一角鼠
○判定
▼不明度:3
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)▼集団データ:一角鼠
○基本情報(一般:±0)
▼名称:一角鼠/ホーンド・ラット
認識:一般動物/注意
利用:食肉として利用されていますが、あまり都市で流通することはありません。▼生息地域:全域/荒野、草原、林縁部など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:数体〜十数体
反応:中立▼外見:
40〜50cmくらいの大きさの、ウサギのような体型をした動物です。プレーリードックによく似た顔立ちで、敵にみつかりにくいように茶系統の毛色となっています。その名の通り額の中央に螺旋状の、10cmほどの長さの角があります。春〜秋にかけて毛は濃い茶色ですが、冬季には白い冬毛に変わります。▼概要:
体型はウサギとよく似ていますが、ネズミの仲間です。荒野や草原に穴を掘って住み、群れをつくって集団で生活します。移動方法もウサギに似ていて、後ろ足で跳ねるようにして歩きます。そのため、ウサギの仲間だと勘違いしている人も多いようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ネズミ類
彼らはウサギのような足跡を残して移動しますが、歩幅や足跡(指の形など)が異なるため、狩人などはわりと簡単に見分けられるようです。▼詳細情報:
雑食性で、草、木の実、花弁、虫など、様々なものを餌とします。土の中に巣穴を掘り、そこで集団で暮らしています。穴はそれほど深くはありませんが、全長では100mを越える長さになります。出入り口はそれほど多くはありませんが、離れた場所にいくつかつくっておくようです。
毛皮の色によって背景に溶け込んでしまうので、単独では見つけにくい動物ですが、彼らは集団で生活しているため、遠くからであれば発見するのはそれほど難しくはありません。しかし、群れには見張り役がおり、外敵が近づくと警戒声を発して仲間に知らせます。すると、一斉に巣穴に潜り込んで危険が去るまで中でじっとしています。外敵の接近に気付いて巣穴に入ってしまうと、安全が確保できるまで姿を隠したままとなります。▼角:
基本的におとなしい動物ですが、角を触られた場合は反応が一変し、激しく興奮して威嚇を行います。角の長さは群れの中での地位に関係するらしく、リーダーとなるオスは長く立派な角を持っています。しかし、巣穴に潜る時に邪魔になるためか、最大でも20cm程度のものしか記録に残っておりません。メスも角を持っていますが、長さは7〜8cmとやや小ぶりです。
繁殖期にメスをめぐる争いをする時も、この角をつき合わせて戦います。角は骨が変化したものであり、生えかわることはありません。そのため、折れたらそれでおしまいとなります。角が折れたオスは権威を失い、社会階級の下層へと追いやられてしまいます。中には群れを出て行く場合もあるようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 4 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応:10 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 4 生命値: 6▼行動力:14
▼移動力:13
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 4(角*気絶武器:1)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避:10
防御値:なし▼戦闘方法:
人間を見ると逃げ出すのが普通なので、遭遇しても特に気をつける必要はないでしょう。しかし、積極的にこれを狩ろうとする場合は別です。もし仲間がつかまったりしたら、全員で敵を取り囲み、額の角で攻撃を仕掛けます。角は尖端が鋭く、集団を相手にする場合は思わぬ怪我を負うこともあるでしょう。
この動物のおもしろい特徴に、擬死行動を取るということがあります。傷を負った時に死んだふりをしたり、傷が重いようなそぶりを見せて敵をだますということをします。そして、油断した隙に逃げ出したり、突然飛び起きて攻撃を仕掛けるのです。騙されて目の近くに攻撃を受け、失明しかけた人もいるくらいなので、小さいと思って油断するのは禁物です。
○特殊能力(不明)
▼命の回復(自動発動)
能力:― 作用:回復値1 対抗:―
効果:角には治癒能力があり、1ラウンドにつき1ポイントの生命値を癒すことができます。一角鼠が行う擬死行動はこの回復能力を利用したものです。便利な能力ですが治すのは自分の傷に限られ、死亡した後に治ることもありません。
