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生贄判定

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▼ 判定 ▲

 生贄判定とは、自分に降りかかる災いを他のPCに肩代わりさせたり、逆に他者が受けるはずの災いを自分で引き受けるために用いるものです。これは選択ルールであり、採用するかどうかはキーパーの判断に一任されます。


▼基本数値

 生贄判定に関連する数値には、衝動と依代の2種類があります。
 
・衝動
 正気度が減少した場合、失ったポイントの分だけ衝動の値が上昇してゆきます。

・依代
 自己フォロー、他者フォローにかかわらず、フォローアクションでミスをカバーされた回数分だけ、依代の値が上昇します。これは助けられた回数であり、自分がフォローを行った回数ではないので注意して下さい。なお、フォローが失敗したときは数値は変動しません。


▼衝動判定

 この判定に成功すれば、他者に不幸な出来事を肩代わりしてもらうことが出来ます。これは恐怖から来る自己防衛本能によって起こるもので、思わず誰かの後ろに隠れたり、逃げる時に誰かの足を掴んだりといった行動で表現されます。
 
・前提条件
 衝動の値が1以上になっている場合は、いつでも衝動判定を選択することが出来ます。

・宣言
 宣言は回避判定や抵抗判定を試みる前に行わなければなりません。この際、誰を生贄とするかを指定する必要がありますが、被害に巻き込まれる可能性がある対象に限定されます。

・判定の基準値
 判定の基準となるのは衝動の値となります。1度判定に成功すれば衝動の値は0に戻ります。

・修正値
 衝動判定には指定した相手の依代の値を修正値として加えることが出来ます。


▼依代判定

 この判定に成功すれば、他者が被るはずだった不幸な出来事を代わりに引き受けることが出来ます。
 
・前提条件
 依代の値が1以上の場合は、依代判定を選択することが出来ます。

・宣言
 助けようとする相手が被害を受ける前に宣言しなければなりません。

・判定の基準値
 判定の基準となるのは依代の値となります。1度判定に成功すれば依代の値は0に戻ります。

・修正値
 依代判定には指定した相手の衝動の値を修正値として加えることが出来ます。


▼シナリオの終了

 1つのシナリオが終わった段階で、衝動/依代は自動的に0に戻ります。


▼共有

 プレイヤーが望み、かつキーパーが認めるのならば、不幸な出来事を共有しても構いません。この場合、被害はそれぞれ半分ずつ受けることになります。


▼強制判定

 キーパーが認めれば、以下のような選択ルールを導入してもよいでしょう。
 
・衝動
 キーパーも含む全てのゲーム参加者は、PCとして参加している全キャラクターに強制的に衝動判定を行わせることが出来ます。この場合、影響力は強制判定を行わせた者が消費しなければなりません。
 指定された者は衝動判定を行わなければならず、成功した場合は自分でも思いがけない行動をとってしまいます。行動の内容については、キーパーと強制判定を行わせた者の間で相談して決めて下さい。この判定に成功した場合も、衝動の値は0に戻ります。

・依代
 キーパーも含む全てのゲーム参加者は、PCとして参加している全キャラクターに強制的に依代判定を行わせることが出来ます。この場合、影響力は強制判定を行わせた者が消費しなければなりません。
 判定は指定されたPCの依代の値を基準に行い、成功すれば他者を助けなければならなくなります。この判定に成功した場合も、依代の値は0に戻ります。


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