基本条件
○許可
錬金術師は基本的にNPCにのみ許される職業となります。GMが特別に許可しない限り、PCは錬金術を身につけることは出来ません。
○入門
錬金術師になるために資格となる条件はありませんが、一般人が何もないところから習得できるものではありません。通常は、誰かの弟子として修行を積んだり、仲間との共同研究を通じて身につけてゆきます。
○個人分野
研究には多額の資金が必要となりますし、何より一般社会から異端とされている分野ですので、錬金術のみで生きてゆくというのは殆ど不可能でしょう。ですから、通常の場合は主職業とは別に、錬金術に関する個人分野を獲得している必要があります。
▼活動経験
錬金術師は〈活動経験/錬金術〉という個人分野を獲得することになります。なお、複数の組織に所属して活動する場合は、それぞれ別の個人分野として習得しなければなりません。
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錬金技能
錬金術に関連する主な技能には、《錬金術》《自然知識》《錬金系術法》といったものがあります。これらの他にも科学に関する総合的な知識が必要となりますので、《理数知識》や《化学知識》などに含まれる専門分野を、合わせて習得する必要があります。
○錬金術
錬金術の分野で用いられるのは、《錬金術》という技能です。これには〈錬金術知識〉という専門分野が含まれています。
▼錬金術知識/各種(専門:器用/記憶/判断)
錬金知識や作業技術に関する技能で、それぞれの学派ごとに習得しなければなりません。錬金術では適切な材料の調合をはじめ、彫刻のような細かい手先の技術が必要とされます。実験時の判定に失敗した場合は、正しい実験結果を得ることができなくなります。・種類:元素秘学、生物秘学、精神秘学、心霊秘学、生命秘学...etc.
○自然知識
▼天文学(専門:記憶/判断)
錬金術の実験には天体の動きが影響することがあるため、〈天文学〉を学ぶ錬金術師も決して少なくはありません。内容はエルモア地方で一般に学ばれているものと全く同じです。
○錬金系術法(専門:霊力)
術法によって化学変化や物理現象などを操作する技で、純粋に物質を扱う分野と生命に関する分野の大きく2つに分かれます。どちらかといえば、黄金十字秘協会などの規模のある組織で教えるもので、個人で研究している場合は身につけていないことも珍しくありません。
○所属知識
各錬金学派や組織についての情報は、《所属知識》の技能で知ることが出来ます。
▼基本情報(一般:記憶)
◇業務手順
実験などの手順については、それぞれの《錬金術》技能として習得しなければなりません。ただし、錬金術師やその関係者を通じて何かを仕入れるなどの場合に、この判定を用いることが出来ます。◇組織構成
組織についての基本的な知識や、所属している人物に関する情報が得られます。これは個人分野として設定してある組織だけに適用されるものです。
▼業界情報(一般:導引/記憶)
錬金術の世界に関する一般的な情報について判定することが出来ます。
▼職業言語/錬金文字(一般:記憶)
錬金術はもともと秘伝という形で伝授されるものであり、そのため実験の内容などを錬金文字という暗号で示すことがあります。基本的な錬金文字は全ての錬金術師の間で共通の文字として使用されており、組織間で連絡を取り合って適当な時期に刷新するなどの行為も行われています。これは職業言語として扱われるので、錬金術師としての基本条件を充たしていれば、誰でも読み書きを行なうことが出来ます。
▼秘匿情報(専門:導引/記憶)
◇暗号
特定の集団で秘匿しておきたい情報がある場合には、個別の暗号文字が使われることになります。これを読むためには、秘匿情報の専門分野を習得している必要があります。
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