○バリエーション(専門:+4)
・きわめて稀にですが、他者の傷を治す力を持った個体が誕生するようです。また、特定の病気や毒を癒すものもいるといいますが、実際に治癒したという記録は存在しておらず、信憑性のある話ではありません。
・森林の中に住み、木の洞などを巣穴とする種もいるようです。この種は角も小さく、単独で生活しています。
・乾燥地帯に住む種は、水の臭いをかぎ分ける力があるようで、岩の割れ目などから出る湧き水を探しだすことができます。これを利用して、地下水脈を探し出す人たちもいます。
・ペルソニア大陸には角が2本生えている亜種がいます。
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ヨロイトゲウサギ
○判定
▼不明度:4
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)▼集団データ:ヨロイトゲウサギ
○基本情報(一般:±0)
▼名称:ヨロイトゲウサギ
認識:一般動物/注意
利用:なし。食べることもできますが、あえてこれを狩猟対象とする者はいないようです。▼生息地域:全域、ペルソニア/荒野、乾燥地帯など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:まれ
出現数:数体〜数十体
反応:中立▼外見:
基本的な形態はウサギですが、額から背中にかけての皮膚は鱗化しており、その上にワニのような細かい刺が生えています。荒野に住むため、敵に見つかりにくいよう全身は茶色で、お腹の部分だけ白くなっています。体長は50〜60cm程度あります。ウサギにしては耳が短いのも特徴の1つです。▼概要:
ウサギの仲間ですが、頭から背中にかけて棘の生えた鱗を持っていることから、このような名前がつきました。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/ウサギ類
▼詳細情報:
群れつくる珍しいウサギです。通常、1つのグループは20匹前後で形成されますが、40匹以上が集まることもあります。群れはリーダーに統率されており、指示によって行動します。深く掘った巣穴を中心とした縄張りを持っていますが、生活圏はそれほど広くなく、だいたい100〜200m程度を最大の行動半径とします。なお、水をほとんど飲まずに生活できるため、水場を確保する必要はありません。
巣穴の出入り口は、いざという時のために幾つもつくってあります。周囲に餌がなくなると巣を変えるのですが、前の巣と一部を共有しつつ、少しずつ生活の場を移動させてゆきます。そのため、1つのグループがつくる巣穴はすべて繋がっており、全長数キロにもなる場合があります。
基本的に臆病な動物であり、外敵の接近に備えて、必ず巣穴の入り口近くに見張りを立てています。見張り役は敵が近づくと警戒声を発して仲間に知らせます。この声は数キロ先まで響き渡り、他の弱い生物もこれを頼りにしていることがあります。
採食時は地面にぴったりと張り付き、腹側の白い部分を隠して外敵に見つかりにくいようにしています。警戒声が聞こえた時は、すぐに手近な出入り口に身を隠します。もし逃げ遅れた個体がいた場合は、群れの大人は全員で救出に向かいます。逃げ遅れたものは、体を丸くして外敵から懸命に身を守り、仲間の救けを待ち続けます。なお、違う群れの個体も外敵と見なされ、侵入者がいると集団で追い出しにかかるようです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 5 敏捷: 8 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応: 8 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 5 生命値: 7▼行動力:12
▼移動力:14
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/聴覚(強化+4)/視覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 5(牙*気絶武器:0/刺鱗*気絶武器:0)▼回避
戦闘防御: 8
反射回避: 8
防御値: 3(鱗)▼戦闘方法:
自ら積極的に攻撃をしかけることはありませんが、仲間が襲われている場合は群れ全体でこれを助けようとします。攻撃を仕掛ける場合は噛み付くか、体を丸めるようにして繰り返し体当たりをします。これはあくまでも外敵だけに対して行う行動です。
