大田市場で起きてること
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10.3 東京都課長との話し合いを要約する
10月3日、東京都との再度の話し合いをした。
話し合いというより、これまで繰り返し質問してきた問題点を説明をして欲しい、
ということで、こちらから要請をした。
問題をクリアにしなければ、取引委員会に出席できない。
何故かと言えば、同じことに繰り返しは沢山だからだ。
新ルールが始まってから、セリ場では予想された問題が堂々と起きていて、
どうしてその点を無視して新しいルールを決めたのか?
それをはっきりさせないと、その土台の上に話を積み上げることは出来ないのだ。
話し合いの結果、問題が解決したかというと、何も変ってないことだけが分っただけ。
東京都はこれまでも十分な説明をした、と言う。
東京都の説明を要約すると。
予約相対分を総入荷量から除く、という5者会議の提案は、問題がある。
だから、最低の数量を決め、欲しいものがあったら組合いの方から具体的に欲しい花リ
ストを提出する。
これで、セリに花が出るようになるじゃないか、と言うのだ。
そして、とうとう、
希望の花リストを出さない組合の努力が足りないから問題が解決しない。
と言いだした。
これを、逆切れという。
これまでも何度か書いてる通り、最低箱数量では意味がない。
こちらからリストを出すと言っても、
セリに参加する400人あまりの花屋さんはそれぞれ趣味が違っていて、それを集約す
るなんてだれができるのか。
組合いに参加してない人もいるし、1週間前に花をい決めることができない場合も多い。
だから、すべての品種、品目で20%をセリに残す、というのがどうして不合理なのか
これを繰り返し質問し続けてるのだけれど
説明がない。
80%はセリに出なくてもいい、と言ってるのだから無理じゃないはず。
つい最近、りんどうの事件が起きた。
秋のりんどうが必用な花屋さんは多い。
それがごっそり抜けた。
この件は分かりやすく、東京都は卸売り業者に善処するように指導した。
しかし、キクとかリンドウとかグロリオーサ等、取り上げやすい花だけで花を構成
してる花屋はない。
花はもっと細かく種類は多い。
何故、ルールを変えなければならなかったか?
2006年に各団体が署名捺印したルールがあり、これで何故、いけないのか?
の説明は何度聞いても理解できるものではない。
恐らく、説明してる東京都庁も分からないんだと思う。
分からないが、自分の責任で新しいルールを決めます、と宣言したからには
間違いでしたとは言えないのだと思う。
インターネット販売が取引かそうでないか問題。
東京都の解釈では、取引ではなく受発注をしてるだけ、とのこと。
しかし、クリックされた花は確実にだれかのものになる。
クリックしたらキャンセルは出来ない。
予約相対(細かい情報がついたリストで買うので相対取引との違いは時間だけ)が
相対の画面に変り、前日の7時の画面では、すでに相対による取引が行われていて、
これもだれかのものになっている。
ルールで決められてる相対時間は、当日の0時〜5時なのに、ルール通り相対を
しようとしても、すでにゼロになってる花も多い。
東京都が再三言う、20%は守ってる、という意味は、花(キク、バラ、ユリ、
カーネーション、ルスカス、ウンリュウヤナギ、プロテア、ユーカリ等、すべて
取り混ぜて花、つまり、市場で取引される植物)の全数量の20%は出してます、
という意味だ。
意味ないじゃん、と言っても、必ずそれを言う。
こういう人と話しをして、言葉が通じるのか?
だから
取引委員会に出て話し合いでルールを決めたじゃないか、
と言われたくないから出られない。
そういうことです。
まとめへ続く
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