三尾

1994年11月16日撮影

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 都の北西、文字通りの山奥に高雄(たかお、高尾)・槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)の、合わせて三尾(さんび)と呼ばれる場所があり、それぞれ神護寺・西明寺・高山寺の三つの寺があります。日本でも有数の紅葉の名所であり、お土産の「紅葉の天麩羅」がTVで紹介されていたのをきっかけに行って参りました。
 普通なら竜安寺・仁和寺あたりからバスで10〜20分程度なのですが、あまり本数がなくしばらく待つようだったので、バス代をケチるため自転車で半分まで登り、そこからバスで。名所だけあって社内は満員、帰りのバス停にも行列ができてました。


 バス停を降り、土産物屋の立ち並ぶ石段を下ると清滝川に出ます。三尾を曲がりくねって流れるこの川はその名の通りの清流で、川魚料理も出されてました。下流にて保津川に合流。
 この写真は高雄橋から。



 高雄橋まで降りると今度は坂を登り、茶屋を横目に見ながらしばらく歩くと神護寺の山門へ。
 かなり急な石段で、真っ赤に色づく紅葉が覆うように出迎える…と思いきやまだそれほど紅葉してない。



 神護寺内・地蔵院。そこそこ色づいてはいますが、三尾の中でも一番低いところにあるせいか満面の紅葉とは行きませんで…。



 神護寺をひとまわりした後、清滝川に沿って少し歩き、槙尾の西明寺へ。ここはどちらかというと小さなお寺です。境内だけなら自由。



 紅葉に囲まれた鐘楼。



 続いて栂尾・高山寺へ行くのに15分くらい歩きました。しかも歩道の狭い道路で、観光客の車がひっきりなしに通るので危ないったら…。



 最も山奥にある高山寺。森閑とした山道を登って降りて一回りしてくる形になります。
 写真は有名な石畳道。



 金堂…だったかなぁ?  山道以外には「石水院」という、後鳥羽上皇の学問所を移したものがあったのですが、拝観料500円と高かったので見送り。「あまり見るもの無かったな」と思いながら帰途につきました。
 が、よくよくガイドブックを見たら石水院にはかの有名な漫画の元祖「鳥獣人物戯画」があったらしい…。(見られるのは模写だけど) 行ってくりゃあ良かったァ! 駄目ですねー貧乏学生は。



 結局思ったほど紅葉してなかったのが心残りで、一週間後に再度登山することになったのでした。→その2へ



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