基本情報
○解説
もともと市の北東部には酪農家などが住んでおりましたが、50年ほど前から新しい工場が建つようになり、現在のような産業区に発展しました。一帯には機械、紡績、縫製、食品加工など、様々な業種の工場が立ち並んでおり、大勢の人間がここに通って働いています。周辺の地区には工場労働者が住んでおり、密集して建っている安アパートやバラック長家で、貧しい生活を営んでいます。
▼分類
・船屋街:
工業地
住宅地(中下層〜下層)
・鉄鎖街:
工業地
・塚石通り:
工業地
住宅地(中下層〜下層)
▼船屋街
昔からゴンドラなどの小舟を作製する工房があった地域で、現在は輸送用の中型船なども製造されています。また、川沿いから離れた場所には、船具や釣り具などを製造する工房が集まっています。
▼糸巻き通り
製糸工場や刺繍工場が立ち並んでいる通りで、朝は通勤する女工たちで溢れています。
▼鉄鎖街
機械や鉄鋼などの重工業品の生産が行なわれている地区です。蒸気機関の煙がたなびき、巨大な動力ハンマーが騒々しい音が響かせています。
▼塚石通り
川沿いの空き地にあった塚から、由来のよく分からない石碑が大量に出土したことから、この名で呼ばれるようになりました。住宅地と工場地帯との境目にあり、朝は大勢の労働者がここを通って職場へと向かいます。
▼鶏鳴通り
今ではすっかり景色は様変わりし、通りの西側にはたくさんの工場が立ち並んでいますが、かつてこの一帯には多くの酪農家が集まっており、朝になると鶏の鳴き声が響いていました。今も近郊では酪農が営まれており、農家の木造家屋がまばらに散在しています。
▼よもぎ通り
よもぎ丘へと続く道で、人々がピクニックに向かう時に利用します。近辺では農家が酪農や果樹栽培を営んでおり、牧歌的な風景が広がっています。
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施設・名所
○種類
▼公共
石碑塚
▼ドラッケン技術社
ペトラーシャでは指折りの大会社である、ドラッケン社の元会長ザノアが出資している工房です。彼の趣味のためだけに存在している会社で、飛行船「スカイタートル号」の作製に取り組んでいます。・関連:スカイタートル号、ザノア=ドラッケン、クルス=アスフィン
▼ブルックス缶詰工場
コンビーフや調理済みのスープなどの製造を行なっている食品工場です。特にシロップ漬けのグラスベリーの缶詰が好評で、一部は国外にも出荷されています。
▼石碑塚
40年ほど前に、高さ2mほどある12の石碑がこの塚から出土し、ペトラーシャ中の注目を集めました。しかし、石碑のナイフで切り取られたような表面には、文字や記号といったものは全く刻まれておらず、周辺から他の出土品も出て来なかったため、その由来は現在もわかっておりません。今では人々の興味もすっかり失われており、ただ石碑が草地に並ぶだけの静かな土地となっています。
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人物・集団
○人物
▼ザノア=ドラッケン
種族:白人 性別:男 年齢:68 職業:趣味人
居住:古石街 出身:ペトルラーン市解説:ドラッケン商会の会長だった老人で、現在は息子に会長の座を譲り渡しています。彼は大空への夢を捨てきれず、引退すると同時に飛行船の作製を開始しており、完成後は世界を旅して回る予定でいます。飛行船「スカイタートル号」を所有しているのですが、その設計思想に無理があり過ぎたため(世界で一番お馬鹿な飛行船と言われています)、テスト飛行では郊外に不時着という結果に終わっています。スカイタートル号という名の通り、亀型をしているというところに非常識さを感じずにはいられませんが、「死んだばあさんが好きだった」とかで、外形を変えるつもりは全くないようです。
一言:「よし、お前さんも次のテスト飛行に参加ぢゃ!」
▼クルス=アスフィン
種族:白人 性別:男 年齢:23 職業:技師/飛行船
居住:古石街 出身:ペトルラーン市解説:「ザノア=ドラッケン」のもとで働く青年技師で、ペトルラーンの学問院からスカウトされてきました。現在は飛行船「スカイタートル号」の改良にいそしんでおり、寝る間も惜しんで働いています。優秀な人材であることは間違いありませんが、どこか抜けたところがあり、頭の上の眼鏡を1日かけて探したこともあるほどです。
一言:「不可能を可能にするのが科学というものさ!(どど〜ん)」
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