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▼基本
行為判定の結果が失敗だった場合、1度だけダイスを振り直してミスをフォローすることが可能となります。この判定をフォローアクションと呼びます。
・影響力
フォローアクションを1回試みるためには、1ポイントの影響力を消費しなければなりません。影響力は0〜10までの幅を取ります。
・行動の描写
フォローアクションに成功した場合でも、その前に失敗したという結果そのものが消えるわけではありません。たとえば信用の判定で失敗した時は、後から言葉を付け加えてどうにか言い繕ったという具合になりますし、木に登っている途中で落ちそうになった場合であれば、なんとか枝を掴んで立て直したというような描写を行って下さい。
行動の描写は基本的にフォローを行った側がしなければなりません。もし、どのようにフォローしたのかを説明できない場合、キーパーはフォローの結果を取り消すことが可能となります。
▼制限
・宣言
フォローアクションを行う場合、最初の判定に失敗した直後に宣言しなければなりません。宣言が遅れてしまった場合は、フォローを試みることは出来なくなります。
もし、この制限が厳しすぎると感じる場合は、キーパーの判断で時間を遡ってのフォローを認めてあげてもよいでしょう。ただし、1つの行動/1つの判定を間に挟む毎に、影響力を1ポイント余分に消費しなければなりません。ただし、これによってホラーとしての緊迫感が薄れる可能性もありますので、なるべく認めない方がよいでしょう。
・回数
1つの行動に対して、同じPCが2回以上のフォローアクションを試みることは出来ません。
・キーパーによる制限
キーパーがどうしても不可能だと思った場合は、フォローアクションを止めさせる権限を持ちます。
・特殊判定
フォローアクションは技能判定および能力判定にのみ適用されるルールです。抵抗判定や正気度判定などの特殊判定には適用されません。
▼種類
・自己フォロー
判定に失敗していた場合、フォローアクションに成功すれば自分の失敗を回復することが出来ます。これはプレイヤーの判断でいつでも試みることが可能です。
・他者フォロー
判定に失敗した仲間をフォローアクションによって手助けすることが可能となります。ただし、助けようとする相手(プレイヤー)に許可を得て行わなければなりません。また、複数のPCが同じ判定を行っていた場合、自分の判定に失敗した者が他者をフォローすることは出来ません。
▼判定と結果
・数値
フォローアクションの判定基準値は、その判定に関連するベース能力の値となります。たとえば登攀判定の失敗をフォローする場合は、敏捷を基準に1D20の判定を行うことになります。
ただし、専門技能に割り振っているポイントがベース能力に充たない場合は、判定値はその技能値までに制限されます。つまり、専門技能の技能値そのものを基準としてフォローアクションを行うことになるのです。
・成功
フォローアクションに成功した場合、現在の状況を1つ良いものへと変えることが出来ます。これによって、受けるはずだった被害を軽減したり、見逃すはずだった証拠を見つけたりといったことが可能となります。決定的成功が出た場合はそれ以上の結果を与えても構いません。
・失敗
フォローアクションに失敗した時はミスを回復できなかったということになり、行為の結果はそのままとなります。ただし、致命的失敗が出た場合に限り、現状より悪い結果に陥ります。たとえば、高い場所から落ちそうな仲間を助けようとした場合、自分も一緒に転落してしまうといった具合です。
最初の行為判定で致命的失敗となっていて、フォローアクションでも致命的失敗が出た場合、考えられる限り最悪の結果が適用されます。これは他者のフォローを行った場合も同様で、双方とも致命的失敗の影響を受けることになります。
▼関連ルール
フォローアクションの成功回数は生贄判定に関係します。詳しくは生贄判定について書かれたページをご覧下さい。
・依代の上昇
自己フォロー、他者フォローにかかわらず、フォローアクションでミスをカバーされた回数分だけ、依代という数値が上昇します。これはフォローした側ではなく、フォローされた側の数値が上がるということに注意して下さい。なお、依代はフォローアクションが失敗したときは変動しません。
SacrificeSyndrome-Rule