「世界ひしゃげ発見」のトップページやこのページについているアクセスカウンターは
Netscape Navigator (2.0 以降) や Internet Explorer (3.0以降)で見ると、
アニメーションになっています(それ以外のブラウザからはテキストカウンターとして見えます)。
これは GIF アニメーションによって実現されています。
この GIF アニメーションによるアクセスカウンター (anicounter) にはほぼ全自動でインストール出来るスクリプトを備えていて、CGI と SSI が使えれば誰にでも簡単にインストールできます。 |
anicounter の特長 |
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anicounter を動かすのに必要な環境 |
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(*1) Perl のバージョンは shell から perl -v と入力すれば表示されます。 |
インストールの手順 |
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0. 準備/確認事項 |
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anicounter をインストールする前に、次の事を確認しておきます。 |
(1). あなたのページの URLURL は一般的には、 http://domain.name/~user/という形をしていて、その下に例えば、 http://domain.name/~user/hogehoge/fuga.htmlといったように、さまざまなページやデータがあるわけです。 その一番根っこの http://domain.name/~user/を確認しておいてください。
以後の説明では、例として私の
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(2). WWW サーバー上の HTML ディレクトリあなたのページの HTML ファイルが置いてある WWW サーバーのディレクトリを確認してください。 普通は ~user/public_html またはのはずです(~user は各ユーザーに割り当てられたホームディレクトリ)。 例えば私の場合、 ~isaacrc/htmlです。例えばこの説明ページの URL は http://www.big.or.jp/~isaacrc/anicounter/index.htmlですが、これは WWW サーバー上では ~isaacrc/html/anicounter/index.htmlになります。
URL と同じく、以後の説明では、例として私の
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1. カウンターの設置ディレクトリを用意する |
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anicounter を設置する専用のディレクトリを用意します。
このディレクトリは WWW からアクセスできなければいけません。つまり、
0. で確認した HTML ディレクトリの下に無ければいけません。
ディレクトリの名前は (ディレクトリ名として許されるものであれば) 自由です。 また、HTML ディレクトリのすぐ下である必要もありません。 HTML ディレクトリが ~user/public_html なら、例えば、 ~user/public_html/anicounter とか、など、自由に決めて構いません。
以後の説明では、私の場合を使って
このディレクトリの WWW での URL を確認します。 0.-(1)で確認したのURLが http://domain.name/~user/で、カウンターの設置ディレクトリが ~user/public/html/counterなら、このディレクトリの URL は http://domain.name/~user/counterになります。この URL のうち、「http://ドメイン名」を除いた部分、つまり、 http://domain.name/~user/counterの青で示した "/~user/counter" が後で必要になります。 先ほどの私の場合なら、 http://www.big.or.jp/~isaacrc/anicounterの "/~isaacrc/anicounter" になるわけです。
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2. ログディレクトリを決める |
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anicounter が使用するカウントデーターやアクセスログのファイルは、
ログディレクトリに作成されます。またアクセスログのビュアーもこのディレクトリに置かれます。
ログディレクトリは 1. で決めたカウンタ設置ディレクトリの下に作られます。 このディレクトリの作成はインストーラーが行いますが、名前は自分で決めなければいけません。 ログディレクトリの名前を秘密にしておけば、アクセスログを覗かれることはまず無いはずです。 (システム管理者は別ですが)。 ログディレクトリの名前は、英数字、および '.' の自由な並びです。 例えば、 logといった具合です(秘密保持のために、上に挙げた例はそのまま使わないでください)。 以下の説明では、例として、'log' を使います。つまり、 ~isaacrc/html/anicounter/logです(実際の私のログディレクトリとは違います。念のため)。 |
3. インストールスクリプトを入手する |
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インストールスクリプトは anonymous FTP
にあります。60KB 程の大きな Perl スクリプトで、 必要なプログラムやデータはこの中に全部含まれているので、他のプログラムは必要ありません。 これを 1. で用意したディレクトリに置きます。 いったん自分の PC にダウンロードしてもいいですし、 直接 ftp で持ってくる、という方法もあります。 |
4. インストールスクリプトを実行し、必要な項目を入力する。 | |||||||
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カウンタ用のディレクトリから
perl install.plを実行します。すると、 url security string :と表示して入力を促してきます。
ここで入力するのはカウンターを他の人のページで勝手に使われないようにするための URL 指定です。ここで入力した文字列からはじまる URL 以外のページで anicounter を勝手に使ってもエラーになるようになっています。 通常ここには 0.-(1) で確認したあなたのページの URL を入れます。 つまり私の場合なら、 http://www.big.or.jp/~isaacrc/を入れます。そうすれば、URL が "http://www.big.or.jp/~isaacrc/" からはじまるページ、つまり私のページでのみ anicounter が使えるようになります。ここで http://www.big.or.jp/とすれば、私の利用しているプロバイダ big net の全てのページから anicounter が使えるようになるわけです。 というわけで、"http://www.big.or.jp/~isaacrc/" を入力してやると、今度は CGI directory :と聞いてきます。
