SAMBAの設定

 Vine Linux 2.0 を元に説明します。
 通常、linuxconfでGUIのような感覚で設定できるのですが、意味を少し理解してもらうためあえて設定ファイルを編集します。また、応用設定などはこの方法でしかできないと思います。
 ここでは必要最小限のファイルサーバとします。
 Windowsのワークグループを"VINELAN"とします。
 順番通り説明します。

/etc/smb.conf

 はじめに、ここでは変更箇所を赤い文字で表示します。また、"#"はコメントアウトとします。

[global] # 基本的なことを決めるセッションです。
coding system = sjis
# Linuxでファイルを見る場合ここは、デフォルトのままでもよい。
client code page = 932
workgroup = VINELAN
# 半角英数の大文字で書くこと
server string = Samba %v
encrypt passwords = Yes
map to guest = Bad User
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192
dns proxy = No
guest account = smbguest
# ゲストアカウントはお好みで
os level = 1

[homes] # /home(ユーザースペース)ディレクトリ以下の設定
comment = %U's Home directory
read only = No
browseable = No
# ここは、そのままで問題ありません。

[printers] # ネットワークプリンタ里設定です。不要な場合は行の先頭を"#"にしてください。
comment = All Printers
path = /var/spool/samba
print ok = Yes
browseable = No
# 設定する場合は、特に変更は必要ありません。

# Examples about other export # その他、各ディレクトリごとにユーザを割り当てたり共有する場合です。
# 今回は、共有するケースを説明します。
# また、"#"の代わりに";"を代用することもできます。

;[private]
; comment = Private space ; one can write one's own files.
; path = /home/samba/private
; read only = no
# デフォルトでは、このセッションは";"がついているので、消してください。
[public]
comment = Public space; anyone can write any files.
path = /home/samba/public # ディレクトリの指定です。
guest ok = yes
read only = no
; force group = public # このセッションは、";"をつけたままにしてください。
force create mode = 0664
force directory mode = 0775

;[tmp] # 必要に応じて、ここも";"をとっても問題ないでしょう。
; comment = Read only file space
; path = /tmp
; guest ok = Yes


ユーザーの設定

 LinuxをWindowsのファイルサーバとしてログインする場合、双方のIDとパスワードを共通にしなければなりません。
 LinuxでIDを発行する方法として、linuxconfでの設定が簡単なので、こちらを利用してください。
 コンソールでする方法を説明します。"#"はプロンプトです。ここでは、新しいユーザを"taro"とします。
# useradd -c taro
# /usr/bin/passwd taro
New UNIX passowd : *** ←何も表示されませんがここに入れます。
Retype new UNIX passowd : *** ←もう一度入れます
#


起動

# /etc/rc.d/init.d/smb start
これで、起動します。また、setupのシステムサービスの設定でsmbに"*"をつければ、起動時に常駐します。

作者より:間違っている場所がありましたら教えてください


[トップページへ]
2000/10/6