○キャラ設定
(カッコ内は年齢)
フェスタ フェスタ・コレッロ (14)

主人公。設定はあらすじ参照。素直で純粋。お人好しで、頼まれると断れない性格。冒険のことになると熱血する。また壁に当たると結構悩む性格。まだ実力は足りないが、熱意を頼りに何とかそれに見合う実力をつけようと奮戦中。
武器は「万能杖」(フレッシビレ・カンナ)。狭い場所では真ん中から分割でき、また先端を外すとロープで本体と繋がっており、投げて引っかけて引き寄せたりできる冒険者用の道具。
家は鍛冶屋で、頑固な親方の父親と肝っ玉母さんの母親、それに父の徒弟が3人と、姉のピアナの7人暮らし。
一人称は「僕」。シスコン。
ピアナ ピアナ・コレッロ (14)

フェスタの双子の姉。妹とは逆…というか自然と相互補完的に育ってきたため、物静かで控えめ、料理上手で家庭的な性格をしている。
家族一緒の平穏な日常を愛しており、本音を言えば妹に危険な冒険者になんてなってほしくはないが、それを隠して姉としてフェスタを応援している。
穏和で頭も良く、周囲からも信頼されている。他人のフォローが上手い。
ミーノ ミーノ・リコルディ (14)

友人その1。家は港にある酒場で、フェスタとは幼馴染み。
お喋り好きで、起きている間はほとんど休みなく喋っている。貿易商人や旅人が集まる酒場の娘だけに結構怪しい遺跡とか謎の伝説とかの話も流れてきており、フェスタにとっては有り難い相手。
明るくて快活だが楽しければそれでよく、かなりいい加減な性格。深刻な話を持っていくと逃げるので、相談事には役に立たない。
カレーニャ カレーニャ・ピエンテ (15)

友人その2。龍人族。南方にある火山に一族と一緒に住んでいたが、田舎暮らしを嫌って街へ出てくる。宮廷魔導士になってがっぽり稼ぐという野望のためアロッツィの魔術師ギルドで修行中。
クールでキツく、歯に衣着せない性格。悪気はなくとも言いにくいことをズバズバ言う。誠実で嘘はつかないが、結構怒りっぽい。特にリエーレに対してはいつも苛立たしさを覚えている。
精霊魔法の使い手。火の精霊と仲が良かったが、日常の仕事ではあまり使えないため、現在水や風の精霊と必死でコンタクトを取っている。
危機が迫ると巨大なドラゴンに変身するとか何とか。
リエーレ リエーレ・フィオリーニ (13)

魔女ヴァザーリ婆さんの所へ魔法の修行に来ている女の子。母親がピスティア共和国の顧問魔導士で、一人娘の彼女も宮廷魔導士となるよう母の期待を一身に受けている。
が、当人が期待をプレッシャーに感じるタイプであり、しかも人と話すのが苦手、人が見ていると緊張し、物事を何でも悪い方に考えがちとあっては、精神がものをいう魔法が上手くいくはずもない。毎日毎日失敗ばかり、本当は魔導士になんてなりたくもないのだが、親の機嫌を損ねるのが怖くて言い出せないでいる。
内向的で自虐的。いつも周囲の視線を気にしていて、失敗すれば数ヶ月は引きずり、毎日何かしら落ち込んでいる。何度か自殺を図ったこともあるがそのたびに怖くなって失敗。今も鬱々としながら日々を送っている。
明るくて前向きなフェスタに憧れているが、それがまた自分を嫌にさせる。
ロッタ ロッタ・パレッソ (14)

獣人族。フェスタ同様冒険者を目指す女の子。フェスタにとってはライバルだが、獣人族のパワーと敏捷性を前に分が悪く、勝負をすればたいがいフェスタの負け。
自信家で体力派。頭はあまり良くないが、野生のカンは鋭い。
会うたびにフェスタをコケにする嫌味なライバル。だが冒険に対する熱意は他に勝るとも劣らず、フェスタ以外に対しては結構いい奴。
東に浮かぶペロイア島の出身で、ペロイア方言を話す。作中では便宜上関西弁で表現される。
レアルト レアルト・エンツィオ (16)

本名アリーネ・サヴィナーロ。レアルトは自分で勝手に名乗っている名前。
昨年までこの地方を支配していたサヴィナーロ家の第4女だったが一族の暴政を目の当たりにして変貌、密かに陰謀を巡らせて親、兄、姉ともすべて殺害。民衆を救うものの同時に肉親殺しの悪魔の名を着る。
その後アロッツィの街へやって来て魔道具(マーゴ・アルティコーレ =マジックアイテム)の発明を始める。冷静で冷徹、皮肉屋にして毒舌家、好んで敵を作るという性格の悪さ。他人にも自分にも容赦なく、悪党に対しては殺すことも躊躇わない。
天才。絶大な魔力と強固な意志、深遠な魔法知識を持ち合わせており、政治、経済、科学、建築その他にも通ずる万能人(ウオーモ・ウニヴェルサーレ)。その魔道具は強力で、素人でもプロの戦士数名を相手にできるほどであり、フェスタもそのへんに釣られるのだった。
ちなみにかぶってる帽子は魔道具『アンサルディの盾』。周囲に見えない壁を作り、物理攻撃に対しては無敵。
ルチェリ ルチェリ・サヴィナーロ (12)

セイレーンと人間のハーフ。前領主が妾にしたセイレーンとの間の子で、レアルトの腹違いの妹。
「海の魔女」と呼ばれ不吉なものとされるセイレーンの子ということで周囲から白眼視され、誰からの愛情も受けないまま育つ。あげくの果てに姉が一族を滅ぼしてしまい、ショックですっかり心を閉ざしてしまった。今は孤児院にいるが、他人とは決して打ち解けようとしない。姉を敵視しているが、向こうからは相手にされてない
セイレーンだけにその歌声は天使もかくやと思わせるものらしいが、聞いた者はいない。

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