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社交系技能
  

説得世間話信用演技誘惑交渉言いくるめ質問駆け引き

技能解説

 能力値の【社交】を基準とする技能で、会話や社交術に関する行為の判定に用います。


■ 説得(一般)

 自分の主張を相手に納得させるために用いる技能です。これは〈交渉〉のように、相手との駆け引きを行うために用いるものではなく、自身の考えを誤解なく相手に理解してもらうためのものです。双方の主張が対立する場合は、〈説得〉同士の対抗判定に勝利しなければ、相手を納得させることは出来ません。
 〈説得〉による影響は、〈言いくるめ〉のように短時間しか保たないものではなく、長期において効果を発揮します。しかし、別人によって〈説得〉や〈言いくるめ〉が行われた場合、その効果が薄れたり考えを変えてしまう可能性があります。


■ 世間話(一般)

 人とうまく会話を進めるための技術です。この技能を用いることで、知りたい情報を短時間で聞き出したり、不特定の対象から効率よく噂話を集めたりすることが可能となります。また、長続きしそうな会話を切りのよいところで終わらせたり、逆に会話を引き延ばしたりといったことも出来るでしょう。
 判定にかかる時間は、1人から簡単に話を聞く場合には10〜30分、不特定の相手から噂を集めるような場合には3〜4時間、といった具合になるでしょう。このあたりは状況や話の内容によっても異なりますので、キーパーが常識と照らし合わせて決めて下さい。


■ 信用(一般)

 他人から好意的に思われるかどうかを判定するために用います。


▼安心
 相手を味方につけたい場合や、安心させるために行う判定です。これに成功した場合は初対面の人や警戒している相手から一定の信用を得たり、相手の同意や好意を引き出すことが可能となります。ただし、相手に警戒されるようなことや、信用を失うような行為を行った時点で、この技能の効果は消えてしまいます。


▼依頼
 知り合いに対して何か頼みごとをする場合に判定を行います。交渉のように駆け引きを主体とするものではなく、友人であることを理由に品物やお金を借りたり、これまでの業績や所属組織の信用度を利用して誰かを紹介してもらう、といった使い方が出来ます。


■ 演技(一般)

 嘘をついたり、何かを演じるための技術です。


▼嘘
 うまく嘘をつくための技術で、あやしい素振りや内心の焦りをまったく表に見せずに、人を騙すことが出来ます。その内容だけで嘘とわかる可能性がある場合には〈情報分析〉で、相手の顔色や口ぶりから積極的に嘘を見抜く場合は〈精神分析〉の技能を用いて、対抗判定を行って下さい。


▼演技
 違う人格を演じる時に使用します。〈変装〉や〈声色〉の技能を組み合わせることによって、実在する他の人物を演じることも可能です。演技かどうかを見破るためには、〈観察力〉の技能との対抗判定を行って下さい。


▼平静
 判定に成功すれば、心の動揺を巧みに隠すことが出来ます。精神状態を見抜くためには、〈精神分析〉を用いた対抗判定に勝利しなければなりません。


■ 誘惑(一般)

 自分を魅力的に見せて異性を魅了し、誘惑するために使用します。


▼好意
 判定に成功すれば、初対面の異性の気を惹くことが可能となります。また、日頃の態度から周囲にどう思われているのかを判断するために、この技能を利用してもよいでしょう。判定に成功している者としていない者では、異性は間違いなく前者の味方につくことになります。
 この技能による基本的な効果は、自分のことを気になる異性として意識させる程度にとどまります。相手の好みに合うかどうかはまた別の問題ですし、その後の態度次第では見限られてしまうこともあるでしょう。ただし、特に関係に変化がない場合、相手は好意的な態度のまま接してくれます。


▼誘い
 相手を言葉巧みに誘い出したり、その場の雰囲気づくりも含めた色仕掛けのために、積極的にこれを用いても構いません。ただし、前提条件として相手が自分に対して好意を持っており、他の技能よりも〈誘惑〉を用いる方が適当だと判断される場合に限られます。


■ 交渉(専門)

 値切ったり商談を行うなど、駆け引きを主体とする交渉に使用します。これは騙す技術ではなく、相手の欲するところを的確にとらえ、双方が納得する条件を判断するための技能です。なお、交渉を成功させるかどうかだけでなく、相手の発言から妥当な交渉ラインを判断するために、この技能を用いても構いません。
 自分が有利な条件で交渉をまとめるには、相手との対抗判定に勝利しなければなりません。ただし、明らかに損害が出るような取引き条件を承伏させることは不可能です。プレイヤーが持ち出した条件が明らかに不適当なものである場合は、キーパーは判定を却下して構いません。


■ 言いくるめ(専門)

 相手をうまく言いくるめて、自分の思い通りの行動を取らせる技術です。これを成功させるためには、〈情報分析〉や〈精神分析〉との対抗判定に勝利しなければなりません。言いくるめに成功した場合、相手は疑うことなくこちらの言うことを信じたり、深く考えず要求に応えてくれます。ただし、いくら口がうまいとはいえ、明らかに無理な要求をのませることは不可能です。
 言いくるめの効果は短時間しか保ちません。落ち着いて考えるだけの時間的余裕を与えた場合、相手は〈情報分析〉の判定を試みることが可能となります。そして、判定に成功すれば内容のおかしな点に気付き、自分が騙されていたことがはっきりとわかります。


■ 質問(専門)

 取り調べなどの場面で使用するもので、質問に対する答えをうまく引き出すことが出来ます。これは単純に1つの方法を知っているというだけではなく、どういった手法が相手に有効であるかを見極める技術も含まれています。実際にこの技能を使用している場面では、誘導尋問や恫喝を行ったり、時間をかけて相手の共感や信頼を得るなど、自動的に相手に合わせた手段を選択していることになります。
 これ以外にも、相手が何かを思い出すような場合に、その手助けとなるキーワードを提示したり、要領を得ない話の要点をうまくまとめて、正しく整理された情報を引き出す、といったことが出来るかもしれません。


■ 駆け引き(専門)

 これは演技、誘導、威圧、挑発、はったりといった手段を駆使して、相手より精神的に優位に立つために用いる技術です。これにごまかされないためには、〈観察力〉や〈精神分析〉による対抗判定で勝利しなければなりません。


▼威圧
 相手を脅かして要求をのませたり、目的を諦めさせることが出来ます。他にも、威嚇によって周囲の人を遠ざけたり、相手を特定の方向へと追い込むといったことも可能となります。当然のことながら、この場合は身なりや恫喝など、相手を怖がらせる要素がなければなりません。


▼はったり
 大げさなことを言って相手を圧倒したり、騙すことが出来ます。たとえば、近くに味方がいるようなフリをして敵を追い払ったり、凄い手段を隠しているような素振りを見せて時間を稼いだり、賭事において相手を惑わせるといった具合です。


▼挑発/おとり
 挑発によって相手を怒らせ、自分に注意を引きつけたり、冷静さを失わせたりします。対抗判定で勝利した場合、相手は周囲の変化に気づいたり、その他の対象からの影響を避けるための判定に、−4修正を受けることになります。また、おとりとなって相手を不利な場所に誘い込んだり、自分だけに攻撃するよう仕向けたりすることも可能です。


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