基本情報
○解説
「レオリアの丘」の頂上にある地域で、以前はここにベルアジュール城が建っていました。サリュンティルを一望できる城趾公園があるため、観光地の1つとなっています。
▼歴史
少し高台になっているこの地域は、かつては木々に覆われた丘であり、エリンブラッフ王国時代にはベルアジュール城が置かれておりました。しかし、聖歴524年に地震による建物の崩落が起こってから、伯爵家は天使の広場のある土地へ城塞を移します。
その後、移動に不便なこの一帯は、市の発展に取り残されたまま長く放置され、崩落した斜面も草木が生えるままとなっていました。しかし、聖歴680年代を過ぎた頃に住宅地としての再開発が行なわれ、現在は中層市民が暮らす住宅地となっています。
▼ベルアジュール城(聖歴320年代〜524年)
内壁:城趾公園の外郭道路、朽木通り、星見通りなど
外壁:斜陽通り、朽木通り、修道院通り、剣通り、緑林通りなど
▼分類
・城趾通り:
観光地
住宅地(中上層〜中層)
・朽木通り:
主に住宅地(中上層〜中層)
・修道院通り:
主に住宅地(中上層〜中層)
・星見通り:
住宅地(中上層〜中層)
商業地
▼城趾通り
レオリアの丘の中央を通る道で、この一帯にはかつてベルアジュール城塞が建っておりました。この通りの東側は崩落をまぬがれた地域で、現在は城趾公園として一般に公開されています。崩落が起こったのは西側の朽木通り、星見通り、修道院通りで囲まれている地域で、現在は整地されて住宅地に変わっています。
▼朽木通り
聖歴524年に起こった地震の際に、ここから北の斜面に向かって崩落が起こり、一帯は大量の土砂で埋め尽くされてしまいました。ベルアジュール城の北側は林となっていたのですが、ここに生えていた木々は片付けられないまま放置されていたため、後に朽木坂と呼ばれるようになりました。そして、新たに住宅地として整備され、鋪装路がつくられてからも、ここはずっと朽木通りという名前で呼ばれています。
▼修道院通り
シャレスタ修道院のある通りで、かつてはベルアジュール城塞の外壁があった場所です。なお、聖歴524年に起こった地震で、近くにある朽木通りや星見通りの辺りは崩落しておりますが、この辺りは無事だったため古い時代の建物がまだ残っています。
この通りはやや高台に位置しているため、ほろ酔い通りへと進む2本の道は、線路の上を高架橋が交差する形になっております。なお、トライアングル広場の西側は平坦に掘り下げられ、線路と同じ高さに合わせてあります。
▼星見通り
かつての城塞の内壁があった場所ですが、現在は完全に取り壊されています。なお、星見の塔と呼ばれる7つの塔は、撤去されないまま現在も道沿いに残されています。
先頭へ
施設・名所
○種類
▼公共
城趾公園、歴史博物館、五つ星の塔、市立第三初等学校、レオリア中等学校、シャレスタ修道院/貞節の館▼一般
星読み書店
○城趾通り
▼城趾公園
ここはエリンブラッフ王国時代に建てられたベルアジュール城(聖歴320年代〜524年)の一部だった場所であり、現在は市民公園として公開されています。石垣の上に設けられた展望台からは市内を一望することができ、ベンチに座りながら美しい風景を楽しむことが出来ます。
◇歴史
ここはエクセリール王朝時代にレオリア砦が置かれていた場所です。その後、エリンブラッフ王国時代の聖歴320年代にこの砦は改修され、ベルアジュール城が建設されました。しかし、聖歴524年に起こった地震によって、城の約3分の2が土砂崩れによって崩落したため、伯爵の居城はフルーレ川沿いに移転されることになります。
その後、崩落をまぬがれた建物は長く閉鎖されていたのですが、ペトラーシャ継承戦争時に残った部分を改修して、都市防備のための砦として用いるようになります。しかし、人民革命以後の平和な時代が訪れると、砦は再び改修されて公園として市民に開放され、現在は観光名所の1つとなっています。
◇歴史博物館
城塞の一部を改修して造られた博物館であり、ここに城が置かれていた頃の歴史を中心とした郷土資料や、古い時代の衣装、武具、あるいは美術品などが展示されています。
◇五つ星の塔
監獄として利用されていた建物で、地下には水牢の跡があります。
▼サリュンティル市立/第三初等学校
もともとは城塞内の兵舎だった建物で、現在は改修されて初等学校の校舎として利用されています。古い時代に造られた建物のため通気性や採光性が悪く、子供たちからは不評のようです。
▼サリュンティル市立/レオリア中等学校
周辺地域に住む富裕階級の子弟のために、城趾公園の隣に新しくつくられた学校です。
▼シャレスタ修道院/貞節の館
聖歴458年に設立された、女性神官だけが務める修道院です。聖歴524年に起こった地震でベルアジュール城が崩落した際にも、この建物は全く被害を受けることがなかったため、建設当時のままの古い姿をとどめています。
▼星読み書店
星にまつわる伝承や童話ばかりを揃えている、とても珍しい専門書店です。ここではペトラーシャの出版物だけでなく、他国から輸入した書物も多く取り扱っています。
先頭へ
人物・集団
○人物
▼ジュリオ=ピノー
種族:白人 性別:男 年齢:23 職業:飴細工職人
居住:斜陽通り 出身:サリュンティル市郊外解説:城址公園で露店を出している飴細工職人で、彼のつくる様々な形の飴は、近所の子供たちに大人気です。非常に手際がよく、あっという間に注文通りの飴をつくる様は、まるで手品を見ているかのようです。また、客寄せのための軽妙な語りも一級品で、観光客も思わず店の前で足を止めてしまいます。
一言:「さあさあ、魔法の飴を見てらっしゃい!」
・関連:城趾公園
▼恋するアドレーヌ
種族:白人 性別:女 年齢:19 職業:店員/パン屋
居住:修道院通り 出身:サリュンティル市解説:幼い少女のようなはにかんだ笑顔が魅力の娘で、近所のパン屋で働いています。彼女はとても惚れっぽく、気になった相手にラブレターを送りまくることで有名です。しかし、その恋が長続きすることはなく、すぐに彼女の方から別れ話を切り出すようです。
限定情報:彼女は好きになる相手の中に、無意識のうちに幼い頃に亡くした父親の面影を求めています。そのため、落ち着いた雰囲気の年上に恋することが多いのですが、付き合っているうちに理想と現実の違いを感じはじめ、その違和感に我慢しきれず結局別れることになるようです。
一言:「ごめんなさい……あなたが悪いんじゃないんです。きっと私がいけないんです……」
▼オーソン=ペイルズリー
種族:白人 性別:男 年齢:64 職業:童話作家
居住:星見通り 出身:ぺトルラーン市解説:かつて学問院で数学を教えていた彼ですが、引退後に忙しい息子夫婦のかわりに孫の面倒を見ているうちに、童話文学の面白さに引き込まれてゆき、自ら童話を創作するようになりました。そして、その話が口づてで広まってゆき、それを聞き付けた出版社から依頼が来て、60歳にして童話作家という新たな道を歩み出すことになるのです。特に「星の旅人」シリーズの人気は高く、多くの子供たちに愛され続けています。
一言:「その頃のお兄さん星には、ウサギだけが住んでいる国があってね、その王様が……」
▼その他
・占い師シルヴィス(白人/女/27歳/占い師)
先頭へ