植物/毒性・麻薬


 


○致死

▼ドクヒナギク(毒雛菊)
 普通に野原に生えている桃色のヒナギクの仲間ですが、葉に強力な致死毒が含まれています。子供が間違ってこれを口にして死亡することもあるため、デス・デイジーとも呼ばれています。

・不明度:2
・生息地:西部


▼リングチェリー
 サクランボのように長い柄の実をつける低木で、その柄がねじれて輪をつくることからこの名で呼ばれています。その形からチェリーと名付けられましたが、本当は梅の仲間で、味も梅によく似ています。タネから青酸系の毒を抽出できることが知られており、昔は死刑用の毒として用いられていました。

・不明度:3
・生息地:南部


○幻覚・麻薬

▼ドラゴンズ・アイ
 竜の瞳のように大きな、しかも目のような模様のある実をつける低木で、高山の中腹当たりに生えています。この実は幻覚作用がありますが、熱をかけると毒成分は失われ、食用とすることができます。ただし、非常に灰汁が出るので、時間をかけて煮込まなければなりません。

・不明度:8
・生息地:カイテイン


▼フナキノコ(舟茸)
 傘の部分がボート型をしている白いキノコで、毒を含んでいます。間違って食しても死ぬことはありませんが、一時的に幻覚を見たりすることになります。

・不明度:7
・生息地:ヴァンヤン島


▼モモイロタネマキ(桃色種蒔き)
 鞠のような形の桃色の花が房状に垂れ下がる艶やかな植物で、木の丈は成人男性と同じぐらいになります。この花はボタンのように根本から丸ごと落ちるので、縁起がよくない木として敬遠されています。この葉からはピンク・トリップという幻覚剤を抽出することができ、近年では麻薬として取り引きされています。

・不明度:5
・生息地:西部


○その他

▼コヒメシオン(小姫紫苑)
 山野に生える草で、淡い紫色の密集した小さな花をつけます。 普通のシオンよりも更に小さな花が咲くことから小姫と形容されていますが、美しい名前とは裏腹に葉には麻痺毒が含まれています。

・不明度:5
・生息地:全域


▼ジャコウタケ
 ジャコウによく似た匂いを放つ竹で、燃やすことでより洗練された香りになり、軽い催眠効果を発揮します。これを細く加工した竹香は広く一般に普及しています。

・不明度:5
・生息地:セルセティア


▼ドクギキョウ(毒桔梗)
 花が桔梗に似ているため、ドクギキョウの名で呼ばれていますが、実際はまったく違う種類の花で、葉の形がヨモギによく似ています。この葉は毒の成分を含んでおり、これを口に含むと嘔吐感に見舞われます。しかし命に影響はないため、医療にも利用されています。

・不明度:3
・生息地:全域


▼フウセンイモ(風船芋)
 根が風船のように丸い形をしているサツマイモの一種です。少しとろみがあり、細切りにして炒めたり、すり下ろしたものを小麦粉にまぜて焼いて食べたりします。しかし、葉の部分には毒が含まれており、間違って口に含んだ場合はひどい下痢にみまわれることになります。

・不明度:3
・生息地:南部


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