中央アルプス/滑川/A2沢

関西岩峰会/梁瀬


<山行日> 1999年12月11日(土)<記録> 梁瀬



 梁瀬@関西岩峰会と申します。

11日の土曜日に中アの滑川A2沢に行ってきましたので、私も僭越ながら氷結情報等の提供をさ せて頂きく思います。

 まず、A2沢や奥三ノ沢方面のアプローチに関してですが駒ケ岳2合目登山口から登山道を2〜 30分歩くと舗装された車道に出て、この車道を歩いていくと敬神ノ滝小屋に行けるようになっ ていました。(この車道がいつ頃出来て、またどこからきているのかは不明。たぶん登山口のと ころの道路につながっていると思います。)

 我々はこんなところに車道があるわけない、と思い滑川におりて工事用や植林用の間際らしい テープに惑わされ2時間近くうろうろしてしまいました。敬神ノ滝小屋から上も車道は続いており、 結局車道をドンつきまで歩いてドンつきからそのまま滑川本谷に入りました。(ドンつきでは砂防 堤の工事が行なわれており、そのための工事用車道と思われる)

 滑川本谷の積雪状況は入渓地点付近ではうっすら乗っている程度(数センチ位)、A2沢出合付 近で10センチもなかった程でしたが、細かい段差が雪で見えなくなってしまっていたため、全 体的に非常に歩きにくい状態でした。 本題のA2沢の氷結状態ですが、全体的に概ね良好でした。

 F1は全く問題無し。核心のF2は3本の氷柱からなっており、左は下までつながっておらず、 真ん中、右が下までつながっておりました。遠目から見たら右が一番しっかり氷結しているように 見えましたが実際取付いてみるとガサガサのつららの集合体だったので放棄し、真ん中から登りました。

 真ん中は右の氷柱にステミングをきめながら登れるので技術的には難しくなかったですが、ザク ザクのかき氷状態でスクリュウが信用できず一歩一歩が躊躇われました。また水もしたたり落ちて くるのでビシャビシャになってしまいました。

 F3は一見ベルグラっぽく見えましたが、実際登ってみるとスクリュウもしっかり入り、全く問 題ありません。おまけの滝は タイムリミットで登りませんでしたが、F3の懸垂支点から遠目に見 る限り、ハングした岩から太い氷柱が地面まで垂れ下がっていたので、まず間違い無く登れると思 います。

 我々は、「あんな氷柱、数メートルしか無いし、しかも左から簡単に越せるじゃねーか!?。逆 に氷柱を登るほうが何か強引で変だな。」とイソップ童話の「すっぱい葡萄」的言い訳をしながら とっとと懸垂下降してしまいました。


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