一般植物
▼イヌクグリ(犬くぐり)
◇不明度:4
生息地:全域◇概要
雑草の1つで草丈は70cmほどです。この草は穂先が地面にもぐる性質があり、のちにその穂先の部分が根に変化してしまいます。そして根からはまた同じように茎が生えます。こうして犬がくぐれるくらいの草のアーチができることから、イヌクグリの名がつけられました。子供たちが野原で遊ぶ時は、よくこの草に足を取られた転んでしまいます。◇罠/転倒
能力:― 作用:難易度2 対抗:状態観察
距離:接触 時間:一瞬 範囲:1対象
効果:状態観察(一般:判断+観察力)の判定に失敗した場合は、草に足を取られて転倒してしまいます。
▼クビワツリ(首輪吊り)
◇不明度:6
生息地:全域◇概要
その名の通り、茎の先が首輪のように丸くなっている蔓植物で、樹木に絡み付いています。この輪の内側に何かが触れると急に跳ね上がるようになっていて、首を吊って死んでいる動物を見ることもあります。◇罠/首吊り
能力:― 作用:難易度3 対抗:反射回避
距離:接触 時間:一瞬 範囲:1対象
効果:反射回避の判定に失敗した場合は、触れた箇所を捕縛されると同時に、木の上に吊り上げられてしまいます。首を絞められている場合には、「窒息攻撃」のルールに従って判定処理を行なって下さい。
▼バルーン・ナッツ
◇不明度:4
生息地:全域◇概要
ソテツのような樹皮をもつ木で、ヤシの実に似た実をたくさんつけます。この実の中には多量の水素が含まれており、火に近付けると爆発する可能性があります。また、実に擬態するハングド・バルーンという動物がいるので、この木に近づくときは注意しなければなりません。◇爆発
能力:― 作用:効果値4+2 対抗:反射回避
距離:0 時間:一瞬 範囲:半径1m
効果:着火によって水素が爆発し、周辺に実の破片をまき散らします。
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一般動物
▼クロクモムシ/ムシカゴムシ
◇不明度:5
生息地:全域、ペルソニア/森林、草原など◇概要
ナナフシによく似た姿の細長い体を持つ体長1cmほどの昆虫で、全身は甲虫のようなキチン質の黒い甲殻で覆われています。通常は群れでまとまって生活していますが、集団のつくり方が非常に独特で、直径50cm以上にもなる半球型の集合状態をつくり、1つの生き物のように統率された動きをします。この群れの状態をフォートレス(要塞)と呼びますが、これは中央にいる女王を周囲の個体が守るためのもので、フォーメーションを維持しながら移動や捕食を行います。
移動途中にいるものは餌とされ、群れに取り込むようにして一斉に襲いかかり、短時間で喰い尽くしてしまいます。大型の生き物が捕食されることはありませんが、相手を区別することなく強い顎で噛みつくため、体がこすれ合う時に鳴るキシキシという音が聞こえた時は、すぐさま逃げ出した方がよいでしょう。◇攻撃
格闘打撃 6(牙:―)
▼シビレアンコウ
◇不明度:7
生息地:全域/沿岸部◇概要
体長70〜80cmのアンコウで、沿岸部の海底に潜んでいます。非常に臆病な魚で、敵に襲われると砂の中に隠れようとします。それでも相手が諦めない場合には、額にある第3の目から雷光を発して敵を威嚇します。本来は強い光で敵を脅かすのが目的のようですが、半径1m程度の範囲にいる者を電撃で痺れさせる効果もあります。
この能力は額の目に宿っており、地面に落下させるなど一定以上の衝撃を加えることで、死後もその効果を発揮することができます。この目は硬いガラス状の物質で、ライトニング・スターという名の宝石として取り引きされています。◇電撃(能動発動)
能力:― 作用:難易度6 対抗:生命抵抗
距離:0 時間:3ラウンド 範囲:半径1m
効果:生命抵抗に失敗した者は、一時的に体が痺れて動きが鈍くなります。この間は運動や作業に関係する判定に−3修正を受けます。
▼シビレドクイカ
◇不明度:4
生息地:全域/海洋◇概要
特徴的な縞模様を持つ体長30cm程度のイカで、毒を含んだスミを吐くことで知られています。このスミに粘膜などが触れた場合は、体が麻痺して動きが鈍ってしまいます。ただし、外敵があらわれた時はその場で旋回するように泳ぎ、体を様々な色に変えて明確な警戒のサインを発するため、近づきさえしなければ被害にあうことはないでしょう。◇麻痺毒/スミ(能動発動)
能力:― 作用:難易度4 対抗:生命抵抗
距離:0 時間:12ラウンド 範囲:半径1m
効果:生命抵抗に失敗した者は、一時的に体が痺れて動きが鈍くなります。この間は運動や作業に関係する判定に−2修正を受けます。
▼スピア・ハンド
◇不明度:4
生息地:全域/森林、草原など◇概要
