ルーファス:そこのきみ!
セシル  :はいはい、勧誘も大変ですね。
ルーファス:…わかってくれるか。
セシル  :でもやけに熱心なんですね。
ルーファス:実は廃部の危機でさー。なんとか部員集めないとね。
セシル  :ふーん…なんてアカデミーなんですか?
ルーファス:よくぞ聞いてくれた!我らはウィザーズアカデミー、魔力を世のために使うことを目的とした由緒正しきアカデミーだ!
セシル  :なんかすごいところですね。ボクにつとまるかな?
ルーファス:まあクエスト解き部みたいなもんだしさ、どうせ冒険者をめざすなら今から慣れておいたほうがいいと思うぞ。えーと…男だよな?
セシル  :は?…そうですけど。
ルーファス:ならどーんとぶつかってみてだな。自分を高めていこうと
セシル  :……。
ルーファス:…どうかした?
セシル  :は?あ、あはは。先輩ボクの耳のことはなんとも言わないんですね。
ルーファス:ああ、確かにエルフが人間の世界に入ってくるなんて珍しいね。
セシル  :ボクまだあんまりこっちの世界に慣れてないし、アカデミーやってる暇なんてあるかなあ。
ルーファス:おいおい。
セシル  :引っ越しの後片づけもまだだし…。

選択肢
  1.それなら俺が手伝ってやるよ。
  2.うちに入ればすぐに慣れるよ。
  3.だったら最初から思わせぶりなことするんじゃねえよ!

1.
セシル  :い、いいですよそんな!
ルーファス:遠慮するな!同じ部の仲間じゃないか。
セシル  :まだ入るなんて言ってませんよっ!本当にいいですから!
ルーファス:まあまあ…なにか見られちゃまずいものでもあるの?
セシル  :ギク。
ルーファス:Hな本の一つや二つ気にするなよ。男なら当然…
パンッ
セシル  :ふんっ!
ルーファス:痛…なんなんだよ!

2.
セシル  :それはそうかもしれませんけど。
ルーファス:だろ?頼む、この通り!
セシル  :…先輩、3年ですよね?なんで廃部寸前のアカデミーのためにそこまで一生懸命になるんですか?
ルーファス:俺だって人並みにアカデミーに対する愛着心ぐらいあるよ!それに…
セシル  :それに?
ルーファス:なんだかいいじゃないか。こうやって一から部員集めてアカデミーやるのって。
セシル  :先輩…。
ルーファス:俺、S&Wに入ってから大したことしてないし…なんか形を残したいなーなんて。
セシル  :……。
ルーファス:は、ははは。ちょっとかっこつけすぎか。
セシル  :いえっ!そんなことないです!あ、ボクセシル・ライトっていいます。
ルーファス:俺はルーファス・クローウン…え!?入ってくれるの?
セシル  :はい!よろしくお願いします!
ルーファス:やったあ!

3.
セシル  :わ、悪かったですね!だって…。
ルーファス:なんだよ。
セシル  :先輩があんまり一生懸命だったから…ボク…。
ルーファス:男にそんなこと言われてもうれしくないぞ。
セシル  :悪かったな!
ルーファス:あ、いやごめん、きみだって十分かわいいよ。
セシル  :ふざけるなぁっ!
パンッ!
ルーファス:ああ〜俺ってバカ…。



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