プリズムコート


 主人公は元全日本ながら怪我で引退した女子校の教師。6人しかいない上にくせ者ぞろいの弱小バレー部のコーチを引き受け、全国制覇を目指す…。
 やる前は「なんか地味っぽいなー」と思ってましたが、面白いです。 派手さはなくともしっかり練り込まれた秀作でした。普通ギャルゲーというとキャラやシナリオを知るのが第一で、実際のプレイはそのための作業の感も強いのですが、プリコーは久々に「やってて純粋に面白い」ゲームですね。

 特徴としましては
育成が面白い。 最初は遅い動きに低いジャンプ、アタック打たれれば確実に点を取られるようなチームだったのが、パラメータを上げれば加速装置なみのスピードに鉄壁のブロックを持つ選手達へと変貌します。しかも試合で実際の動きを見ることでそれを実感できるのが大きい。難易度も程良く、ローテーションを考えれば6人全員を強くしないと試合には勝てないので単調になることはないです。
キャラ・シナリオがいい。 それぞれの個性が際だっており、シナリオもスポ根、ラブコメ、友情など各キャラクター性を盛り立てる方向でバリエーションに富んでます。ただ大ハマリするようなキャラはあまりいないかも(^^; どちらかといえば平均してレベルが高い印象。
女の子の横の繋がりがある。 パラメータ的にもキャラ間に友好度があって試合に影響するし、シナリオでも主人公と1対1になることはなく、必ず仲間が重要な役割を占めます。これが女の子の友情が好きな私には感涙ものでした。
またメインキャラそれぞれに主なライバルとなる相手選手がいるのも良。
絵が中嶋敦子。 アニメ絵が好きなアニメファンなら文句なし。CGはそれほど綺麗なわけでもないが十分水準はクリアしてます。(あかりのXmas絵が一番力入ってるかも)。 数もそこそこ。
声優が豪華。 といっても取りあえず豪華声優集めましたという訳ではなく、冬馬由美のボーイッシュ、丹下桜の病弱健気娘、久川綾の無表情娘など割と今までにないキャスティングに挑戦し、かつ思いっきりハマってます。新しい一面はファンなら必聴。

 ってとこでしょうか。詳しいゲーム内容はオフィシャルページとそのリンク先の各ファンページを参照のこと(^^;
 いいゲームですがマイナーなようです。勿体ないですねー。取りあえず布教のためにこのコーナー作りました。



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