繁殖期にもオス同士で争いを行いますが、その場合は後肢で蹴ったり、立ち上がって前肢でパンチをするくらいです。また、違う群れの個体の場合は、額で相手のお尻をつつくようにして追い立てます。
○バリエーション(専門:+4)
・岩場の多い草原に住み、岩の隙間を住処とする亜種もいます。
・全身の毛が鱗化し、大きく鋭い刺を持った亜種がいるという報告もあります。
・山地に住んでいる亜種の中に、斜面を転がって外敵に体当たりをする群れがいるという話があります。
・特に泳ぎを得意とする種がおり、川の岸辺に巣穴を掘って生活しています。巣穴の入り口は木や草で巧みに隠されています。
・乾燥地帯に住む種には、サボテンを好んで食べるものもいるそうです。
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白金鼠
○判定
▼不明度:4
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)▼集団データ:白金鼠
○基本情報(一般:±0)
▼名称:白金鼠/プラチナ・ラット
認識:変異体/注意
利用:金属の採取など▼生息地域:全域/山裾、岩場など
活動期:春〜秋/夜行性
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:基本的には単独。ただし、子連れの場合は5〜8匹ぐらいで行動する
反応:中立▼外見:
白金色の毛をもつ、体長60〜70cmほどの大型ネズミです。ハリネズミのように体中にトゲをまとっているのが特徴で、日の光を浴びると全体が淡く輝いて見えます。トゲは長さが20cmほどもあり、太さも人間の小指ぐらいになります。体はずんぐりとしていますが、顔は吻部が長くとがった感じを受けます。手足は短く、外部からはあまりよく見えません。▼概要:
白金色のトゲを持つ、きわめて珍しい動物です。トゲは外敵から身を守るためのもので、毛針を飛ばして攻撃を仕掛けることが出来ます。このような能力を持つため、一般には変異体として認識されています。しかし、ひそかにこれをペットとして飼っている者もいるようです。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/哺乳類/ネズミ類
▼詳細情報:
雑食性であり、ミミズや昆虫などを食べて生活しているようです。灌木の根元近くや岩の隙間などに巣穴をつくって住んでいます。夜行性の動物で、昼間は巣の奥で眠っていますが、夜になると餌を探しに出かけます。
体はずんぐりとしているため、素早く動くことはできません。そのため、巣穴からあまり離れた場所には行かないようです。もし見逃したとしても付近を丹念に調べれば、巣穴に隠れている姿を見つけられることでしょう。巣穴は入り口の部分以外はまっすぐに掘られており、入り口さえ壊すことが出来れば捕獲にはさほど苦労しませんが、数mほどの深さがあるので明かりで照らさなければ奥まで見通すことは出来ません。▼トゲ:
トゲは外敵から身を守るためのもので、普段は後ろに寝ているのですが、興奮するとまっすぐに逆立ちます。何かに襲われるとトゲを立てたまま丸くなり、じっとして敵が去るのを待ちます。相手が立ち去らない場合は、このトゲを飛ばして相手を攻撃します。
トゲの外殻は金属に覆われていますが、内部は皮膚が硬質化したものです。白金鼠とはいうものの、トゲに含まれる金属は必ずしも白金というわけではありません。ただ、発見された時に調査した個体の毛が、たまたま白金を含んでいたことが由来のようです。
含んでいる金属の種類は個体によって異なり、毛の色も金属によって違いますが、地域で傾向が見られます。岩などを舐める習慣があるという報告から、口から採取した鉱物を何らかの形でトゲの形成に利用していると考えられています。しかし、変異体ということであまり熱心には研究されていないので、詳しい仕組みはよくわかっておりません。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 5 敏捷: 6 器用: ―
記憶: 3 判断: 4 感応: 7 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 5 生命値: 7▼行動力:11
▼移動力: 6
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし
特殊攻撃:毛針*気絶武器(効果値4+1)▼回避
戦闘防御: 6
反射回避: 5
防御値: 2(毛針)▼戦闘方法:
敵があらわれると丸くなって身を守ります。普通は相手があきらめるまで待ちますが、そのままの状態が長く続いてストレスがたまると、針を飛ばして相手を攻撃します。
