<1>ランシー地方ウイリム半島上に位置する地域で、ブルム内海に面しています。国家北部はもともとロンデニア領だったため、この地方の住民の大半はロンデニアの主要民族であるシリーシア人です。一帯は年間を通じて湿潤で、特に春と秋には天気が崩れやすくなります。平野部には南のエルライラ山地に源流を持つシタン川が流れており、ブルム内海へ水が注ぐ地域では養殖業が盛んに行われています。 ▼ラミュ市 <2>ザウォンリー地方北東部をブルム内海に接しており、漁業と交易で栄えた地域です。南西部にはエルライラ山地が控えており、そこから流れるヴェゼッタ川の流域には耕作地が広がっています。港町では伝統的な貝殻細工がつくられており、砕いた貝殻を張り付けて描いたモザイク絵が特に人気です。 ▼プラウト市 <3>ラシュコー地方北西部に位置する沿岸地方で、平野部の中央をラポール川が南北に走っています。北東部は標高4〜500mほどの高地となっており、そこから南西に向かってなだらかに傾斜しています。南部のナイキストア山脈の麓には森林が広がっておりますが、ここは薬用植物の宝庫であり、周辺に住む代々の薬師たちが森の手入れを行ってきました。 ▼ナリル市 <4>デュナール地方北西部をブルム内海に面する地域で、中央域はウォールデン王家の直轄領として栄えておりました。中央部はエスタ川の水量に支えられた小麦の栽培が行われており、北部の食料生産を支えています。東部のエルライラ山地の麓では、かつては金の採掘が行われていたのですが、現在は廃坑となっております。その後は産業の転換がはかられ、森林資源を利用した木材加工業や製紙業で発展しています。 ▼シャナイア市 <5>セネス地方国家中央部に位置する交通の要衝で、西部はベルグラン王朝期の直轄王領として栄えた場所です。東部は一部が高地となっており、そこからなだらかな斜面が延々と西へ向かって続いております。この付近は酪農が盛んですが、一部は変異現象のために利用されておりません。 ▼サイファ市(首都) ▼クラリール監獄 <6>ロゴシア地方 東部をエストルークに接する土地で、軍事クーデターが起こる直前に内乱が起こった地域です。これは革命指導者の1人だったモーリス=デュリプトン伯爵によるもので、聖歴782年に独立政府の樹立が宣言されました。地域の民衆の多くはデュリプトン伯爵に賛同せず、この反乱は軍部によって鎮圧されていますが、まだこの地方には不穏分子が数多く潜伏しているため、治安警察軍や公安警察が重点的に警戒を行っています。 ▼カドバ市 <7>大シェア地方 聖母アリアの娘ユナスが降臨した土地をシェア地方といいます。これはメイヨ市とラシェンタ市のほぼ中間に位置する農村地帯で、シェア地方を含むことからこの一帯は大シェア地方と呼ばれています。特に熱心に聖母教会が信仰されている地域であり、真面目で誠実で正直な人たちが多く住んでいます。 ▼メイヨ市 <8>マリウル地方国家中南部に位置する地域で、南部一帯では綿花の栽培が行われています。また、ナイキストア山脈の麓では銀が採掘されており、付近のラーシェルデルク市は貨幣の鋳造で発展してきました。現在は銀細工でも知られており、腕のよい職人が多く住んでいます。 ▼ラシェンタ市 <9>フィービーチャント地方東部を絶対変異地帯に接しており、境界付近にあるリンクス山地には誰1人として近づこうとはしません。西部は平野が広がっており、ブドウやトウモロコシの栽培が行われています。南のパッセル湖の近くに住む部族は白布族と呼ばれており、白を基調とした明るい衣服や帽子を好んで身につけています。彼らは白を最も貴い色としており、家の外見も真っ白にしています。天気のいい日には湖面の反射光を浴びて、街全体が真っ白に輝いて見えます。 <10>マシューズヴェロー地方アリアナ海に接する地方で、古くから海洋貿易で栄えてきました。年間を通じて気候は温暖で、内陸部ではトウモロコシの他に稲の栽培も行われています。 ▼ウィラ市 ▼オードリス市 先頭へ |