北東地域
焼物街

基本情報施設・名所人物・集団


 

基本情報


○解説

 陶磁器、煉瓦、タイル、ガラスなど、焼き窯を持つ工房や、それらの品物を取り扱う問屋が集中している地域で、高く突き出た煙突からいつも煙がたなびいています。ティルノーブリア地方では、緋焼き陶器と呼ばれる焼き物が特産として知られており、この近辺にも有名な工房が幾つもあります。


▼分類
・窯場街

 工業地
 住宅地(中層〜中下層)
・黒壁通り

 住宅地(中層〜中下層)
・六日街
 主に住宅地(中下層〜下層)
・緋色通り

 商業地
 住宅地(中層〜中下層)
・硝子街

 工業地
 住宅地(中層〜中下層)
   


○主要地域

▼窯場街
 焼物街の中央を走る通りで、工房の敷地にはたくさんの瓶や煉瓦が積まれています。全体に東に向かって傾斜する坂の街となっており、これを利用して登り窯がつくられています。


▼黒壁通り
 窯場街と住宅街を隔てる道で、窯場から流れて来る煙で家々の壁が黒ずんでいることから、このように名付けられました。この通りの西側は平坦な街となりますが、東側は坂になっています。


▼六日街
 主に工場労働者が多く住む、全体にみすぼらしい印象の街です。住人の殆どが休みも取らずに働いていることから、日曜日がないという意味で祝杯通りと呼ばれています。建物の多くは小さなもので、表通りでもあまり隙間を置かずに建てられています。


▼緋色通り
 この大通りには硝子や陶器を取り扱う問屋が並んでおり、市外からも商人が買い付けに訪れます。


▼硝子街
 その名の通りに硝子工房が並んでいる地域で、硝子産業で知られるルワール大公国の出身者も多く住んでいます。


○イベント

▼焼物市(8月28日〜30日)
 緋色通りを中心に焼物街全体で催されるイベントで、様々な種類の陶磁器や硝子製品が通りに並べられます。もともとは質の悪い品や在庫品を安く売り出すための市でしたが、現在では高価な一級品も販売されるようになり、掘り出し物を求める客で朝から賑わいます。最終日の8月30日に開かれる品評会には、市外の窯元からも出品されています。


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施設・名所


○種類

▼一般
 マデリーン陶器窯ファリアージュ陶器工房ベルムニー陶器窯陶器店「アムール商会」大衆酒場「皿投げ屋」ガラス工房「彩花」


○窯場街

▼マデリーン陶器窯
 緋焼き陶器と呼ばれる南部特産の焼き物をつくっている工房です。淡い緋色地の焼き物に描かれたクリーム色の植物模様が美しく、いつまで眺めていても飽きを感じさせません。作品はすべて小売店に渡してしまうので、ここでは販売はしておりませんが、気に入った作品のうちの何点かは置いてあるので、頼めば見学させて貰うことができます。

・関連アムール商会


▼ファリアージュ陶器工房
 ファリアージュの陶器は、かすみがかった繊細な淡い染め付けが特徴で、壮麗な絵付け皿や絵壷を製造しています。しかし、かつては有名だったこの工房も、最近は外国からの輸入品に押されて、年毎に生産規模が縮小しているようです。


○黒壁通り

▼ベルムニー陶器窯
 かつて一世を風靡した立体陶器を作製している工房です。特に金魚皿が有名であり、赤色の小さな金魚たちが戯れる姿は躍動感にあふれ、まるで本当に生きて泳いでいるかのような錯覚を抱かせます。


○緋色通り

▼陶器店「アムール商会」
 有名な「マデリーン陶器窯」の品物を扱っている大店で、国外の業者とも取り引きがあります。ここは店の左半分を問屋としての倉庫スペース、右半分を小売り用の展示スペースと事務所に使用しています。

