共通兵科


 


○支援兵科

▼衛生兵
 傷病兵の治療と看護を行う役目となります。戦場から傷ついた兵士を回収したり、前線近くにまで赴いて治療を施す場合もあります。軍医も衛生兵と活動をともにしますが、階級としては士官扱いとなります。


▼補給兵
 前線に食料や弾薬などの物資を届ける役目です。補給兵はあまり戦うことはありませんが、輸送中に狙われる可能性もあるので、ある程度の武装をして出発するのが普通です。


▼慰問兵
 長期の遠征ともなれば、兵士は肉体的にも精神的にも疲労が蓄積します。そのため、慰問部隊は前線まで訪れて、兵たちを鼓舞する役目を負います。慰問部隊は隊員自らが芸を披露するとは限らず、芸人などを前線まで連れてゆく役目だけの場合もあります。


▼養成教官
 新兵や兵学校の学生たちに対して教育を行う役目です。ただし、戦時に徴兵を行った場合は悠長に教育を行う余裕はありませんので、現場で軍曹などが教育を行うことになります。


○その他

▼憲兵
 軍隊における警察活動を受け持ちます。警察権は軍の活動範囲内(敷地内や戦時下)だけで通用するのが普通ですが、軍事政権など軍隊が国家権力を握っている場合は、一般の警察と変わりない活動を行うこともあります。


▼式典兵
 儀仗兵や軍楽隊など、式典のための訓練を受けている部隊です。戦地に赴いて兵士を鼓舞する役目を負うこともありますが、多くの場合は本国での式典で活躍することが殆どです。


▼密偵
 他国の軍事活動を調査するなどの密偵活動を行う部隊で、一般には情報部局に所属します。特殊な立場にあることから、仲間のみならず家族に対しても素性を明かさずに活動を続ける場合もあるようです。


▼特務兵
 兵器開発などの特殊任務を帯びた部隊で、部隊ごとに与えられる任務が異なります。一般に存在が秘匿されたり、上層部しか活動内容を把握していない場合もあります。


先頭へ