捕らえる場合は、動きを止めている時に、目の細かい網や隙間のないカゴをかぶせるのが普通です。そうするとすぐに針を飛ばしてくるので、続けざまにいくつもアミをかぶせたり、あるいは何重にもなった厚めのカゴをかぶせるなど、素早い対応が必要となります。毛針には限界があるので、静かになったところで取り押さえれば、あとはそれほど危険なことはありません。
○特殊能力(一般:+2)
▼白金の毛針(能動発動)
能力:― 作用:効果値4+1 対抗:反射回避
距離:0 時間:一瞬 範囲:影響範囲
効果:毛針を飛ばして相手を攻撃します。毛針は長さ20cmほどもあり、先端には釣針のような返しがあるため、刺さってしまうとなかなか抜けません。
○バリエーション(専門:+4)
・ペルソニア大陸には岩場での生活に適応し、針が短くなった亜種もいるようです。
・非常に頭のよい個体がおり、人間の目を狙って正確に針を飛ばしてきたという記録があります。しかし、同じような個体が後に発見されたことはありません。この個体は、虫の捕獲に針を使っていたという話です。
・一部の地域に住む個体は擬死行動を取り、油断させたところで飛び上がって攻撃を仕掛けます。この地域に住む亜種は、通常の種とは針の模様が異なるそうです。
○未知(不明)
トゲから取られた金属が、通常の金属とは異なる性質を示す場合があります。多くの場合は変異現象ということで片づけられてしまいますが、これは再現性のある現象で、どの種でも共通して見られます。
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イワハリネズミ
○判定
▼不明度:6
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)▼集団データ:イワハリネズミ
○基本情報(一般:±0)
▼名称:イワハリネズミ(岩針ネズミ)
認識:一般動物/注意/忌避
利用:なし▼生息地域:全域、ペルソニア/山地、岩場、荒野など
活動期:通年/昼行性
遭遇頻度:非常にまれ
出現数:単独〜数十体
反応:中立▼外見:
体長50cmほどのハリネズミで、毛も地肌の色も黒鉄色です。岩の隙間に顔をつっこみやすいように吻部が長く、舌も長めです。ハリの長さはそれほどではありませんが、興奮してハリを逆立てると体が一回り大きく見えます。▼概要:
硬い毛針を持つ大型のハリネズミです。このハリネズミの住む近くでは、なぜか方位磁針が狂うらしく、それに惑わされて死亡した者もいるという話があります。そのため、登山家や探検家などには嫌われています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:変異動物/哺乳類/ネズミ類
▼詳細情報:
岩場に住むハリネズミで、岩場では目立たない黒鉄色の体を持ちます。針は非常に硬く、相当の力を加えても曲がりません。
通常は数体から約20個体ほどで群れをつくっており、岩の隙間に隠れて生活しています。朝などは岩の上で日光浴をしていることもありますが、遠目にはなかなか気づきません。雑食性で、草などを主食としていますが、岩の隙間にいる虫やトカゲなども食べます。巣は草を集めて敷き詰めたもので、それぞれの個体が個別の住処を持っています。
群れは緩やかな社会であり、なわばりを共有しあう個体の集合といった方が正しいかもしれません。しかし、なわばりに入り込んだ者に対しては、協力してこれを排斥しようとします。普段はわりとのんびりした生活を営んでいるのですが、侵入者に対しては積極的に攻撃を仕掛けます。そのため、何も知らずに足を踏み入れた動物や人間が、手ひどい目に遭って逃げ出すこともよくあるようです。このような性質を持つため、あまり研究の進んでいない動物です。▼針
このハリネズミは磁鉄鉱や砂鉄を食べる性質があり、それが針に蓄積されるため、非常に硬くなります。針は金属を引きつける能力を持っており、吸い寄せられた金属は同じだけの磁気を帯びてしまいます。しかし、非常に不思議なことに、遺体に金属を近づけてもそれほど急激に引きつけられるということはありません。これは生体だけに顕著に見られる現象のようで、この能力のために変異体として扱う研究者もいます。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 5 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 4 判断: 4 感応: 8 霊力: 5▼抵抗力/耐久値
精神抵抗: 5 精神値:11
自我抵抗: 4 自我値:10
生命抵抗: 5 生命値: 7▼行動力:12
▼移動力: 7
▼状態変化:通常
知能:動物なみ