・関連マデリーン陶器窯


▼大衆酒場「皿投げ屋」
 消防署のすぐ近くにある大きな酒場です。この店では、周辺の陶器工房やガラス工房から、売り物にならない失敗作を安く買い取り、店内でのイベントに利用しています。たとえば、番号札に皿を投げて景品を当てる円盤当てや、ガラス製品を壁や床に投げつけて割るストレス解消コーナー、あるいは店内にいる占い師が行なっている割れ皿占い、といったものです。特に割れ皿占いはよく当たると評判で、このためにわざわざ離れた街から訪れる人もいるようです。

・関連チャド=スティンソン


○硝子街

▼ガラス工房「彩花」
 細工物を中心としているガラス工房で、色ガラスによる光の芸術に挑戦しています。多くの若い職人を抱えているために、かなり経営は大変なようです。見習いがつくったアクセサリーなどを錠前通りの店で安く売り出しており、女学生たちがよく買いに来ています。

・関連リーブル=マクナーン


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人物・集団


○人物

▼フィルモア=ペイヴェルト
 種族:白人  性別:男  年齢:64  職業:陶器職人
 居住:窯場街  出身:ワールフィリア

解説:頑固一徹、筋金入りの職人魂で知られる陶器職人で、彼のつくる緋焼き陶器は国外でも高い評価を得ています。弟子には非常に厳しく、一切の妥協を許さない彼ですが、今年で5歳になる孫娘のマリーベルにはひたすら甘く、そのことで毎日のように嫁に文句を言われています。

一言:「マリーちゃん、明日はおじいちゃんと服を買いに行こうね♪」


▼チャド=スティンソン
 種族:白人  性別:男  年齢:36  職業:占い師
 居住:名無し通り  出身:サリュンティル市

解説:かつてはトライアングル広場で皿回しなどの大道芸をしていたのですが、ある時、弟子が割った皿を見て何となく思ったことを口にしたところ、それがずばり適中してしまいます。その後、同じようなことが何度かあって、周囲にも勧められて占い師としての仕事も始めたところ、よく当たるということで評判になり、やがて占いを本業とするようになりました。
 しかし、彼は割れた陶器の欠片を見ないと、未来のイメージがまったく頭に浮かばないらしく、仕入れや移動に苦労していました。そんなある日、緋色通りにある「皿投げ屋」という大衆酒場が、周辺の工房から売り物にならない失敗作を安く買い取り、店内でのイベントに利用していることを聞き付けます。そこで、彼は店のマスターに交渉して、店内で占いをさせてもらうようになり、現在は酒場ともども繁盛しているようです。

一言:「(パリーン)……ふむふむ、あなたには女難の相が出ておりますな」

・関連大衆酒場「皿投げ屋」


▼リーブル=マクナーン
 種族:白人  性別:男  年齢:30  職業:硝子職人
 居住:硝子街  出身:フロンド

解説:現在、最も注目されている硝子職人で、10年ほどルワール大公国に修行に出て、技術を磨いてきました。灯りをつけるとステンドグラスのように幻想的な光が広がる、色硝子をモザイク状に配置したランプが特に人気で、方々から注文が殺到しています。そんな彼ですが、最近は作品の製作に身が入らず、周囲を心配させています。その原因は恋の悩みで、以前に市場街で見かけた娘に一目惚れしてしまったようです。しかし、通りすがりの名も知らぬ相手で、手がかりも殆どないため探すことも出来ず、ただ溜め息をつきながら彼女のことを思い返す日々を過ごしています。

一言:「はあぁぁ〜〜〜〜、彼女はいったいどこの誰なんだろう……?」

・関連ガラス工房「彩花」


▼ウィリー=ロパーズ
 種族:白人  性別:男  年齢:10  職業:学生/初等学校
 居住:欠片通り  出身:サリュンティル市

解説:市立第二初等学校に通う、やんちゃで破天荒な少年です。悪戯好きでいつも教師に手を焼かせており、少々度が過ぎて騒動に発展することもあります。しかし、非常に真直ぐな気性の持ち主であることから、彼の将来について心配する人はいないようです。また、行動力もあって周囲の面倒見も良いことから、クラスの中でも人気があります。

一言:「よし、俺に任せておけよ!」

・関連市立第二初等学校


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