物品
○代替武器/打撃値
武器表に載っていない手近な物品を武器として扱う場合は、以下の表を参考にして下さい。効果分類についてはGMが個別に判断して構いません。
◆物品の打撃値
打撃値 物品 ― 枕や薄い本などの比較的柔らかい物品 0〜1 花瓶、分厚い本、武器の柄、ガラスの破片など 2 短い木の棒、松明、細いステッキ、大きい花瓶、果物ナイフ、こぶし大の石など 3 火かき棒、長い角材、フライパン、包丁、椅子、手のひら大の石など 4 太い鉄の棒、大きい石など
◆適性と修正値
修正値 物品 ±0 手の延長の動きで扱えるもの
握りなどがあって持ちやすいもの
数十cmほどの短いもの−1 だいたい重さのバランスがとれているもの
1m程度のまっすぐなもの−2 両手で抱えるような塊
重さのバランスの悪いもの−3 鞭のように曲がるもの
長すぎるもの
○火炎
▼強度ダメージ
火炎による影響は強度ダメージで扱われ、相手に押し付けることでダメージを与えることが可能となります。防具で防げるとGMが考える場合は、耐久値に与えられるダメージは[強度ダメージ−防御値]となります。
◇基準
強度ダメージは火炎の大きさにもよりますが、通常の松明の炎であればだいたい2点、油をかけるなどして激しく燃えている場合は3点となります。
▼判定
松明などを押し付けるのであれば、判定は接触(一般:敏捷+近接武器)と戦闘防御(一般:敏捷+回避力)で対抗判定を行ないます。
その他
一般ではあまり見かけない装備品です。
○飛び道具
▼ラッパ銃
銃口がラッパ状に広がった散弾銃の一種で、古い時代に使われていたものです。これは銃弾だけでなく釘や砂利を銃口につめて撃ち出すもので、命中率が悪いので近距離の相手にしか効果はありませんでした。▼多銃身銃
複数の銃身を備えた銃器で、銃身の側がリボルバーのように回転式となっています。かつては4銃身のものなどが作成されていますが、銃身が重く狙いがつけにくいため、現在は骨董品としてしか流通していません。▼杭撃ち用クロスボウ
杭を撃ち出すための弩で、主に獣狩りが用いるものです。▼ショットアロー
矢を飛ばすための仕掛けのある筒です。ショットナイフと同様の機構で、バネ式のものと火薬式のものがあります。▼スリングショット
いわゆるパチンコです。殺傷力はありませんが、相手を怯ませたりすることが出来ます。▼吹き矢
殺傷力はありませんが、針先に毒や麻酔薬などを仕込むことが出来ます。▼木砲(簡易大砲)
初期の頃につくられた砲銃で、その名の通り木でつくられています。耐久性が低いので数十回しか使用できず、最終的にはひび割れて壊れてしまいます。
○その他
▼仕込み指輪
主に暗殺に用いられる針を仕込んだ指輪で、握手した時や相手を殴った時に毒などを注入することが出来ます。▼時限発火装置
ゼンマイ仕掛けの発火装置で、ダイナマイトなどの着火に用いられます。▼信号拳銃
拳銃といっても煙を出す信号弾を射出するもので、通常の銃弾を撃ち出すことは出来ません。ロケット花火のような弾頭を先込めし、着火して上に向けて発射します。▼煙幕弾/煙玉
手投げ式の煙幕弾で、目くらましとして用いられます。これはもともと獣狩りが動物避けに使用していたもので、特定の獣が嫌う匂いなどを混ぜる場合もあります。