<1>フガール地方北東部一帯はメルリィナ継承戦争時にメルリィナから割譲された地域で、ルーエンス山脈が横断しています。麓には鉄山や石炭の炭坑が集中しており、この国の工業の根幹を支えています。山脈からはフィムール、セルシェス、エバーズの3本の河川がアリアナ海に向かって注いでおり、種々の鉱物資源がこれらの川を通って運ばれてゆきます。 ▼フーレント市 <2>リズウィン地方旧貴族派の多くが逃げ込んだ地で、北部には現在も反乱を続けているイスファール準州などがあります。この地にはフレイディオンの工作員が潜入しており、反乱分子の扇動を行ったり、旧貴族派に対して密かに活動資金の出資を行ったりしています。 <3>ムークナント地方メルリィナと接しており、メルリィナ継承戦争の際には前線となった地域です。中央には標高1800mほどのメルタウス山があり、裾野には果樹園や放牧地が広がっています。山地南部は他とは土質が異なっており、ムーク透磁器と呼ばれる焼き物の産地として有名です。 ▼ベルタ市 <4>ミュール地方北西部をフレイディオンと接しており、中央部には高地や低山が点在しております。そのため、防御のためには都合がよく、これらの山々は革命時には王党派の最後の砦として機能しました。特にウェスト=ギーナ市の東部にあるラディーノ山は、革命末期の最激戦区となった場所であり、今も多くの墓碑や塹壕跡が残されています。 ▼ウェスト=ギーナ市 <5>カンヴァート地方国家の中央部に位置しており、古くから交易で栄えていた土地です。革命時は平野部で数多くの戦いが繰り広げられましたが、比較的早い時期に復興を遂げ、現在の地位を築くに至っております。リズウィン地方との境にあるリルティック山麓は、古くは毛織物工業で栄えておりましたが、現在は綿織物工業へと転換が行われています。この他にも、東部では装飾タイルの生産が行われるなど、全体に軽工業が盛んな地域となっています。 ▼リルト市(首都) <6>クスティア地方国家南部に位置しており、南のポーダー湾からのアリアナ海の眺望は美しいの一言に尽きます。中部には標高4000mほどのエルゴナ山がそびえ、その東は高地や高原が広がっており、西は作物の耕作が行われる低地となっています。 ▼ルロイ市 <7>ラスターニャ地方東をメルリィナ王国、南をアリアナ海に面する地域で、南部の沿岸域は古くから漁業と交易で栄えてきました。中部では水田やタバコの栽培が行われており、のどかな田園風景が地平線まで広がっています。また、近年では北部のテルミル湖付近で重工業が発展しており、大規模な工場が建てられるようになっています。 ▼カミル市 <8>デターニアス地方国家南西部に位置しており、南部はフォリル半島に含まれています。南部のポアレロ山はりん鉱石の産地で、その麓の一帯では放牧が行われています。西の一部地域は絶対変異地帯の影響によって、変異現象が頻繁に起こる地域となっており、殆ど利用されておりません。 ▼クレドリューン市 <9>スティンドミア地方アリアナ海とユナスフィール教国に接しており、季節を問わず多くの巡礼者が街道を通過してゆきます。街道筋には一定距離ごとに教会の建築物が置かれており、旅人を暖かく迎えてくれます。 ▼ソンム市 先頭へ |