細い針状の2本の脚を持つ大型のクモで、足の長さを含めると30cmほどにもなります。針脚と呼ばれる特徴的な脚を用いて狩りを行い、離れた場所から大きくジャンプして獲物に突き立て、しがみついたまま獲物の肉を喰いちぎります。昆虫を捕食することが多いのですが、まれに鳥などを襲う姿が目撃されることもあります。非常に攻撃性の強い生き物で、大型の動物が近づいた時は体を左右に揺らしながら踊るように威嚇し、それでも逃げない時は飛びかかって針脚を突き立てます。◇攻撃
格闘打撃 4(針脚:―)
▼土蹴り鳥(ソイル・キッカー)
◇不明度:5
生息地:全域/湿地、湖沼など◇概要
体長30cm程度のクイナの仲間で、背中側は茶褐色の地味な色をしていますが、黒い顔にオレンジ色の嘴が印象的な鳥です。群れをつくる渡り鳥で、季節に応じて移動しながら暮らしています。彼らに特徴的な行動は、外敵が近づいて来た時に地面を蹴り、泥や石を飛ばして威嚇することです。場合によっては大きな怪我をすることもあるので、攻撃してきた時はすぐさま逃げ出した方がよいでしょう。◇攻撃
遠隔攻撃 3〜5(石:1/土:―)
判定値は数に応じて調整して下さい。
▼トビトゲムシ(跳棘虫)
◇不明度:5
生息地:全域/森林、洞窟など◇概要
体長4〜5cmほどのカマドウマの近縁種です。体は茶褐色の殻で覆われていますが、その表面は鋭い突起で覆われています。彼らは高く飛び跳ねて相手を威嚇する習性があり、それでも相手がいなくならない場合は全身で体当たりをします。複数の個体がまとまっていることが多く、洞窟などで大量の個体に刺されることもあります。◇攻撃
格闘打撃 2〜8(体当たり:―)
判定値は数に応じて調整して下さい。
▼ドロガメ(泥亀)
◇不明度:3
生息地:全域/湿地、湖沼、河川など◇概要
泥の中に潜って生活するカメですが、動くものに反射的に噛み付き、食いついたまま離さないという厄介な習性があります。噛む力は非常に強く、まれに骨にヒビが入ったりすることがありますが、尻尾を持って逆さにしたまま体を強く揺すると、やがて力を緩めます。一部の地域では食用とされており、スープにして食べられるようです。◇攻撃
格闘打撃 4(噛み付き*気絶武器:0)
張り付き 8(噛み付き*気絶武器:0)
▼ニードル・バード
◇不明度:5
生息地:南部/森林、林縁部など◇概要
体長15cmほどの小型の鳥で、ウグイス色と黄色の羽毛で彩られています。木の枝先などに巣をつくって生活しますが、半年に1度は住処を変えるようです。彼らは肉食性で非常に攻撃的です。針のように鋭い嘴をもっており、ハチのような音を立てながら高速で獲物に接近して、そのまま嘴を突き立てます。最低でも10羽以上の群れをつくり、大型動物にも平気で襲い掛かるため注意しなければなりません。◇攻撃
格闘打撃 5〜9(嘴*気絶武器:0)
判定値は数に応じて調整して下さい。
▼ハサミノキ
◇不明度:5
生息地:全域/森林◇概要
体長40〜50cmほどの昆虫で、真っ白な芋虫のような体からトゲのついた6本の脚が生えています。口器はハサミ状になっており、樹木の幹を顎でくり抜いて住処としています。外に出てくるのは繁殖期の時だけで、幹に産みつけられた卵の状態から成虫になるまで、一生の殆どを木の中で過ごします。
この虫がいる木には直径10cmほどの大きな穴と、その下に小さな穴が6つ、3対になって並んでいます。これは頭と6本の足を出す穴で、この場所に鳥や虫などが止まった時にハサミを出し、相手を捕まえて食べてしまいます。ハサミノキという名は、この独特の狩りの姿からつけられました。人間が引き摺りこまれることはありませんが、うっかり手を近づけたりすると、獲物と間違えられて噛みつかれることがあります。非常に顎の力が強く、骨まで達するほどの傷を負った者もいるほどですので、森に入る時は注意しなければなりません。◇攻撃
格闘打撃 6(口器*気絶武器:1)
▼フラッシュ・ビートル
◇不明度:7
生息地:全域(主に南西部)、ペルソニア/水辺付近◇概要
真っ黒な体をもつ3〜4cmの甲虫で、カブトムシやカナブンによく似ています。オスは鋭い角を頭の先端にもっていますが、メスは角がありません。
この甲虫のメスは繁殖期の夏にはホタルのように淡く輝いて、オスに自分の存在を知らせます。オスはこれに群がり、ライバルがいた場合には角で相手を追い払います。光に引き寄せられる勢いは明るさに比例します。ロウソクの光程度の強さがあれば、全速力で寄ってきて角で光源にぶつかります。これは角が木に突き刺さるくらいの強さになります。この虫は夏に大発生することがあり、その時は怪我人が多数でます。◇攻撃
突進攻撃 3〜6(角*気絶武器:0+2)
判定値は数に応じて調整して下さい。
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