これには 1. で確認したカウンター設置ディレクトリの URL、つまり、 私の場合なら http://www.big.or.jp/~isaacrc/anicounterの青字部分、つまり /~isaacrc/anicounterを入力します。 この時最後に '/' を付けないでくださいこの文字列はインストールが完了した後、 ページにカウンターを貼り付けるときも必要になるので覚えておいてください。 さて、これを入力すると今度は log directory :と聞いてきます。
ここで入力するのは2. で決めたログディレクトリの名前です。 私の例なら、 logを入力します。 以上の3項目を入力すると、入力した内容が改めて表示され、 OK? (y/n)と確認を求めてきます。
ここで、入力内容に間違いが無ければ、y を入力します。 間違えていた場合は、y 以外を入力すると (ただ Enter キーを押してもいい)、 最初から入力し直せます。 y を押すとインストールがはじまり、さまざまなプログラム、データ、ディレクトリが作られます。
これでインストールは終了です。生成されたファイルを確かめてみましょう。
ログディレクトリの名前 (この例では log) と各ファイルのサイズは違っていても構いません。 各ファイルやディレクトリのパーミッションが間違っていないか調べてください。 確認したらインストールは終了です。 |
6. 自分のページへのカウンターの貼り付け | |||
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カウンターの動作テストが終わったら、いよいよ自分のページにカウンターを貼り付けます。
そのためには新しいカウンターの id (=名前) を決めなければいけません。
カウンターの id は英数字と '_'(アンダースコア) からなり、長さには特に制限はありません。 そして他のカウンターと重複しないようにする必要があります。 メインのページのカウンターには 'main'、趣味のページには 'hobby'、自己紹介には 'profile' など、内容の分かる名前にするのがいいでしょう。 id を決めたら、その id のカウンターのためのデータファイルを作成します。 作成といっても簡単で、 カウンターのディレクトリで initcounter.pl というスクリプトを実行するだけです。例えば main、hobby、profile という3つのカウンターを作りたければ
を実行すれば良いのです。 今まで別のカウンターを使っていて、 そのカウント数を引き継ぎたいときは、id の後に =カウント数 を付ければ OK です。 その数からカウントします。 例えば、main は 1000 から、hobby は 500 から、profile は 250 からカウントさせたければ、
これで大丈夫です。main のページの次のアクセスは 1001 になります。 さて、データファイルが出来たら、自分のページにカウンターを貼り付けます。 例えば main.html に main という id のカウンターを取り付けたいときは、main.html の適当な位置に
という記述を加えます。青字の "/~isaacrc/anicounter" の部分は実際には4. の CGI directory : の項目で入力したカウンター設置ディレクトリの URL の /~user 以降を入れます。 緑字の "main" はカウンターの id です。 この <!--....--> の記述は SSI によってカウンターの画像を貼りつける <img> タグに置き換えられます。ですから、<!--....--> の部分を <img> タグであるかのように考えて、うまくレイアウトされるような場所に記述してください。
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より進んだ使用法 |
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1. オプション | ||
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anicounter には、というより SSI スクリプトの ctdrive.cgi
にはさまざまなオプションがあります。例えば、先ほどの例、
に mode=hidden というオプションを加えて
とすると、このカウンターは表示されない隠しカウンターになります。 表示はされませんが、アクセスログはとられていて、ログビュアーで見ることができます。 このようにオプションは &オプションの名=オプションの値という形をしていて、必要に応じていくつでもくっつけることができます。 |
2. オプション一覧 | ||
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mode | animation、 text、 hidden |
カウンターの表示モードを指定します。 mode=animation でアニメ GIF による表示になります。 mode=text でテキスト(普通の数字による)表示になります mode=hidden で表示しなくなりますが、アクセス記録はとっています(隠しカウンター)。
指定しなければ、ブラウザの種類に応じて text または animation が選ばれます。 |
log | on、off |
アクセスログをとるかどうかを指定します。
log=on でログをとり、 指定しなければ on です。 |
igreload | on、off |
同じ人による連続アクセスを無視するかどうかを指定します。
igreload=on で連続アクセスを無視します。 指定しないときは on になっています |
columns | 5〜8の数字 | カウンターの桁数を指定します。 指定しなければカウント数に応じて自動的に桁数が変わります。 |
browser、 referer、 remote |
--- | テスト用のオプションです。実際に使うことはまずないでしょう。 |
anicounter の <!--#...--> の記述は通常、<img> タグに置き換えられます。
以下のオプションは <img> に付けるオプションを指定します。
<img> タグのオプションについては HTML の解説書などをお読みください。 | ||
align | right、left、 |
<img> タグに align= オプションを付けます。
指定しない場合は align= option は付けません。 |
border | カウンター画像の周りの枠の幅 |
<img> タグに border= オプションを付けます。
指定しない場合は border= オプションは付けません。 |
width、 height |
カウンター画像の幅、高さ |
<img> タグに width=、height= オプションでサイズを指定します。
指定しない場合は桁数に応じて自動的に適切な width=、height= オプションがつきます。 |