基本情報
○解説
市東部に広がる傾斜地と高台にある住宅地で、中層市民が住民の大半を占めています。緑の豊富な落ち着いた街並みが続いており、市を一望できる高台からの景色は、絵画の題材としても古くから親しまれています。
▼分類
・無限坂:
主に住宅地(中上層〜中下層)
・階段街:
主に住宅地(中層〜中下層)
・丘通り:
主に住宅地(中層〜中下層)
▼無限坂
市場街の北にある露店通りを東に抜けると、急坂のある住宅地に差し掛かります。この坂では注意を払わずに歩いていると、いつまでも終わらない登り道に迷い込んでしまうという伝承があり、実際にこの近辺で定期的に行方不明者があらわれています。なお、昔から周辺の地域では、この無限の坂道を抜け出す方法が言い伝えられていますが、口伝えなので長い間に内容が変化しているらしく、老人たちの間でも意見は一致していません。
▼階段街
少し傾斜のきつい狭い坂道が多く、通りの各所に階段が設けられていることから、このように呼ばれるようになりました。全体に白壁の建物が多く、朝日を浴びるときらきらと輝いて見えます。郊外に近い辺りは、農家が住む家も多いようです。
▼丘通り
市内を一望できる高台にあり、南から北に向かってゆるやかに下る道となります。やや小さめの一軒家が多い住宅地で、周辺地域で働く労働者の一家が住んでいます。
○周辺地域
▼花冠の丘
市の東に広がる丘で、坂を登り切る手前辺りには密集した住宅地が広がっています。そこから少し離れた郊外の土地には、畑作や酪農を営む農家が住んでおり、周辺は見渡しのよい草原となっています。これより東に1kmほど進むと、ハーブや鑑賞花の栽培畑が広がる「ラベンダーの丘」に行き当たり、そのすぐ近くにはハーブ村として知られるフォレーゼ村があります。
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施設・名所
○種類
▼ねじれ坂
街の中ほどにある、家々の間を通るやや急な階段坂です。緩やかに左右に蛇行している上に、場所によって階段の高さが違っているため、慣れない人間は方向がわからなくなったり、足を踏み外したりすることがあります。
▼戻り坂
半円状に緩やかに曲がっている坂道で、道なりにそのまま進むと、やがて最初の入り口の辺りに戻って来てしまいます。途中に起伏があることから、初めて通る人間は下っていることに気付かないことが多いようです。
▼暗がり坂
家々の壁と生い茂る樹木の間を通る、曲がりくねった狭い階段坂です。夕暮れ時になると枝葉の向こうに、不自然に明滅する赤い炎が見え、ずっと自分の後を尾けてくるという話があります。目の錯覚だといわれていますが、長く伸びた影が自分とは違う動きをしたという話や、後ろから奇妙な足跡が追い掛けてくるという噂もあるため、用がない人はあまりこの道を通りたがりません。
▼緑風教会
丘通りの南側にある小さな教会です。ここの敷地には初等部の子供たちを教える分教場があり、近隣の子供たちが通っています。・関連:星ランプ祭、クリストファー=フェデリーヌ
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人物・集団
○人物
▼道しるべのルルゥ
種族:白人 性別:男 年齢:不明 職業:不明
居住:無限坂? 出身:不明解説:無限坂にいると伝えられる赤ら顔の老人で、無限の迷路に入り込んでしまった者の前にあらわれ、抜け道を探し出すためのヒントを与えてくれるという噂です。あくまでも伝説の中の人物に過ぎず、本当に実在するかどうかは定かではありません。また、彼自身も迷い人だという言い伝えもあるため、その言葉を信じていいのかはっきりしないようですが、多くの人々がこの老人の存在を信じているようです。
一言:「ほっほっほ、それではヒントを1つ差し上げよう……」
・関連:無限坂
▼クリストファー=フェデリーヌ
種族:白人 性別:男 年齢:34 職業:神官/法教会
居住:丘通り 出身:サナラーラ市解説:丘通りの南側にある緑風教会に住んでいる、いつも笑顔の優しい神官です。お菓子づくりなど家庭的なことが大好きなようで、子供たちからは「お菓子の神官さん」と呼ばれて慕われています。少々おせっかいなところもありますが、非常に親身になって相談に乗ってくれるので、信者たちはみんな彼のことを尊敬しています。
一言:「今日はカボチャのプリンをつくってみたんですが、よろしければどうぞおひとつ……」
・関連:緑風教会
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