようで、これで振動や音を感知しています。また、この毛には朝露などがつくため、サンド・ワームはこれで空気中の水分を集め、糸で水をつたわらせて口に運んで渇きをいやします。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:16  敏捷: 8  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応:10  霊力: 7

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 7  精神値:13
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:16  生命値:22

▼行動力:18

▼移動力:14

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目/触覚(強化+6)


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃12(糸:3)
     
 組打ち 14(牙:2)
 特殊攻撃:押し倒し10(―/転倒+捕縛)
     
 切断糸(効果値7+3)

▼回避
 戦闘防御
: 8
 反射回避: 6
  防御値: 4(甲殻)

▼戦闘方法
 砂の中に潜んで獲物を待ち構え、近づいてきたところを飛び出して攻撃します。攻撃時は口から吐き出す糸をつかったり、相手を押し倒して噛み付くなどします。


○特殊能力(専門:+2)

▼地中移動(自動発動)
 土や砂の中を自由に移動することができます。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼糸つくり(能動発動)
 口器から丈夫な糸を出すことができます。これは切断武器として用いることが可能です。

▼切断糸(能動発動)
 能力:―       作用:効果値7+3  対抗:反射回避
 距離:0       時間:一瞬      範囲:直線5m
 効果:口から糸を吐き出して、相手を攻撃することが出来ます。


○バリエーション(専門:+4)

・10mを超える巨大な個体がまれに目撃されることがあります。

・幼生体と思われる小型の個体が発見されることがあります。幼生のうちは群れをつくっていることが多く、集団で敵を攻撃するようです。

・漆黒の体に真紅の斑点を持つ亜種が存在します。金属を食べる性質があり、山中で発見されることが多いようです。


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デザート・クラウン


○判定

▼不明度:2
 衝撃度:4

▼判定技能
 一般分野
:動物知識(一般:記憶+生物知識)
 専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)


○基本情報(一般:±0)

▼名称:デザート・クラウン/デザート・キング/冠砂虫
 認識:一般動物/脅威
 利用:なし。一部ではヒゲを加工に利用します。

▼生息地域:ペルソニア/主に砂漠
  活動期:通年/不定
 遭遇頻度:きわめてまれ
  出現数:単独
   反応:中立〜敵対的

▼外見
 体長が20m前後もあるミミズや芋虫に似た怪物で、頭部には3〜5mほどの長く太い触手が何本もついています。触手に隠れている頭の先端には大きな円形の口がぽっかりと開いており、その中にはサメのような鋸歯と長い毛が無数に並んでいます。砂色の胴体部は幾つかの節に分かれており、後部へゆくほど体は細くなってゆきます。

▼概要
 ペルソニア大陸に住む巨大な虫で、砂漠を徘徊しながら生活をしています。餌を取るための手段は非常に豪快で、砂ごと獲物を飲み込んで消化してしまいます。栄養にならない砂は口から吐き出し、大きな砂煙を周囲に巻き上げます。この際に口の内側についている毛が抜け落ちる場合があるのですが、これは非常にしなやかで丈夫なため、ペルソニアの原住民はこれを加工品の材料や楽器の弦として利用しています。


○専門情報(専門:+2)

▼専門分類:一般動物/無足虫類

▼詳細情報
 砂漠を回遊しながら捕食活動を行なう巨大な虫です。この怪物は地面を掘り進んで移動するもので、まるで海のように砂漠を泳ぎ回っています。体を休めながら獲物を待ち構える場合は、砂の中からすり鉢状の穴を掘り、そこに落ちて来たものを捕食します。
 餌の採取方法はその巨体に似合った非常に豪快なもので、周囲の砂ごと獲物を丸飲みにして、体内で消化するという手法を取ります。口の内側にはノコギリのように並んだ無数の歯が並んでおり、咽を通る途中で獲物を細かくする役割をしています。飲み込めるサイズのものであれば獲物は種類を問わず、動物も植物も全て栄養源とします。
 餌と一緒に取り込まれた砂は、まとめて口から吐き出されます。口の中には歯とは別に数十cmほどの毛も生えていますが、これは餌まで外に出てゆかないようにするストッパーの役割を果たしているようです。
 頭部から生えた長い触手は、大型の獲物を攻撃したり何かを掴むために用いられます。相手の体に巻き付けて砂に掘った穴に引きずり込んだり、獲物を持ち上げて口の中に無造作に放り込むこともあります。また、触手は触覚も兼ねているようで、辺りを探るようにこれを動かす姿も目撃されています。

▼利用
 口内に並ぶ鋸歯や毛は無限に生え変わるようで、採餌中に砂と一緒にまき散らされることがあります。毛は非常に弾性に飛んだ丈夫な素材で、現地では加工素材や楽器の弦に用いられています。また、歯の方もナイフとして昔から利用されてきたようです。

▼繁殖
 繁殖期には山中の湿った土の中に卵を産みつけるらしく、その際に大きなトンネルが掘られることもあるようです。孵化した直後の幼生は非常に小さく、その殆どは成長する前に他の生き物に捕食されてしまいます。


○データ(専門:+2)

▼能力値
 導引
: ―  体力:24  敏捷: 6  器用: ―
 記憶: ―  判断: ―  感応: 8  霊力: 8

▼抵抗力/耐久値
 精神抵抗
: 8  精神値:18
 自我抵抗: ―  自我値: ―
 生命抵抗:24  生命値:60

▼行動力:14

▼移動力:18

▼状態変化:通常
   知能:なし
   弱点
:なし
   属性:聖気
   感覚:一般/夜目/触覚(強化+4)


○戦闘(専門:+2)

▼攻撃
 格闘攻撃
:格闘打撃13(触手:4)
      組打ち 13(触手:―)
 特殊攻撃
:振り回し11(触手:4)
     
 飲み込み(効果値8+4)

▼回避
 戦闘防御
: 6
 反射回避: 2
  防御値: 4(体皮)

▼戦闘方法
 通常は砂の中から出現し、丸ごと相手を飲み込んでしまいます。獲物が抵抗する際には、触手を振り回して叩き付けたり、相手を捕まえて口に放り込もうとします。


○特殊能力(専門:+2)

▼地中移動(自動発動)
 土や砂の中を自由に移動することができます。

▼心理影響の無効化(自動発動)
 心理、感情、判断力に影響する術法や特殊能力などを無効とすることができます。

▼飲み込み(能動発動)
 能力:―       作用:効果値8+4  対抗:反射回避
 距離:接触      時間:一瞬      範囲:影響範囲
 効果:周囲の砂ごと相手を飲み込んでしまうことが出来ます。飲み込まれた者を助けるためには、消化される前にこの怪物を倒す必要があります。なお、体内から攻撃することも可能ですが、この場合は武器の打撃値が【体力】の半分以下の、小型サイズの武器を用いる必要があります。


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ドウクツアリストロングスピアセグロモリカマキリナイト・パピヨン巨大蜘蛛
転がり蜘蛛大ムカデハサミナガムシサンド・ボーラーデザート・クラウン