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/視覚(強化+4)/鼻の触覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
格闘攻撃:格闘打撃 5(牙*気絶武器:0)
特殊攻撃:突進攻撃 5(毛針*気絶武器:1+)▼回避
戦闘防御: 7
反射回避: 8
防御値: 1(毛針)▼戦闘方法:
彼らは非常に臆病ですが、なわばりまで侵入して来る敵に対しては果敢に攻撃を仕掛けます。その攻撃方法が非常に独特で、体を丸めたまま岩場の上から転がり落ち、敵に体当たりをするというものです。数匹程度ならばなんとかかわすこともできますが、これが群れ全体ともなると恐ろしいことになり、痛い目にあうのは間違いないでしょう。
○特殊能力(不明)
▼金属の吸い寄せ(能動発動)
能力:― 作用:難易度5 対抗:―
距離:0 時間:集中 範囲:半径10m
効果:精神集中を行なっている間は、磁力を放射することが出来ます。この間、近くに存在する金属は、自動的に吸い寄せられてゆきます。
○未知(不明)
金属の吸い寄せはハリネズミの意志によって行なわれています。これは磁力を増幅する性質を持つためで、興奮すると発現する能力のようです。この種は、かつて磁力の変化で何らかの情報を感じ取る能力を持っていたのですが、現在では退化してしまっているようです。個体によっては、特定のパターンで磁石を近づけると、鳴き声を上げたり落ち着かなくなったりするようです。
先頭へ
白夜リス
○判定
▼不明度:8
衝撃度:0▼判定技能
一般分野:動物知識(一般:記憶+生物知識)
基本情報/ファイン=ファウンド(一般:記憶+範囲情報)
専門分野:動物学(専門:記憶+生物知識)
○基本情報(一般:±0)
▼名称:白夜リス
認識:一般動物/特殊
利用:なし▼生息地域:ファイン=ファウンド
活動期:不明
遭遇頻度:きわめてまれ
出現数:単独
反応:一般化できるほど目撃例は多くない(実際は中立〜友好)▼外見:
純白の毛皮をもつリスで、赤い瞳が印象的です。頭胴長は25〜30cmほどになり、尾も同じくらいの長さになります。寒い地方に住むため非常に長く柔らかい毛を備えています。▼概要:
白夜の期間にまれに生まれるという、伝説のリスです。北方の赤人の言い伝えにのみ残っている動物で、一般の人には殆ど知られておりません。▼伝承・噂:
赤人の伝説では、神に祝福された人間を見分けることができ、自分が認めた人物を主人として一生仕えるのだといいます。それから、赤人の英雄が魔物と戦った時に、それを助けたという話も伝わっています。しかし、ここでいう神とは赤人の神であるため、その伝説は他の宗教からは否定されています。
○専門情報(専門:+2)
▼専門分類:一般動物/哺乳類/リス類
▼詳細情報:
生体での捕獲はおろか、野生状態でもほとんど目撃された記録はありません。人間にはほとんどなつかず、大きい動物を見るとすぐに逃げ出すといいます。わずかに残された痕跡を手がかりにすると、植物の種子を食べること、夏でも毛は白いままであるということ、それから冬季でも冬ごもりをせずに活動するらしい、ということだけです。
○データ(専門:+2)
▼能力値
導引: ― 体力: 3 敏捷: 7 器用: ―
記憶: 6 判断: 7 感応:11 霊力:10▼抵抗力/耐久値
精神抵抗:10 精神値:18
自我抵抗: 7 自我値:13
生命抵抗: 3 生命値: 3▼行動力:18
▼移動力:11
▼状態変化:通常
知能:動物なみ?(実際:低い)
弱点:なし
属性:聖気
感覚:一般/夜目/視覚(強化+4)
○戦闘(専門:+2)
▼攻撃
通常攻撃:なし▼回避
戦闘防御: 9
反射回避:13
防御値:なし▼戦闘方法:
人を見かけると逃げ出すのが通常の反応のようですが、詳しいことは殆ど何もわかっていません。
○特殊能力(不明)
▼心話(自動発動)
距離:無制限 時間:無制限 範囲:1対象
効果:心で会話する能力で、あらゆる生物と意志の疎通ができます。▼術法補助(能動発動)
能力:霊力 作用:― 対抗:―
距離:10m 時間:一瞬 範囲:術法1つ
効果:協力した者の術法の達成値に、自身の霊力を基準に行なった判定の達成値を加えることが出来ます。いかなる術法に対してもサポートは可能ですが、術法が発動した際には達成値の分だけ精神値を消費します。また、術法補助の判定に失敗した場合、術の発動自体が失敗するというデメリットもあります。
○未知(不明)
動物としては非常に知能が高く、時には人間の子供並みの理解力を示すこともあります。しかし、普段はそのような素振りを一切見せることはありません。
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