○基本
▼主要地域
・よもぎ通り:
農耕地、草原など
・よもぎ丘:
農耕地、草原など
・メイフィアの町:
農耕地、住宅地、草原など
・ペルグラーノ村:
農耕地、丘陵地、住宅地など
▼施設・名所
・公共:サンディール砦、永遠の木、私立ラインフォード学園
○よもぎ通り
よもぎ丘へと続く道で、人々がピクニックに向かう時に利用します。近辺では農家が酪農や果樹栽培を営んでおり、牧歌的な風景が広がっています。
○よもぎ丘
街の北東にある小さな丘で、頂上にはエクセリール王朝時代に建てられたサンディール砦が今も置かれています。丘の裏手もなだらかな起伏の丘陵地が続いておりますが、そこから少し進むと小高い山や林があらわれるようになります。
この周辺では酪農が行なわれており、牛や羊が草を食む牧歌的な風景が広がっています。休日にはピクニックに訪れる人も多く、のんびりと休暇を楽しむ家族連れやカップルの姿が見られます。特に早春から初夏にかけての風景は美しく、ヒナギク、ノアザミ、タンポポなどの花々が咲き乱れ、人々の目を楽しませてくれます。
・関連:エイシャ=ボネーリア
▼サンディール砦
もともとはカイテイン帝国に対する防備の目的で、エクセリール王朝時代に建てられた砦です。その後、サリュンティル一帯はエリンブラッフ王国、ペトラーシャ連合王国の領土となりますが、それらの時代においてもこの砦は維持され、幾度もの改修が行なわれて来ました。しかし、この砦が実際に機能したのは、エクセリール王朝の時代にまで遡ることになり、現在では殆ど放置されている状態です。
ここは古い建物がぽつんと丘の上に建っているだけで、きちんとした施設として整えられているわけではないため、あまり観光に訪れる人はおりません。かつて壁だった場所の幾つかは大きく崩れ、昔は見渡せなかった砦の入り口が外からも見えています。割れてしまった敷石も多く、隙間からは雑草が顔を覗かせています。
砦の中まで足を踏み入れるのは、ピクニックに訪れた人々や近隣に住む子供たちで、殆どは男の子の遊び場として使われています。なお、危険な場所は柵で囲ってあるので、よほど無茶をしない限り事故が起こることはないでしょう。
◇改名
砦の名称が変更されたのは、統一ペトラーシャの支配がはじまってからのことです。これは改修時に起こった事故に由来するもので、建材に混ざっていた雷石(サンディ・ロック)によって大きな爆発事故が起こったことから、一般にこのように呼ばれるようになり、やがて正式な名称になったのだと伝えられています。
▼永遠の木
ピクニック場のシンボルとなっている大木と、その隣にある朽ちた大きな木の躯です。この木は「永遠樹」と呼ばれるカシの一種で、サリュンティルは分布の北限となり、市の周辺でもここでしか見られません。伝承では100年に1度、黄金の葉をつけると言われており、その葉を手に入れたものはどんな願いでも叶えることが出来ると伝えられています。また、この木の枝から妖精が顔を覗かせていることがあるという噂もあり、幸せの木として市民から愛されています。
○メイフィアの町
オルセル川とフルーレ川の再合流地点にある町で、サリュンティルから北に5kmほどの場所にあります。この辺りは牧歌的な光景が広がる農村地帯で、畑作や酪農が主要な産業となります。
▼私立ラインフォード学園
この町には初等学校と中等学校を兼ねた「私立ラインフォード学園」があり、サリュンティルの上層市民の子弟の一部も、ここで寄宿生活を送っています。
○棚坂通り
裸足通りからペルグラーノ村へと繋がる坂道で、この辺りにさしかかるとブドウ棚が目につくようになります。
○ペルグラーノ村
市の北西にある丘の上の村で、一帯ではブドウの生産が行なわれています。
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